どうもたんたん(@tantan4423)です。
現在はフリーランスとして活動をしているのですけど、以前は現場で介護職として働いていました。
普段はそんな介護職の働き方に関する悩みを解決する記事を書いています。
先日以下のようなツイートをしました。
介護士から異業種転職をしたい人が多いけど「今の環境から抜け出したい」という動機だと時間の無駄になる
自分の経験やスキルを活かせる「軸ずらし転職」か「今のスキルと掛け合わせて強いと思える業種への転職」がオススメです
転職は戦略的にしないと時間だけ失って損をすることが多いです
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) March 30, 2020
介護士から異業種転職をしたい人が多いけど「今の環境から抜け出したい」という動機だと時間の無駄になる
自分の経験やスキルを活かせる「軸ずらし転職」か「今のスキルと掛け合わせて強いと思える業種への転職」がオススメです
転職は戦略的にしないと時間だけ失って損をすることが多いです
上記のツイートを掘り下げつつ「介護士の異業種転職」について解説します。
・異業種転職を考えているけど不安な介護士
・今の介護士の仕事に不満を持っている人
・自分のスキルや経験を生かして他職種に転職したい人
僕自身は今はフリーランスでブログの広告収入や企業の案件や作家活動で収入を得ています(収益は月100万円以上です)
元は介護士で手取り15万円の収入で「他にできる仕事もない」という状態でした
しかし介護士で働くに当たって得た情報や考えをブログにまとめてその数倍の収入を得ることができた
結局その場所で働くだけではなくて、労働時間で何をするのか?ということが選択肢を広げることにもなります
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) March 30, 2020
転職とは少し違いますけど、その気になれば他職種でも通用するスキルを持っています。
実際に他業種で生計を立てている身でもあるので、スキルの掛け合わせや他職種でも成果を出す転職については熟知しています。
この記事を通して少しでも自分の可能性に気づいてステップアップする転職を成功させて欲しいと思っています。
※僕は副業を通して収入アップさせてきました。お勧めの副業を知りたい方は介護士にオススメの副業を読んでみてください。
この記事の目次
異業種に転職したいと思っている介護士は多い

「異業種に転職したい」と思っている介護士の背景には以下のようなことがあります。
・給料が低いことへの不安
・「結婚できるのか?」という不安
・多くの介護士がストレスを抱えて働いている
この3つの背景は実際に僕も介護士として働くにあたって強く感じました。
そして転職によって「この状況を打開したい」というのは当然だと思います。
介護士が異業種に転職したいと思う背景に関して深掘りしていきます。
給料が少ないことを不安に感じている
介護士の給料は低い水準だと感じる人は多いです。
全国平均の年収より100万円離れているというデータもあります。
そうなってくると自分の満足する生活ができないケースも多いです。
仕事をする上でお金の部分は大きなウエイトを占めます。
それ故に「他職種に転職したい」という人が出てきてもおかしくないと思います。
また給料の段階で求職者が介護業界を避けているという現実もあります。

結婚できるか?不安に感じている
収入が低いという部分と繋がってきますが、結婚や子育てへの不安も出てきます。
・結婚式を開くことはできるのか?
・生まれた子供を大学に通わせることができるのか?
・マイホーム、マイカーを購入することができるのか?
・家族に不自由な思いをさせてしまうのではないか?
収入が低いとこの思いをさらに増幅させて一歩を踏みだす勇気を奪ってしまう結果になってしまうかもしれません。
僕も「この仕事を続けていても将来大切な人を守れるのか?」と不安になったことはありました。
出産や子育てには時間もお金もかかります。
その中で低収入で忙しくなりがちな介護士の仕事は適切ではないと考える人も多いです。
そのために好きだった介護士の仕事を離れないといけない選択を迫られてしまいます。

介護職はストレスフルな仕事です
介護士は非常にストレスが大きい仕事です。
・なかなか上がらない給料
・残業続きでなかなか家に帰れない
・モンスター家族からのクレーム
・複雑な対応を求められる利用者の存在
仕方ないといえば仕方ないかもしれませんが、無理して続けていると心が折れてしまいます。
実際に介護士を辞めて他の仕事をした人が満足しているという話も多く聞きます。
こういう話を聞いて「私も介護士辞めて他の仕事をしようかな・・・」と思っても不思議ではありません。
特に今はコロナウイルスで自分を守るのも難しくなっているなかでの出勤なのでフラストレーションは高まっていると感じます。

介護士から異業種への転職は可能か?

