介護派遣で働くメリット・デメリットを現役派遣介護士が徹底解説します
介護士のスキル向上

実際に看取りケアを何度も経験した介護士が看取りケアをする際に意識したい事と覚えておきたい知識

 

どうも現役介護士のたんたん(@tantan4423)です。

僕は現在25歳で4年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。

最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。

その後上京し現在は介護派遣にて有料老人ホームで夜勤を月に8~10回する生活を送っています。

ちなみに僕は大手の派遣会社にお世話になっていて月に25~30万円ほどの収入を貰っています

現在は島根に帰省して大手のマイナビ介護職で継続して夜勤専属として働いています。

収入は落ちてしまいましたが、副業の存在もあって全然生活を成り立たせる事ができています。

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これからのキャリアとしては近いうちに都市部に再び戻るつもりです。

かいご畑で実務者研修の資格を無料で取得して国家資格である介護福祉士を取得するつもりです。

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かいご畑に関しても詳しく解説している記事がありますので良かったら読んでみてください。

【口コミ・評判】無料で資格取得できる「かいご畑」のメリット・デメリットを徹底解析!! どうも現役介護士のたんたん(@tantan4423)です。 僕は現在25歳で4年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました...

特別養護老人ホーム(基本亡くなられるまで住むことになる老人ホーム)に勤めている2年の間に実際に看取ってきた利用者様は数え切れません。

目の前で苦しみながら亡くなられた方もおれば、生を全うした如く笑顔で最期を迎える方など人様々な最期をこの目で見てきました。

歳を取ってくると徐々に体が弱ってきてご飯も食べなくなり、やせ細っていきます。

自然の定理だと分かっていても、それまで一緒に過ごしてきた家族やその最期の場所で巡り合った僕達介護士からしてもとてもつらい現実です

昨日まで一緒にお茶して話していた利用者様がだんだん弱っていく姿をみるのはいくら多くの人を看取ってきた経験がある僕らでも感じるものがあります。

現実を受け入れた上でいかに本人らしい最期を迎えられるかということ考えれば本人に最期まで寄り添うということが非常に大切だと思います。

今回は看取りケアについて僕が大切にしていることについて共有していきたいと思います。

看取りケアとはなんなのか?

平成26年に「公益社団法人全国老人福祉施設協議会」が発表した「看取り介護指針・説明支援ツール」では、次のように定義されています。

『看取り』とは、近い将来、死が避けられないとされた人に対し、身体的苦痛や精神的苦痛を緩和・軽減するとともに、人生の最期まで尊厳ある生活を支援すること。

これまでは終末期になると、入院を余儀なくされ、少しでも生命を維持することが優先される事が多かったです。

しかし、「鼻から管を通し、体中に機器を取り付け、無理矢理に生活するのはどうなのか?」という意見も多くありました・

なので平成18年4月の介護報酬改定で「看取り介護加算」が創設されました。

その人らしい最期を迎えるために、医師の指示で疼痛緩和を適切に行い、自宅や施設で死を迎える「看取り」の考えが広がりました。

基本看取りケアは延命治療はしないので、痛みや不快感を和らげたり心のケアに努めていくことが主になってきます。

場所によって看取りケアをしない施設があるのですけど、大体の施設では行います。

看取りケアとターミナルケアとの違いは?

 

ターミナルケアと看取り介護は似たような感じですけど「医療対応か、介護対応か」という点が違います。

僕たち介護施設で行われることは看取り介護になります。

ターミナルケアが「終末期医療」や「終末期看護」と訳されるので、点滴や酸素吸入などの医療的ケアを中心となっています。

「看取り介護」は、食事や排せつの介助や、褥瘡の防止など、日常生活のケアが中心になります。

看取り介護は生活の中で残り少ない命をいかに自分らしく生きられるのか?ということになり。

老人ホームでの看取りとは??

