どうもたんたん(@tantan4423)です。
6年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日ツイッターにて以下のようなツイートをしました。
【福祉従事者が鬱病になる原因】
・独特な人間関係に疲れてしまう
・精神的に弱っている人の支援をするのでカサンドラ症候群になる可能性
・過酷な労働環境
・安い給料
僕も保育士時代に軽い鬱になったけど、一歩踏み外すと簡単に鬱になってしまうのだと感じた。まずは余裕を持つことですね。
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) June 23, 2022
【福祉従事者が鬱病になる原因】
・独特な人間関係に疲れてしまう
・精神的に弱っている人の支援をするのでカサンドラ症候群になる可能性
・過酷な労働環境
・安い給料
僕も保育士時代に軽い鬱になったけど、一歩踏み外すと簡単に鬱になってしまうのだと感じた。まずは余裕を持つことですね。
今回は上記のツイートを掘り下げつつ『介護士が鬱になってしまう原因と対策』について解説していきたいと思います。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
介護士が鬱になってしまう原因について

介護士が鬱になってしまう原因として上記のツイートに書いた通り4つの原因があります。
- 独特な人間関係に疲れてしまう
- 精神的に弱っている人の支援をするのでカサンドラ症候群になる可能性
- 過酷な労働環境
- 安い給料
この4つの原因について解説していきます。
介護士で働いている以上これら4つの要因から逃れることができないです。
なのでまずはどのような鬱病の要因があるのか?について把握しておく必要があると思っています。
①独特な人間関係に疲れてしまう
介護職の人間関係は本当に独特なものがあります。
高齢者の命を預かって多くの職種と連携して支援するので濃い人間関係になりやすいです。
なので介護士同士が非常に仲がいいケースもあるし、犬猿の仲みたいな介護職もいて差が激しいと感じています。
職場選びに失敗してしまうとあまりものブラックで心を病んで退職してしまう職員も多いです。
介護職はコミュニティーで仕事をする性質なのでこのコミュニティーから外されてしまったら非常に働きづらいものになります。
地域によって違うのですけど、基本的に地方に行けば行くほど濃度が上がっていて閉鎖的になっていきます。。
はっきり言って介護職は人間関係に関しては非常に面倒臭いものがあります。
介護職の離職の理由で一番多いのは人間関係です。それほど介護職の人間関係は面倒臭いものがあるかもしれませんね。
②精神的に弱っている人と関わることによってカサンドラ症候群を起こしてしまう
カサンドラ症候群とは、家族やパートナーなど生活の身近にいる人がアスペルガー症候群(現在の診断名は自閉症スペクトラム障害、以下ASD)であることが原因で、情緒的な相互関係を築くことが難しく、心的ストレスから不安障害や抑うつ状態、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの心身症状が起きている状態を指す言葉です。
このカサンドラ症候群は正式な病名じゃないのですけど、結構医療福祉の従事者に起こってしまうことでもあります。
僕が実際に聞いた話では精神科の看護助手があまりもの過酷で残酷な状況によって精神を病んでしまって退職から半月後に利用者としてその病院にやってきたという話があります。
この話は「精神科なので介護職に当てはまるのか?」と思われてるかもしれませんけど、介護職が関わる人の中で認知症患者は多くいます。
施設で認知症患者の支援をすることで自分の精神が壊れてしまう可能性もあります。
認知症患者の行動に関しては僕たちが日頃から生活して体験することや行動からかけ離れています。
そのギャップで精神を病んでしまう可能性もあります。
これをいうと認知症患者に失礼かもしれないですけど、介護職の仕事は自分の生活とは一線を期したものです。
だからこそある程度の心を休める時間を確保する必要があると思います。

③過酷な労働環境である
僕の周りの介護士を見て思うことですけど、介護士は働きすぎです。
もう少し休んでもいいのにとすら思っています。
- 他の職種よりも祝日分年間休日は少ない
- 休日出勤する介護士もいる
- サービス残業する介護士もいる
いつも定時で帰る僕は彼らにいつも申し訳ない気持ちを持ちながら帰っています。
ただでさえ休みが普通の仕事より少ないのにその少ない時間も仕事に捧げているのは流石におかしいと思います。
そんな環境に身を置いていたら鬱になってしまうのは当然だと思います。
このようにブラックな労働環境の施設の特徴について別の記事でまとめましたので、読んでいただけると嬉しいです。

④安い給料である
僕自身は今は夜勤を月に8回ぐらいして手取りで15万円をもらう生活を自ら選んでしているのですけど、中にはフルで20日働いて手取り15万円行かない介護士もいます。
はっきり言って給料のことだけ考えたら生活保護を受けたほうがマシですね。

安い給料は非常に精神的に深いダメージを与えます。
給料が少ないと過酷な労働環境で与えられたストレスを解消する選択肢も狭くなってしまいます。
中には生活するだけでギリギリみたいな人がいます。
精神の安定にはまず生活の安定です。
しかし介護士の仕事をフルでしても生活は安定しないです。

