どうもたんたん(@tantan4423)です。
当サイトでは「介護職は積極的に転職を活用して環境を変えていこう」という目的で運営しています。
その中で「転職をするときの面接で転職理由をどう伝えたらいいのか分からない・・・」という声があると思います。
派遣で転職するときはそこまで気にしなくていいのですけど、正社員で介護施設に直接雇用されたいと思う人は面接は避けて通れません。
「面接するのが大変」という理由で転職を躊躇ってしまう人もいると思います。
今回はそんな疑問に対して介護職の僕が答えて、より良い転職をして頂けたら嬉しく感じています。
この記事とは別に【保存版】『介護士の転職基礎』の完全ロードマップ【全部無料です】というまとめた記事がありますので一緒に読んでいただければ理解が深まると思います。
この記事の目次
介護士が転職したいと思う7つの理由とは?

【介護職の退職理由】
1位:結婚・妊娠・出産・育児のため
2位:自分の将来の見込みが感じられないため
3位:人間関係
4位:収入が少ないため
こう見ていると「介護職を続けていても明るい未来が想像できない」ということなんだよね
これらは繋がっていると思っている。 pic.twitter.com/sN0Hfqu7Cv
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) February 1, 2020
【介護職の退職理由】
1位:結婚・妊娠・出産・育児のため
2位:自分の将来の見込みが感じられないため
3位:人間関係
4位:収入が少ないため
こう見ていると「介護職を続けていても明るい未来が想像できない」ということなんだよね
これらは繋がっていると思っている。
この項目では介護職が「転職したい」と思う理由について解説していきます。
平成30年に公益財団法人介護労働安定センターが実施した『介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書』と自分の経験談も踏まえると主な退職理由は以下の通りです。

- 人間関係のトラブルがあった
- 給料が低くて将来が不安になった
- 介護施設の運営に疑問を感じた
- 結婚や妊娠を機に退職
- 労働環境が悪かったから
- 介護士は多忙になりやすい
- 介護士にも向き不向きがあるから
これらの退職理由について掘り下げて解説していきたいと思います。
なぜ介護士が介護施設に不満を持ってやめてしまうのか?という部分を詳しく解説している記事がありますのでもし良かったら読んでみてください。
①人間関係にトラブルがあって退職を決意した
介護職の離職の理由について一番多く回答されて、僕の周りでも多いのが人間関係のトラブルがきっかけで退職に至るケースです。
具体的にどのようなことがあって人間関係に溝が生じるのか?というと
・上司から執拗ないじめやパワハラやセクハラが行われていた
・入居者から暴言や暴力を受けた経験がある
・利用者の家族がモンスター家族でクレーム対応に疲弊した
みたいなことが積もりに積もって退職に至ることが多いですね。
実際に僕も現場で働いていて「本当に介護の仕事は人間関係で全てが決まる」と言っても過言ではないと感じています。
いくら優秀な人でも人間関係で溝が生じてしまうと力を発揮しません。
力を発揮できない環境に身を置き続けても施設からしても施設からすると得することが何一つありません。
なので転職する際にも「人間関係は次はうまくいくかな・・・」と考えている介護職さんは多いですね。
介護職の人間関係による離職についてもっと詳しく知りたい方は別の記事で詳しく解説していますのでもし良かったら読んで見てください。
介護士の人間関係の悪化の要因は労働環境の悪さである
介護士の人間関係のトラブルは元からいた人間が意地悪ではなくて、「意地悪になってしまう環境」があるからです。
人間追い込まれてしまうと他人に優しくする余裕がなくなってしまいます。
特に経済的なストレスは非常に大きくて、その中で肉体的にも精神的にも大きな負担があれば尚更です。
新人の時はとても優しかった人が経験年数を重ねて他人に厳しくなってしまうことは多いです。
心の余裕が他人に優しくできる上では大事です。
その余裕を奪われがちな職場ではなかなか良い人間関係を作っていくのは困難だと思います。
介護士自体は非常にストレスの大きな仕事です。
その中では他人に優しくするのも難しいと思います。

