介護派遣という働き方をご存知ですか?
介護派遣とは「派遣会社と雇用契約を結んで、そこから様々な施設に一定の期間派遣されて働く」という働き方です。
介護の仕事は働く施設によって業務内容や求められる能力が変わってくるので、短期間で多くの職場を経験できる派遣はスキルアップ出来る良い働き方です。
さらに、「高時給」「高待遇」であることも大きなポイントです。
当サイトでも介護派遣で働くことを強く勧めています。
実際に介護派遣をするにあたってのメリットとデメリットは知っておきたいところではあります。
なので今回の記事では『介護派遣のメリットとデメリット』について実際に働いて感じた事も合わせて解説します。
今回の記事は2万字の大作になっていて、この記事を見るだけで「介護派遣の強み」を理解する事ができます。
是非この記事を最後まで読んで派遣の強みを理解した上で転職して欲しいです。
※介護士の転職のノウハウを先に知りたい方は、【保存版】『介護士の転職基礎』の完全ロードマップ【全部無料です】をご活用してください。
この記事の目次
- 1 介護派遣の働き方とはどのようなものなのか?
- 2 【疑問】「介護派遣」と「パート・アルバイト」は何が違うのか?
- 3 どのような施設が介護派遣を利用するのか?
- 4 介護派遣で働いた方がいい人の特徴
- 5 介護派遣で働かない方がいいと思う人の特徴
- 6 介護派遣として働くメリット
- 7 派遣の中抜きについての批判に関して
- 8 派遣介護士のデメリット
- 9 ちなみに介護派遣を利用する人は派遣先で給料の話をしない方がいいです。
- 10 介護派遣をバックレたいときはどうすれば良いのか?
- 11 【裏技】有給と時給交渉をかけ合わせると成功しやすい
- 12 最初は大手の介護派遣会社を利用した方がいいです。
- 13 介護派遣会社には複数登録してリスクヘッジしよう
- 14 契約の更新に関しては必ずしないといけないのか?
- 15 ちなみに僕は派遣で最小限に働いてゆっくりするという働き方をしています
- 16 介護派遣のメリット・デメリットまとめ
- 17 転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう
- 18 さいごに・・・
介護派遣の働き方とはどのようなものなのか?

都市部なら派遣社員の人が職場に多くいるとは思います。
派遣の文化が薄い地方になってくるとなかなかピンとこない人も多いと思います。
実際に僕がいた島根県での施設では派遣社員の受け入れをしていなかったので
- パートと何が違うの?
- 業務的に何が違うの?
- 底辺職でしょ?
という風に言われたこともありました。
地方の派遣の文化に関して別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

最初はそういった方に向けて派遣社員とはどういったものなのか?ということについて解説していきたいと思います。
- 雇用先の違い
- 介護施設の理不尽に巻き込まれない
- 派遣の中でも働き方の違いがある
①雇用先が施設ではなく派遣会社
正社員・非正規・パートと異なるのは雇用先が違うということです。
- 正社員・非正規・パート=施設に直接雇用される
- 派遣=派遣会社に雇用されて、各施設に人材派遣をする
派遣の場合は施設に直接雇用されないので、給料のもらい方も違います。
- 派遣社員が施設に労働力を提供する
- 施設側が派遣会社にその人の働きに応じた額を支給する
- 派遣会社が派遣社員に給料として支払う
仕事内容に関しては普通の社員とは違います。
介護従事者なら経験したことがある、サービス残業や時間前出勤で給料が払われないみたいなことはありません。
※時間前出勤について解説した記事もありますので、気になる方は読んでみてくださいね。

