どうもたんたん(@tantan4423)です。
現在はフリーランスで活動をしているのですけど、つい最近まで介護職として現場で働いていました。
今回は「介護職が転職の際に大事にすることは年収よりも成長である」というお話をしていきます。
転職をする際には年収を重視する動きが多いのですけど、その施設で成長できるのか?という視点を持つと後の年収アップにつながります。
成長というと曖昧な表現になっているのでそこらへんも具体的に掘り下げて解説します。
転職際に前職の年収に満足いかないときに、年収を重視して転職する人がいるけど、出来れば「自らの成長」を軸に置いて転職先を探して欲しい
そうしないと転職先にしがみついてしまう可能性があって、いつまで経っても自立できない
成長したらある程度仕事を選べるようになって
仕事も楽しくなる— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) April 15, 2021
転職際に前職の年収に満足いかないときに、年収を重視して転職する人がいるけど、出来れば「自らの成長」を軸に置いて転職先を探して欲しい
そうしないと転職先にしがみついてしまう可能性があって、いつまで経っても自立できない
成長したらある程度仕事を選べるようになって 仕事も楽しくなる
介護職がなぜ「転職したいのか?」と思ってしまうのか?ということに関して具体的に解説した記事がありますのでもし良かったら読んでみてください。

介護士の転職で「年収よりも成長を大事にするべき」理由

僕自身も何度か転職をした経験があります。
その時に感じたのは、年収ばかりを見据えた転職をしてその後の成長につながらないということです。
目先の利益に囚われて将来得られた利益を見逃してしまうことになります。
この項目では『転職は年収より成長を重視して選ぶべき理由』を解説します。
具体的には以下のような理由があります。
- 年収を軸にした転職を成功すると燃え尽きてしまうから
- 年収に満足すると現状維持をしようとするから
- 能力が伴っていない人材は会社にしがみつこうとするから
上記の3つの理由について以下の項目で掘り下げて解説していきます。
①年収を軸にした転職に成功すると燃え尽きてしまうから
年収目的の転職自体を批判するつもりではないのですけど、その次も見据えて欲しいと思っています。
転職したことに関して満足してしまって、「自分を磨く」という意識がなくなってなんとなく日々の仕事に取り組んでしまいがちです。
本当は更に年収を上げられる人材になっていた可能性があるのに高みを目指せなくなった人を多くみてきました。
もちろん転職した先でも向上心を持って仕事をして次を見据えるなら良いのです。
しかし転職を成功させたら自分を伸ばす努力を惜しんでしまう傾向があります。
転職先の施設が経営難で潰れてしまうみたいな事があると年収をダウンさせてしまう可能性すらあります。
特に若い人ほど年収に拘らずに自らの成長を意識して職場を探して欲しいと思っています。
若いうちは知識やスキルを吸収する力も高いのでこの時期にいかに経験を積めるのか?という事が大事です。
②年収に満足すると現状維持をしようとする
現状維持をする事が目的になってしまうと基本的に人から言われたことだけをする人材になってしまいます。
そこには次の目的がないわけなので、仕事に意欲を持って取り組む事ができなくなってしまいます。
また成長できない環境は他の職員も現状維持を目的に働いてしまうので、活気のない職場になってしまいます。
別に「サービス残業をしろ」とかそんな話ではないです。
ただしっかり次のステップを見越して日々の仕事に取り組むべきという事です。
年収の高い良い職場は安定していると思われるかも知れますが、それは施設が安定しているだけで職員が安定しているわけではないです。
特に若い時に現状維持モードに入ってしまうのは危険です。
歳をとって体力が衰えたらパフォーマンスが低下するのは明白です。
なので若いうちに多くの経験をして知識を蓄えることを意識した方が歳をとってからも選択肢も広がって安定します。
「手に職」と言われて安定の要素がありますけど、それでも人生が安定するかは別問題です。現状維持をしていては収入も労働環境もよくならないです。

③成長しない人材は会社にしがみつくことしかできなくなるから
介護職の話ではないのですけど、近年大企業でのリストラが横行しています。
ここで退職になっている人は40~50代の高給をもらっている社員です。
しかしこれらの企業の動きに対して反発してなんとか今の席を守ろうとしている人は多いです。
でも実際にはその人たちは企業からしたら「使えない人材」であって、高い人件費の節約のために対象になったと考えられます。
このような動きになったときに成長をしなかった人は企業にしがみつくことしかできなくなってしまいます。
大企業でも使えない人材を切るみたいな動きがあるので、介護業界でも収入を上げて維持したいなら、成長は必要不可欠です。
良い人材は施設側も理不尽に扱ったりしません。
「介護士の成長」とはいったい何か?