②給料が低くて将来が不安になった
介護職の低賃金ということで多くの人が認識している仕事です。
平均年収が低く設定されているので高い収入を求めて転職する人は数多いと思います。
実際に介護施設で働いている時も収入アップのために転職をしようとする人は多いです。
転職をすると収入が上がりやすいのが介護業界の特徴でもあります。
手に職の仕事なのであまり履歴書の経歴の部分を気にしなくても転職することができます。
裏を言ってしまえば定着率があまり良くないという経営者の悩みのタネになっていることもあります。
仕事をする上で収入を大事にするということは健全なことです。
将来のお金の心配をしている介護職も多いですし、ライフスタイルの変化で「もっと稼ぎたい」と思ったら介護業界を離れることも多いです。
介護職では高収入を得ることが仕組み上難しいです。大事なのはどの環境に身を置くか?ということです。
優秀かそうじゃないか?というよりも環境が全てを決めると言っても過言ではないです。
収入が低いと選択肢が狭まってしまう
・結婚
・出産
・マイホームの購入
・教育費の確保
にはまとまったお金が必要になります。
しかし収入が低いとお金が必要なライフイベントを諦めざるを得なくなってしまいます。
実際に結婚を機に他職種に転職する人は多いです。
特に男性の場合は「一家の大黒柱」という意識があるので、低収入だと家族に顔向けできないということもあります。
共働きの世の中ではあるのですけど、やっぱり年収は人の中で大きな自信になる部分もあります。
お金はあるに越したことないです。
お金がないことによって不便な思いを家族にさせるのは後ろめたい気持ちになります。
その気持ちから好きだった介護士の仕事を辞めざるを得ない状態に追い込まれている人は多いです。

③介護施設の運営方法に疑問を感じたから
それぞれの介護施設が持っている理念や目標は違います。
施設の進む方向と自分の人生での目的が一致しないことが退職の意思を強めてしまう要因になってしまうことがあります。
例えば利益を上げることを特に重視する職場は社会貢献の意識が強い介護職は合わないと思いますし、逆の場合も然りです。
介護職が少ないけど利用者を多く入れて利益を上げようとするところで働いていたら各職員の負担が大きくなってしまいます。
経営理念とかに関しては入職する際にチェックすることができますけど、現場の空気感が違うということもよくえます。
このように自分の思っていることとは違っていたミスマッチが働いていると出てきて大きなストレスになってしまいます。
このことから転職を検討するケースも少なくありません。
介護施設の見極め方に関しては別の記事で解説していますので読んでみてください。

④結婚、妊娠、出産、育児、介護のライフスタイルの変化に合わせて退職した
介護業界は男性よりも女性が多い業界なので結婚や出産などの人生のイベントを機に転職したり退職することが多いです。
僕のいた施設でも毎年何人かの人がこれらのライフスタイルの変化によって退職したこともありました。
結婚をして遠方に引っ越したり、家庭に入ることになることもあります。
また介護の仕事は移乗介助や入浴介助などの自分の身体に負担をかける業務が多いので、妊娠中の人からしたらなかなかきついものです。
出産後も子供の保育園の送り迎えの関係や各行事の参加などで今まで通り働くことができないという人も多いです。
また親の介護があることで介護離職する人もいます。
これらのイベントに対応するために非正規になって働く人も多くいますけど、今までと立場が変わってしまうことに抵抗を感じている人も多いと思います。
ライフスタイルの変化で離職する人は他職種よりも福祉の仕事は多いような気がします。
その理由について解説した記事がありますのでもし良かったら読んでみてください。
⑤労働環境が悪かったから(サービス残業など)
介護職の労働環境はなかなか厳しいものがあると実際に現場で働いていた経験からも言えます。
先ほどの「運営方針が合わない」というものと重複しますが、その運営方針が労働者である介護士を酷使することに抵抗がないところだと労働環境が悪くなりがちです。
具体的にどのような労働環境の悪さといいますと・・・
これらの環境で働いている介護士は多くて、その上給料が低いという状況の人も多いです。
好きな介護の仕事と言ってもそこまできつい環境で働いてしまうと職場に対する不満も溜まってしまいます。
この労働環境に関しても施設によって全然違いますので、個人的な意見としても積極的な転職の意識は持った方がいいと思っています。
実際にいろんな介護現場で働いた経験からブラック介護施設の特徴を別の記事でまとめていますので、一緒に読んでいただけたら嬉しく感じています。