結論としては全然可能です。
介護業界だけではなくて他の業界でも人手不足は深刻ですし「やる気があればOK」みたいなところも多いです。
具体的に言えばエンジニアとかですね。
しっかりプログラミングスクールや職業訓練校でしっかり勉強して現場に出ても勉強をし続けて向上心を持ってできれば信頼される人材になることも可能です。
そもそも「転職できるのか?」とか不安がありますけど、まずはその業界が求めるスキルを身に付けることが大事です。
ノースキルで転職するのは介護業界からじゃなくても同じです。
企業も利益を作るために人を採用しますので、その分の価値を自分で作っていくことは大事です。
ただ介護の仕事だけをして他の業界で通用するスキルを身に付けていない場合は採用されづらいのは当然です。
そういう場合はしっかり未経験でも育てることを公言している職場がいいです。

年代別の介護職の異業種への転職について

ここでは20代と30代の介護士の異業種転職について解説していきます。
20代の介護職の異業種転職
20代は非常に転職はしやすいと思います。理由としては
・将来性があると思われている
・体力や吸収性がある
・前の職場の風習を引き継いでいないまっさらなケースが逆に都合がいい
僕自身も20代ですけど、比較的転職しやすい環境にあります。
20代は転職しやすいので、多くの業界の経験やスキルを身に付けて選択肢を広げるチャンスです。
逆にこの時期に様々な経験をしていないと年齢が上がるたびに選択肢が狭まってしまいます。
ちなみに20代で転職した方は以下の記事を読んでいただければより理解が深まると思います。

30代の介護職の異業種転職
30代の場合は20代みたいに「若さや将来性」で押し通すのが難しくなってきます。
基本的にはスキルや経験ありきの転職になります。
もちろん人手不足の仕事に関しては受け入れをすることはできるのですけど、大きな年収アップには繋がらないと思います。
・希少なスキルを持っている人材
・企業側が求めるような人材
・付加価値を持っている人材
これらのように求められるスキルや知識を20代のうちに積み上げていくべきです。
逆にこの積み重ねを行っていないと転職では苦戦をしてしまいます。
結果的にそこまでスキルが求められない仕事をするしかなくなってしまいます。

基本的に若ければ若いほどいいです
先ほどから何度も書いていますけど、基本的に若い時に多くの経験をして選択肢を確保した方がいいです。
なので同じ介護施設でずっと働いてもなかなか選択肢が広がらないんですよね。
もし介護の仕事ができない状態になってしまったら、歳を重ねた状態で新しいスキルを身に付けないといけないです。
それは非常に負担が大きいし、結果的に年収アップには繋がりません。
スキルや経験がない状態での転職はブラック企業にかかってしまうことが多いです。
逆に希少な人材に関しては会社側も退職して欲しくないので大切に扱ってくれます。
若い時は積極的にいろんな業界に転職するのはありです。
なので最初は年収よりも自らの成長に着手して転職する意識を持った方がいいです。