そして雇われ先が違うので派遣社員を採用する際は、派遣社員に対しての扱いは結構難しいです。
②介護派遣には施設独自のルールみたいなのが通用しない
施設内になる独自のルールが通用しないので介護施設によくある
- サービス残業の指示
- 有給消化の取らせない
- 研修や講習の参加の強要
みたいなことに派遣の場合は巻き込まれることはありません。
これらが施設側が雇っている状態なら通用します。
しかし派遣の場合は確実にクレームが出て二度と人材派遣をすることができなくなります。
社員を私物のように扱えないのが派遣社員です。
そういう施設は「ブラック施設」になります。
今ブラック施設で働いている人はすぐ転職をしたほうがいいです。
ブラック施設の特徴に関して別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③紹介型と登録型2つの雇用形態がある
派遣といっても雇われ方には2種類があります。
登録型派遣:派遣会社と雇用契約を結んで契約期間働くものです。契約は2.3ヶ月のところが多く派遣先より延長の要望があったら延長します。派遣先が合わないなら契約更新せずに他の施設を紹介してもらう。
紹介型派遣:派遣先で正社員になりたい人に対して結ぶ契約です。6ヶ月の間で業務や施設の雰囲気を肌で感じながら、正社員契約をするか考えることができる。
正社員思考が強う方は紹介型派遣がいいとは思います。
個人的には正社員で働くことに大きなメリットがないと思っているので①の登録型でいいと思います。
普通に働いていたら人手不足の会社からすると「うちの施設で正社員になりませんか?」というお声がけが掛かることが多いです。
僕も実際に何回も打診があったのですけど、その度に断りを入れています。
紹介型の場合は正社員になる前提で施設側が関わってくるので色々働き方の自由さが失われることが多いです。
正社員より派遣が良いという根拠や理由に関しては別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

もし派遣された施設の人間関係や労働環境が悪かった時にすぐ他の施設に移ることができる登録型の方がいいと思います。
それでも正社員として働く強い意思がある人は紹介型で施設内の業務や人間関係に入っていった方がいいとは思います。
それは登録型の派遣でも可能なので、基本的に登録型を選んだ方がいいと思います。
個人的にオススメなエージェントは『かいご畑 』です。
ここでは資格の取得も無料できますし、取り扱う案件も多くて満足する転職ができると思います。
無料で5分ぐらいで登録できますのでもし良かったら以下のボタンから登録してみてください。
【疑問】「介護派遣」と「パート・アルバイト」は何が違うのか?

結論を先に言ってしまうと主な違いは以下の通りです。
- パート、アルバイト:介護施設に直接雇用される形態
- 介護派遣:派遣会社に雇用されて介護施設に一定期間派遣される形態
パートやアルバイトは介護施設に直接雇用されるので言ってしまえば正社員と同じような形式になります。
①パート介護施設に近い存在でボーナスがもらえる
実際に施設内で行われる研修や勉強会にも参加します。
介護施設内で発言権を持っている職員も中にはいます。
結構の場合パートだとしてもボーナスがもらえるケースがあります。
言ってしまえば介護施設に対して比較的近い存在になります。
②介護派遣は「外部の人」と意識した方がいい
一方で派遣の場合は介護施設に直接雇用されるわけではないので言ってしまえば外部の人になります。
大体の場合は介護施設が人手不足でその穴を埋めるような働き方が求められています。
なので言ってしまえば即戦力でなくてはならずに施設内で教育されるような事は基本的にはございません。
それでも高い時給が多いので扶養控除を受けて働きたい人は派遣で時給を高めて出勤日数を減らすみたいな働き方ができます。

どのような施設が介護派遣を利用するのか?

派遣会社を利用する施設は求人をいくらかけても募集者が来ずに、施設内の業務を回せないという場所が多いです。
具体的に以下のような施設が派遣を使う事が多いです。
- 職員の入れ替わりが激しい
- 資本力がある介護施設
①職員の入れ替わりが激しい=施設に問題がある
それはどういう意味かというと、人の入れ替わりが非常に多い施設ということになります。
人の入れ替わりが激しいということは、人間関係や業務内容に問題があって辞める人が多いということです。
その辺の話も別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

②資本力があるところは積極的な派遣利用をすることもある
都内の有料老人ホームみたいに多くのお金を入居者から集めている施設では、手厚い介護をしようと介護士の人数を増やすようなところもあります。
個人的に派遣介護士が狙うポジョションは、高級志向の施設で綺麗で豊富な人材のなかで余裕を持って働くことが出来ます。
※良い施設の特徴に関して別の記事で詳しくまとめていますので1度目を通していただくといいと思います。

逆に人が少なくて、お金回りが悪い施設に行ってしまうと多くの業務をこなす必要があり、大変になることが多いです。
※『働いてはいけない施設の特徴』もまとめていますので良かったら読んでいただけると理解も深まると思います。

