どうもたんたん(@tantan4423)です。
保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
僕自身は5年間介護施設で以下のような介護施設で職員として現場で働いてきました。
- 特養(従来型)
- 特養(ユニット型)
- ショートステイ
- 有料老人ホーム
その中にはいい運営をしている場所もあればちょっと微妙なところもあるのは確かです。
そこで今回は『働いてはいけない施設の特徴』と『どのようにして施設選びをするのか?』ということをテーマに記事を書いていきたいと思います。
基本的に医療福祉はブラックよりな職場が多いのですけど、介護も例外ではありません。
しかし労働者としては比較的働きやすい場所で働きたいものですよね??
今回はそういった介護士の方やこれから介護士になろうと思っている人に向けてブラックな施設の特徴みたいなのを書いていきたいと思っています。
※ブラック施設から抜け出すためには転職が必須です。介護士の転職のノウハウを先に知りたい方は、【保存版】『介護士の転職基礎』の完全ロードマップ【全部無料です】をご活用してください。
この記事の目次
- 1 介護士がブラックな施設で我慢して働き続ける理由
- 2 ブラック介護施設の21の特徴
- 2.1 1:家族や入居者を極端に持ち上げる介護施設
- 2.2 2:人の入れ替わりが激しい介護施設
- 2.3 3:ケアマネージャーや相談員の質が悪い施設
- 2.4 4:管理者の能力が著しく低い
- 2.5 5:設備投資・人件費をケチる施設
- 2.6 6:儲からないビジネスモデルである
- 2.7 7:時間前労働を当たり前にしている風習がある介護施設
- 2.8 8:出勤簿の形態がハンコである介護施設
- 2.9 9:過大な表現をする求人を出している
- 2.10 10:実習生の受け入れができない環境の介護施設
- 2.11 11:「働かせていただいている」思考の介護施設
- 2.12 12:退職時に嫌味を言ったり捨て台詞を言う介護施設
- 2.13 13:どんどん要求を増やしていく介護施設
- 2.14 14:利用者の問題行為で介護職に泣き寝入りさせる介護施設
- 2.15 15:アットホームを謳っている介護施設
- 2.16 16:年功序列や上下関係を重視している
- 2.17 17:介護士の善意に甘えている介護施設
- 2.18 18:「利用者の尊厳」だけ守って「介護士の尊厳」を無視する施設
- 2.19 19:ワンマンな経営者が運営している介護施設(議員運営も辞めた方がいいです)
- 2.20 20:介護士の教育に時間もお金もかけない施設
- 2.21 21:職員同士の人間関係が破綻している介護施設
- 2.22 22:若い介護職員が少ない
- 2.23 23:退職の引き止めが強引
- 2.24 24:介護職員のプライベートを軽視している
- 3 介護施設が人手不足なのは当たり前のことが当たり前にできていないから
- 4 人手不足の施設で無理して現場を回そうとしなくていい
- 5 厚生労働省が本腰をいれてブラック企業対策をしている
- 6 面接や訪問時にしっかり確認をすべき
- 7 介護士は経営者に舐められないようにするべき
- 8 経営者のレベルが低い施設がブラック化する
- 9 介護施設に直接雇用されない働き方をするべき
- 10 「ブラック施設マップ」があってもいいと思います。
- 11 実際に遭遇したブラック介護施設
- 12 介護派遣は良い選択肢だと思う
- 13 さいごに・・・
介護士がブラックな施設で我慢して働き続ける理由

ブラックな介護施設が生き残っているのはその施設で働き続ける介護士が存在するからです。
理由としては以下のような事があります。
- 貯金がない
- 他に稼ぐ道がないと思っている
- 守るべきものが多い
という風にその施設に依存しないと生活できないことによる不安があります。
なのでいくらブラックな施設でも我慢して働き続けないといけなくなってしまいます。
そのことはブラックな介護施設が生き残る原因になります。

