どうもたんたん(@tantan4423)です。
5年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
・向上心
・意識の高さ
・思いやりの心
なんかなんていい
てかこれらを求められるぐらいの待遇もらってないです
待遇が低いから当然だし、求めるべきものでもないです
やるべき事をした上で求めてくださいとしか思わない。
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) July 16, 2021
別に介護職に
・向上心
・意識の高さ
・思いやりの心
なんかなんていい
てかこれらを求められるぐらいの待遇もらってないです
待遇が低いから当然だし、求めるべきものでもないです
やるべき事をした上で求めてくださいとしか思わない。
今回は上記のツイートを掘り下げていきたいと思います。
結論を先に書いてしまうと「介護職は過剰に頑張る必要がないんじゃない?それほどの給料をもらっていないということはその分責任は少ないから」ということです。
以下より解説していきます。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
介護職が過剰に頑張るべきないと思う3つの理由

介護職に対して「もう少し手を抜け!」というのはあまり良いことではないかもしれないです。
しかし現状の介護士は「頑張りすぎ」です。
そしてその頑張りすぎな介護士のおかげで現場が成り立っています。
しかし労働者という観点から見たら「介護士の現在の給料でここまでする必要はない」と思っています。そう考える理由としては
・頑張ったところで満足するリターンを得られない
・少ない労力で最大限のリターンを得ることをもっと考えた方が得だから
・賃金以上の働きをデフォ化すると労働環境が悪化しやすい
以前の記事でも書いたようにもう少し介護士は「金銭的な損得」について考えた方がいいと思います。

それでは上記の3つについて解説していきたいと思います。
頑張ってもリターンとなる賃金は上がる訳ではないから
介護士の給料は補助金が増えないと中で働く介護士の給料はなかなか増えない
3年目の時に10年以上のベテランの介護士と給料やボーナスの話になった時に数万ぐらいしか変わっていないということを聞かされて絶望した
・経験年数を重ねる
・資格を多く取得する
・役職になる努力のコスパ悪いと感じた
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) July 16, 2021
介護士の給料は介護保険が絡んでいるので補助金が増えないと中で働く介護士の給料はなかなか増えないのが現実的です。
僕が介護士3年目の時に10年以上のベテランの介護士と給料やボーナスの話になった時に僕と数万ぐらいしか変わっていないということを聞かされて絶望したことは記憶に新しいです。
施設によって給料の体系はバラバラではあるのですけど
- 経験年数を重ねる
- 資格を多く取得する
- 役職になる
ということをしたとしても介護職の給料は頭打ちで頑張れば頑張るほど報われる訳ではないです。
当ブログでは、このように労働に当てる力を副業に振り当てて上記の利益より多い額を稼いでいこうという事を主張しています。


僕自身としても役職もないし資格もそこまでないし経験年数は5年という介護士ですけど、副業を合わせた今年の年収は1000万円近くにはなりそうです。
しかし介護士という立場でいくら頑張っていても現状はこの額を達成される事は非常に難しいと思っています。
そういう意味でも雇われの身で補助金が決められている介護施設では頑張れば頑張るほど努力のコスパは悪くなってしまいます。
裏を返してしまえば介護職の場合は頑張らなければ頑張らないほど労力への対価の割合が上がっていきます。
その節約した労力を副業や趣味に使った方が人生の幸福度は高いと思います。

少ない労力で最大限のリターンを得ることを考えた方が得だから(低スキル・単純労働認定されているので)
国から「低スキル」「単純労働」と言われている介護職なので、業務内容をその単純労働や低スキル用に組み替えてどんどん業務を楽にしたらいいと思います。
実際給料に関しても「低スキル」や「単純労働」にふさわしいものなのでそういうどんどん楽をする方向に行ってもいいんじゃない?単純労働だから
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) July 16, 2021
「介護職は手を抜いて働きましょう」というと聞こえは悪いですけど、与えられている給料が低い訳なので、その給料分しか働かないというスタンスはありだと思います。
もっと「頑張って欲しいなら給料を上げてください」となった方が労働環境改善にも繋がると思います。
実際今は給料以上の働きを多くの介護士がしているからこそ介護業界は成り立っているのであって、これは正常の姿ではないです。
みんなが給料分の仕事だけをしたら簡単に介護業界は崩壊してしまいます。
別に僕自身はそれは悪いことではなくて本来はそれが正しい姿だと思っています。
そして労働者である介護士もお金を第一に動いたら「できるだけ頑張らない」という方向になってもいいと思います。
国から「単純労働」や「低スキル」と認定されている訳なので別にいいのではないでしょうか?


