どうもたんたん(@tantan4423)です。
5年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをしています。
でも時期には現場復帰するつもりです。
かいご畑で実務者研修の資格を無料で取得して国家資格である介護福祉士を取得するつもりです。
かいご畑に関しても詳しく解説している記事がありますので良かったら読んでみてください。

今回は上記のツイートに関して解説していきたいと思います。
今回は認知症について僕が思っていることを書いていきたいと思います。
2020年には女性の半分が50歳以上になるこの国で介護をしていると多くの認知症患者と接することがあります。
実際にそういった方のお世話をしていて認知症患者とはどういった症状があります。
どういった関わりをしていいのかを仕事を通して学んでいます。
こういった学びから「僕なら絶対に認知症になりたくないな、それなら死んだ方がいい」と思うようになりました。
大分失礼な内容ですけどそれでもいい方は続きを読んでみてください。
※認知症対応でイライラする人には以下の記事を読んでいただきたいです。

この記事の目次
認知症は怖い病気であり、大きな苦痛である

認知症の症状が出てくると記憶の保持が難しくなってしまい多くのことを忘れてしまいます。
人によって程度は違いますが、何度も同じことを言ってしまうこともあります。
自分の最近の過去を忘れてしまい子供の頃の記憶だけ残っているなどあります。
認知症は回復することはなく症状はどんどん悪化してしまいます。
トイレの仕方や場所を忘れてしまったり、自分の足の調子が悪いのを忘れてしまって無理な歩行をして転倒して二度と歩けなくなる人もいます。
その方の家族さんが施設にやってきても、知らない人だと思ってしまうことも良くあります。
それってほんとうに辛いことで今まで自分が大切にしていた家族や友人のことを忘れてしまうなんて忘れられた相手もショックです。
日本国憲法の生存権で尊厳の保持がありますけど、大切なことを忘れてしまった人にまだ生き続けろっていう社会もどうかと思ってしまいますね。
介護士もそんな思いと葛藤しながら毎日の仕事に励んでいます。

その気持ちに寄り添うのが家族や僕達みたいな介護職員なのですけど、やっぱり失うことによる悲しみは計り知れません。
人生の最期に忘れたまま過ごすということは苦痛でしか無いと感じます。
その感覚を忘れてしまった最後に意味はあるのかを考えたいです。
それはなんの目的もなくただ生かされている状態でもあるので僕なら早く死なせて欲しいと感じます。
認知症は治らないので、介護施設に入所した方がいい

実際に入所してくる利用者さまの家族さんは疲れきった顔をしています。
テレビとかでも在宅介護の大変さをよく特集していますが、頼れる人が少ないと少人数に大きな負担を強いられてしまいます。
確かに自分の親だからと言って絶対に介護をしなくちゃいけないということもないです。
基本的に介護が必要な状態になったらすぐ介護施設に預けた方がいいと思っています。
僕らの勤めている介護施設は多くの人数で1人の利用者をみているので負担的な意味では分け合っています。
実際に介護職員をしていて介護のプロであっても一人で親の面倒をすべて見ることは難しいのではないでしょうか??
体の動かない人の介助をする際は黙々と介護に集中すればいいのですけど認知症の方の介助はそれだけではなく、関わりということが求められてきます。
認知症は脳の衰えからきます。前の言い方でいうと「ボケ」が進行した状態です。
人によって症状はそれぞれですが、おおよそは短期間の記憶がこんなになってしまいます。
さっきご飯を食べたのに「ご飯はまだかね??」と聞いてきたり家族に向かって家族に合わせろって泣きながら訴えてくる人も居ます。
僕たちはプロとして仕事をしていて、割りきっているところもあるのですが家族という立場で介護することは本当に大変だと感じます。
親の介護はすぐプロにまかせてしまった方が気持ち的に安心だと僕は思っています。

前の姿とのギャップで悩まされることもあるだろうし、終わりが見えないトンネルを走り続けるようなもので不安や孤独にも戦わないといけません。
認知症になると多くの人に迷惑をかけて死んでいく事実

