どうもたんたん(@tantan4423)です。
保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
介護派遣をしていた時に常勤の職員から「ずっと派遣で不安定な働き方をするの?」と言われた事があったけど「常勤で上がらない給料の中で働き続ける方が不安定ではないのか?」と思ってしまう。その時々で最適な働き方をするのが安定であって、「正社員だから安定」と思考停止する方が危ない
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) February 27, 2021
介護派遣をしていた時に常勤の職員から「ずっと派遣で不安定な働き方をするの?」と言われた事があったけど「常勤で上がらない給料の中で働き続ける方が不安定ではないのか?」と思ってしまう。
その時々で最適な働き方をするのが安定であって、「正社員だから安定」と思考停止する方が危ない
派遣という仕事をしているとよく「ずっと派遣をしていくつもりなの?」という言葉を聞きます。
「余計なお世話」だとは思いますけど、ぶっちゃけ常勤介護士は派遣介護士の事を見下しているのは事実です。
そもそも自分たちが良い環境でいい給料をもらって働けているなら他の職員がどう働いていようが関係ないですからね。
今回は介護士さんの正社員思考に疑問を呈する記事にしていきたいと思います。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
介護派遣より常勤の方が不安定である

最低賃金に近い常勤の介護士は多い
介護派遣の時給は都内で1500円が普通になっていて比較的に高額です。

その一方で常勤の介護士の給料を働いた時間分で割ってみると最低賃金並みになってしまう現実があります。
もちろん常勤には以下のような特権があります。
- ボーナス
- 多くの残業
しかしサービス残業が横行しているので時給換算したら、国の定める最低賃金以下なんてこともあります。

介護派遣の時給の水準は結構高い
働いた時間に応じて給料がもらえているのは介護派遣です。
特に夜勤専従という働き方は月に長時間の残業をしている常勤の人よりも多くの給料をいただく事ができます。
介護士は夜勤で稼ぐのが鉄板です。
実際に僕が介護夜勤で働いていた時は一回の夜勤で3万円ほどいただいていました。
介護夜勤について解説した記事もありますので合わせて読んでみてくださいね。

「あえて派遣」という人は多い
やっぱり働くなら少ない時間でたくさんの金額を稼ぎたいです。
そのために自分で働き方を工夫した結果として介護派遣を選択した方も多いと思います。
僕も自分の生活費を計算して、派遣でできた時間を活用して副業をしようと思っていたので、派遣が都合よかったから派遣で働き始めました。
「正社員が安定」とか言われますけど、雇用の安定性で言えば人手不足である今派遣でもそこまで変わらないと思います。

派遣介護士は優遇される事が多い
そう思えば常勤が介護派遣を見下す風潮があるのは完全に雰囲気だけということになりますね。
時給が高いという事はその労働市場における価値が単純に高いということであるのは事実です。
実際にSOSを出している施設への救世主的役割が派遣なので受け入れ態勢がしっかりしていないと派遣をストップさせられてしまう可能性もあります。
派遣は外部からくる労働者で直接雇用されていないので、切られる心配もあります。
それでも多くの施設が受け入れてくれますし、自分から切ってより良い施設にいくこともできるので施設の理不尽に無理に従う必要もないです。
それに加えて常勤より給料が高いことも多いので、派遣会社からは「給料の話をしないように」と念を押されることもあります。
そう考えると常勤からすると「自分はこんなに頑張っているのに楽している人より給料が少ないんだ?」と不満があるかもしれないですね。

本当の安定とは「どこの施設でも働けること」である

介護派遣は細かいことを考える必要がないです。
とにかく素早く与えられた仕事をこなせばいいわけです、
変に周りの人間関係を考えながら動いたりする必要はないです。
個人の力があれば派遣でも安定して高い賃金をもらえる
派遣は周りの職員との強いつながりはないので、チームプレイという意識よりかは個人としての能力が問われる感じになります。
もちろん派遣はプロフェッショナルという前提で派遣されるので期待を裏切らないような働きをするべきだと個人的には思っています。
といっても特養で1年勤めたぐらいの経験があれば十分に他の施設でも通用すると思っています。
実際に僕も特養で基礎的な介助を学んで、そこから他の施設に行ったのですけど結構評価してくれて時給アップにつながりました。

派遣を無下にする職員の心理は「嫉妬」である
出来てしまえば基本的に文句は言われないですし、何か言われても「やることはやったので」といえば大丈夫です。
派遣社員は直接施設に雇われていないので無下に扱おうとする人がいた時点で派遣会社と施設の間の信頼問題に関わってくるので、基本的に守られています。
同じ場所で違う条件で働いている人をみて愉快に思わない常勤介護士は多いとは思います。
実際に常勤介護士はいろんな職種や人間関係に板挟みになっていることが多いです。
本当に必要かわからない作業を上から「やれ」と言われたからやっていることに対してフラストレーションを溜めているかもしれないですね。

