どうもたんたん(@tantan4423)です。
僕は現在26歳で5年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをしています。
でも時期には現場復帰するつもりです。
かいご畑で実務者研修の資格を無料で取得して国家資格である介護福祉士を取得するつもりです。
かいご畑に関しても詳しく解説している記事がありますので良かったら読んでみてください。

先日以下のようなツイートをしました。
業務開始前にきて
・記録を読む
・ちょっと早く動く
・申し送りをするという事をさせる施設が多いのだけど、それするなら業務開始時間をその分前倒しすべき
しかもそれを「当然」のように言う勘違い系介護士がいるけど、それは労働基準法違反しているから考えを改めた方がいいと思う。
— たんたん(Fukai Ryuji) (@tantan4423) February 6, 2019
業務開始前にきて
・記録を読む
・ちょっと早く動く
・申し送りをするという事をさせる施設が多いのだけど、それするなら業務開始時間をその分前倒しすべき
しかもそれを「当然」のように言う勘違い系介護士がいるけど、それは労働基準法違反しているから考えを改めた方がいいと思う
上記のツイートを深掘りしつつ、『業務開始前に業務をさせる悪徳施設』について書いていきます。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
業務開始前の掃除や記録や申し送りが普通になっている

僕が今まで行った施設のほとんどが開始時間前に現場に入って、働き始めていました。
しかも施設側が自ら「送りの前に記録を見たり、掃除をしてください」という始末です。
業務時間開始前に来ているのに「遅い」と言われる始末
手書きってもうブラックの温床だから禁止すべきだと思います。
その施設長は頭が悪いので「遅い」という言葉の意味を理解していないと思いますよ。
五分でも前にきたなら早いわけですし。遅いというのは遅刻をすることです。まずは小学校からやり直した方が賢明ですね https://t.co/wOjuID9AQr
— たんたん(Fukai Ryuji) (@tantan4423) February 6, 2019
僕自身は夜勤専属で始業5分前にスタッフルームに入るのですけど、その際に「もっと早く来てくれませんか?」と言われたことがあります。
何故かというと
- 早く来て掃除をする
- お茶の準備をする
- 洗濯物を出す
これらの必要があると言われました。
その他にもブラックな介護施設はたくさん存在します。
特徴についてまとめた記事がありますのでご活用ください。

理不尽を指摘すると排除されます
それはおかしいと思って即派遣会社にそのことを報告したら翌日僕に対してはそれらの作業をさせないようになりました。
このように言ってきたスタッフも後日謝罪されました。
これもし施設に雇われていたら無理やり早く出勤させられて働かされていたので本当に派遣で良かったと感じました。
ちなみに僕以外の職員は普通に30分前に出勤して働き始めています。
そもそも僕自身は遅刻をしたわけがないのに出勤した時間になぜ文句を言われる必要があるのか?納得できないですね。
これらの業務があれば業務開始時間を前倒しすればいいのに何人のフリーの時間を使って働いてもらおうという考えになるのですかね?

準備も業務の一環である
業務のための準備は自己責任という認識が強いのですけど、本来は準備の時間も業務内でないといけません。
- 記録を読むのも業務(そうじゃない場合は時間外を支給)
- 着替えなどの時間も業務
これらを各個人の働いていない時間にやるように強要するのはどうなんでしょうか?
それを「業務における姿勢である」みたいなことを言っている人がいます。
それは別に姿勢でもなくて単に人を使う側も「お金は払わないけどたくさん働いて欲しい」というワガママにすぎません。
最低限度の労働環境を提供できないのなら、もう事業運営はすべきではありません。

僕自身は派遣なので施設からしたら外部の人間であるので、そのようなマイルールは通用しないんですよね。
マイルールをいかにも世間のルール的に感じて他の人にも押し付けて不利益を与える行為はどうなんでしょうか?
本来は業務が開始してから
- 記録を読む
- 申し送りを聞く
- 雑務をする
という順番です。
しかし、「準備をしてから業務に入れ」というせいで無給で記録を読み雑務をするようになります。
その時間職場に拘束されるのですから、もちろん賃金を払う義務は生じます。
こういった風習がある施設に勤めている方は「おかしい」と言って直訴してみたらいいと思います。
それらの施設は負のサイクルに陥っている可能性が高いです。