実際問題自分の親や子どもは絶対に介護とか関わってくのは言うまでもありません。
いつ体調を崩されるかわからないですし、明日から寝たきりになるかもしれません。
僕の祖父も毎日山に出かけて竹を切っています。
しかし脳卒中で緊急搬送されてしまい、脳に甚大なダメージを受けていしまい植物状態になってしまいます。
食事も口から食べられることがなく胃ろうによって命をつなぐ状態になっています。
それから5年ほど生きてはいましたけど、その間の家族の悲しみは半端ではありません。
いきなり話すことがままならない状態になってしまったので心の準備もなっていません。
認知症には直接関係はないですけど、大切な人のことを忘れてしまうのは、それと同じくらいの悲しみが伴うのです。
そうなるくらいならまだ自分が分かっている間に悔いの残らないように行動して逝かせてもらいたいです。
自分のせいで家族を悲しませたくもありませんし、自分の恥ずかしい姿も見られたくありません。
そういった気持ちを抱かずに死にたいと思うのはおかしいとは思えないです。
多様な世の中になっている今だからこそ多様な最後の過ごし方があってもいいのではないでしょうか??
大切な人だからこそ、迷惑を掛けたくないって思いってあるもので、その思いにどれほど添えるかって非常に大切なんだと感じます。
実際に在宅介護が貧困に繋がることもあるので、一家が巻き込まれて不幸になってしまうこともあります。

死ぬ場所を選ぶことすらできなくなってしまう事実

生まれてくるのって自分で選ぶことが出来ないから死ぬ場所ぐらい自分で選ぶ権利があってもいいのではないかと思います。
僕は上に書いたように認知症になったら死にたいと思っている人なので、自分を見失う前にさっくり死にたいと思っています。
実際にはそれを止める家族、友人がいてそれをなかなか実行することはなかなか出来ないかもしれないです。
でも自分を見失って体中を管に繋がれたまま死んでしまうなんてまっぴらで、自分が何者かわからなくってしまうことは死同然と考えてしまいます。
楽しいことがない人生なんてつまらないです。
これから先に楽しいことを見つけることが非常に難しい認知症という病気になった時点で僕は生きることを諦めてしまいます。
それぐらいだったら、正気があるうちに楽しいことに浸りまくるほうが何倍も充実した人生だったと言えると思います。
現在認知症になっている方は本当に苦しんでいると思います。
大切にしてたことすら忘れ、自分でも何がしたいのかわからない状態で、しかも死なせてくれないのは苦痛です。
彼らに救いはあるのか?ってほんとうに思います。
認知症の方の尊厳をいかに守るために必要なこと

自分が尊厳のある最期を迎えるためには元気なときに手を打っておく必要があります。
遺言状までもいかないが自分に何かあった時にして欲しいリストを作ることは大切なのではないかと思います。
例えば、「施設に入るのか今は認められてないけど安楽死する」と実際に認知が進んでしまうとこういったことの判断がしづらくなっていきます。
それなら事前に自分でどうありたいのかを書面で作っておけば、周りの人はそれに反した行動ができなくなります。
そして、その自分の願望を叶えようと周りの人は協力してくれると思います。
自分の意志が伝わらないからこそ望まない結果になってしまいます。
事前に手を打つことがリスクマネジメントになっていきます。
転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
先述しましたが、派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

安楽死も本人の意志を尊重するための手段

よくネットでも安楽死の賛否について書いているのをみますが、介護職員の立場で言うと賛成です。
介護施設に入所する人ってそこで最期を過ごすということになります。
施設や実家以外での最後の場所があってもいいのではないかと思います。
安楽死に関しては自分の判断によってするかしないか選べるので認知症を診断されます。
自分が何者かわからなくなってしまうという立場になったときに、生きるか死ぬかの選択ができるだけでもその人は大分救われると思います。
個人を尊重するなら国がそのための選択肢を用意すべきなのではないかと思います。
安楽死を導入するにあたって難しいのは施行する側の心理的問題と安楽死で亡くなろうとする人が増えるということではないか?と思います。
僕個人としては安楽死する人ってそこまで多くは無いと思います。
もし志願をしたとしても長いカウンセリングと周りからの言葉で取り消す人がほとんどだからだと思います。
逆にそこまでしても安楽死をしたいという人の気持ちは本物でその人の気持ちに沿うこともできます。
ただ、先程も言ったようにこのような制度があるだけでも全然気持ちは違うと思います。
死にたいときに人に迷惑をかけずに死ねるという気持ちの余裕があれば生き地獄を味わうことはないです。
でも安楽死を施行する側の心理的な問題は大変なものがありボク個人としてもいい方法は思いつかないです。
いろいろな人がいるのでみんな一緒の死に方をしましょうという今の感じはやっぱりおかしいなと思ってしまいます。