それならこっちも単純的な業務のみをするべきであって専門的な事はノータッチでいいのではないでしょうか?
さすがに専門的な業務をされている現状今の給料水準じゃ割りに合わないです。
でも現状はいくら専門的な知識やスキルを身につけても単純労働扱いされて低い賃金しか払われないので頑張らずに力を温存して働いた方が得ですね。
賃金以上の働きをすると労働環境が悪くなってしまう傾向があるから
介護士が賃金以上の働きをする事を当たり前にしてしまうと労働環境が悪くなる
・賃金は上がらないのに要求のハードルは上がる
・人材が不足しているのでサービス残業
・要求を断れないのでどんどん業務はきつくなるこれを防ぐためにしっかりスクリーニングする必要あるけどしないんだよなぁ
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) July 16, 2021
介護士が賃金以上の働きをする事を当たり前にしてしまうと労働環境が悪くなってしまう可能性が高くなります。
- 賃金は上がらないのに要求のハードルは上がっていく
- 人材が不足しているのでサービス残業で補う
- 要求を断れないのでどんどん業務はきつくなっていく
こういう現象は介護士側が「これしか給料もらっていないのでこれしかしません」とあらかじめ線引きをする必要があると思います。
逆に高いサービスを求めてきたら「なら給料あげてください」「その分オプション料金取りますね」という風にした方がお互い納得して仕事ができると思うんですよね。
そもそもサービス業ってある程度できる範囲を決めて線引きをしていかないと歪みが生じるのでサービス業ほど銭ゲバになった方がいいと思います。
しかし介護業界はこのような方向にはなっておらずに、「言ったもの勝ち」になっています。
これは介護士側や施設側が線引きをできておらずになんでも無償で引き受けてしまうからです。

介護職は頑張っても給料が上がりづらい環境にあるので労力を抑えた方がいい

先ほどにも書いたように介護士はもう少し手を抜いて働いたほうがいいと思っています。
そもそも何故努力のコスパが悪くなっているのかと2つの要因があります。
・儲けるのが難しい仕組みなっている
・頑張ることへのモチベーションが湧きづらい
介護施設を取り巻く環境が悪いせいで介護業界はなかなか成長しません。
普通に「頑張らない方が得」みたいな世界においてイノベーションは起きないですからね。
介護施設は儲けづらい仕組みになっている
介護施設運営は非常に苦しいものがあります。
- 少ない補助金
- 価格を自由に設定できない
- 人材難で採用費の増額
この背景によってなかなかうまく運営できている施設は少ないですね。
このような事を書いても介護士からしたら「そんなの知る由も無い」となりますけど。
儲けづらい環境である事は理解したら介護職が何故給料低いのかとかわかってきます。
儲けられないという事はその分還元できないという事なので利用者側だけ「安く利用できてよかったですね」状態になってしまいます。
はっきり言ってこのような状態でビジネスが成り立つわけもなく赤字の介護施設も数多いです。
原因としてはやっぱり介護保険を統括している国にありますけど、改善は難しいかもしれませんね。

頑張った分のリターンが増えないのはモチベーションには繋がらない
これは個人のメンタル的な話ですけど、お金がもたらしてくれるメンタルの安定や上昇志向はバカにできません。
「頑張ったら報われる」という業界ならみんなリターンを求めて今まで以上の努力をします。
その結果ケアの質が上がって、結果的に幸せな人が増える「幸せスパイラル」が起こります。
しかし対価を用意せずに「やりがい」みたいな事を言ってやろうとしてるので単なる搾取にしかなってないんですよね。
搾取されたらモチベーションは下がりますし、その奉仕の心を当然のように求めてしまうともう「やらされている感」しかないです。
頑張りが報われない社会は腐ってしまいがちです。
中には何もなくても頑張る人がいますけど、先ほど書いたようにこのような人がいると労働環境が悪くなって辛くなってしまう人が増えてしまいます。
「対価がないなら求めないし、応じない」を徹底していただいた方がいいと思っています。
それを高いサービスを求めるので、どんどん馬鹿らしくなって辞めてしまうのではないか?と思っています。

今与えられている給料があなたの責任への評価である

「介護職は正当に評価されていない」と思うのですけど、今与えられた給料が会社そして国からの評価であるという事実は変わらないです。
いくら頑張っても対価が上がらないのはその業界がオワコンであって、あなたもオワコンに巻き込まれているからです。
なのでそれを認めた上で
- 評価される業界に転職する
- 評価される事を諦める
- 最小限の労力で労働量や質と給料の差し引き分を小さくする
という風に方向転換した方がいいと思います。
僕の場合は3つ目の労働量を減らして、負担を減らして他の方向で収入を補うみたいな事をしています。
どうせ頑張っても評価されない世界に身を置いているなら「そこにいるだけで給料が発生する会社員」というポジションをうまく使って最低限の生活費を稼いだ方がいいと判断しました。
そして頑張りが評価される場所に副業で参入してそこに節約した労力を使うようにしています。
仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

介護職は頑張れば頑張るほど割りに合わない労働になるから少し労力を抑えて働いた方がいい
・介護職は努力のコスパが現時点では悪い
・賃金以上の労働を進んでする人は労働環境を悪化させている
・しっかり線引きしてオプションのお金をもらうようにした方がいい(施設にも・利用者にも)
そういう意味でも介護職も考えた上で自分の労働を構築していく必要がある時代に突入したので人によって厳しいかもしれないですね。
でも今の介護業界の状態を見ても安定とは程遠いですし、自分で安定を作っていく必要があるのではないか?と思っています。