どうもたんたん(@tantan4423)です。
5年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
フリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立ててから今は介護現場に復帰しました。
先日以下のようなツイートをしました。
虐待などの問題を介護士個人の感情を原因にしてしまうのはまだ介護業界のレベルの低さが分かってしまう案件だよな
人間の感情ほど信用できないものなんてない
問題自体に対してシステムで対抗して試行錯誤を重ねるというクソ当たり前な事が出来ないからいつまで経っても人は集まらない
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) December 16, 2021
虐待などの問題を介護士個人の感情を原因にしてしまうのはまだ介護業界のレベルの低さが分かってしまう案件だよな人間の感情ほど信用できないものなんてない問題自体に対してシステムで対抗して試行錯誤を重ねるというクソ当たり前な事が出来ないからいつまで経っても人は集まらない
今回は上記のツイートに関して解説していきたいと思います。
結論を先に書いてしまうと「介護士個人の問題」して考えられているうちは介護業界の成長はありえないと言うことです。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
個人の資質やメンタルに頼るような防止策は意味がない

最初に伝えたいこととしては問題を起こした介護士を擁護する気はサラサラないです。
ダメなものはダメですし。
今回の記事で言いたいのは「問題が起こったからしっかり再発防止を業界全体でかけよう」という話です。
それほど今の介護業界は問題に対して「メンタル的な部分や個人の資質の部分に頼っている」ということです。
人は信用できないです。しっかり人を良い方向にコントロールできる仕組みを作るべきです。
先日のクローズアップ現代も介護虐待に対して「深呼吸をしよう」とか「勉強会をさせよう」という意見が出てきましたけど、意味ないです。
これだと他人をコントロールできる程強い効果はないです。
結局相手にメリットを与えることでコントロールするに越したことはないです。
逆にこれ以外の防止策はその場しのぎの言い逃れみたいなところがあります。

介護業界の山積みな問題を解決させるべき

介護業界での防止策は介護業界のマイナスな側面である
- 労働環境
- 給料の低さ
- パワーバランスの偏り
という問題を解決させてストレスを貯めて間違った行動を衝動的にしてしまう事を防ぐという方法です。
人は心身が追い詰められたら犯罪を起こしてしまいます。
なのでいかにそのストレスを介護施設が緩和できるのか?と言うことにかかっています。
介護士の労働環境問題
介護虐待で逮捕された容疑者の供述を聞く限り、多くの人は職場の労働環境に不満を持っていた人が多いです。
その状態で精神的(性格)に問題のある利用者とか変わってしまったら爆発してしまいます。
毎日遅くまでサービス残業させられてて、休みも取れない状態でどう心身を健康に保つのか教えて欲しいです。
犯人を援護する気はないのですけど、介護現場の労働環境で犯罪者が生み出されても仕方ないと思います。
実際に職員同士で施設の愚痴を言っているところを多くみますし、多くの職員は介護施設のあり方に不満を募らせています。
なぜこのような不満を多く持ってしまうのか?ということに関して記事を書いていますので読んでみてください。

介護士の低賃金の問題
よく「治安の悪さはその地域の所得に比例する」と言う話を聞くのですけど確かにそうだと感じます。
偏見かもしれないですけど、犯罪で逮捕される人の職業を見ると「無職」とか「フリーター」みたいな金銭的に厳しい人が多いように感じます。
金銭的に厳しいと人は犯罪を起こしやすくなるのではないか?と思います。
逆に介護士の犯罪を見ていても「よくその程度に収まっているな」と言う感想が出るぐらいです。
でも介護士の給料を今より5万円ぐらいあげるだけで介護士の犯罪率も大幅に下がるのではないか?と思ったりしています。
また介護士の給料が低くて介護士が減ってしまうと社会的に犯罪が増えると予想されています。

利用者側とのパワーバランスの偏りの問題
これは最近僕もブログにすることが多いのですけど、利用者側にパワーバランスが偏りすぎているのではないか?と言うことです。
参考記事もあります。


「言ったもの勝ち」みたいな状態になってお金を取れないのにどんどん高いサービスを要求されることが多くなってきたように感じます。

介護士へのハラスメントに関してもいまだに蔓延していますし、どうにかしたほうがいい問題なのはまちがいないですね。

現状の問題を解決していないのに個人に責任転嫁して仕組みを変えないのは怠惰である

上記に挙げた介護士の労働をする上での懸念があるのですけど、これらの問題に関しては最近浮上してきたわけではないです。
以前から言われてきた問題で最近のネット社会になって炎上しやすくなったので介護施設やその利用者の実態が多くの人に周知したことが大きいと思います。
実際に僕自身も発信者として介護現場の問題に関して記事を書いたりツイートをしますけど多くの人が見てくれます。
でも政治や介護業界はその世の中のスピードについていけずに見当違いの対策をしてしまいます。
それが「個人の資質のせいにする」と言うことです。
確かに個人の責任ですけど、そうさせた因子を排除する必要があるわけで、それをせずに「資質が低い」と結論づけて対策に持っていかないのがダメなところだと思います。

まだ介護士はスタート地点にすら立てていないのではないか?

そもそも今の介護業界の状態で職員の質を見直すという段階には至っていないような気がします。
労働を提供する場所として法律を遵守して運営できている施設はどれぐらいあるのでしょうか?
こんな事を言うのもあれですけど、介護現場のあの環境を改善しない限りは介護虐待という事件はどんどん起こってきます。
以下のことは介護施設側も留意しておくべきです。
- 施設内にメンタルケアをする人はいますか?
- やりがいの搾取になっていませんか?
- 責任を押し付けていませんか?
- 人権侵害は起こっていませんか?
- 利用者から職員を守れる力はありますか?
この辺ができていないと職員を雇う資格すらないと思っています。
- お金は払いません
- 休ませません
- 守りません
の施設が多く存在している限り介護士はストレスを貯め続け犯罪を起こし続けます。
もちろん中にはどうしようもない人も紛れ込むかもしれないですけど、職場が原因で犯罪を起こす人は環境構築によって防ぐことは可能です。
でも今現在の介護業界でやるべきことをしていないのに「僕たちは悪くありません。介護士の質が低かったのです」みたいなのは許されないと思います。
その辺のことを別の記事で解説していますので読んでみてください。

転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ

・犯罪が起きる背景を個人のせいにして終わってはいけない
・中途半端な対応は意味がない
・基本的に悪質な労働環境で給料が低い職場は犯罪のリスクが高くなる
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。