介護にまつわる社会的問題

介護士として「尊厳死」にどうに関わるのか?【本音も書いていきます】

 

どうも現役介護士のたんたん(@tantan4423)です。

僕は現在26歳で4年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。

最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。

その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し現在は老健に勤務しています。

これからのキャリアとしては近いうちに都市部に再び戻るつもりです。

かいご畑で実務者研修の資格を無料で取得して国家資格である介護福祉士を取得するつもりです。

かいご畑に関しても詳しく解説している記事がありますので良かったら読んでみてください。

【完全版】『かいご畑』の口コミ・評判・メリット・デメリット・活用方法をまとめて解説このページでは「かいご畑」を利用するメリット・デメリット・口コミなどを細かくまとめています。是非じっくり読んでより良い介護士転職に活用してください。...

今回は安楽死や尊厳死について現役介護士の僕が書いていきたいと思っています。

結論を先に行ってしまいますけど、僕は介護士という仕事をしているのにも関わらず、長生きはするべきだと思っていないです。

つまり安楽死は賛成です。意外にこのように思っている介護士は多いと思います。

介護状態に入って何に幸せを感じることができるのか?

自分じゃ何も出来ないのに家族や友人の人生を奪ってまで生きていきたいかって言われたらそうではないですからね。

介護生活ってその人が無くなるまで続きます。

人間の寿命は医療の発達によって一気に上がったのですけど、その分介護者の負担はどんどん上がってきます。

長寿大国ニッポンと前面に押し出して世界に発信しています。

現状は医療によって生かされている状況です。

僕のいる介護施設でも薬がないとすぐ体調を崩したり、胃ろうなどの延命治療を行っている人も多いです。

そういう方のために僕も胃瘻や吸引をする資格を取得しました。その資格に関しての記事もありますので良かったら読んでみてください。

【まとめ】介護士が喀痰吸引や胃ろうの支援をする際に留意しておきたいことこの記事では介護士で喀痰吸引の資格を持っている僕が、喀痰吸引や胃ろうでの支援をする際に意識して欲しいことをまとめています。...

家族の希望があるからそうしているみたいなことがあるけど、家族の意思によって生きたくもないのに生かされているはどうでしょうか?

結局自分の命に対して自分で考えて行動するよりも他人に委ねてしまっていることが原因ではないでしょうか??

自分の意思が無くなってしまう前に自分はどのように死にたいかとかそういう話をしている人は本当に少ないように感じます。

実際に介護生活に入って、その意思を確認できないから家族の意思によってその人の命が左右されます。

そこのところが曖昧にしているからこそ、穏当は望まないケアを受けたり、家族も困ってしまってとりあえずアンパイである延命に踏み切ってしまうと思う。

自分自身の死に向き合う期間が長いと精神的苦痛につながる

 

 

僕は介護という仕事をしている事もあるかもしれないけど、人が死ぬということに対して割り切った考えを持っています。

人が死んだからって言って悲しくならないです。それは自然な定理で命は必ず終わりを迎えるのでそういうものだと思っています。

何かこの国では「長寿大国」で世界に対して発信しています。

なんで長く生きることが善で早く死ぬことが悪になっていることが疑問に感じてしまいます。

ずっと楽しいことをして生きていけるなら長生きした方がいいかもしれないです。

他人に介護してもらわないと生きていけない人に対して僕は「長生きしましょう」なんて到底言えないです。

実際に長生きしたことによって生じる弊害なんて山のようにあるので、その未来を受け入れてくださいということはなかなか言えないです。

そして自分の介護のために仕事を辞めて金銭面や精神面で追い詰められてしまう家族をみるのは流石にキツイです。

自分の人生の幕引きは自分でしっかり考えるべきです。

出来るだけ多くの人を追い詰めないやり方を検討していたら、自然に安楽死っていう結論になりました。

残された家族が辛いとかそれを実行する人が辛いとかそういう話もあるけど、終わりのない介護生活を家族とかに強いてしまうよりかは遥かにマシだと思う。

家族は在宅で介護をするのはよくないので施設にすぐ預けた方がいい

 

 