ブラック介護施設の21の特徴

介護業界は他職種と比べてブラックなところが多くて
- 給料が低い
- サービス残業が横行している
- 有給が取得できない
という施設が多く存在しています。
これから介護士に転職したい人や他の施設から転職したい人からしたらどのような施設を選べばいいのか?ということが難しいと思います。
実際に僕はホワイトな施設とブラックな施設に勤めた経験から見極めのポイントを挙げられるほど上げていきます。
多くの項目があって長くなりますのでご了承ください。
特徴は以下の通りです。
- 家族や入居者を極端に持ち上げる
- 人の入れ替わりが激しい
- ケアマネジャーや相談員の質が悪い
- 管理者の能力が著しく低い
- 設備投資をケチる施設
- 儲からないビジネスモデル
- 時間前労働を当たり前にしている
- 出勤簿がハンコである
- 過大表現する求人
- 実習生の受け入れをしていない
- 「働かせていただいている」精神
- 退職時に職員に嫌味を言う慣習
- 要求がエスカレートする施設
- 利用者の問題行為を水に流す
- 「アットホーム」を謳っている
- 年功序列や上下関係が厳しい
- 介護士の善意に甘えている
- 介護士の尊厳を軽視している
- ワンマンな経営者(家族経営も危険)
- 介護士の教育に時間もお金も使わない
- 職員同士の人間関係が破綻している
- 若い介護職員が少ない
- 退職の引き止めが強引
- 介護職員のプライベートを軽視している
気になる部分を、目次の部分から飛ぶことをオススメします。
1:家族や入居者を極端に持ち上げる介護施設
利用者やその家族は介護施設からしたら大切なお客様です。
しかし過剰にサービスを提供してしまう施設があります。
利用する側からしたらとてもありがたい話です。
しかし、その分の対応が介護職員の負担が増えることになります。
「なんでもやります」というのは聞く側からしたら気持ちいいです。
しかし相手の要求を全て受けてしまうのは現場のことを全く考えていない管理側の落ち度です。
介護業界はもっと「断る力」が向上することで現在の悪質な労働環境は改善すると思っています。

現場で介護する人のおかげで成り立っている部分があります。
利用者様や家族を第一で考えることは大切な視点です。
高い理想を掲げて介護しようとして介護士への負担を増やそうとしている施設はお金を人件費に多く投入しない限り衰退していくと思っています。
良いケアをしていてもケアをする介護士が減ってしまったら元も子もありません。
顧客満足度を上げるために少ない人材なので無理やり実現しようとする事が問題であると思っています。
良い施設はできることとできない事の線引きをしてその部分を家族や入居者に納得してもらえる施設だと思っています。
そういう意味でも家族や入居者に対して施設側の方針を伝えて納得してもらおうとしていない施設はブラックです。
ちなみに利用者家族との人間関係については別の記事がありますので一緒に読んでみてくださいね。

2:人の入れ替わりが激しい介護施設
多くの職場のブラックを見極める上でも同じことを言われているかもしれないですけど、介護業界は人の入れ替わりが激しい世界です。
それほど介護施設での労働に不満を感じている人は多いです。
実際にこのサイトから毎年1000人以上の人が転職エージェントに登録して転職をしているぐらいです。
もちろん完璧な職場なんてないわけだから、自分の中で妥協点を探して行くことが大事だと思っています。
人の入れ替わりが激しいという事は多くの人が不満を持って働いている事が多いので判断材料としては充分だと思っています。
年中求人を出している介護施設はブラックな可能性が高いので避けるようにしましょう。

3:ケアマネージャーや相談員の質が悪い施設
最初の項目であげた「家族や入居者の言いなり」という状況を作ってしまう原因として施設の窓口になっているケアマネや相談員の質の問題が挙げられます。
入居する前の説明を怠っていたり、家族がクレーマー体質だった時に施設側の方針をびって伝えられないという事が原因で現場に負担がかかってしまうケースです。
確かにこれらの仕事はとても多忙で多くの人と関わる機会が多いので疲れ切っている部分はあるのです。
現場との連携がうまく取れなかったりすると介護の統一性が無くなって結局本人の為にならない支援をする結果になってしまうケースがあります。
そして本来必要なかった業務を追加させられたりする事があったりするので、施設として出来ることと出来ない事をしっかり伝えて線引きをする必要はあります。
以前勤めていた施設では窓口である相談員が家族からの信頼を失っていって、現場に全部そのツケが回っていたというケースがありました。
ケアマネや相談員だけでなく業種間や家族との連携がスムーズではないと消耗する結果になってしまいます。
そういう部分は入ってすぐは分からなくて少し在籍したらだんだん分ってくる事ではあるので周りをしっかり観察しておいた方が良いと思います。
事前の面談の段階で問題のある利用者や家族は弾くように施設が動くことで労働環境もよくなる可能性があります。