またサービス残業がなぜ介護業界で蔓延するのか?ということに関して解説位した記事がありますのでもし良かったら読んでみてください。

⑥介護士は多忙になりやすい
介護士は非常に多忙です。
結構僕も同業の介護士の友達もいますけど、遊びに誘ったりすると結構な頻度で「今日は休日出勤で・・・」みたいな返答をもらって悲しくなることがあります。
この原因として考えられることが以下の通り
・断ることがしづらい
・ゴールがないのでひたすら動かないといけない
・チームで答えのない仕事をしている
ということで要求のハードルが上がりやすいことが原因ではないか?と思っています。
しかし忙しくたくさん働いていても前の項で書いた通り給料が高いわけではないです。
「貧乏暇なし」という言葉の通り介護士は忙しいのに貧乏という状況に陥ってしまう人も多いです。
解決方法としては自分で裁量を持つことと仕事に取り組む意識を変えることが大事です。
介護士がなぜ多忙になってしまうのか?ということについてまとめた記事があります。
またその解決方法も解説していますのでもし良かったら読んでみてください。
⑦介護士にも向き不向きがある
介護士は非常に人を選ぶ仕事です。
・他人の人生をより良くしたいという思いやりを持つ
・数字以外の部分にこだわる
・高いコミュニケーション能力を持っている
・常にマルチタスクが求められる
・ストレス耐性が高い
上記の5つの要素は最低持っておいた方がいいと思います。
普通の仕事とは性質が違うので、他職種から転職した人が馴染めずに退職するということが多いぐらいです。
本来はそういうのは取っ払って多くの人ができるような仕事であるべきです。
しかし専門職である観点から考えからも難しいですし、逆にどんどん求められることが増えています。
本当に誰でもできるような仕事ではないと痛感させられます。

「介護士を辞めたい」人の理由を書いていきましたが、違和感を感じた時には転職を検討した方がいいと思います。
その際に転職エージェントに登録して案件を探していつでも転職できる準備ができると心に余裕を持って働けます。
個人的にオススメなのが『かいご畑 』です。
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介護士が転職する際に考慮しておきたい6つのこと

【介護職の転職の際に意識すべきこと】
・職場の雰囲気
・満足する収入を提示されているのか?
・何かあった時に自分を守ってくれるのか?
・しっかり休暇が取れるのか?
しかしこれらは実際に働いてみないと分からないので、いつでも次の転職をする準備をしていた方がいい
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) February 1, 2020
介護職が退職する際に次の職場のことも一緒に考えないといけません。
何も考えずに勢いで退職して勢いで就職活動をしたところで良い結果を生みません。
「転職した先の施設がまた合わなかった」ということはよくあります。
なので「これだけは譲れない」というポイントを持って就職活動に励んでほしいです。
また一緒にお伝えしたいことは就職したら、最初に転職サイト(エージェント)に登録してほしいということです。その理由に関して別の記事で詳しく解説していますのでもし良かったら読んで見てください。
新しい職場を選ぶ際の基準としては以下のことを意識すると良い転職をすることができると思っています。
- 職場の雰囲気
- 出会う上司が全てである
- 自分が満足する収入を提示しているのか?
- 何かあった時に職場は自分を守ってくれるのか?
- しっかり休暇を取ることができるのか?
- 自分を成長させてくれる環境なのか?
この6つのポイントは意識して転職活動をしてほしいですし、働きながらもこのポイントを照らし合わせることが大事です。
①介護現場の人間関係が良好であること(意地悪なお局がいないなど)
介護士の退職理由で人間関係が多く挙げられますが、人間関係の悪化にベテランからのイジメに近いパワハラが横行するのは大きな問題
放置していたらお金を払って採用した人材を無駄にする結果になってしまう
仕事が出来ても損失を埋める働きができるのか?と思うといっそのことクビ切るのがいい
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) April 16, 2020
介護職が退職する理由として「人間関係」というものがあったことを先ほど解説しました。
なので転職する際にも人間関係を気にする人は多いです。
特に気にする項目として「意地悪なことをする同僚がいないのか?」という部分はあります。
ネットやリアルでも「お局」と言われるベテラン層からのいじめを受けてそれを苦に職場を追われるという話もよく聞きます。
そういう人が一人でもいると離職率が高くなりますし、解雇規制があるので職場側も解雇という対策が取りづらいので悩みのタネになっています。
また「モンスタークレーマーはいないのか?」みたいなことも重要なことだと思っていて施設側がその辺を調整して人間関係のストレスを軽減できているのか?ということも大切です。
「仕事がきつくても収入が低くても人間が良ければそれでいい」という人も多いです。
しかし上記の仕事がきつくて収入が低いということがストレスになって人に危害を加えてくる人は介護職に多いのではないか?と思っています。
そしてこの項目は実際に働いてみないと分からない部分でもあるので、最初に言ったようにいつでも転職できるようにエージェントやサイトに登録することをオススメしています。
いじめや嫌がらせをする人間といかに離れていくのか?ということに対して持って欲しい意識を解説した記事がありますのでもし良かったら読んでみてください。
②上司が全てと言っても過言ではありません。
いくら優秀な人材でも関わる人間が意地悪な人間だったりすると潰されて終わります。
介護職は実力社会ではないので、人の主観で全てが決まってしまいます。
「長く働いている人が偉い」という年功序列の考えもまだ残っていますし、どのような人間がいるかでこれからのキャリアが決まってくると言っても過言ではないです。
あと介護職は自分1人では仕事ができずにチームプレイが求められます。
なのでチームに溶け込めなかったら一気に働くのがきつくなってきます。
個人的に実力主義を持っている人はなかなか溶け込めないのではないか?と思ったりしています。
僕の場合も結構な実力主義で個人主義みたいなところがあるので、派遣で副業みたいな働き方が性に合っています。
結局それもチームの雰囲気やどんな人がいるのか?ということで変わってきます。
そして最初の施設が必ずしもあなたに合う可能性はそこまで高くないです。
なので転職前提で考えた方がいいと思います。
いかに良い上司に出会えることが大事なのか?ということに関して記事を書いていますのでもし良かったら読んでみてください。

