どうもたんたん(@tantan4423)です。
僕は現在28歳で7年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後当サイトの運営が波に乗って、現在は独立をして以下のような仕事をしています。
- 当サイトの運営
- 介護商品の監修
- 著書の執筆
- 他メディアでの連載・寄稿
- コンサル業
- YouTubeの原稿作成
最近は仕事も落ち着いてきているので、現場に戻ったり介護系の企業で正社員として仕事をしたいなとか密かに考えています。
もしよろしければ話などいただければ嬉しいなとか思っています。
さて今回は『介護士が最初に勤める施設はどのようなものがいいのか?』ということについて書いていきたいと思います。
本日以下のようなツイートをしました。
未経験で介護職を始めたい人が最初に勤めたほうがいい施設は「老健」や「特養」などの身体介護をする機会が多い施設だと思う。
最初はキツいかもしれないけど、数年働けば他の施設に転職しても十分通用する介護スキルを身につける事ができる。
長く働くためには最初にいかに苦労するかは大事だと思う
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) October 5, 2021
未経験で介護職を始めたい人が最初に勤めたほうがいい施設は「老健」や「特養」などの身体介護をする機会が多い施設だと思う。
最初はキツいかもしれないけど、数年働けば他の施設に転職しても十分通用する介護スキルを身につける事ができる。
長く働くためには最初にいかに苦労するかは大事だと思う
上記のツイートについて解説していきます。
未経験で介護職を始めたいと思っている人は多いので、この記事を参考に最初に勤める施設を選んでほしいと思っています。
※介護士の転職に関して詳しく解説した記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
有料老人ホームは介助が少ないので最初に働く施設には適さない。

人の入れ替わりが多いこの業界は離職する人が多いので4年も働けばそこそこのスキルが付くと思っています。
僕自身の経歴としては結構豊富で
- 特養(従来型)
- 特養(ユニット型)
- ショートステイ
- 有料老人ホーム
と部署異動とかを含めて4年間で4つの形態の老人ホームを経験してきました。
ここでよく思うのは各介護施設の職員の介護技術のレベルの差です。
今現在は東京の有料老人ホームで働いているのですけど、はっきり言ったら有料の職員の介護技術のレベルが平均的に低いです。
その理由は後に書いていくとして僕が無資格で介護の仕事を始めたいときはまずは従来型の特養で始めて欲しいと思っています。
今回の記事は介護士をこれから始める方への記事になりますのでぜひ参考にしていただきたいです。
特養の仕事は大変だけど技術が早く身につく

はっきり言って特養の仕事はその他の老人ホームと比べて肉体的なハードです。
求められる介護スキルが高い環境で働く事の大切さ
介護度も基本要介護4〜5の人が大多数なので、基本的に介護士の介助なしでは生きていくことが出来ません。
- 食事介助
- 移乗介助
- 排泄介助
- 入浴介助
が主な仕事なんですけど、拘縮がある方や胃ろうが必要な方や、寝たきりの人が本当に多いです。
看取りケアも普通にして自分の目の前で呼吸が止まって胸骨圧迫をしたこともありました。
基本的に症状の重たい利用者さんの介助をするので体力勝負であって、専門的な知識やそれぞれの介助のレベルの高さが求められます。
ちなみに特養ではレベルの高い職員が低い賃金で働いているので有料は特養の職員をヘッドハンティングしたほうがいいと思っています。

まずは濃い経験を積む事が大事です
でもそういう仕事でもある程度すると体が慣れてきてそんなにキツイと思わなくなるし、どんどん効率的に動くので仕事に余裕をもって終わらせることだって出来ます。
介護士として働く上で比較的に楽な施設がいいとは思いますけど、まずは経験を積むことが大切だと思っています。
こういう経験をしていればどこの施設に行ったとしても即戦力で使える人材になります。

逆に特養を経験していない人は特養に入ったとき想像以上のキツさでダウンしてしまいますし、自分の介護技術のなさを痛感すると思っています。
それほど他の施設と特養との介護という仕事のスキルに開きがあると思っています。
後特養から他の施設に転職したときに体力的に非常に楽になって仕事も素早くこなすことができるのですぐ適応できるだけでなく、貴重な戦力になることが出来ます。
有料老人ホームは自立している人が多く介助をする機会が圧倒的に少ない

逆に僕が今働いている有料老人ホームでは、殆どの利用者さんが殆どのことを自分で出来る状態なので職員からの介助を必要しないケースが多いです。
おむつ交換や急変の対応の経験は多く積んだほうがいい
夜間にするおむつ交換もそんなに多くないですし、拘縮が強い人も全然いませんし、急変の対応もあまりありません。
有料老人ホームってどちらかと言うとサービスによっている場所でやっていることって介護っていうのかはちょっと怪しいんですよね。
でも有料老人ホームは施設自体の質が高くて機能訓練とかが充実しています。
これでもかっていうぐらい細かなサービスを実施しているので利用者の生活の場という意味では素晴らしいです。
ただ、介助する機会が少なすぎて特養の1年が有料の3〜4年に相当すると僕は思っています。
ちなみに先日もオムツ交換したときに尿とりパット全然当たって無くてシーツと衣類を全部更新したことがありました。