4:管理者の能力が著しく低い
職場の働きやすさは管理側の人間の意識や能力によって左右されることが結構あります。
実際に介護業界でしか働いたことがない人が管理職に就くケースが多いのです。
管理職に介護しかしたことない人が就いてしまうと業界(もしくはその施設)内のことしか知らないと第三者から見て明らかにおかしい風習を残してしまうことがあります。
- 有給は使えないのが当たり前
- サービス残業は当たり前
- 利用者の暴力や暴言やセクハラは仕方ない
これらのことは一般的にアウトな内容であって、介護業界でまかり通っているおかしな風習です。
なのでこれらの風習が残っているということは管理者のマネジメントの能力が著しく低いということになります。
特に労働法への意識の低さがあると介護施設内が無法地帯になってしまうので、本当に管理者の資質は問題です。
介護士の資質より先に管理者の資質の向上を目指して最低限のものは用意すべきです。
介護施設の管理者について詳しく書いた記事がありますので良かったら読んでみてください。

5:設備投資・人件費をケチる施設
人件費や設備投資を渋って業務を滑らかにする意識がかけた施設では過労や低賃金が継続して行われるので気をつけてください。
人件費に関しては給料が少なかったり必要な職員を補充しないことによって現場が疲弊します。
キツくて離職する職員が増えてさらにキツくなってまた離職するという負のサイクルがあります。
設備投資は介護士への業務負担を軽くするために
- 記録をiPadにする
- センサーマットを増やす
- ピッチを導入してコールですぐ駆けつけて事故を未然に防ぐ
- 入浴機を新しく買う
みたいな感じで記録の時間短縮や事故を減らし対応時間を減らすという投資を行なっていくべきです。
逆に設備投資を行わないと以下のような弊害が出てきます。
- いつまでたっても負担が下がらない
- 効率的な時間の使い方ができない
- 他の設備投資を行なっている施設に人が取られる
なので使うべきお金をケチってしまう施設は消耗しやすいので避けるべき対象です。


6:儲からないビジネスモデルである
介護施設運営でなかなか利益を出すことは難しいのですけど、最近はお金持ちの高齢者を対象としたサービスを提供する施設が増えています。
そういう施設は高い入居金が利用料で儲けているので高級志向の有料老人ホームで働くことはオススメです。
というのも儲からないビジネスモデルである老健や特養に関しては以下のような問題が起こってしまいます。
- 儲からない
- 儲からないので人件費や設備投資に使えない
- 介護士への負担が大きくなる
- 離職が進んでさらにキツくなる
あと単純にお金持ちを対象としてビジネスした方が客の質も上がって理不尽なことが減ってきたりします。

7:時間前労働を当たり前にしている風習がある介護施設
- 業務開始前に申し送りをする
- 業務開始前に掃除などの雑務をさせる
- 業務開始前に記録を読むことを強要する
これらは通常業務が開始してから行うべき業務です。
しかしこれらの準備みたいな感じにして業務開始前に行うように強要する施設では働かない方がいいです。
このような違法労働を肯定している施設はもう手遅れなので働いてもいいことはないです。

8:出勤簿の形態がハンコである介護施設
個人的に面接時にその職場の出勤簿の形態をみてハンコならほぼブラックなのが確実なので速攻辞退したい方がいいです。
ハンコということは出勤時間と退勤時間を細かく記録できないので時間外労働を隠すことができます。
そもそもハンコでは職員の勤怠を管理することができないです。
出勤簿がハンコの場合は搾取する気満々なのでみた瞬間帰っていいと思います。

