どうもたんたん(@tantan4423)です。
保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
夜勤をして片方が休憩に入っている時に複数のコールが同時に鳴って訪室が遅れて転倒みたいな事が結構あるけど、このことに対して「一人で複数人のコール対応はできない。今回の事は起こるべきして起きた」と言ったらいけないみたいな事が結構あって、どうしても介護士に責任を押し付けたいことがわかる
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) February 20, 2021
夜勤をして片方が休憩に入っている時に複数のコールが同時に鳴って訪室が遅れて転倒みたいな事が結構あるけど、このことに対して「一人で複数人のコール対応はできない。今回の事は起こるべきして起きた」と言ったらいけないみたいな事が結構あって、どうしても介護士に責任を押し付けたいようだら
今回は上記のツイートについて掘り下げて書いていきたいと思います。
僕自身が夜勤専属の働き方をしているので実際に夜勤で働いていて感じる「複数のコール対応」について思ったことを書きます。
結論を先に行ってしまうと「無理ゲー」と言うことです。
この記事の目次
夜勤の主な仕事はコール対応である

夜勤の仕事の主な部分は待機してコール対応することです。
施設の中には夜間によく寝られる利用者がいるところはそこまでコール対応の仕事がないのですけど、認知度が高い人を多く受け入れている施設では夜間のコールが多いです。
- 昼夜逆転している人
- 頻尿で夜間に何十回もトイレに行かれる人
- 認知症+身体機能が衰えている人
とかに関してはコールやセンサーマットが反応して介護士が対応します。
介護士の夜勤の仕事について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますので良かったら読んで見てください。

夜勤の仕事に関しては受け入れている利用者の性質によって変わってきますので、マチマチです。
個人的に経験した施設の夜勤のきつさは小さい順に
有料老人ホーム<<<超えられない壁<<<特養<<老健
みたいな感じです。老健に関しては病院から帰ってきたばかりで機能が怪しいところもあって転倒の危険もあって、そこそこ認知症もあって自覚症状もないので非常に危ないと思っています。
機能が高いのでセンサーとかの対応が非常に多いので注意が要ります。

夜勤中のコールが重なって事故につながる件について

夜勤をしていると片方が休憩に入るときはもう片方が一人でフロアを見る事が結構あります。
その時に誰かのコール対応をしている時に他の利用者のコールがなってしまう事があります。
これに関しての不安は多くの介護士さんが抱えているようです。
でも以外に結構重大な問題ですけど、施設側からしたら結構関心がないと言うか「頑張ればなんとかなる」みたいなスタンスなんですよね。
一人で複数人の対応は物理的に無理
最初にはっきり言うとコールが重なってその時自分一人しかフロアにいないときははっきり言って無理です。
これで事故につながったらその職員の責任はありません。
人間の体は一つしかないわけですし、誰かの対応中に誰かのコールが鳴ったらもうおしまいです。
まぁ小細工としてリスクの高い人を優先していくみたいなことはしているのですけど、これで事故を完全に防ぎきれるわけではないです。
しかし施設としての立場からしたら結構責任を職員に分散したいところがありますね。
実際にコールが重なっての事故に関しては人員配置のミスです。
コールが多い施設ならば多めに配置しないと対応できないことぐらいわかるはずです。
夜勤の人員配置が少ないのではないか?
そもそも50人の施設に対して職員を夜間に二人配置するとしても、片方が休憩に入ると50人を一人で見る話です。
別に夜間ほぼコールがないような利用者を揃えているのならいいですけど、それができないなら常に二人いるように職員を配置したほうがいいと思います。
一人で対応したらコール対応中にコールがきたらおしまいです。
これはどう考えてもその職員の責任ではなくて一人の時間を意図して作ってしまった施設の責任です。
よく職員の責任に転嫁する上司や管理職がいますけど、完全に配置ミスです。
「人が足りない」という言葉は単なる言い訳です。
人がいなかったらもう利用者を受け入れるのをやめたほうがいいです。
それは対応できる利用者のみを受け入れたらいいと思います。
事故対策が対策になっていない件について
介護現場に関しては基本的に問題の根本的解決が「人手を補充をする」というものですけど絶対にしません。
夜勤で一人でコールが重なっての事故の時は基本的に職員の対応が悪かったといって片付けて終わります。
しかし本来はその時間帯に一人多く職員を確保できたらしっかりコールにすぐ対応できていました。
でもそれをせずに職員の対応が悪かったとして小手先のことをしてしまうのは意味ないです。
はっきり言って人員を確保できずに夜勤をしてリスクのある利用者を抱えてしまっていること自体経営の失敗です。
とは言っても特養や老健に関しては拒む権利はないです。
なので僕自身も次の施設は特養や老健は避けたいと思っています。
どのように問題を解決していくのか?

