どうも現役介護士のたんたん(@tantan4423)です。
僕は現在25歳で4年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し現在は老健に勤務しています。
これからのキャリアとしては近いうちに都市部に再び戻るつもりです。
かいご畑で実務者研修の資格を無料で取得して国家資格である介護福祉士を取得するつもりです。
かいご畑に関しても詳しく解説している記事がありますので良かったら読んでみてください。

今回は先日発生した秋田県での特別養護老人ホーム(以降特養とする)でのインフルエンザの集団感染にて死者が発生した件について書いていきます。
この記事の目次
老人施設でのインフルエンザ集団感染は命に関わる
ニュースの概要がわからない方はニュースのリンクと引用がありますので確認してみてください。
秋田県羽後町の特別養護老人ホームでインフルエンザの集団感染が発生し入所者3人が死亡した問題で、秋田県は20日、新たに入所者1人が死亡したと明らかにした。一連の集団感染による死者は4人となった。
県によると、羽後町の特養ホーム「松喬苑」で入所者の90代女性がインフルエンザと診断され、19日に肺炎で死亡した。同施設では今月、インフルエンザに罹患した入所者の80代の男女3人が相次いで死亡している。
老人施設でのインフルエンザの集団感染って出来るだけ施設としては避けないといけないことなんですよね。
高齢によって体が弱くなって免疫が弱まっている状態でインフルエンザのウイルスをもらって感染してしまうと命の危険に晒されてしまいます。
事実関係はよく分かっていないのですけど、面会など人の出入りが多い特養では感染症のリスクが高くなるので施設側も予防を徹底的に行なっています。
秋田県の特養でも感染症への対策はしっかり行われていたと思います。
感染力の強いインフルエンザを完全にシャットアウトできる訳ではないので、案外次は自分の働く施設でも似たような事が起きるのではないか?と不安になりました。
特にインフルエンザに関しては潜伏期間もあるので知らないうちに集団感染しているという事もあるので、施設側の責任ではないのではないか?と感じています。
多くの介護施設では予防接種や感染予防は行われている
インフルエンザを完璧に予防したと思っても発症する
・予防接種
・ゴム手袋をケアごとに交換
・手洗いうがいマスクの徹底
・季節には面会に規制
ということはしっかりしています特養でインフル 死者4人に | 2019/1/20(日) – Yahoo!ニュース https://t.co/4YJOPZVUVE @YahooNewsTopics
— たんたん(Fukai Ryuji) (@tantan4423) January 22, 2019
多くの施設がインフルエンザやノロウイルスなどの感染予防に関しては徹底的に行われています。
- 予防接種をする
- 職員もケアをするときは手袋でケアごとに変える
- 手洗いうがいマスクは絶対にする
- インフルエンザの流行が予測されるときは面会を制限する
これらのことは当の施設でも徹底して行われていたことだと思います。
これらをしてもインフルエンザの感染を完全に予防することは不可能です。
施設側が気をつけていても外部からの人間(家族や業者)が施設にインフルエンザのウイルスを持って来れば感染してしまいます。
施設側の責任なのか??
インフルエンザの感染は施設で起こったので説明責任はあるけど、いかにも施設に過失があるかのように伝えるメディアはどうなのか?と感じる。
世の中にはどうしようもないことはあるし、完全に予防できない以上しっかり感染予防している施設も悪徳施設になってしまうのは納得いかないですね。
— たんたん(Fukai Ryuji) (@tantan4423) January 22, 2019
このニュースでは施設側の責任者が頭を下げていたのですけど、個人的には施設側の過失ではないと思っています。
とはいえ施設で亡くなっていて初めて感染したのが施設の男性職員ですし、施設でみていた利用者をインフルエンザで亡くならせてしまったのは事実です。
先ほど書いたようにインフルエンザなどの感染症に関しては規模の大きな職場や施設になればなるほど感染経路が広がってしまいますし、防ぎきれない部分はあると思います。
そして最低限度の予防接種や感染予防のマニュアルに沿った対応(面会規制など)を行なっていたこともあるので施設が過失で感染を拡大させたというのはどうなのか?とは感じています。
元から高齢者は感染症への免疫が弱くこのようなリスクは考えられますし、感染を完全にシャットアウトすることは不可能です。
どこかに責任の所在がないと話がまとまらないから「施設が悪い」となっているかもしれませんね。
でも集団感染犯した施設が悪になってしまうといくら感染予防を徹底していても発症して利用者が死亡したら悪徳施設になってしまうのはどうなのか?と思います。
高齢者がインフルにかかったら免疫が弱いから亡くなるのはしょうがないことです。
そしてそのインフルエンザも現時点で完全に予防することは不可能なので、どうしようもない案件なのではないか?と感じました。
まとめ・・・
こういう事例で施設が世間から責められる事案をみると施設運営は命を預かるので理不尽な事が多いと再認識させられました。
本当にインフルエンザで4人もの人が亡くなったことは悲しいことです。
再発防止といっても毎年インフルエンザは進化して脅威を増してくるのでこれからも苦しめられるのだと感じています。
命を預かる身としては全力で予防していきますが、それがウイルスは上回ってくるのでむすかしい問題だと感じました。
追記:前橋市の特養でもインフルエンザにより5人死亡するニュースあり
この記事を執筆した翌日群馬県前橋市の特養にてインフルエンザで5人死亡したというニュースがありました。
これからどんどんインフルエンザは拡大していくので注意は必要ですね。
利用者だけではなくて職員の感染予防はしっかりした方が良さそうですね。
僕も外出は最低限にして無理はしないようにしていきたいですね。