9:過大な表現をする求人を出している
- 求人サイト
- ハローワーク
- チラシ
など様々な媒体で「介護士募集」の求人をよく見るのですけど、中には求人で大きな数字を出して実際に入ってみたらその通りではなかったみたいなことがあります。
施設からしたらどんな手段を使っても人材を集めるので、都合の悪い数字を隠したりして、内情を知られないようにしたいところではあります。
特に注意してほしい求人に書いていることは以下のような記述です。
- 福利厚生充実(なんの福利厚生?)
- 昇給あり(年に何円ベースで上がるの?)
- やりがいがある職場です(やりがいとは?なぜそう断言できるの?)
- 職員が仲良いです(本当に?)
こういう曖昧な表現は介護求人に多い特徴ですよね。
数字の面で不利なことが多い介護の仕事はこの数字をいかに隠せるのか?みたいなことがあります。
面談では以下のようなことは確認した方がいいと思います。
- 3年以内での離職者の数
- 平均年齢
- 昇給の条件と昇給額
- 多くの職員の月の平均時間
- 勤怠の管理の仕方(ハンコならやめた方がいい)
それほど介護施設の求人は信用しない方がいいと思っています。

10:実習生の受け入れができない環境の介護施設
実習生が来ているかきていないか?と言うことはその施設がどのような施設なのか?と言う事が非常にわかりやすいです。
有料老人ホームとか実習生をあまり受け入れない傾向がありますけど、外部に開いている施設は非常に信用がおけます。
それほど閉鎖的な空間で悪質なことをしている施設が多いです。
実習生を受け入れられる余裕のある施設は新人で入っても教育的に部分でしっかりしています。
なので最初の就職先は教育体制がしっかりしている施設がいいと思います。
でも中には実習生を受け入れても理不尽な評価をさせたり雑用ばかりさせて学ばせないみたいなところもあるので要注意ですね。

11:「働かせていただいている」思考の介護施設
給料を渡すときに「利用者のおかげ」みたいなことをいう施設があるのですけど勘違いです。
もちろん利用者のお金ではあるのですけど、その利益をあげられたのは僕ら介護士が仕事をしているからです。
なので経営者側はしっかり僕ら労働者に感謝を伝えるべきだと思います。
なのに先に利用者を出してしまうのは、結局介護士のことを奴隷のようにしか思っていない証拠です。
そもそも利用者もサービスに納得してお金を払っているわけで「働かせていただいている」という表現はおかしいです。
単純に労働者に感謝できない経営の下で働いても意味がないので転職したほうがいいと思います。

12:退職時に嫌味を言ったり捨て台詞を言う介護施設
これはとあるフォロワーさんのツイートだったのですけど途中でやめた職員に対して侮辱をする施設も中にはあります。

確かに人手がいなくなったらきついかもしれないですけど、その人を無理して引き止めようとしたりするのはブラック施設の特徴です。
「恩を仇で返すのか?」みたいな恩を受けた覚えもないけど言ってくる人がいる環境もやばいですね。
ブラック施設ほど「僕たちはすごい」みたいな謎の自信を持っているのでこういう「何様?」案件は多いです。

そういう施設はやめて正解なので間違っても戻らない事が大事です。
また退職時の引き止めが激しい施設も要注意です。

13:どんどん要求を増やしていく介護施設
介護士をしているとどんどん利用者からのニーズが出てきます。
それにたいして「はいやります。」と言って現場に投げてくるケースがあります。
簡単に言えば「断れない施設」です。
断れないから現場の介護士の仕事量がどんどん増えていきます。
その仕事をしても給料が増えるわけではないので単なる労力の無駄です。
断れない施設はどんどん仕事がきつくなってくるので早めに逃げたほうがいいと思います。

14:利用者の問題行為で介護職に泣き寝入りさせる介護施設
利用者による介護士への暴力や暴言が後を絶ちません。
しかしその対応によって施設のブラックかそうじゃないか?と言うことが分かります。
僕が今まで見てきた施設のほとんどが介護職に泣き寝入りさせてその利用者はのうのうと生活しているというケースです。
「認知症だから」「家族が悲しむから」とか言っていますけど、それなら施設がその責任を取っていただきたいところですね。
問題に対する責任もろくに取れないのに介護士を雇っているのはどうなんでしょうか?
それならそんな施設はなくなったほうがいいと思うんですけどね。