一番の問題解決の方法は夜勤をする職員の人数を増やすということです。
でも「人手不足だから」という常套手段を盾に何もしないです。
はっきり言って職員からしたら人手不足は知った問題ではないです。
単に施設側の失態なだけです。それを職員に押し付けるのはどうかと思います。
以下には小細工的なことを書いていきます。
各利用者のコールやセンサーに優先順位をつける
夜勤の一人の時間のコールが重なる問題に対してできる事って
『どの利用者を優先するのか?リストを作って共有する』
ぐらいであって、そもそも1人20人以上の人の対応(しかもコール、センサー多い)が正しいのか?って話なんだよな
はっきり言って夜間帯の転倒に関しては諦めた方がいいレベル
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) June 2, 2019
これは意外にしていない施設が多いのですけど各利用者のリスク順に並べていくことです。
どういうことかというと、利用者の対応中にコールが鳴ったらその時の人を目の前のケアをしている方よりリスクがあったら目の前の人をある程度して離れるということです。
「これは差別ではないか?」と思われますけど、差別です。
リスクが高い人の方は早く駆けつけないと大きな事故につながります。
目の前の人のリスクの方が低いなら離れてもまだコールのあった人に待ってもらうより事故のリスクが下がります。
本当はこういうことをしたくないですけど、必要悪だと思います。
僕自身夜勤に入ったら各職員に話を聞いて優先順位をつけて一人になった時にその優先順位に従って行動するようにしています。
なので僕自身が夜勤専属をしていますけど、運良く事故はなく過ごす事ができているかもしれません。
とは言ってもこれは小細工にすぎないです。これができなかったからと言って責められるような性質なものではないです。
センサーを多用しない(センサーが必要な人を多く受け入れない)
センサーをすぐ設置する施設がありますけど、そもそも施設内に何十人も転倒の危険がある利用者を受け入れている事自体あまり良くないのではないか?と思っています。
もちろんそれは利用者の選別になるのですけど、個人的にはいいのではないか?と思っています。
それかそういう利用者が多い施設に対しては補助金を上げて多くの職員の配置を義務つけた方がいいと思います。
結局大変な利用者が多いのにそうじゃない施設と収入が変わらないみたいなことで不公平感があります。
個人的に有料がいいと思う理由は現場が崩壊するような利用者を受け入れないということにつきます。
全利用者のうち20%がセンサーやコールがある人を置いたら介護現場は崩壊します。
夜勤のコールが重なった時の事故の責任は施設にある

はっきり言って現場でも少ない人員での夜勤を続けられている施設は責任感を感じていないと思います。
夜勤中の事故に関しては職員の不手際というよりかは人員の少なさが原因なので人員補充できていない施設に責任があると考えられます。
しかしいまだに改善されていないということは施設が責任を果たしていない証です。
結局「人手不足」を盾にしてリスクのある夜勤を介護士にさせている証拠です。
それをずっと続けているのではっきり言ってもう改善の余地がないので規制を厳しくして潰していただきたいと個人的には思っています。
施設の状況を見極めて行こう

僕自身が夜勤専属で働けているのは施設選びを気をつけているからです。
基本的にコールやセンサーが多い施設で少ない人数で夜勤をさせる施設はあまり行かない方がいいです。
自分に責任はないにしても自分の夜勤の時に転倒されるのはあまりいい思いしないですからね。
そういう意味でも派遣でそういうところを踏まえて実際に働きながら施設を見極めたらいいと思います。
派遣にはその他にも多くのメリットがあります。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
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⑤ココカイゴ転職
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解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
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・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ
・夜勤のコール重なりはもうしょうがない
・施設側がしっかり対策すべき
・介護士は責任はない
・いまだに少ない人数での夜勤が続けられているのは成長していない
・人手不足は単なる言い訳
どっちにしろ施設選びは非常に大事ですね。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
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いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。