厚生労働省が提出した「平成27年度介護報酬改定の効果検証及び調査研究に係る調査」があります。

平成 27 年度介護報酬改定の効果検証及び調査研究に係る調査

そのなかに

特別養護老人ホームの76.1%、老人保健施設の64.0%、介護療養型医療施設の81.9%が終末期に入った入居者に対して看取りを行っている

と明記されています。

これは前年度の調査より増加傾向にあり、これから老人施設において看取りケアどんどん増えていくということを意味しています。

病院や老健のように医師が常駐する事がないので、どこの施設でも比較的実施しやすいという事があります。

看取りにおいての医師の役割は、「検死」の確認です。

家族に人生の終焉を知らせる大切な役割といえるでしょう。

実際に心肺停止した際はかかりつけの医者を呼んで検死をしていただくような感じです。

医療行為に関しては最小限で本人に苦痛がない程度に行います。

看取りケアができる施設とできない施設がある

2000年に施行された介護保険には看取り介護加算が設定されています。

この加算とは、基本のサービス料以外のサービス内容によって料金が増加することを指します。

ある要件を満たせば、サービス料に付加されて事業所の収入になります。

なので看取りの人を多く受け入れることによって介護施設の収入が増える仕組みになっています。

看取り介護加算は、ご家族より看取りに同意いただいてから4~30日以内は144点が付与されます。

死亡前日や死亡前々日の場合は680点となり、死亡日は1280点が加算されます。

この加算はご家族にではなく国から事業所への報酬となります。

加算の対象となる条件は下記のとおりです。

  • 常勤看護師(必ずしも常駐でなくてよい)を1名以上配置し、施設又は病院等の看護職員との連携による24時間の連絡体制を確保していること。
  • 看取り指針を定め、入所の際に本人・家族等に説明し同意を得ていること。
  • 看取りに関する職員研修を実施していること。
  • 医師が一般に認められている医学的知見に基づき回復の見込みがないと診断した場合であること。
  • 本人や家族等の同意を得て、介護計画を作成していること。
  • 医師、看護師、介護職員等が共同し、利用者の状態を、随時、本人や家族に説明し、同意を得て介護を実施していること。
  • 医師、看護師、介護職員等が協議の上、当該施設の看取り実績を踏まえ、適宜、看取りに関する指針の見直しを行うこと。
  • 看取りを行う際に個室または静養室が利用できるよう配慮すること。

詳しい内容は以下のサイトから確認してみてください。

看取り介護加算の概要や算定要件等について

読んでいただければ分かるのですけど高いハードルは課されていません。

この条件のゆるさから現在では、看取り介護を行っていない老人ホームの方が少数派になっています。

それでも実施できていない場合は、「医師と連携が取れていない」「スタッフの教育が実施できていない」という理由が考えられます。

そもそもそういう施設に入居される事がリスクになってくるので入居時にはしっかり確認をとったほうがいいです。

悪化した場合には、看護師が嘱託医に指示を仰ぎ、協力病院もしくは指定病院に緊急搬送することが多いです。

看取りケアを受けるのに必要な手続きとは?

看取り介護をする際には、ある程度の手続きをする必要があります。

  • 看取り介護指針(看取り介護で提供する各種書類を含む)、
  • 重要事項説明書、急変時や終末期における医療等に関する意思確認書の内容を説明する
  • 同意を得る

この場合に看取りケアを行います。

看取り介護を行うにあたり、「看取り介護計画書」が作成されます。

これは看取りに特化したケアプランで、いつ、だれが、どのように、何をするのかが立案されます。

その際に

  • 介護士
  • ケアマネージャー
  • 相談員
  • 栄養士
  • 看護師
  • PT
  • 家族

などで話し合いが行われてケアプランを作っていきます。

看取りに同意していたとしても、途中で状況や本人や家族の考えが変わることも十分にありえますのでその都度変更をしていきます。

介護士が看取りケアのときに出来ることは??

ここからは実際に看取りケアになった後に介護士としてどのような事ができるか?ということについて書いていきます。

基本はケアプランに沿って介護を行なっていうのですけど、介護士は一番近い距離でその人と関わるのでちょっとしたことを自分で考えてケアをしていくことは多いです。

先ほど書いたように介護士は医療行為が基本的に出来ないので医療の面からのサポートをすることが出来ません。

しかし介護士は近い距離で利用者様と関わっている人なので、家族の次ぐらいにその人のことを分かっている存在なのです。

その人がどのようなことをすると喜び、どういったことが好きなのか??