③自分の生活が安定するほどの収入がもらえること
「何のために働いているのか?」聞かれたら多くの人が「お金のため」と答えます。
介護の仕事を心から愛していようと収入が低くて生活できなかったら同じ場所で仕事を続ける気持ちは薄れてくると思います。
そしてある程度の収入を確保することが自分のパフォーマンスを高めるためにも必要なことだと思っています。
お金は精神安定剤みたいなものでお金がないと心地よく働くことも難しいです。
お金がないことでストレスを溜めて同僚や家族や友人などに攻撃的になって傷つけてしまうこともあります。
なので個人的に思うことはまずは自分が満足する収入を確保することを第一にしてほしいと思います。
介護職で「お金のために働く」という考えを持った人が一定数いるのですけど、お金を求めて働くからこそ業界が正常化すると思っています。その辺のことは別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

④何かあったときに職場が自分を守ってくれるかどうか?
以前に僕の勤めていた利用者が介護職にセクハラをするという事件がありました。

その出来事に対して施設側の対応は「介護職を別の部署に異動させて、利用者や家族にはその事実を伝えない」という酷いものでした。
このように介護職に泣き寝入りさせる施設は僕のいた施設だけではなくて多くの施設でも今起こっています。
また利用者が介護職に暴力をふるった際にもみ消してしまうという話もあります。
これらの対応は介護職に対する施設側のリスペクトにかける行為だと思っています。
こういう体質というのも実際に働いてみないと分からないです。
しかし口コミを集めたり、内部の人に話を聞くということもできます。
そういう悪い話を聞いた施設にはエージェントに紹介されたとしても受けないという方法で回避することができます。
介護職を泣き寝入りさせる施設について思ったことや対処法に関してまとめた記事もありますのでもし良かったら読んでみてください。

⑤しっかり休暇を取ることができるのか?
・希望休をちゃんと取れるのか?(施設側の都合で却下されないか?)
・有給はちゃんと取れるのか?(有給を消化する時に白い目を向ける風習はないのか?)
・年間休日は多いのか?(実際に明記と違うこともあるし、休日出勤があることもある)
これらの休みに関する確認はしっかりとった方がいいと思います。
実際に入って見たら有給が取れなかったり希望休が通らなかったり休日出勤を強要されることもあります。
高いパフォーマンスを持って充実した仕事をするためにはある程度の休みは必要だと思っています。
あと単純に休みの日数が多くて給料が少ないところもありますし、その逆もあります。
その辺も自分の中でしっかり噛み砕いて選んでいくことをオススメします。
介護職の休みのことに関しては別の記事で解説していますのでもし良かったら読んでいただきたいです。この記事では休みの少ないと感じる人がどのように行動をすればいいのか?ということを書いています。