15:アットホームを謳っている介護施設
- アットホーム
- やりがい
- 感謝
みたいにアットホーム感を出して綺麗事を並べている施設はブラックです。
これらの謳い文句は他にアピールできる要素がないから使っています。
- 給料も出さない
- 労働環境悪い
- 退職者が多い
と言うことを略して「アットホーム」です。
もちろんこのアットホームなんて完全に主観なので、ほとんどの職員がアットホームだとは思っていないです。
そしてアットホームな空間を作ろうとする努力もしていません。
アットホームはブラック施設の常套手段なので気をつけてください。

16:年功序列や上下関係を重視している
介護士以外の仕事でもそうなんですけど上下関係が厳しいところで働かない方がいいです。
そういう組織ではいくら優秀な人材で結果を出したとしても正当な評価を受ける事がないです。
「頑張っているのに評価されない」というのはなかなか厳しいところがあります。
上下関係が厳しいとパワハラの被害にあうことも考えられますし、働きにくい環境であるのは言うまでもないです。
そもそも「経験年数が長いから偉い」というのはあまり正しい考えではないです。
年長者だけが居心地がいい労働環境は避けた方がいいと思います。

17:介護士の善意に甘えている介護施設
介護施設が人手不足だったり利益が上げられない所では介護士が頑張ることでカバーをすることになります。
その状態を続けてしまうと経営側も「これぐらい頑張って当然」と思って改善をせずに搾取し続けるという事が起こってきます。
完全に介護士の頑張りにおんぶに抱っこ状態になっている施設で働いても一向に給料も労働環境もよくなりません。
成長することを諦めた施設で働くだけ時間の無駄になってしまいます。

18:「利用者の尊厳」だけ守って「介護士の尊厳」を無視する施設
介護施設の理念で「入居者の幸せ」を上げているところは多いです。
なので利用者に対して精一杯のケアをするように指示をするのですけど、介護士に対するケアが足りていない施設が多いです。
介護士を無視して利用者の方ばかり見ている施設は人手が少なくなって結果的に利用者に不利益を与える結果になります。
「自己犠牲が当たり前」と思っている人の下で働くと介護士は地獄を味わうことにもなります。

19:ワンマンな経営者が運営している介護施設(議員運営も辞めた方がいいです)
ワンマンでもいい意味で介護士を引っ張ってくれる施設もありますが、上からの圧力が強いケースも多いのでそういう施設は辞めた方がいいです。
個人的には議員が運営している介護施設もオススメはしません。
理由としては選挙の対策に使われてしまうという所と、理念が強すぎて宗教臭くなってしまうからです。
僕が見てきた施設でも議員が運営している施設は給料も低くて労働環境も悪い傾向があります(偏見かもしれませんが)
経営者の理念や理想に関してはしっかりチェックした方がいいと思います。


20:介護士の教育に時間もお金もかけない施設
よく介護施設経営者とかに「優秀な人材がいない」みたいな介護士の質を嘆いている人がいます。
しかしそれは単に「優秀な人材を育てられていないから」だけである事が多いです。
介護士への研修参加やOJT(初期訓練)へ時間やお金をかけずに中途半端なまま現場にひとり立ちをさせているところはブラックです。
それで質の高いケアができないのは育てていないからです。
しかし多くの施設では「当人の努力不足」で責任を個人になすりつけてきます。
そういう施設で働いても心を病んでしまうだけではないか?と思っています。

21:職員同士の人間関係が破綻している介護施設
はっきり言って人間関係は一番大事な部分です。
・新人をいじめる介護職員がいる
・パワハラやセクハラが横行している
・ストレスを溜めながら働いている介護職が多い
先ほどまで書いてきたことも退職する理由にはなるのですけど、それが介護士に積りに積もって人間関係を破綻させる職員が出てきたらおしまいです。
また職場にいる人間関係のトラブルを起こす人を人手不足だからと言って働かせ続けるところは最悪ですね。
そういう人が攻撃した時に介護施設は守ってくれないわけです。
自分の身は自分で守るべきですので、その時はすぐ逃げましょう。
人間関係の問題を解決する気がない施設の治安はどんどん悪化していきます。
個人的には職員の年齢層が高い所とかは若い人が追い込まれて辞めさせられたみたいなこともあります。
閉鎖的な空間は人間関係のトラブルを引き起こしやすいです。
なので「どのような人間がいるのか?」ということはしっかりチェックした方がいいと思います。