正社員でも待遇が悪かったら意味がない

多くの大人が勘違いしているかもしれないですけど、正社員になったら立派な大人みたいな考えやめませんか??
正社員でも給料が少なかったら意味ないです。
一回自分の給料と働いた時間で時給換算するべき
特に介護士に関しては正社員で働くよりも派遣で働いた方が時給換算した時に高くなります。
その事実を知っていなかったら単に損しているだけです。
知っているのに「正社員は偉い」根拠のない自信のために現状を打破しようとしないのは思考停止以外の何者でもないと思っています。
わざわざ雇われて仕事をする理由として「楽しく生活するため」というものがほとんどだと思っています。
時給が低いと多くの時間を犠牲にしないと生活をすることができないし、それなら時給をあげて少ない時間で最大限の収入を得ようと思えないのがよくないと思っています。

承認欲求を得るための仕事はお金を得てからにする
常勤からすると派遣は「大人として一人前じゃない」みたいなことを思っているかもしれないです。
しかしろくに働き方を考えずに「正社員なら認めてもらえる」と考えて現状に満足している方が明らかに自立した大人のあり方ではないです。
逆に正社員で月15万円以下の低賃金で働き続けている事が自立した大人の働き方のでしょうか?
いくらなんでもお金と仕事を軽視し過ぎているように感じます。
逆に派遣をしている方はとてもお金に関してシビアな方が多いです。
少しでも高い時給の案件があれば、その施設に鞍替えします。
一つの派遣会社だけではなくて複数の派遣会社で常に時給をチェックしています。
それぐらい働き方について常に考えています。
思考停止して同じ場所で低い給料で働き続けている人とどっちが自立しているのでしょうか?

まずはお金を求める働き方をしないと介護士は継続して働けない
介護という仕事に対して「お金を稼ぐ手段にすぎない」と考えをもっています。
それをクリアしていたうえで自分のスキルアップややりがいを見出しています。
介護業界の現状同じ場所でいくら頑張ってもそこまで給料が上がるわけではないのです。
積極的に環境を変えて金払いのいいところで働くフットワークの軽さもこれからの働き方で大事なことだと思っています。
僕の場合は本業の介護夜勤は月に8~9回に抑えて(手取り20万~23万ぐらい)後の時間をネットを使った副業を取り入れています。
介護士の副業に関して思ったことを書いていますので良かったら読んでみてください。

今は月に全て含めて40万円ぐらいの収入を得ることができています。
雇われて働くともらえる額に限界があるので副業と掛け合わせて収入アップを狙っていくといいと思っています。
今は働き方も多様化しているのでそこに目を向け自分の満足のいく生活を手に入れて欲しいと思います。
家族がいる介護士だからこそ緩く働くべき

よく「家族ができたから仕事頑張らないとね」と言われるけど意味不明です。
家族がいるからこそ「働き方」を考え直すべき
家族ができたからこそ時間を使うために残業なし・休日出勤なしみたいな働き方をすべきではないか?と思っています。
その頑張るというのがお金稼ぎを意味するなら副業を育てていくとか介護なら夜勤を多く取り入れるのがいいと思っています。
一つの仕事を頑張ってももらえる額は限界がありますし、そもそも介護士自体が収入が少ないです。
なので大切な人を守るためにも家にいる時間を増やす必要があります。
労働で必要以上の時間を犠牲にする働き方から徐々に脱却する必要があると思っています。

家族がいるのにサービス残業は絶対にするべきではない
僕の場合は夜勤が月に八回くらいで月に14日ぐらい休みになってます。8日ほど夜に家にいないことがありますけど自由な時間は多いです。
それが正社員だと家族いるのに残業を強いられて、その残業がないと家族が暮らせないみたいな状態になることが度々あります。
結局それで家族のための時間を確保できなかったら、生活するためだけの労働になってしまいます。
家族のためを思うなら自分の時給をあげることです。時給が上がればその分時間を作り出すことができます。
時間を作り出すことができれば選択肢が増えるので、さらに収益をあげたり家族サービスを充実させることができます。
そういう意味では介護士の派遣という仕事はいいと思っています。
介護士自体人手不足で多くの施設が派遣だろうと喉から手が出るほど欲しいと思っていると思っています。

そういう意味では結婚したら正社員ではなくて高単価の派遣に流れて多くのリスクに対応できるように時間を作る方向に持って行った方がいいと思っています。
ライフスタイルに合わせた働き方ができるのは派遣の専売特許

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

さいごに・・・

まとめてしまうと常勤介護士が派遣介護士を下に見ている件については単純に
- 楽に働いて時給が高いのが気に入らない
- 自分の給料を時給換算したことない人
- 正社員じゃないと一人前じゃないという根拠のない思い込み
が原因ではないか?と思っています。
実際に働く側からしたら毎月生活できる給料が振込まれればいいのでできるだけ最小限の労力で稼ごうという意識を持っていた方がいいと思っています。
結局雇われて働いている以上頑張りがそのまま給料に反映されるわけではないので、労力は最小限がいいと思っています。
そのために派遣を選んでいる人はしっかり自分の働き方に向き合っています。
このサイトをみて派遣を始めた人は常勤からの目を気にせずに自分のやるべきことに徹して欲しいと思っています。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。