⑥自分を成長させてくれる環境なのか?
個人的には転職をきっかけに収入アップを狙った方がいいと思います。
今の職場で頑張って出世するよりも転職の方が自分を評価してくれてそれに応じて高い年収を提示してくれることは多いです。
これは介護職でも例外ではなくて、スキルや知識や経験を身に付けることを第一に考えた方がいいです。
なので転職の際には年収だけではなくて「次の職場で自分を成長できる環境があるのか?」という視点で考えるべきです。
もちろん成長は自分がするので積極的にその施設のやり方を全部盗むぐらいの意識を持った方がいいですね。
経験とはそういうものです。
ただ闇雲に時間を使って働くのではなくて、その場所にあるノウハウやスキルを手に入れて初めて経験をしたと言えます。
多くの施設でのスキルや知識を手に入れることができれば多くの施設が「高い年収を提示しても欲しい人材」と思ってくれます。
そのために早いうちに苦労をする価値はあると思っています。
転職で大事なのは成長である理由についてもっと掘り下げた記事がありますのでもし良かったら読んでみてください。

転職が初めての人は不安が多いと思います。
しかしエージェントを使うことによって自分の要望を転職に反映することができます。
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介護職が良い志望動機を書くために押さえておきたい2つのポイント

面接の際の志望動機を書くために押さえておきたいポイントは以下の通りです。
- 転職理由が前向きに捉えられるもの
- 自分のスキルや知識をどのように施設に還元できるのか?を考える
それでは上記の2点について解説していきます。
①転職理由が前向きに捉えられるもの(ネガティブな人と働きたくないから)
基本的に前の職場のネガティブな情報を伝えるのはNGです。
というのも「この人はうちの職場のことも悪く言う人なんじゃないのか?」という警戒を持ってしまうからです。
なので出来るだけポジティブに解釈されるようなことを伝えることが大事です。
「そんなペコペコしたくない!!」みたいに思う方もおられると思うのですけど、基本的に会社は経営者のものであることは理解しておいた方がいいと思います。
面接はその経営者が自分の事業を伸ばしていくために戦力を確保するために行われるものなので、メリットとデメリットを天秤にかけて判断します。
その時に前職の際の不満を出してしまうと、「この人はそういう人なんだ」と判断されることあります。
例として以下のような感じの志望動機があればいいのではないか?と思っています。
これまで有料老人ホームに5年間勤めてきました。
5年間の間に多くの入居者様と関わってきて基礎的な身体介助や認知症介護について多く学んできました。
しかし、日々の業務が忙しくて一人一人の入居者様に関わる時間が少ないことについて考えるようになりました。
貴社では手厚い人員配置を行なっていて、個別ケアに力を入れている話を伺いました。
私自身も貴社のような充実した環境に身を置いて更なる介助スキルの向上とともに入居者一人一人に最適のケアを提供したいという思いで志願しました。
②自分の強みをいかに施設に還元できるのか?ということを伝える
面接は自分という商品をいかに売り込むのか?ということだと思っています。
なので自分の強みや入社した後にいかに利益があるのか?ということをしっかり伝えた方がいいと思います。
例えば僕の場合だと「ネットの発信に長けている」「いろんな形態での実務経験がある」「個人としての知名度もそこそこある」みたいな強みがあります。
なので以下のような自己アピールをすることができます。
私の得意なことはwebにおけるマーケティングやブランディングで、実績としては介護職に対する働き方をまとめたサイトが毎月10万人のアクセスを集めることに成功しています。
この力を生かして施設のweb経由での求人を集めることができます。
中で介護職として働きながら集客することができます。
今はSNSを使った採用が主流になっている今で大きな力になることができます。
僕の場合はwebに強いのですけど、自分の強みをいかに介護に結びつけて価値を与えられるのか?ということをしっかり伝えることが大事だと思っています。
施設もいくら人手不足と言っても、優秀な人材を集めたいというのはあると思います。
採用は事業の成功に大きく関わってくる分野でもありますので、自分が入ることのメリットを提示するのは大事です。
また自分の実績や得意なことを伝える際にはできるだけ、具体的に感情論にならないようにした方がいいと思っています。
「頑張ります」とか「諦めない心があります」みたいなのは、逆に「この人には無茶な仕事を振ってもいいだろ」と思われてしまいます。
価値がある人間にはなかなか施設側も無下なことはできません。
無茶な要求をして離職されてしまうと大きな損害を被ってしまいます。
なのでしっかり自分の価値を具体的に伝えて施設にどのようなメリットがあるか?ということも提示できたら強いと思います。
「自分の強みを生かした転職」に関しては別の記事で解説しています。
もし良かったら一緒に読んでいただければ理解が深まると思います。

