どうもたんたん(@tantan4423)です。
僕は現在26歳で5年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをしています。
でも時期には現場復帰するつもりです。
かいご畑で実務者研修の資格を無料で取得して国家資格である介護福祉士を取得するつもりです。
かいご畑に関しても詳しく解説している記事がありますので良かったら読んでみてください。

先日以下のようなツイートをしました。
医療福祉従事者の幸せというのはコロナという緊急事態によって「仕方ない」で押し潰されてしまうのではないか?という危機感はある
— たんたん(Fukai Ryuji) (@tantan4423) April 4, 2020
医療福祉従事者の幸せというのはコロナという緊急事態によって「仕方ない」で押し潰されてしまうのではないか?という危機感はある
上記のツイートに関して解説していきたいと思います。
緊急事態になると介護士の頑張りが今まで以上に求められてきます。
しかしそれに伴って介護士の人権が「緊急事態だから仕方ない」と言って軽視されるのではないか?と思っています。
この記事では介護士に対して「緊急事態だからといって、理不尽を受け入れなくてもいい」ということを書いていきたいです。
まずは自分の命を優先して欲しいと思っています。

この記事の目次
先日看護師協会から復職を求める方針を発表された
これ帰ってきた人に対して手当てとか出るのかな❓
流石に「日本のために命張って頑張れ!報酬は患者の笑顔だ」とかバカみたいなことを思ってはいないよな?
にしても看護師協会が力を持っているのはうらやましい限り
介護職では同じような会見とか出来ないんだろうねhttps://t.co/mZ3SYw0eZQ
— たんたん(Fukai Ryuji) (@tantan4423) April 4, 2020
先日看護師協会で「潜在看護師に現場に復帰して欲しい」という会見がありました。
新型コロナウイルス感染症による感染の拡大に伴い、医療・介護施設等で看護職の就業が求められています。
新型コロナウイルス感染症患者の治療に多くの看護職が必要となっており、それ以外の疾患を持つ患者の看護にあたる看護職も不足しています。現在、病院や診療所、介護施設などの医療・介護現場はもとより、保育所や学童保育、小中学校、新型コロナウイルス感染症に関する電話相談など、さまざまな場で看護職が必要とされております。
ナースセンターでは、看護職を必要としている施設とのマッチングを行い、復職を支援しています。
現在、就業されていない看護職の方は、可能な限り、現場への復帰をお願いいたします。復職が不安な方の支援も行っております。常勤だけでなく、短期間や時間単位等による多様な勤務形態での就業も可能です。
また、お住まいの都道府県だけでなく、他の都道府県での就業も求められております。
ご協力いただける場合は、都道府県ナースセンターにお電話にてご相談ください。
確かに看護師の数が足りていない今多くの潜在看護師(看護師の資格は持っているけど現在看護の仕事をしていない人)に現場に復帰することを求めるのは自然だと思います。
とは言ってもこれは流石に「都合が良すぎるんじゃないのか?」とか個人的に思っています。
この記事の中には帰ってきた人たちにどのような待遇や特典を与えるのか?という事に関しての言及がありません。
後で言及があるかもしれませんが、せっかくなら帰ってくることへのメリットを提示すべきだったと思います。
「緊急事態だから助けて欲しい」というだけでは人は集まってきません。
実際に介護業界も保育業界もそうですけど、そういう言葉だけで人が集まってくるほど都合よく世の中はできていません。
とは言え緊急事態で医療現場の崩壊も近い(もうすでに崩壊しているかもしれない)ので気持ちは痛いほどわかります。
でもこれは働く側の都合を無視しているのではないか?と思っています。
実際に辞めた後は生き生きしている人が多いですよね。

緊急事態に医療福祉従事者の人権が軽視されてしまう
個人的には業界や組織が追い込まれてしまえばその分中で働く人の人権が軽視される傾向があるように感じます。
中で働く必要がある人に対してすごく失礼な表現になってしまいますが現状は「国のために全てを捧げて働け」と言われているような気がします。
本当は「今すぐにでも仕事をやめて自分や家族を守る行動をしたい」と思っている人も多いです。
しかし現場も人手にいなくなられたら困るので全力で引き止めにかかりますし、何があろうと出勤させようとしてきます。
そうしないと現場は成り立たないわけですから。
しかし中で働く人の都合がどんどん無視されていく事に関しては僕は危機感を持っています。
・自分の身を守ることすらできない
・行動の制限をされる
・下手をすると命を落としてしまうリスクもある
・かと言ってこれまでと収入は変わらない
・辞めることすら許されない
緊急事態としても労働者の権利や人権が保護されていないのはどうかと思います。
「国ためだから命をかけて頑張れ」と言われている感じです。

多くの人はお金がもらえるから働いているだけ
はっきり言って多くの医療福祉従事者は「お金がもらえるから働いている」みたいな人は多いです。
「この危機から国を救いたい」という思いは少しはあるとは思いますけど、大きなリスクを背負ってまで働きたいとは思いません。
僕自身も介護職として働くことができますけど、多分コロナが収束するまでは現場に出ることはないと思います。
そしれ介護職で命をかけて働いた結果が手取り15万円みたいな感じだと「僕らの命も低く見られているんだな」ということを感じてしまいます。
実際に今回の騒動でコロナウイルスにかかってしまった介護士の中には「介護現場で働かずに家で待機しておけばよかった」と思っている人も多いと思います。
お金はなんとでもなることが多いです。
しかし命や自分の健康や周りの人との生活はかけがえのないものです。
いくら国のため患者のため利用者のためと言っても、これらは働き手が安心して働いていること前提です。
自分を安全を隠しないまま人の安全を守るのは難しいです。
これは医療福祉の仕事に限らずどの仕事でもそうだと思います。
もちろん彼らの頑張りのおかげでなんとかなってる部分が大きいです。
だからこそ、彼らには多くの待遇と安全に働ける環境や設備や僕たちの心がけが大事です。
それがない今働かせてしまうのは愚かなことだと思っています。

