どうもたんたん(@tantan4423)です。
保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
介護職員の仕事の一つである「行事」はとても大事な仕事だけど
・残業の温床になる
・当日人員不足で職員の負担が大きい
・準備に膨大な時間が必要という側面があって、もう少し職員の負担が軽減されないと職員の離職につながる
無理して行事をしようとすると現場崩壊になりかねないんだよね
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) February 5, 2021
介護職員の仕事の一つである「行事」はとても大事な仕事だけど
・残業の温床になる
・当日人員不足で職員の負担が大きい
・準備に膨大な時間が必要
という側面があって、もう少し職員の負担が軽減されないと職員の離職につながる
無理して行事をしようとすると現場崩壊になりかねないんだよね
今回は常勤介護士が毎月のように頭を悩ましている年間行事について書いていきたいと思っています。
最初に年間行事の「種類」「意味」について解説してからメインである「行事が大変」という側面について解説していきます。
- 年間行事の種類
- 面倒臭い年間行事に介護職員ができること
※介護施設で合わないと感じる人は転職を考えると思います。介護士の転職に関してまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
介護施設で行われる行事の種類とは?

老人ホームでは頻繁に、多種多様なイベントが行われています。
大きく分けると以下の2種類に分けられます。
- イベント
- レクリエーション
上記の2つは似ているようで全然違います。
以下より解説していきたいと思います。
イベント(行事)
イベント(行事)とは、節分やひな祭り、運動会やクリスマスなど施設全体で「行事」として行われるものを言います。
主な行事とは以下のような事が挙げられます。
- お正月(餅つきなど)
- 節分会
- お花見会
- 敬老会
- 夏祭り
- 七夕会
みたいな感じのことを行なっている施設が非常に多いように感じます。
利用者様に季節を感じてもらって、施設での生活を充実させるために行っています。
年間行事を楽しみにして生活している利用者様は非常に多いと思います。
これらの規模は施設の規模や種類によって違ってきます。
介護保険の影響を強く受ける特養とかは「地域との共存」に重点を置いているので大規模になりがちです。
僕のいた施設では、地域の祭りと介護施設の夏祭りが共同開催されていて、地元のテレビ局が生放送するぐらいでした。
ちなみに多くの施設が夏祭りと敬老会に力を入れているところが多いですね。
レクリエーション
レクリエーションの意味として、「生活の中にゆとりと楽しみを創造していく多様な活動の総称」です。
普段の生活で感じたストレス解消や疲労回復のために行われ、イベントとの違いは日常的に行われる自発的活動だということです。
よくあるレクリエーションとして以下のようなものがあります。
- 体操
- 歌
- カラオケ
- 風船バレー
みたいなことを行う施設外多いように感じます。
もちろん効果はそれぞれ違いますが、時期や曜日に合わせてさまざまに組み合わせられています。
レクリエーションに力を入れている施設は多いです。
ちなみに僕のいた施設は毎朝11時に担当の職員がレクリエーションをすることになっていました。
介護施設でのイベント(行事)は工夫がされている
季節ごとの行事や各種のイベントや日常的に行われているレクリエーションは、脳の活性化や身体能力の維持向上を促します。
結果的に日々の生活の質を上げることが出来ます。
また、入居者同士を繋げるコミュニケーションの機会を提供するという役割を担っています。
利用者様のレクリエーションや行事への反応をみて、毎年変化を加えて「より良いものにしよう」と施設や職員は努力しています。
レクリエーションや行事の質は老人ホームの質に直結します。
施設選びの時にみていてもいい点だと思います。
介護施設のイベントや行事は介護職員の負担が大きい

先ほどまではレクリエーションや行事のいいところや紹介をしてきました。
しかし、忙しい施設からしたら介護職員の負担が大きいです。
この項目では行事がもたらす職員の負担や疲弊について解説します。
主に以下について解説していきます。
- 残業時間が増加する
- 当日忙しくなりがち
- 提出する書類に時間を割かれてしまう
残業時間が増加する
行事を開催するには普段のルーティンの仕事をしながら準備を行う必要があります。
なので人手が充実していない施設だと、行事やイベントの前後は残業が多くなりがちです。
ルーティンを抜け出して、準備することは難しいので基本的に勤務時間が終わった後や休憩時間を使います。
準備としては具体的に以下のような事があります。
- 行事案を作成して上からの捺印を頂く
- 当日出勤する職員に説明をする
- 前日に装飾の準備をする
- 司会の台本や読み上げの練習
これらを行うとなると結構時間がかかってしまいます。
これらの仕事にしっかり残業代がつけばいいのですけど、多くの施設がサービス残業になってしまいます。
※介護職員のサービス残業について解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