理想の介護施設と巡り会うために出来る3つの行動

理想の介護施設に巡り会うためには以下のことを意識すると成功率はグッとアップすると思います。
- 定期的に転職エージェントの担当者と話し合いをする
- 自分の周りの介護職から施設のリサーチをする
- SNSやHPで施設の色を確認する
これら3つのポイントについて解説していきます。
①定期的にエージェントの担当者と話し合いをする
多くの人が転職する際に転職エージェントを使うと思うのですけど、使い倒すぐらいの気持ちで利用した方がいいと思います。
・担当の人と定期的に話をする
・一つのエージェントだけではなくて複数のエージェントを利用する
・転職する気が無くても自分の市場価値を知りにいく
みたいな感じです。
僕もエージェントの担当者とは定期的にコミュニケーションをとって良い案件があるのか聞きます。
大きなエージェントだと多くの案件を抱えているので、その広い選択肢から自分に合う施設を探し当てることもできます。
定期的にエージェントとコミュニケーションを取る理由は自分の市場価値を確かめることが転職する上でものすごく大事なことだからです。
自分の能力に釣り合わない施設を紹介されて低い待遇になってしまうこともあります。
また担当の人と仲良くなることで普通なら紹介してくれないところを紹介してくださることもあります。
転職エージェントを上手に活用するための手段について別の記事で詳しく解説していますのでもし良かったら読んでみてください。

②自分の周りの介護職からリサーチをする
僕はエージェントの担当者だけではなくて、自分の持っている人脈をフルに活用してその地域の施設の中の声を集めます。
同級生や趣味の仲間とかで介護職の人がいたら今勤めている介護施設がどうなのか?ということは聞きます。
中の声ほど信頼ができる情報ソースもないですし、求人に関してはいくらでも素晴らしいことを書くことはできます。
しかし肝心なのは「自分が就職した後に自分が満足して働ける環境なのか?」ということです。
この目標のためにはいろんな手段を使って自分に最適な施設を探し当てることが大事だと思っています。
具体的なリサーチ方法に関しては以下の記事で解説していますのでもし良かったら読んでみてください。

③SNSやHPで施設の色を確認する
「エージェントのフル活用」「知り合いの介護職からの情報収集」と書きました。
ネットを使っての転職活動も有効だと思っています。
今はSNSをしている介護施設や施設経営者も多くいます。
なのでその人たちと直接繋がって採用してもらうという方法もあります。
この方法は介護施設側が「エージェントに多額のお金を払って、採用をしてもすぐ退職するならSNSとかで発信して人を集めたい」という意図があります。
個人的な考えですけど、名前や施設を出して発信している介護施設経営をしているところは働きやすい施設ではないか?と思っています。
理由としては実績を盛ったり嘘の情報を発信して人を集めたとしても、中の人が「そんなの嘘だ!!」と言い始めたら悪評が立ちやすいからです。
SNSとかでの集客は強力な武器ではあるのですけど、中がしっかりしている施設以外は難しいと感じます。
なので比較的に安全に転職することができると思っています。
また表立って発信をしているので施設の雰囲気を知ることができます。
なのでミスマッチを防ぐ役割があると思っています。
介護施設のSNSやブログによる集客について知りたい方は別の記事でまとめていますので、もし良かったら読んでみてください。

自分で職場探しをするのは忙しい人からしたら大変な作業であると思っています。
そういう時はプロの力に任せるのもいい手だと思います。
個人的にオススメなのが『かいご畑 』です。
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転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

【さいごに】転職は「逃げ」ではなくて「攻め」の行動です
「退職」や「転職」という行為を逃げだと思っている人がいるけど勘違い
・転職をすることで年収が上がることが多い
・自分を評価される環境に身を置くことができる
・損切りをすることができる
・時間を大事にしている転職が逃げの時代はとっくに終わってもう攻めの転職が基本だよ
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) February 1, 2020
いかがだったでしょうか?
転職に関して後ろめたい思いを持っている人はいるかもしれませんが、個人的には「転職は攻め」だと思っています。
その理由について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んでみてください。

収入を上げることも労働環境を良くすることもできます。
なのでしっかり戦略を持って自分を評価してもらえる介護施設で働くように転職には精一杯のリソースを注いでいいと思います。
仕事は人生においてもすごく大きな意味を持ちます。
良い選択ができれば満足のいく人生に一歩近づけると思います。
この記事がその役に立てたら嬉しく感じています。