「年収より成長」といっても具体的にどのようなことが成長と言えるのか?というのは曖昧な気がします。
実際に成長した気になっているけど市場価値は上がっていないということも多いです。
個人的に成長とは以下のようなことをいうのではないか?と思っています。
- 様々な施設で通用する人材になること
- 他職種に転職しても活躍できる人材になること
- 介護施設に依存せずに働ける人材になること
上記の3点について解説していきます。
①様々な施設でも通用する人材になること
よく「一つの施設で数十年働いた」みたいなことを誇りに持っている人がいますけど、大事なのは経験年数ではないです。
逆に一つの施設しか経験していないので他の施設で働くことになったら前の職場のやり方に拘ってしまうことも多いです。
それよりもいろんな施設で経験をしてどこに入ってもすぐ馴染めて価値を発揮できる人材は重宝されます。
単に経験年数だけを重ねた人はそこまで評価はされません。
それよりも定期的にいろんな施設で働いて各施設でスキルや経験を重ねる事が大事です。
それこそ現在介護施設側の財政状況が厳しいところも多いので、急に施設が倒産することは考えられます。
その時に他の施設での経験がないと雇う側からしてもリスクはあります。
前の施設にやり方を今の職場の職員に押し付けたり、レベルの高い施設に適応できなかったりします。
そうならないように介護士として「様々な施設で通用する人材になる」ということを意識して働いた方がいいと思っています。
介護職は評価する項目が曖昧なので経験年数で評価しがちで、それが成長意欲を奪っています。

②他職種にも転職して活躍することができるスキルや知識を手に入れること
個人的には介護士として介護士のスキルだけを身に付けるのではなくて様々な業界の経験を入れることが大事だと思っています。
現場で介護士として働くだけではなかなかリスクが高いと思っています。
なぜリスクが高いのかというと
・怪我をして現場復帰できなくなったら路頭に迷う
・現場の介護職だけで年収を上げるのはなかなか厳しい
・介護職でしか働けない人は足元を見られてしまう
ということが主な理由です。
特に最初の怪我のリスクに関しては介護士は常に隣り合っています。
腰痛は職業病と言われているぐらいですし、多くの職員が腰痛によって介護の仕事ができなくなってしまいます。
そうなった時に介護士以外の仕事ができない(他のスキルを持っていない)状態だと、一気に生活も厳しくなってしまいます。
なので元気なうちにいろんな仕事ができるようにスキルを身に付けた方がいいと思います。
そのスキルは本業介護職の仕事にも生かされます。
僕の場合は「WEBマーケティング」「ライティング」「SEO」に関しては知識や運用実績があるのでマーケターやコンサルとして働くことも可能です。
このように常に選択肢を用意しておく事がリスクの高い介護職という仕事をする上で大事だと思っています。
基本は複数のスキルを掛け合わせて新しい価値を作り出すことを意識した方がいいと思っています。その具体的な方法を別の記事で解説していますのでもし良かったら読んでみてください。

③施設に依存せずに働けること
成長するということは「自分の力で未来を切り開く力を持つ」ということです。
なかなか給料という形で施設からお金をもらっていると、「給料をもらっているから言われたことはしないと・・・」という精神状態になってしまいます。
こうなってしまうと、施設の思うがまま都合のいいように使われてしまいます。
介護業界でサービス残業や休日出勤などが横行しているのは、「こんなことをしてもどうせみんなするだろ?」と舐められているからです。
それは自分が施設に依存して働いている事が見透かされているからです。
しかし自分で未来を切り開く力を持っている人はそういう場面では「もうここはダメだ」と割り切って次に進む事ができます。
これは転職をして給料が上がっても同じ事で、施設にしがみついて働いていたらいいように搾取されてしまいます。
なので成長して「この人を大事にしたい」と思われないといけないのです。
そのために転職の際はまずは成長を第一にして大切にしてもらえる人材になるようにしましょう。
施設に依存して働かないためには自分の希少性を伸ばして価値を認めてもらう事が大事です。

【補足】仕事を辞める時も、スキルと知識を盗み出そう
今朝以下のようなツイートをしました。
仕事辞める事に関しては別にいいけど「何も成果が得られませんでした」だと時間の無駄だから、スキルや知識を泥棒するという行為が必要なんだよね。ダメな職場でも反面教師という形で学びを得ることはできる
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) April 14, 2021
転職をする時に「成長を第一に考える」ということを考えると、今いる職場がどんなブラックな場所であっても何かを得てから転職をする事が大事です。
どんな職場でも何か一つ得られる事があります。
ブラックな職場だと反面教師にして次に生かす事ができます。
どちらかというとブラックな職場ほど学べるものが多いと思います。
一番ダメなのが、何も得ずに転職市場に出る事です。
僕の場合も形は違えど、ブラックな施設で働いた経験を発信してお金になっています。
出来るだけ得るものを得てから外に出ていくようにしたほうが、これから先の人生に役に立つことが多いです。
転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
先述しましたが、派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

おわりに
いかがだったでしょうか?
「転職の際に年収よりも成長を意識した方がいい話」をもう一度おさらいをしますと。
・転職して年収に満足してしまい成長を意識しなくなるから
・年収は簡単に下がったりするけど、スキルや経験は一生ものであるから
・成長できなかった人は施設にしがみつくしかできる事がなくなる
・また、怪我や倒産のリスクに対して現状に満足するのは大きなダメージが出てくる
だいたいこんな感じです。
もちろん年収が高い場所で成長できる場所を探すのが一番です。
しかし最初から高望みはせずに着実にステップを踏んでいきましょう。
また、転職をする際に「どのサイトやエージェントを使ったらいいのかわからない」という人は多いです。
なので介護職として何度も転職をした僕が厳選したお勧めのエージェントを紹介しますので参考にしてみてください。
ちなみにエージェントは人によって相性があり、場所によって細かな差がありますので複数登録することをお勧めします。
・【2019年】現役介護士がオススメする介護派遣会社ランキング|人気大手会社の人材派遣会社の口コミ評判|高時給・お得なサービスも紹介します