そういう意味でも行事の担当を引き受けるだけでお金と時間が奪われるので、「したくない」という職員がいても仕方ないと思います。
当日忙しくなりがち
行事の当日は本当に忙しいです。
昼から行事を行う場合は昼からの準備になります。
朝はホールは利用者様が使いますし、行事ギリギリまでルーティンに入る必要があります。
良心的な施設だと行事担当者は当日フリーにしてくれるところがありますが、それは人員に余裕がある施設だけです。
行事が終わった後も速やかに片付ける必要があります。
提出する書類に時間がとられてしまう
個人的に一番行事の担当になる事で嫌だったのが、「書類の作成と修正」です。
厳格な施設だとだいたい複数回は作成した行事案は修正を求められます。
書類としては「行事案」「報告書」を作成する必要があります。
大規模な行事なればなるほど、関わる人の数も増えるので時間もかかってしまいます。
これらの時間もサービス残業になっている施設も多いです。
行事やレクリエーションは介護職員がしない方がいい
個人的にはレクリエーションに関してはレクリエーション専門の職業を作って業務を分散したほうがいいと思います。
僕も以前は常勤介護士の時に年に複数回行事や介護以外の業務に悩まされていました。
担当になった行事に関しては自分で一から計画をして協力者にお願いしたり、多くの職員に行事の説明をしてどのように動いてもらうか指示したりします。
当日は自らが司会をしたり、会の反省を多くの職員から集め記録にまとめて上層部に提出して反省会をする。
「こんなのやってられないよ・・・」って普通になりますね。
普段の勤務から人がいないのに行事に人を割いている暇もないですし・・・
でもしないといけない事なので頑張ってしまうんですよね。
大変な年間行事・レクリエーションを避けるために出来ること

行事の企画などの介護以外の業務をしたくなければ常勤(正社員)にならなければいい
基本的には年間行事の企画実施に関しては正社員の仕事になります。
確かに非正規や派遣にそういう仕事をさせてしまっても施設の事を把握していない場合があるので不適任な事は多いと思います。
僕自身も正社員の時は、「なんでこんな事をしないといけないんだ?」と思いながら励んでいました。
派遣になってからは、行事に関しては基本的にノータッチです。
起案も行事参加もしたくない人は夜勤専属の派遣になる
以前は正社員で行事の起案から実施までやっていたのですけど、現在はそんな事はありません。
派遣で夜勤専属になったので、そもそも夜に行事をする事は皆無ですし派遣に起案や実施を求められる事は無いです。
その他に正社員がめんどくさいという委員会活動にしても、めんどくさいと思われる事を回避することができます。
派遣の場合だと基本的に利用者と関わる事が多くてその他の業務が皆無なので働く側からすると気が楽かもしれません。
僕も派遣になってめんどくさいと思う業務が減って気持ちに余裕が生まれました。
介護士のメインの仕事は利用者様と関わる事ですし、人手不足から他の業務を占める割合が高くなってしまうのはどうかと思います。
介護夜勤の仕事に関しての記事もありますので良かったら読んでみてください。

利用者様と関わる以外の仕事が嫌で派遣になったり、介護士自体をやめてしまう人が結構多いのです。
もう少し正社員の負担を軽くするように業務改善は施設側はしたほうがいいのかな?って思いました。
働き方一つで避けられるものではある
派遣だと給料の水準も高い上に利用者と直接関わらない書類などの仕事がないのでストレス少なく働く事ができます。
行事にしても常勤という働き方を選ばないだけで関わらなくなります。
こういう風に意図的にコントロールできるのでイベントごとが嫌だと感じている人は働き方を再び考えるのもいいと思います。
「他の職員に悪い」と思う方もおられると思いますが、深刻な人手不足な状況で行事を開催すること自体経営側のミスです。
職員の責任ではございません。
残業代を払えない施設で働かない
残業代が出るところもあれば出ないところ(出ないところのほうが体感多い)があるのですけど、大きな負担になってしまいます。
実際に行事の企画実施をしてみた事は何回もあります。
多くの場所に気を使う事が多いですし、規模が大きければ大きくなるほど一人にかかる労力は大きくなります。
それをただでやってもらおうと思うのは搾取でしかないです。
そういう介護職員を大切にしない施設で働く必要はないと思います。
人手不足の状況で無理に行事はするべきなのか?
多くの介護施設が人手不足で悩んでいるのに人手や労力の必要な行事をする必要があるのか介護現場は考えるべきだと思います。
せめて開催するなら複数人の担当を付けて、時間内で完結する事が大事です。
行事の日に有給や夜勤を入れて回避する
常勤や日勤派遣の方で行事の担当者ではない場合は、その日に希望休を入れてしまう事をお勧めします。
だいたい1ヶ月前にシフトの希望休が出されると思いますので、行事もその時にはすでにいつするかはわかっています。
それで他の職員も希望休を入れて休んでいたし、僕自身もたまにそうやっていました。
今では派遣で夜勤専属になって、行事に参加するという事がなくなったので気にしなくなったのですけど、正社員だと絶対に参加しないといけないものだと思い込んでしまいます。
うまく避けつつ、周りの人ともうまくやっていく器用さが必要なので大変だと感じます。
転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう
介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

【まとめ】行事一つで介護施設の職員への思いが分かります。

「行事一つで転職ってどうなの?」と思われる方もいるとは思います。
しかし行事一つで施設が職員のことをどうみているのか?という事がわかります。
疲弊しているのに無理に結構するような施設は職員のことを道具にしか思っていません。
特に残業代を払わない施設は在職する必要はないです。
そういう施設が多いことによって毎年多くの介護職員が離職して世の中で「介護士不足」とか騒がれているのです。
介護士が現在30万人不足している中で業務改善と給料改善は必須の課題でもあるのですけど、個人の働き方の重要性もあると思います。
『介護士はメンタルが強くないとできない』という事が言われるのですけど、メンタルを強くするよりもメンタルに優しい働き方を選択するほうがもっと大事だと思っています。
介護施設の行事は人でも少ない事もあってカツカツの状態にあって、かかるストレスが大きいです。
なので行事に関わらないような働き方の選択は結構大事だと思っています。
そういうときは転職エージェントを利用して転職するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。