一番近い距離で利用者様と関わってきているからこそできることがあるはずです。

「もう看取りになってしまったからできない・・・」ではなくその人が残っている力でその人ができることやっていただくことだっていいです。

今まで以上にその人に寄り添った関わりをすればそれでいいと思っています

  • オムツ交換の際にマッサージをする
  • 親戚を集めてちょっとしたパーティーをする
  • 前から行きたかった場所に一緒に行く
  • 声かけを積極的に行う
  • 家族様との時間を過ごす
  • その方が好きな食べ物だけを食べていただく
  • 手を握って話しかけたりマッサージなど触れ合う機会を多くつくる

他にも常にキレイにいていただくために清潔保持をしたり、好きな音楽を流したりその方が安心して過ごせる環境作りをすることも大切です。

看取りケアをする上で一番大事なことは?

 

介護士は食事、排泄、入浴の3大介助というイメージが強いと思いますが、実は利用者様の心のケアが一番の仕事ではないかと思っています。

もちろんその3つの介護も必要ですけど、施設ってその人が最期まで生活する場所でもあるのでその生活をいかに充実させられるかが大事だと思っています。

その方にも元住んでいた家や家族がいて多くの方から愛されていた人なのです。

人達がわざわざうちの施設に来ていただいているので最大限のおもてなしをするべきだとおもっています。

そして人生最後の時間をうちの施設で過ごしてよかったって思えるように僕はいつも利用者様に関わっています。

その方のニーズを引き出してサポートするのが介護士の仕事です。

その姿勢を持っていれば、看取りケアになられた利用者様に対してもその人らしいく過ごしていただける手助けができるのではないでしょうか??

自分がされて嫌な介護は他人にしない意識を持つ

 

気持ちがない人はその人のニーズを引き出すことも出来ないし、利用者様と良い関係を気づくことは出来ません。

僕は看取りケアになる前の元気なときに一緒にお出かけに出たり(ショッピングモールで一緒に服を買ったり、カフェでお茶したりした)できるだけ楽しいことをするようにしている。

介護の基本は自分がしてほしいことをして、されて嫌なことはしないという超簡単なことだ。

普通に人間として接していればいいと思います。

自分が余命宣告されたときにどうして欲しいかを想像する

実際に命のやり取りを日常から行っている僕は実際に余命宣告されたらどういった最期をどうしたいかということをよく考える。

まだ20代でそんなこと考える必要はないのかもしれないけど、いつ体調を崩してしまうかもわからない。

余命宣告されてから考えるじゃ遅い。

もたもたしていると自分の命の火は消えてしまう。そのためにも1年に1回でもいいから考える時間をとるべきだ。

それを文章に書いておくだけで残された家族は何をすべきかがはっきり分かってくる。

何事も準備さえあればなんとかなるのだ。

看取りケアはしたくない人は派遣で働くと良いと思う

看取りケアは非常に最後のケアと言われるぐらい責任が重大です。

その責任の重さが嫌な人は案外いると思います。

そういう人たちには派遣として働くことをお勧めします。

僕自身はベネッセMCM という派遣会社にお世話になっていますがとにかく単価が高くて福利厚生が充実している。

ここで自分看取りケアをする責任に耐えきれないのならその趣旨を派遣会社に伝えて職場探しをしてもらうことも可能です。

僕の場合は看取りケアは大丈夫でしたけどたまたま派遣された施設が看取りケアをしない場所で看護師も多い場所だったので非常にストレスが少なく働けています。

ベネッセMCMの場合は単価が高いので薄月給と言われる介護士でも東京で十分な生活を行うことができています。

ぜひ気になる方は公式サイトから見てみてください。登録会に行けば非公開の求人をもらうことができて良いですよ。

ベネッセMCMを利用した感想もありますので良かったら読んでみてください。

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 最後まで快適に過ごして頂こうとする意識が大事

看取りだからって気構える必要はまったくないと思います。

確かにとても悲しいですし責任はあります。

それよりもその人らしく快適に最期を過ごしていただけるかどうかではないだろうか??

そのためには心からの関わりが必要不可欠だし、これからも介護士という仕事をするにあたってこういった気持ちを持ち続けて関わっていけたらと思います。

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