僕が行った介護職が鬱病にならない為の対策について

介護士が鬱病にならない為に気をつけたいことは以下のツイートで書いた4つのことがあります。
最初に書いたツイートに以下のような文章を追記しています。
【福祉従事者が鬱病にならない為に】
・浅い人間関係の構築をする
・精神的にきつそうな人の支援をしないように異動する
・プライベートの時間を守る(残業&休日出勤しない)
・転職して給料を上げるor低い生活費で生活して労働日数を減らす
生活の中心が他人や会社になったら病みやすい
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) June 23, 2022
【福祉従事者が鬱病にならない為に】
・浅い人間関係の構築をする
・精神的にきつそうな人の支援をしないように異動する
・プライベートの時間を守る(残業&休日出勤しない)
・転職して給料を上げるor低い生活費で生活して労働日数を減らす
生活の中心が他人や会社になったら病みやすい
下記にて解説していきます。
職場では浅い人間関係を構築する
介護職の人間関係が濃くて困っているならそんなに深入りせずに淡々と業務をこなすようにしたらいいと思います。
どうせどう立ち回っても誰かに気に入られないみたいなことがあるので、そんなことを気にせずに最初から深く関わらないようにしたらいいです。
実際に僕が職場で行なっている人間関係の構築の仕方に関しては以下の通りです。
- プライベートのことに関して話さない(したとしてどうでもいいこと)
- 飲み会には絶対に参加しない
- 誘いは全部断る
- したくないことは全部拒否する
こんな感じですね。
今は派遣という立場なので、自分に対して危害を加えたら速攻派遣会社にクレームを入れて派遣会社から施設にクレームを入れるみたいなことをしています。
非常に面倒臭い人ですけど、職場は仕事をしてお金をもらう場所なので別に無理して人と関わる必要はないです。

できるだけ介護者への精神的な負担が多い人と関わらないようにする
これに関しては利用者や同僚で自分に大きな負担が関わるような人への関わりは最小限にするようにしています。
特に感じるのは特養とかの比較的介護度の重い施設とかの場合は現実離れした環境に置かれてしまうので、精神を病んでしまいますね。
精神を病んでいなくても結構性格が歪んでしまうことが多いかもしれません。
これも個人的な観測範囲ですけど、特養の職員は非常にきついですね。あくまで僕のいた特養の話ですけど
- 常に誰かの悪口を言っている人が複数人いる
- 管理者が介護士に暴力を振るう
- 実習生の前で介護士を怒鳴る→鬱になって休職
- 利用者の虚言を信じて何もしていない職員を処分する
- パワハラ当たり前
なのはありました。
結構他の特養でも似たような話もあるので基本的には特養は技術を身につける場所にはいいですけど、安定的に働くのはきついと感じますね。
あと利用者様にしても重たい認知症の人も多いので、世間との間隔がずれすぎてしまうのも大きいですし、ショックも大きいです。

プライベートの時間を守る(サービス残業&休日出勤しない)
僕が派遣をしている理由としては絶対にサービス残業や休日出勤をしたくないからです。
それほど介護施設のことを信用はしていないです。
実際に僕が行った複数の施設のほとんどがサービス残業を行なっていて介護士の時間について軽視している施設が多いです。
自分の大事な時間をそんな施設に管理される意味はないと思っているので、第三者である派遣会社に身を置いたほうがいいと思っています。
実際に派遣で働き始めてからサービス残業は一回もしていないですし(残業自体していない)ボーナスはなくてもこれは大きかったです。
別にボーナス分ぐらい副業で稼げばいいわけですし。
介護士がサービス残業する時間を全部副業につぎ込めばボーナス以上の額を稼ぐことができます。
サービス残業は生産性0なのでできるだけ避けたかったです。普通にきつい仕事を延長して行うなんて普通に苦痛ですからね。

転職して給料を上げるor生活費を下げて労働日数を少なくする
基本的に介護士のストレスの多くは労働時間の長さと給料の低さが起因で起きています。
そしてそのストレスから人間関係がこじれるみたいな流れもあるので、まずは労働時間を少なくするか給料を上げる方向を目指したほうがいいです。
僕の場合は職場での労働時間を減らす方向にシフトしました。
実際に僕の今の労働は月に16日しか働いていないです。月の半分近くは休んでいる計算ですね。
今は副業で稼いではいますけど、副業の稼ぎが少なくても生活費を月に10万円以下なのであまり関係はないですね。
生活費を下げてしまえば辛い労働もフルでする必要はないです。
実際に今は基本の生活費は介護の仕事のみでまかなっています。
娯楽や自己投資みたいなのも合わせたら15万円あればいい感じですね。
なのでまずは生活費を削って自分が楽しく生活できる額である『ミニマムライフコスト』を出してみたほうがいいと思います。
生活費の節約に関しては以下の記事で解説していますので一緒に読んでいただけると嬉しいです。

派遣で働けば鬱になる要素を取り除ける

個人的に派遣で働いているのは非常にストレスが少ないからです。
というのも労働日数を調整して月に8回夜勤するのみに留まっているのも派遣のおかげです。
派遣には他にもメリットがあります。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

自分の人生なので自分軸で生きよう
僕自身の鬱対策に関して共通しているのは『自分が嫌だと思っていることを排除している』ということです。
- 深い人間関係は職場ではいらないから他と違う働き方をしている
- 攻撃的な人からは積極的に距離を置いていく(特養は基本的に避けたい。基本的に地方も避けたい思いはあるけど)
- 絶対に残業はしたくない→残業代は負担の少ない副業で稼ぐ
- 生活するための労働は最小限にしたい
という思いを叶えるために必要ないものを排除する人生を送ってきました。
別に生活できるなら無理して働く必要ないですし、あいにく僕は独身なので自己責任で完結するので特に困ったことはないです。
結局鬱になってしまうのは嫌なので鬱の要素である心身の負担を取り除いてあげたほうがいいと思います。
仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ・・・

少し長々しくなったのでまとめて終わります。
・介護職は鬱になる要素を多く持っている
・鬱にならないためには嫌なことを取り除く必要がある
・他人軸から自分軸に切り替えて自己責任で行動すべき
という感じですね。
結局鬱になっても同僚や施設は責任を取ってくれません。
本当無責任なので自分のことは自分で守りましょう。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
・資格取得が無料
・優秀なコンサルが多い
・特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。