介護士が不足している現状だけど、家族で介護するぐらいならすぐ施設に預けるのが一番平和だと思います。 

子ども介護して欲しいと思うこと自体辞めていただきたいです。

施設に入るまでの間は仕方なく介護しないといけないかもしれないけど、子どもだからって親を介護する必要なんて無いです。

今の世の中家族に対して求められているものが大きすぎて家族が破綻しています。

今まで家族がしていた役割を外に投げられるようにしたほうが良いような気がする。

子どもに介護して欲しいと思うのなら、親を介護したいって子どもに思ってもらえるような人間になるしか無いです。

親と子どもって言っても違う人間なんだし、何か一心同体に思われるけど、もう子どもは親を簡単に捨てると思う。

家族というものは閉塞感がすごくて居心地悪い。死ぬまで親に縛られて生きていくなんてお先真っ暗すぎないか?と思う。

親も親で自分がどうしたいのかをハッキリして、施設に入るならお金を貯めたりするべきだと思う。

自分の命を家族に任せるなんてあまりにも無責任です。

子どもって親の勝手な都合で作るもんだから、勝手に作っておきながら「老後は介護しろよな」って理不尽極まりないような気がする。

毒親に子供が介護をしない方がいい理由を解説【召使にされます】毒親は子供強く依存しているので、介護をきっかけで子離れをさせたほうがこれからの子供人生を壊されません。同様に子供も親離れして自立するべきということは言いたいです。そのための方法論や意識をこの記事で解説しています。...

お金がない状態で介護状態に入った時にどうするか?

 

実際に老後に備えて貯金している人としてない人がいて、僕は後者なんだけど、働けなくなってお金が稼げなくなってしまったらもう死ぬしか無いって思っています。

介護士としては最悪な考えですけど、貯蓄がない状態だと国や周りの人間にお世話になる機会が増えて不幸になる人が多いです。

その積みルートにはいった場合は無理に抗うよりかは「好きなように生きてきたからしょうがない」ってなったほうが残りの人生も割り切って生きられると思う。

社会保障を充実されるというのは大切なことだと思うけど、ないものをねだるよりは今あるものを大切にして自分の人生を全うするほうが大事なのではないかと思う。

長生きしても自分のやりたいことが出来てなかったらその時間は無に等しいです。

長生きすることに固執するよりかは今を十分に楽しむことにフォーカスし、お金がなくなったりして積みルートに入ったらもう死ぬよう割り切った方がいいと思います。

死にたいと思ったときにさっくり死ねる安楽死は人生の終わり方に関しての選択肢を広げることができるのであまり悪いことではないと思う。

死ぬことは悪いことじゃないんだから。そんなに責任を感じることはないと思う。

介護士としてどのように関わるべきなのか?

 

 

介護職は介護の方法を身に付けていることはもちろん、コミュニケーション能力も重要になる仕事です。

介護現場における大切なコミュニケーションの取り方は以下の通りです。

  • 個人に寄り添った対応
  • 利用者を安心させる対応
  • 利用者の尊厳を守る対応

それでは以下より解説していきます。

個人に寄り添った対応をする

 

介護職は忙しいときにも、利用者をしっかり見て、その人その人のペースや想いに適した対応、会話を心掛けることが大事です。

たくさんの利用者がいる施設であっても、相手は一人ひとり違う人間です。

当たり前だと思われるかもしれませんが、日々の業務に慣れ、一斉にたくさんの利用者を相手にしていると、対応が機械的になってしまいがちです。

まず相手を自分と同じ人間だと考えて自分が嫌だと思うことをしないことが大事です。

利用者を安心させる対応をする

 

介護職員は利用者に対して、安心感を持ってもらえるように心掛けたほうがいいです。

利用者は、介護施設や介護職員との関わりに多少の不安を持っています。

慣れない環境で、知らない人にお世話になることを考えれば、誰だって不安になって当然です。

安心感を抱いてもらうためには、できるだけ相手の意見を否定せず、声を荒げず、そして共感する態度で接した方がいいと思います。

利用者の尊厳を守る対応をする

 

利用者の心身の健康を支えるためには、言葉遣いを丁寧にするなど、相手の尊厳を守る対応も意識しましょう。

高齢者は自分の人生の先輩だと考えて接し、相手が高齢者でなくとも、対等な関係を築くことが大切です。

とは言え「とことんヨイショをしろ」と言うわけではなくて、自分がされたら嫌なことはしないということを意識しましょう。

利用者は、誰も好きで介護を受けているわけではないです。

また、恥ずかしいこともお世話してもらっているという気持ちから、遠慮して本音を言えない人もいたりします。

介護職員は、こうした利用者の気持ちを忘れてはいけません。

さいごに・・・

 

介護施設に入っている高齢者の方はお金を持っている傾向があるのでいいと思います。

介護生活の先には死しかないのに若い世代のお金をそのところに費やしてしまうのはどうかと思っています。

安楽死の賛成に関して僕の考えをまとめると

・貯金がない人が介護生活に入った時に家族の負担を避けるため

・介護生活に入った人の精神的負担が大きいため

・介護生活は基本苦痛。死ぬより苦しいことはたくさんある 

ということになります。

これらの問題を解決するのが安楽死という制度になります。

自分自身や自分の周りの人間に大変な思いをさせるぐらいなら死んだ方がマシというケースは多いです

実際に介護士としてそういう思いを持った家族や入居者様をみてそういう事を感じたので記事にしました。