どうもたんたん(@tantan4423)です。
保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
介護職員が利用者側から受けるハラスメント問題については現場側で「お金をもらっているから我慢すべき」という暗黙の了解があったりして中々声を上げずらい状況に置かれていることもある。実際に施設側は問題になったら対応が面倒くさいですし、精神論で泣き寝入りさせるのが一番楽なんだよね
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) August 20, 2021
介護職員が利用者側から受けるハラスメント問題については現場側で「お金をもらっているから我慢すべき」という暗黙の了解があったりして中々声を上げずらい状況に置かれていることもある。実際に施設側は問題になったら対応が面倒くさいですし、精神論で泣き寝入りさせるのが一番楽なんだよね
今回は介護職をする上で大きな問題になっている「介護職へのハラスメント」について解説していきたいと思います。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
介護職へのハラスメントが社会的に問題になっている

僕自身がこの記事を書こうと思ったのが過去に記事を読んだからです。
この記事は後半部分は有料部分になっているので無料の冒頭部分だけ引用します。
気になる方はぜひ読んでみてください。
怒鳴る。性的な言動を繰り返す。利用料金を手渡しせず、
床に並べて拾わせようとする。 職員がいきいきと働ける環境を整えたい
こんなハラスメントはなくしていかねばならない。
介護現場のハラスメント防止に、国が乗り出した。
厚生労働省が民間に委託して調査し、 事業者向けのマニュアルを公表した。 訪問介護では職員の5割が利用者から身体的・
精神的な暴力やセクハラなどの被害を受けた経験があった。
僕自身も当ブログで介護士に対する人権侵害問題について強く指摘してきたのですけど、本当によくない傾向だと思っています。

これらの介護を受ける人間からのハラスメントは以前からあった問題なのに各施設が隠蔽を図ったりして世の中に多く出てきていなかったです。
しかし最近はハラスメントの問題が多く気取り上げられたのと一緒にこの問題も出てきました。
正直な感想は「遅いよ。でも出てきてくれてありがとう」と言う感じですね。
介護現場のハラスメントは常態化している

この介護士へのハラスメントに対しては問題に対しては強い怒りを感じています。
以前の記事でも書いたのですけど、介護士の人権が全然守られていないんですよね。
ひどい話です。
しかもそれを「しょうがない」と言う人間もいます。頭が狂っています。
「日本は治安がいい」とか言う人がいますけど介護現場の治安は非常に悪いです。
世の中の治安の良さは治安を悪化させる人間が表に出ていないだけです。
その治安を悪化せせるような社会から排除された人を介護施設でみているということです。
いきなり殴ってくるような人間を預かっているのが介護施設で介護施設がなくなったら街にはいきなり暴力を払ってきたりセクハラをしてしまう高齢者が街に溢れて混乱します。

治安維持の役割を介護施設が担っているという事実に目を向けないか知らない人多いと思います。
以下の項目より何故このようなことが起こるのか?とかハラスメントについての知識や対応について書いていきます。
介護士へのケアハラスメントは見過ごしてはいけない問題である

世間ではパワハラやセクハラが問題視されていますが、ケアハラスメント(介護士が利用者や家族から受けるハラスメント)もそのうちの一つです。
介護を受ける高齢者の数が増加の一途をたどる現代で、ケアハラスメントは決して見過ごすことのできないものとして社会問題化しています。
ケアハラスメントの被害に遭うことによって職を辞めざるを得なくなる介護従事者も多く、その対策が必要です。
今回の記事ではケアハラスメントとはどのようなものなのか、そして、介護職を減らさないためにはどのような対応をするべきなのかを詳しく解説します。
介護の現場で起きているケアハラスメント一覧

一般的に、ケアハラスメントと呼ばれるものには2種類あります。
- 家族の介護をしている人に対するものと
- 介護職として働いている介護従事者に対するものに分けられます
家族の介護をしている人へのケアハラスメントは勤務先の会社から受けるものである一方、介護従事者へのケアハラスメントは、介護されている高齢者本人やその家族から受けるものです。
病院や老人ホームなどの施設に入らず自宅で介護を受けるためには本人や家族に代わって身の回りの世話をしてくれる人が必要不可欠な中、それを担う介護職に対して嫌がらせが行われている事実があります。
具体的には以下の通りです。
- 身体的な暴力
- 高圧的な態度での脅し
- 性的嫌がらせ
- 医療行為や制度上できないことの強要
などがあって心身ともに介護従事者を傷つけます。
- 身体的な暴力は殴る蹴る
- 物を投げつけたり
- 噛みついたりする
のように介護士が利用者から受けた行為は明るみに出ずにかき消されてしまうことが多いです。
そのため、ケアハラスメントを受けた本人が1人で問題を抱えてしまうケースが珍しくないのです。
以前記事に書いたような利用者からのセクハラも施設が隠蔽していました(このブログで書いてしまったが)

さまざまな暴力に耐えきれなくなった介護従事者が職を辞めてしまうことも多く、介護職不足にどんどん拍車がかかっています。
その結果、ほかに介護を必要としている高齢者が満足な介護サービスを受けられなくなるという問題まで引き起こしてしまっているのです。
ケアハラスメントはなぜ起こるか