22:若い介護職員が少ない
個人的な見解ですけど、職員の平均年齢が高い施設はブラックな施設が多いです。
年長者だけが居心地がいいように施設の内部が出来上がっていて、新しく入る人に排他的である事が多いです。
あと平均年齢が高いと言うことは、その分入ってきた職員が辞めているということです。
『施設独自のルール』も多くて、適応するのが非常に難しいです。

23:退職の引き止めが強引
退職の意思を見せると強引な引き止めをする施設もあります。
介護施設は常に人手不足なので職員の退職は現場が崩壊するので出来るだけ避けたいところです。
なので「あなたはどこに行っても通用しない」「常識的に考えて今退職するとか社会人失格」みたいなことを言ってくる事があります。
そういうことをいってくる施設はそもそも感覚が麻痺しているので、働くだけでも実害が多いです。

24:介護職員のプライベートを軽視している
介護職員も仕事が休みの日は介護職員ではないです。
しかし休みの日に出勤を要請をする事が多い施設は職員のプライベートを軽視しています。
職員のプライベートを軽視している施設は職員のことを奴隷としか思っていません。
そういう施設からはすぐ転職しましょう。

介護施設が人手不足なのは当たり前のことが当たり前にできていないから

介護業界は他職種と比べて働き改革が進んでいないです。
いまだにアナログな業務にマンパワーに頼っている施設も多いです。
そして昔からの方法をなかなか変えずに効率の悪い事をして、そのつけを中で働いている日地のサービス残業で補うみたいな事を普通にしています。
そんな事をしていては人がいなくなるのは当たり前です。
当たり前のことができない施設にはこれからどんどん人手がいなくなってしまいます。

人手不足の施設で無理して現場を回そうとしなくていい

人手不足の施設に限って個人の過剰な労働によって現場を回そうとするところがありますけど、それはしないほうがいいです。
それで現場を回せてしまったら経営側も「人手を増やさなくてもいい」と思ってしまうので、余計に現場の環境を改善しようとしなくなります。
それなら無理なら無理と降参して大人しく定時で帰るように徹底するべきです。
それで現場が回らなくなったらそれでいいです。
それが正常な状態であって、時間外でカバーしようというのは普通にするべきではないです。
できることは人手を増やしすか効率化しかないです。
それをしようとさせない頑張る行為は職場の為にならないです。

厚生労働省が本腰をいれてブラック企業対策をしている

ブラック企業の存在が社会的に大きな問題になっていることもあって厚生労働省も対策に乗り出しています。
実際にである相談窓口(過重労働撲滅特別対策班)の設立されました。
実際にその相談窓口から大手企業の役員を書類送検をすることに成功しました。
この流れは介護業界でもあります。
だからこそ介護士も一労働省として個人でブラック施設対策をして自分の身を守る時代に突入して来たと感じています。
面接や訪問時にしっかり確認をすべき

先ほど挙げた施設の特徴って実際に中に入って見ないと分からないので「転職はガチャ」と言われることもあります。
実際にいいと思って入った介護施設は実はブラックだったということは結構あります。
そうならないためにも面接時や訪問時に施設の詳しい状況を聞くのがいいと思います。
- 年間の行事日程について
- 給料について
- 平均の残業時間について
- 年に何人の職員が入って出ていくのか?
- 有給の取得率について
ここまで聞くのはどうかと思う人もいますけど、ここの部分の答えを濁してくる施設は多くの確率でブラックな労働を強いてくる可能性があります。
だからこそ最初の顔合わせの際にしっかりそこのところを確認すべきです。
聞いて落とされるのを恐る人がいますけど、基本は人手不足なので介護施設は人材を選定する余裕はないです。
それで落とされたなら他の施設を受ければいいでだけです。
労働者として労働条件や就業規約はとても大事なことなので逆に聞かない方がどうかと思います。
介護士は経営者に舐められないようにするべき

現在の介護士の労働環境が生まれたのは介護士が舐められているからです。
- 介護士は低い給料でいいや
- サービス残業させてもいいや
- 少々無理をさせてもいいや
- 何をさせてもどうせやめないし
みたいなことですね。
簡単にいってしまうとこのような経営者側の考えが見えてきた瞬間転職すべきです。
いくら文句を言おうとその施設で働き続けている限り何も変わらないです。
結局介護士は舐められているから介護士にとって都合の悪い労働環境が生まれます。
こんな事をいうのはあれですけど、優しいだけでは搾取されます。