元々から介護業界はある程度崩壊していた
「コロナを機に医療福祉業界が崩壊した」みたいなイメージですけど。
最初からある程度崩壊していたのが、今回のコロナウイルスで浮き彫りになったと思っています。
・不規則なシフトで心身に負担のかかる働き方が横行していた
・新人を大事にせずにボロ雑巾のように使い捨てた
・長時間労働の横行
・解消されない人手不足
・テクノロジーや電子化を導入せずにアナログな仕事をさせた
これらのことがあって、人手が離れたりしていました。
元々あった負の側面がコロナウイルスによって露呈されてしまっただけです。
介護業界でも今回の件で「潜在介護士に戻って欲しい」という依頼をしたとしても意味ないと思います。
命を扱う仕事だから、取り扱う側の都合が無視され続けた結果多くの人材を失ってしまったのです。

介護業界も2025年に40万人介護士が不足するという危機感を持って発信していましたが、結局2020年にも崩壊していました。
今まで医療福祉にしてきた国の関わり方や僕たちお客側である人間の過剰なニーズが現場を破壊してきたのです。
もう少し成熟した業界だったら今回のコロナウイルスも耐えられたかもしれません。
しかし現実はそんなに甘くないです。
どのような呼びかけをしても新しく業界に入ってくる人はいませんし、一回出て行った人が戻ってくることはありません。

「仕方ない」を決めるのは国や業界ではなくて自分
個人的に持っている危機感として医療福祉従事者が不安から現場を離れる選択をした時に「国はこんな時なのに!!」みたいなことを言う人が出てくること
身を挺して働いていることを「仕方ない」と思っている人もいるけど、彼らに対しては優しく接して欲しい
みんなができないことをしていたから
— たんたん(Fukai Ryuji) (@tantan4423) April 5, 2020
なんかこの現状に対して「介護士の人権が軽視されるのは仕方ない」みたいな空気がある事に違和感を抱きます。
その仕方ないというのはその人自身が決める事であって「仕方ないから命をかけて働け!」ということにはならないと思っています。
本人が「仕方ない」と思わなければその意見を尊重しないといけないです。
なのでコロナを理由に退職する人がいようと引き止めるべきではないと思います。
職場はその人の命を保証することはできません。
責任もとることができません。
それで「仕方なくない」という人が集まって現場が崩壊しようと抜けて行った人の責任ではありません。
それこそ「仕方ないこと」だと思っています。
どちらかというと中に働く人が不安を覚えさせてしまった職場や国に責任があると思います。
今は使命感や責任感で職員を縛り付けるような状態です。
多分今介護士で「介護士を辞めます」みたいな人がいたらみんなして「何をしているんだ!」と袋叩きにするかもしれません。
でも彼らは辞める権利を行使しただけであって、何一つ悪いこともしていません。
絶対辞める人間を攻撃しないで欲しいと思っている。

この記事のまとめ
これから事態が深刻になったら現場から逃げたくなる看護師さんや介護士さんや保育士さんは多いと思う
でも絶対にその人たちを否定したり追い詰めたりするようなことは辞めて欲しい
普通自分の命のリスクを背負いながら人の命を守る行動なんてできないし、とてつもない負荷がある
辞めても仕方ないよ
— たんたん(Fukai Ryuji) (@tantan4423) April 5, 2020
この記事の伝えたいこととしては「介護士や保育士や看護師の人権はコロナによってかき消されてはいけない」ということです。
コロナの対応に嫌気がさして退職することも責めてはいけないですし、普通なら逃げるのが当然です。
自分の命をかけて人を守ろうとする行為は普通ではできないことです。
特に現金給費などの法案が施行されたら間違いなく一部の医療福祉従事者が離職して自粛する動きも出てくると思います。
それを気にかけてかなかなか現金給付に踏み出せていないような気がします。
でも医療福祉従事者は奴隷でもないですし、今回のコロナで命を落としても良い存在ではないです。
また、医療福祉従事者の離職が怖いなら一気に給料をあげてその場にいる事のメリットを与えるべきです。
今までと同じ給料でさらにリスクの高い仕事なんて誰もしたくないです。
それは誰もが持っている思いだと思います。
しかしその中で頑張って世の中を支えている医療福祉業界の人には頭が下がる思いです。
本当に感謝しています。
だからこそ彼らが働きやすいような環境を今すぐにでも整えて欲しいですし、逆に給料を一気に上げて以前退職した人も集められるようにした方がいいと思っています。
間違っても辞めた人や以前勤めていて戻らない人を攻撃するのは辞めて欲しいです。
これにて終わります。
転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう
介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

現役介護士がオススメする絶対に登録しておきたい3つの介護転職エージェント
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
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- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
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詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
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- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
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「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

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気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

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