介護業界で時間前労働が蔓延している理由は「暗黙の了解」になっているから

介護業界では平然と時間前労働を職員に強いている事実があります。
多くの介護士は自覚している
しかし多くの職員が違法労働をしているという事実には気づいています。
実際に僕はこの記事の最初にしたツイートに関して「そんなこと誰も思っている」という声も多かったです。
誰もわかっているのに今でも違法労働をしているというのは、昔からしてきたことだから、今更無くせないということがあります。
サービス残業がおくこうする理由も同じようなものです。

組織から排除されることを恐れている
周りの人が30分前の職場に来ていたら自分も来ないといけないと思ってしまうのが人間ですし、周りと違うことをして仲間はずれになることを恐れてしまいます。
それほど「暗黙の了解」は強い力を持っています。
別に本来はそんなことをしたとしても何も言われないです。
契約された時間に来ているわけですし、否定できる人はいないです。
しかしそれを許さない風習が出来上がっているところがあります。
それでもこの風習は悪い風習です。
なのでなんとか壊して次の世代につなげていく意識を持っていくべきではないでしょうか?

労働法違反をしている意識が欠如した介護現場

多くの介護士はそれを当たり前の環境に長くいることで感覚が麻痺しているかもしれないですけど、それで「給料少ない」とか言われても「知らんがな」です。
これらの時間全て時間外申請したら結構給料上がるからね。
— たんたん(Fukai Ryuji) (@tantan4423) February 6, 2019
逆に早く来てこれらの行動をしない介護職が出て来たらみんな総バッシングするでしょ?
それがいかに歪んだことか分かっているのだろうか?
普通はこれらの行為は業務開始時間に始めるべきだよ
普通に健全に働こうとしている人間に「それは違う」と言って間違いを押し付けてしまうのはどうかと思うよ
— たんたん(Fukai Ryuji) (@tantan4423) February 6, 2019
そもそもこれらの準備と称して早く出勤させて労働させておきながら賃金を払わない行為は労働法違反です。
介護業界の常識は非常識のこともある
しかしこのことを把握せずに「むしろやって当たり前」と思っているのは大きな問題です。
そしてこの違法行為に疑問を感じずに受け入れてしまう介護士も介護士です。
ましてや違法をしない職員を責めていますからね。
いかに閉鎖的な空間は歪んでしまうということが分かります。

優秀な人材は馬鹿馬鹿しくなっていなくなる
そうなってくると教養のある人間は介護現場に来たとしてもすぐ離れてしまいますし、優秀な人材をみすみす手放してしまいます。
介護士はボランティアではなくて労働者です。
もう少し労働者として必要な法律の解釈はしたほうがいいと思います。

労働環境が悪い際は労基に報告した方がいい

結構介護職以外の業種では、始業開始時間前に
- ラジオ体操
- 理念を述べる
- 掃除をする
みたいな案件を労基署に報告したらその時間の賃金と業務前倒しの命令があって、改善したケースもあります。
しかし介護職ではなかなかこれらの風習がなくならないので、労基署に申告することが少ないのではないか?と思っています。
「誰にも言われないから継続する」という意識があるので、第三者からの指摘が入ればあっさり業務改善をする施設は多いです。
特に時間外労働になる場合はしっかりこれらの業務を始めた時間をメモして不払いの残業代を取り返すように申告すればいいです。
それで突き返されたみたいな話もありますけど、それは「相談」という形で労基署に行ったからで証拠を持って申告するということをしていないからです。
労基署が面倒臭くて認めないというケースでも諦めなかったら「職場に通告させる」ということはできるはずです。

転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

現役介護士がオススメする絶対に登録しておきたい3つの介護転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ・・・
- 開始前の更衣、記録を読む、掃除などの時間は労働時間である
- 多くの介護施設は労働法への理解が薄い
- これらのものはメモして労基に不払いの時間外を払っていただくように申告する
長く介護業界で働く人はこれらのことを「当然のこと」として捉えているかもしれないですけど、法律では許されていません。
この記事の他にもブラックな介護施設を見極める3つのポイントと対策を現役介護士が説明します。という記事に書いている通り悪質な施設は数多いです。
職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。