どうもたんたん(@tantan4423)です。
5年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
【人手不足で倒産する介護施設の特徴】
・儲からないビジネスを展開
・労働環境や給料に魅力がない
・既存の介護士の育成ができない給与アップしたくても儲けがなく人が育たないし、中途の即戦力に頼ろうとしても優秀な人は避けられる
潰れるべきして潰れた印象
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) September 25, 2021
【人手不足で倒産する介護施設の特徴】
・儲からないビジネスを展開
・労働環境や給料に魅力がない
・既存の介護士の育成ができない給与アップしたくても儲けがなく人が育たないし、中途の即戦力に頼ろうとしても優秀な人は避けられる
潰れるべきして潰れた印象
今回は介護運営はもっと儲かるビジネスモデルであるべきだと考える理由について考えていきます。
上記のツイートについて深掘りしつつ、『介護施設はもっと利益追求した方がいいんじゃない?』ということについて書いていきたいと思います。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
介護施設運営は儲かりにくいビジネスだから優秀なビジネスマンが集まらない

国からの補助金に依存している介護施設の体制だとなかなか優秀な人材が施設運営をしたがらないんですよね。
介護施設運営は一種のビジネスとして稼げるものでないと優秀な人材が参入しづらいし、稼げないビジネスモデルだと中で働く人材の給料アップや設備投資にお金が回せないので潰れていく印象
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) September 25, 2021
介護施設が儲からないという事で優秀なビジネスマンが介護業界に集まらないという現状があります。
そもそも介護業界には優秀なビジネス感覚を持った人材は少ない
介護施設は国と密接に関わっている業種ということもあって介護施設の収入は大きく国に依存しているところがあります。
例えば以下のようなことです。
- 特養などは毎月の利用料は国によって定められている
- 多くの利用者を入居されることでしか収益を生み出せない
- そもそも国に補助してもらっているので利益を求めた運営をしなくていい
これらの現状で介護施設は利益を追求する団体ではないです。
別に経営側にビジネス感覚というか稼ぐ能力みたいなのがそこまで必要ではないんですよね。
運営していればお金が国から入ってくるわけなので、稼ぐモチベーションはそこまで高くはないです。
ちなみに稼ぎたい経営者は富裕層に対してビジネスを行った方がいいですね。

稼げない構図が中で働く介護士の低賃金につながっている
しかし問題は国から依存しておきながらその金額が少ないです。
介護施設関係の仕事をしている給料の水準が低い事になります。
なので各介護施設が利益を追求してその利益を設備投資や人件費に使う事ができないのでどんどんジリ貧になっていきます。
逆に利益追求できる有料老人ホームは莫大な大元の資金で設備投資をしつつ人件費を上げて利益をさらに上げていくという良いサイクルを生み出しています。
稼げる環境は優秀なビジネスマンを作る要因になります。
なので稼ぐ意思がなく国からの依存に脱却できない施設ほど利益追求が上手なビジネシマンが参入しづらいです。
比較的介護施設は優秀な人材は少ないと言えます。

介護施設が陥っている負のサイクル
介護施設は儲からないビジネスモデルという事で負のサイクルに入っています。
- 儲からないビジネスモデル
- 利益が出ないので設備投資や人件費に回せない
- いつまでたっても効率化、人材補給ができない
- 給料が低い、労働環境がひどいとの理由で既存職員が辞める
- 人手不足が深刻で事業運営が難しくなる
この介護士不足に陥る負のサイクルに関しては関連記事があるのでぜひ読んでみてください。

必要な仕事だけど儲からないビジネスは国が強く保証する事によって継続する事ができます。
介護施設が利益追求できないのも大きな要因
しかし国の法制度によって入居者から取れる金額を指定されて国からの補助金に頼ってしまうのが利益追求できない構図になっています。
本当なら以下のような順を追った方がいいです。
- 儲かるビジネス
- 利益がで得たので設備投資や人件費を上げる
- 人員補強、効率化を図る
- 中の職員は満足した働き方もできるので辞めない
- どんどん成長していく
普通に考えて介護分野は需要が大きいので利益追求を制限せれなければ儲かるビジネスです。
しかし介護保険というシステムがある以上国が関わらないといけないのでビジネス的行動が制限されるのが現状です。