経営者のレベルが低い施設がブラック化する

そもそも事業をすると言うことは経営者に全責任があることです。
なので人手不足なのも給料が少なくて従業員が不満を言うのも経営者の責任です。
やるべき事ができないのなら経営をしなくていいのです。
しかし現実は多くの介護施設の経営が厳しく人手不足に追われて今いる人材を無理して使う事が当たり前になっています。
しかし給料の低さだけで離職はここまで進むわけではなくて給料以外のマイナスな面が離職を決意させていると思います。
そこは経営者の腕の見せ所です。
そして働いていて搾取されていると感じたらその施設の経営が下手なケースが多いです。
そのときはすぐ転職活動を始めたほうがいいと思います。
介護施設に直接雇用されない働き方をするべき

ブラックな労働をしない為に施設と近い働き方をしないという方法があります。
深く入り込んで働いていると何が正しくて間違っているか、客観的に判断し辛くなってしまいます。
- 周りの人はサービス残業しているから自分もして当然だと思う
- 人手不足で有給が取得できないから自分も取得できないと思う
- みんな給料が低くても頑張っているから自分も給料が低くてもしょうがない
間違っている考えですけど、周りの人が同じように働いているとそれが普通に思えてくるんですよね。
だからこそそういう人とは距離を置いて働く事が案外大事なのではないか?と思っています。
「ブラック施設マップ」があってもいいと思います。

先日「破産者マップ」が話題になりましたが、ブラックな施設のマップがあってもいいのではないか?と思います。
そのマップに登録されないように各施設が努力すればブラック施設が減るのではないか?と思います。
結局事前に情報を隠して入ってみたらブラックだったみたいなことが多いので、隠せないように守秘義務に反しない程度の評価ができるサイトがあればいいのではないか?と思います。
実際に遭遇したブラック介護施設

僕も何度か運悪くブラック介護施設を引き当ててきました。
具体的に以下のような施設でした。
・サービス残業が当たり前
・休憩時間がない
・人手不足で退職をさせない
・施設長のパワハラは当たり前
・帰りに待ち伏せして叱責する
こういう施設は山ほど存在します。
僕の場合は被害にあうことはなかったのですけど、多くの人がそのブラック施設に飲み込まれて心を病んで辞めてしまいました。

介護派遣は良い選択肢だと思う

僕は派遣として介護施設で働いていますが、その職場の悪い風習を受ける事なく働くことができています。
派遣としていつでもそこから離れられるようにして多くの施設を渡り歩きながら経験を積んでいい施設か悪い施設かを判断出来たらいいと思っています。
派遣の方が時給が高めに設定されていて残業代を除くと派遣の方が多くのお金をもらう事が出来る謎になっています。

僕の場合は夜勤専属で働いていて普通の正社員より多くの金額を貰う事に成功しています。
介護業回は人手不足でどこも喉から手が出るほど介護士が欲しいです。
そうなってくると派遣という働き方がとても美味しくなります。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
委託している人に不利益を被る形になるので介護施設もあまり強気に出る事ができません。
実際に介護士の派遣をしている人ってそこまで多くなくてなかなか派遣という文化が薄いので理解してくれないところはあります。
しかし派遣会社に雇われているので自分のことを守ってくれます。
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリットやデメリットが知りたい方は別の記事に詳しく解説していますので良かったら読んでみてください。

次からオススメする派遣会社や転職サイトを紹介していきます。
仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
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解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

さいごに・・・

介護士はやりがいの搾取をされるケースが多いのですけどそれからいかに逃げて、自分の納得するような職場で働くことは十分に可能です。
理由としては人手不足の職場が多くてなかなか貴重な戦力を無下に扱う事が出来ないですし、派遣として働くことによってブラックで働き続けるリスクは減ります。
実際に派遣なら次の場所に変えて貰えばそれで済みますし、繰り返していけばいつか自分の理想の職場に行き着くと思っています。
人手不足だからこそ戦略を持って職場選びをしていただきたいと思っています。
結局最初の職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。