ケアハラスメントは主に二つの種類があります。
- 利用者から介護者に向かって起こる
- 利用者家族から介護者に向かって起こる
これら二つの種類について解説していきます。
利用者からのハラスメントの理由は?
ケアハラスメントが起こる理由は数多くあります。
原因の一つとして介護を受けている高齢者のストレスのはけ口になってしまうことです。
自力で歩いたり食事をしたりすることが思うようにできなくなった高齢者には、少なからずストレスが溜まっています。
これは僕たちでも同じで自分の思う通りに物事が進まないとストレスが溜まっていきます。
しかし僕たちはそのストレスに蓋をして他人に迷惑がかからないように立ち回ることができます。
でもこれができずに他人に当たってしまった人は社会で生活ができなくなります。
- 犯罪を起こして逮捕される
- 家族に対して暴力が進んで施設に保護される
- 精神病院に処置入院になる
みたいな感じです。
そして施設に住んでいる高齢者の場合はこれらの誰かに危害を与えたから施設に入所になったケースもあります。
言ってしまえば社会で生きられない人がいるわけです。
そう言う人はストレスに対しての解消方法が他人に当たるという行動になってしまいます。
あとは単純に距離が近くなりすぎて依存してわがままが出てしまって横暴になるケースも多いですね。
あくまで介護士と利用者はお金でしか繋がっていない関係です。
利用者は生活の場ですが介護者はお金を稼ぐ場所です。そのギャップでストレスがたまりやすいこともありますね。
そもそも施設自体が自宅ではないので利用者のストレスがたまりやすい環境であるのは間違いないです。
でもそれは単なる良いわけであってハラスメントを起こして良い免罪符にはならないです。

利用者の家族からのハラスメント
高齢者の家族によるケアハラスメントは、介護サービスを受けている側が利用料金を支払っていることに起因することがあります。
直接的な雇用関係ではないにしても、「こちらはお金を払っているのだから、どんな要求にも応えるべきだ」という理屈のもと、理不尽な要求をするという嫌がらせに至ってしまうのです。
言ってしまえば痛い勘違いした「お客様は神様」タイプの人間です。
他の業界なら出禁みたいな対応ができますけど介護業界は福祉の名がありますのでそれがなかなかできないのもキツイですね。
また、ケアハラスメントは、介護施設よりも在宅介護が行われる高齢者の自宅で起こることが多いものです。
それは、高齢者の自宅という場所が介護施設とは異なる「密室」であるということに理由があります。
つまり、周囲の目がない自宅という密室では、介護従事者が高齢者やその家族から暴力や嫌がらせを受けても発覚しづらいのです。
本当にどうしようもないですよね。

ケアハラスメントへの対応は重要であって、絶対にするべき。

ケアハラスメントの問題を解決するためには、状況に合わせた適切な対応をしなければなりません。
被害を受けた本人が毅然とした態度で接することも大切ですが、会社としてあらかじめ社内でマニュアルを作っておくことも必要になります。
- 女性の介護者が訪問介護に行った先で性的嫌がらせやセクハラを受けたら、担当を男性介護者のみにする
- 複数の介護者で担当する
- ハラスメントに該当するものが起こったら訴訟する
- ハラスメントを行う人に対してはサービスを提供しない
という対応は行った方がいいと思います。
その際は、利用者やその家族に関しても、注意やサービスの契約解除の検討などの対応も一緒にルール化しておきます。
また介護に従事している職員がケアハラスメントへの対応について勉強できる機会を設けることも有効です。
暴力に関しては通報してもいいと思いますね。普通業務執行妨害や暴行罪ですからね。犯罪行為です。
そして、何よりもまず大切なのは、実際にケアハラスメントの被害を受けた本人が相談しやすい職場づくりをすることです。
中には、上司に相談をしても「そのくらい我慢できなければ介護士失格」というような心ない言葉を返す人間のクズもいます。
被害に遭っても会社が守ってくれるという心強さを感じられれば、気持ちも大きく変わってきます。
現在は施設が被害にあっても自分を守るどころか責任を押し付けられる状態なので、今の状態で介護職をしてもただで殴られて退職のバッドエンド濃厚です。
現状はあまり施設や国に依存するのは得策ではない

実際に施設に「ハラスメントされました」と報告しても腐っているので自分が納得するような対応をしてくれる施設は少ないです。
僕の場合はそういうケースがあったらとりあえず派遣に相談した上で状況に応じて苦情を入れていただいたり、責任を取らせる方向に動きます。
普通に殴られた形なら訴えを起こせば負けることはないと思います。
しかし施設に相談して「対処してください」と言っても自分の不利益を無しにはできないです。
そう言う時に個人で動ける方が以外に融通が利いたりします。
ちなみに僕の場合はSNSやブログでは少し声の大きい方なのでその気になれば潰しに行くこともできます(しませんが)
どっちにしてもあまり施設は信用できないので第三者の立場で施設で働けた方がいいと思います。そう言う意味で派遣はいいと思います。
派遣はその他にもメリットが大きいです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ

・介護職へのハラスメントは規模がでかい
・介護施設やヘルパーは無法地帯で仕事をしているようなもの
・もっとハラスメントに対しては厳しく取り締まっていいと思う
ここも労働環境に起因しますけど、しっかり利用者をスクリーニングできる施設はこう言った案件は少ないです。
なので基本的に運営の自由度の高い有料老人ホームとかがいいと思います。
お金をたくさん払っている人はそもそもお金があるので人格者なことも多いですし、元を取ろうと理不尽な要求をするようなことも少ないと思います。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。