人的投資や施設投資を渋る施設は長期的な運営ができない

先ほど書いたように人件費や設備投資にお金を使えない施設はどんどん淘汰されていきます。
利益追求をしないとみんなが不幸になる
多くの施設がお金の問題から人員不足を起こして事業運営が不可能になってしまうケースも多いです。
逆にある程度利益追求ができる有料老人ホームだと入居金や高い利用料でお金を稼いでそのお金で充実したサービスを提供するシステムを構築しています。
以前僕が在籍していた高級有料老人ホームでは
- ほとんどの常勤介護士が年収400万円近い
- 派遣にも時給1500円以上払う
- 電子機器の導入を積極的に行なっている
- 看護師や機能訓練士の数が多い
- 部屋が綺麗
- レクリエーションやリハビリが充実している
という入居者やそこで働く職員が満足するような環境になっていました。
人手不足、お金不足に陥る介護施設
一方では以下のような職場も多く存在します。
- 管理職でも年収300万円超えない
- 派遣はマージンが取られるので雇えない
- 電子機器なんてもってのほか、パソコンすら使えない職員が多く全部手動で効率が悪い
- 機能訓練士が看護師
- 職員の多くが定年間近。若い人材がいないしいてもすぐ退職する
- 人手不足で掃除する暇がなくて部屋が汚い
- 人手不足でリハビリやレクリエーションを実施できない
というギリギリというかアウトな運営をしている施設両方勤めました。
基本的に都市部の施設は有料老人ホームが多く資本のある企業がバックについているので利益を出す体制が整っています。
しかし地方だと特養や老健が多くて、ジリ貧状態の運営をしているところが多いです。
そして特養が多いので有料老人ホームみたいな高い入居金や利用料を「ぼったくり」だと思って利用者がなかなか増えない現状もあるそうです。
理想なのは利益を生み出せる施設にしてどんどん設備投資や人件費に回して離職率の低い職場にしていく必要はあります。

多くの施設が潰れるべきして潰れている
そもそも利益の出せないビジネスモデルは継続することは不可能ですし、成長することもできません。
本当は需要があって成長産業である介護事業が儲からないというのは大きな問題です。
なので逆に国への依存が少ない高級路線の有料老人ホームがどんどん成長しているのに関わらず特養や老健みたいな施設が取り残させてしまいます。
国に助けてもらうのは安心感はあるのかもしれません。
しかし利益を求めた施設の方がイノベーションを起こしやすいですし、結果働く職員も入居者も満足いくような団体になっていきます。
なので利益追求していない施設が潰れるのはしょうがないと思います。
利益が出れば人手が不足してもすぐ採用する事ができますし、そもそも良い環境の施設は離職率が低いです。
利益を出せる介護施設に人材流出する
給料がそこまで上がらずに設備投資のしない施設の人材は利益の追求をして儲かっている施設に流れていきます。
実際に高級有料老人ホームを見てみれば分かるのですけど、本当に人手は充実しています。
たまに中の職員が「人手不足だ」と言いますけど、全然そんな事ないです。
人手不足な施設は
- 早番や遅番がいない
- 夜勤が一人
- レクやリハビリが行えない
もはや利用者を収容している施設化としている所ですからね。
それに加えて職員に有給を消化させないとかサース残業を強要するような施設は潰れるべきして潰れると思っています。

資金周りのいい施設で派遣で働くのがオススメ

資金周りのいい施設でも正社員だと低賃金ということも結構あります。
僕自身は派遣で他の職員の給料が普通に僕よりも低くて衝撃を受けました。
実際に資金周りのいい施設は採用にお金をかけるので派遣の単価が上がるようになります。
それ以外でも派遣での美味しさは結構あります。以下にまとめています。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
委託している人に不利益を被る形になるので介護施設もあまり強気に出る事ができません。
実際に介護士の派遣をしている人ってそこまで多くなくてなかなか派遣という文化が薄いので理解してくれないところはあります。
しかし派遣会社に雇われているので自分のことを守ってくれます。
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

僕自身も保育士をしている時に派遣として働いていたら介護士という仕事をせずに保育士で働き続けていたかもしれないです。
次から現役介護士がオススメする派遣会社や転職サイトを紹介していきます。
仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ・・・

少し長くなったのでまとめます。
- 儲からないビジネスモデルの施設には良い人材(ビジネスマン)がこない
- 儲からない事で負のサイクルに陥る
- 人的投資や設備投資を怠ると離職が進む
- 今の国に依存するような施設運営じゃ多くイノベーションが起きない
- 儲かるビジネスをしている有料老人ホームに人材が流れ、格差が広がる
みたいな感じです。
実際に僕自身はいろんな施設での勤務をしてきてもうすでに大きな差がついてしまったと感じています。
その差は自ら利益を追求できるかできないか?という事が大きかったと思います。
僕自身は今は老健で働いていますが、しばらくしたらまた高級有料老人ホームで良い環境を良い給料をもらいながら働きたいと考えています。
職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。
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