特養や老健で戦力になる人はどこに行っても重宝される
特養ではそういうことはなかったですので、ちょっとガッカリしました。
経験値的意味では真っ白な状態のときにガッツリ介護技術を身につけられる特養をオススメします。
有料老人ホームで学んだことが特養に行ったら使えないことは多くありますけど、特養で学んだことは有料老人ホームに行っても十分通用します。
介護士は特養で働く事ができればどこでもやっていけます

僕の場合は特養で3年経験した経験があったので、どこの施設に行っても大丈夫という自負がありました。
その自負の通りそこまで大変ではなかったです。
もちろん有料は有料の辛さ的なものがあるのですけど、肉体労働ではないので身体的な余裕が大分ありますね。
特に夜勤専属の仕事なので身体的に楽なのは本当に良いですね。
夜勤の仕事内容に関しては別の記事で紹介していますのでぜひ読んでいただければ嬉しいです。

それほどハードな勤務の特養ですが一般的な介護技術をつけるのは特養が最短ルートであると僕は思っています。
あと、他の施設に転職した際に勤務が一気に楽になることが大きいですね。
逆に、他の施設の勤務内容に慣れてしまうと特養で働くことができなくなってしまうので、最初に経験しておけば働き方の選択肢を増やすことが出来ると思っています。
基本的に利用者さんへの接客を学びたいときは有料、介護技術を学びたいときは特養か老健ですね。
都会には特養より有料が多いので、少し都心から外れてしまうと思います。
あと有料のほうが儲ける事ができる仕組みになるので、給料は有料が高いようになっています。
高額単価の仕事を楽にするためにも特養の仕事になれるのはいい選択だと思います。
都市部は基本時給が1500円で特養や有料関係なく案件が存在するので、まずは積極的に特養で勤めるようにした方がいいと思っています。

都市部の介護士は特養経験者が少ないから差別化しやすいです

地方では特養が多いのですけど、都市部では特養が郊外ぐらいにしかないです。
なので特養で経験がない介護士の人は多いです。
それを裏返すと特養で働いている経験があるだけで介護技術だけで貴重な戦力になるということです。
地方では普通のことなのに給料が高い都市部では価値のある存在になることです。
僕も特養で働いていたということで介護技術においては信頼してもらっていて、常勤の職員にオムツの当て方とかを教えることも結構あります。
そういう存在になってしまえば派遣切りにあうこともないし、更新時に時給アップの交渉をすることもできます。
なので技術を身につけてから有料に行くことをオススメです。そうすれば仕事が非常に楽に感じますし、価値のある存在として見てくれるのでオススメです。
介護派遣でスキルと資格を得ることができます。

無資格、無経験だといきなり高額の派遣の単価が提示されることはありません。
資格に介しては初任者研修の資格(スクールに通うだけで取れる資格)があれば高単価の仕事をすることが出来ます。
それまでは看護助手をしながら現場経験を重ねたりしたり、人手不足の特養に日勤で入っていって最短で生きた技術を身に着けて欲しいと思っています。
冒頭に書いたのですけど僕は今現在大手の派遣会社にお世話になっています。
以前は地方の正社員で働いていましたけど、都市部で働いてから給料が10万円近くアップしました。
10万円ってすごいですよね!いくら地方と都市部の家賃が違うといえどさすがに10万円も差はないです。

僕の場合は夜勤専従として働いているので派遣の中でも多くもらっているのですけど、それでも都内の派遣の時給は高単価です。
時給は1500円が普通なので20日働けば手取りで20万をいただくことができます(夜勤をすれば夜勤手当分増加する)
福利厚生に関しても以下のようなことがあります。
- 交通費支給
- 社会保険の加入
- 厚生年金の加入
という正社員と同じような扱いを受けることができます。
都内での介護派遣の美味しさについては別の記事に書いてありますので良かったら一緒に読んでみてください。

中には特別案件という普通より単価が高い案件があるのですけど、登録会に参加すると非公開案件がメールで送られてきます。
さすがに現場でのキャリアが長ければ派遣会社も信頼してくれて高単価の案件をどんどん出してくれると思います。
介護派遣で自分が稼ぎたい金額を稼いでいこう

今は長年勤めたら毎年安定して昇級できる環境ではないので稼げる環境に身を置くことが大事です。
金銭的な余裕があれば気持ちにも余裕が出てきます。
人間関係もギスギスしづらいですし、残業原則ない(あったとしてもしっかり付けてくれる)ので自分の生活のサポートとしての仕事として機能してくれます。
介護施設における人間関係に関してもいかにスムーズにしていけるかについても書いてありますのでよかったら読んでみてください。

実際に派遣と正社員を経験して僕的にはこのまま派遣で勤めてキャリアや資格やお金を重ねていきたいとおもう。
派遣のいい所って働き方の選択肢が多いことなんです。
転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
先述しましたが、派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

どこに行っても通用する介護士になるためには特養の経験は必須です
介護はどこででも働くことが出来る仕事なのでどこでも通用するような技術をつけることは本当に大事だと思っています。
そういう意味では特養は良いと思いますし、派遣を利用すれば簡単にステップアップしていきやすいです。
なんやかんや言って多くの施設の経験をすることによってさらに力をつけていきます。
派遣でいろんな施設の様子や働き方を知る事は正社員で同じところに勤めていてはなかんか出来ないと思っています。
自分自身のキャリアを作っていくとともに手に職をつけたい人は特養を起点にして経験を重ねていって欲しいと思いました。
結局最初の職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。
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