異業種転職を成功させる為に身に付けておきたいこと

転職する際に身に付けて欲しいことは以下の通りです。
・コミュニケーション能力
・マーケティング力
以下より解説します。
コミュニケーション能力
介護士はコミュニケーションをする仕事でもあるので培われていると思いますが、他職種では求められるコミュニケーションは少し違います。
・自分の能力を他人に認めさせるためのコミュニケーション
・相手に商品を買ってもらえる(契約してもらえる営業トーク)
・基本的なビジネスマナー(名刺交換や言葉遣いなど)
でも介護士の人からしたらこれらを身に付けるハードルはそこまで高くないと思っています。
僕も今は独立して1人で仕事をしているのですけど、介護職で身に付けた「相手を思いやる関わり方」というのは本当に役に立っています。
コミュニケーションは仕事をする以前の問題であって、この問題を解決できない人も多いです。
なので介護士で学んだコミュニケーションをフルに活かすことをお勧めします。
もちろんコミュニケーションがあまり必要ない仕事はあるのですけど、結局上に登っていく上では必要不可欠です。
ただその方向性が違うので利用者に関わるようなコミュニケーションを他職種でしてしまうと失敗することが多いので注意してください。
マーケティング力
マーケティング感覚に関しては「なんで必要なの?」と思う方も多いかもしれませんが、あったら会社側も嬉しい能力です。
・会社の商品やサービスを売る際に強力な武器になる
・ユーザー目線になれるマーケティングやセールストークは利益を生み出す
・数字をあげられるので結果昇進する
マーケティングのスキルはどの業界でも求められるものです。
介護士で現場の仕事をしているとなかなか触れることがないのですけど、一つ上の段階にいく上では大事な要素です。
実際に僕自身もネットを使ったマーケティングには長けている方ではありますけど、多くの企業からPRを求められることも多いです。
外に外注したくなるようなスキルを持っている人が社内にいるのは嬉しいことです。
売り上げを出せる人材はどこの業界に行っても必要とされます。
自分にしかできない事を伸ばしていくべきです
【介護の分野に掛け合わせると強いスキル】
・営業能力
・マーケティング
・ライティングこれらは間違いなくいい
現場の問題を把握している状態で上記の能力を身に付けたら無双できると思う
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) March 31, 2020
転職をする際に意識することとしては「自分の得意なこと」との相性がいいスキルを身に付けることです。
僕の場合は介護とマーケティングとライティングを掛け合わせました。
実際に現場の介護士でマーケティングもライティングも出来て数字を出せる人は数少ないです。
このように介護で得たスキルと自分の得意なことを掛け合わせて希少な人材になることが大事です。
そのプラスアルファのスキルを身に付ける為の転職でもあります。
ちなみに介護と相性の良いスキルは以下の通りです。
・マーケティングスキル(施設の人事に使える)
・ライティングスキル(情報発信で人事に影響を与える)
・営業能力(介護のエージェントで使える)
・トーク(コンサルにも使える)
結構転職で工場に行ったり事務に行ったりする人が多いですけど、これらの仕事は介護で学んだことを生かしづらいです。
介護業界に戻ることを考えてもあまりお勧めはできないですね。
介護職にお勧めの転職先は福祉業界の別の職種
介護士が他職種に転職する際に大事なのは「元介護士の肩書きが上手く使える職場」
・福祉用具の営業
・介護系サービスを提供している会社
・介護士の転職エージェントがいいと思っている
「元介護士」が取り扱う介護に使えるサービスや商品は説得力があるし、現場目線の意見を取り込めるのは強い
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) March 31, 2020
介護士の仕事と相性の良い仕事をするべきです。
なので介護の現場からその業界をサポートする職種への転職が負担が少なくて良いと思います。
・高齢者を対象とした商品やサービスの営業職
・福祉に関わるサービスや商品を提供する会社
・介護士の転職エージェントなど
「介護現場を知っている人が○○する」ということが非常に大事です。
元介護士の人が紹介する介護用品ってすごく説得力があります。
この元介護士という肩書きを効果的に使える職場が働きやすいですし、結果を出して収入も上げやすいです。
そして別業種で得たスキルを元に転職することもできます。
なのでまずは介護職の経験を生かせる職場探しをした方がいいと思います。
異業種転職が合わなかったら介護業界に戻ればいいです
介護士から異業種の転職が思ったより上手くいかなかったら介護士に戻ればいいと思う
施設も快く受け入れてくれると思うし、異業種で学んだことを現場に生かせるのは素晴らしいと思う
転職をしたことで視野を広げられたの本当に大きい
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) March 31, 2020
こんなこというと介護職の人に怒られそうですけど、転職して「やっぱ介護職がいいな」と思うなら介護職に戻ればいいわけです。
戻ってくる人に関しては介護施設も大歓迎です。
逆に転職して新たな学びを得て介護現場に還元できるのなら素晴らしいことだと思います。
せっかく転職をするなら何かを得た上で戻ってきましょう。
転職回数に関してはそんなに気にしなくてもいいのですけど、成長のない転職ならしない方がましです。

おわりに・・・
いかがだったでしょうか?
介護士から異業種に転職したい人が結構いますけど、実際には茨の道でもあります。
「生活を変えたい」という思いがあるならそれ相応の努力は必要だと思います。
「今の環境から抜け出したい」と思うなら自分が成長する他ないです。
成長がない状態で転職をしたとしても誰も大事にしてくれません。
少し厳しいようですが現実は甘くはないです。
でも一歩を踏み出す勇気は大事です。
というわけでこれにて終わります。
最後に「介護職として別の施設に転職したい」という人に向けて転職エージェントを紹介していますので読んでみてください。
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