どうもたんたん(@tantan4423)です。
保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
「介護業界に良い人材がいない」と嘆きがあるけど、何受け身になってるの?
良い人材は勝手にくるんじゃなくて自分たちで育て上げないといけないんじゃない?
即戦力ばかり求めて教育的観点を忘れてマネジメントを放棄したから優秀な人材は介護にいないんですよ
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) May 16, 2021
「介護業界に良い人材がいない」と嘆きがあるけど、何受け身になってるの?
良い人材は勝手にくるんじゃなくて自分たちで育て上げないといけないんじゃない?
即戦力ばかり求めて教育的観点を忘れてマネジメントを放棄したから優秀な人材は介護にいないんですよ
今回は上記のツイートを掘り下げて解説していきます。
即戦力を求める傾向が介護現場にあるのですけど、もう少し教育のシステムを整えてから言って欲しいですね。
以下にて解説していきます。
※転職を検討すべき「ブラック施設の見極め方と特徴」について別の記事でまとめていますのでご活用ください。

この記事の目次
人手不足で即戦力が欲しい施設が多い

介護業界は未曾有の人手不足で現場常にギリギリで回しています。
僕自身が今まで多くの施設を巡ってきましたけど、なかなか運営が安定して現場に余裕がある施設は少なかったです。
そしてその現場を見るとある特徴があってそれは「人材を育てるということをしていない」ということです。
介護士が定着しないから人手不足である
そもそもですけど介護現場が人手不足になるのは介護士になろうとしている人が少ないのではないです。
介護職自体は毎年どの施設も受け入れをしているのですけど、その職員がすぐ離れていくのです。
入ってくる職員の数が退職する職員より少ないというケースで介護施設の職員が少なくなって人手不足に陥ってしまいます。
「定着率の悪い施設がするべき事」に関しては別の記事で解説していますのでもし良かったら読んでいただけると嬉しいです。

なのでもちろん早期退職には理由があって。
・給料の低さ
・人間関係
・労働環境の悪さ
みたいなことが上位の理由になるのですけど、人間関係や労働環境に関しては施設の自助努力によって解決することがしやすいです。
言ってしまえば施設としてやるべきことを行なってきていなかったからこそ現在人手不足に陥っている可能性があるということです。

人材を育てている暇がない施設が多い
よく介護業界が「良い人材がこない」みたいなことを言っていますけど、はっきり言って良い人材なんてなかなかいません。
良い人材に来て欲しいなら他の施設から良い人材を見つけてお金を積んでヘッドハンティングをするべきです。
最近はSNSで施設の魅力を発信して理念に共感した人材を集めていくみたいな方法があります。
そういう工夫をせずに求人を出しているだけで優秀な人が集まるとは到底思えません。
なので求人できた人材を一流に育てるぐらいの気持ちをもって関わってあげることが大事だと思います。
とは言っても変にプレッシャーを与えたり、施設自体にマネジメント能力がなかったりすると育つ人材も育たなくなります。
「見て覚えろ」とかいう介護施設には先はないと思います。

新人にまで即戦力の働きを求めようとする
人手不足すぎて新人に即戦力の働きを求めて仕事を過してしまう介護施設があります。
人手不足なので気持ちも分からなくはないですけど、このような経験の浅い人材に無理をさせるのは早期離職を早めてしまいます。
そうなると再び人を採用しないといけないですし、その新人の次のキャリアのためにもなりません。
結構新人に即戦力の力を求めようとする施設が多いのですけど、もう少し気長に待ったほうがいいと思います。
ちなみに介護現場は優秀な管理職が少ない傾向があるので、目の前の利益を追い求めて将来の利益を失うみたいなケースが多いです。

もう放っておいたら人が集まる時代ではない

経営者や管理職が年配だった場合や市場を見れていない人だった場合は現状を把握できなくなります。
言ってしまえば今は代わりがいくらでもいる時代ではないです。
優秀な人材が入ってくれる可能性は限りなく低いです
少子高齢化によって労働人口がどんどん減っているのですけど、その少ない人口でさらに優秀な人が介護業界にくるとはなかなか考えられません。
優秀な人材はもっと給料が高い場所で働いたり起業をしたりしますし。
結局介護現場のいう人手不足というのは「安い金額で馬車馬のように働いてくれる人」が不足しているということなんですよね。

そりゃ人も集まりませんし、逆に来てくれた人に感謝しないとどんどん運営がきつくなってしまいます。
いかに職員を定着させて育てられるか大事です
なので今いる介護職に対していかに優秀になりつつ、働きやすい労働環境を維持できるのか?ということを意識しないときついのではないか?と思います。
ただでさえ介護業界は悪い印象が強いわけなので、それを払拭できるような労働環境を提供して育てていけるのか?ということが大事だと思います。
- 労働環境はそのまま悪い
- 給料の改善もしない
みたいな状況でいきなり現場に放り込まれてもきついですからね。
なので長い目でじっくり育てていくことが大事なんじゃないか?と思います。

介護施設が他責することが多いのではないか?

介護施設はできない言い訳ばかり言って搾取する構図をいつまで経っても継続しているのはどうなんだろうか?と思います
・補助金が増えない(給料払えないのは当然だよね)
・人手不足だ〜(低賃金、過酷な労働環境)
・介護士の施設が低い(ドヤ)
という風に自分たちの経営能力の低さを受け入れずにズルズルしているように思えます。
はっきり言って補助金が低いことも、人手不足だからといっても介護士側が我慢をする理由になりません。
国や介護士個人を責めているのなら、事業撤廃するか運営方針の変更をしていただきたいですね。

未来のない施設からは離れていいと思います。

個人的には人材が定着しないような施設では定着する必要はないと思います。
その施設にいてわかる部分って「こういう施設が俗にいうブラック施設か」ぐらいな感じです。
逆に僕みたいに発信をする場合はこういうやばい施設に勤めていたほうが発信レベルがグッと上がります。
でも長くいても精神衛生上良くないので、早めに離れたほうがいいです。
やばい施設は退職時にゴネてくる可能性があるので気軽に動ける派遣がいいと思います。
派遣のメリットはたくさんあって以下にてまとめました。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ

・優秀な人材を育てようという意識がない限り優秀な人材はいなくなる
・そもそも優秀な人材はブラックな介護施設には来ない
・良い施設と悪い施設との差は開く一方である
僕自身も最初の施設で基礎をしっかり教えてもらったのであらゆる施設で働くことができているので感謝です。
それが教育ができないブラック施設だったら僕は介護士を今頃していなかったかもしれません。
なので最初の施設選びは非常に大事です。
そういう大事な選択だからこそしっかり決めたいところですね。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。