基本的に人手が足りなくて他に頼るものがなくて高い金額を払って雇うのが派遣という認識で大丈夫です。
介護派遣で働いた方がいい人の特徴

個人的には派遣で働くことに対してのメリットってとても大きいものだと思っています。
基本的に派遣で働く方がいい人と働かない方がいい人というものがあります。
具体的には以下の通りです。
- とにかくお金稼ぎのために介護士をしたい人
- 施設の行事や委員会の仕事をしたくない人
- 自分の希望する時間にだけ働きたい人
- 多くの施設で経験を積みたい人
- 固定された人間関係に縛られたくない人
以下の項目でさらに掘り下げて解説していきます。
①とにかくお金稼ぎのために介護士をしたい人
介護派遣をしている人の多くがお金に関してシビアに考えている人が多いと思います。
- 「社会保険や厚生年金を受けられる範囲で最小限の労働にするにはどうすればいいのか?」
- 常に単価の高い案件を様々なエージェントをチェックして比較見当をしている
- 介護施設の掛け持ちをしている
- 時給換算をして自分の働き方を常に見直している
みていると非常に自立してたくましい介護士さんが多いように感じます。
中には「プロの派遣介護士」みたいなのもいて、たまに僕に良いエージェントの選び方など教えてくれます。
正社員とかでは「社会のために介護をしている」みたいな人もいますけど、派遣では第一にお金の人が多いです。
僕もお金のことを考えた上で派遣を選択しました。

②施設の行事や委員会の仕事をしたくない人
介護士の仕事をしていると現場仕事以外にも様々な業務があります。
- 敬老会や夏祭りなどの行事の準備
- 委員会活動
- 地域活動の参加など
上記の業務は介護施設を健全に経営をする上ではとても重要なことです。
しかし、これらの業務が意外に時間を取られてサービス残業に繋がってしまうことがあります。
実際に僕自身も委員会や行事で残業になってしまうことも多々ありました。
個人的には日々の業務よりもこれらの業務の方がキツかったというのが正社員時代の印象ですね。
これらの行事が苦痛に感じている人はいいと思いますよ。

③自分の希望する時間にだけ働きたい人
- 子供がいるので決まった時間しか働けない
- 不規則なシフトに対応できない
- 別の仕事をしている
上記みたいな人はシフトで曜日や勤務時間を固定することも可能です。
派遣会社に対して、希望のシフトの体制を相談したらその希望でも受け入れてくれる施設を探してくれます。
僕も夜勤専従として働いていたのですけど、派遣会社が夜勤専従を募集している施設に絞って探してくれました。
派遣だと自分の理想な働き方が実現しやすいと思います。
④多くの施設で経験を積みたい人
介護派遣だと一つの派遣会社内ならいくつかもの施設で働いても履歴書には一社扱いになります。
特に経験が浅い介護士さんは派遣を生かして、様々な施設で働いてノウハウを溜めていくことをオススメします。
僕自身も今まで以下の形態の施設で働いたことがあります。
- 特別養護老人ホーム
- ショートステイ
- 有料老人ホーム
- 老人保健施設(老健)
これらの施設に短期間で働くことができるのは派遣の力が大きいと思っています。
多くの施設で働いた経験があれば、多くの施設が重宝してくれます。
⑤固定された人間関係に縛られたくない人
同じ場所で長年働いていると、人間関係が固定されてきてしまいます。
それは安心感にも繋がるかもしれないですけど、それを窮屈に感じる人はいます。
実際に僕自身もそのような人間で、定期的に関わる人を変えることで新鮮さを取り込もうとしています。
多くの人と関わることで様々な価値観に増えれ視野が広がります。
若い人材ほど、多くの世界を知った上で働くことが大事だと思います。
介護派遣で働かない方がいいと思う人の特徴

先ほどとは反対に「介護派遣で働かない方がいい人の特料」をこの項目では解説していきます。
具体的には以下のような人は正社員や施設雇用のパートで働いた方がいいと思います。
- 正社員への強いこだわりを持っている人
- 絶対にボーナスが欲しい人
- 住宅手当、出産関係などの福利厚生が欲しい人
以下より掘り下げて解説していきます。
①正社員への強いこだわりを持っている人
そもそも正社員への強うこだわりを持っている人は「派遣で働いている」という状況に耐えきれないと思います。
世の中では派遣という働き方は「負け組の働き方」みたいに思われています。
僕も今まで受けた取材でも「派遣という働き方に抵抗はありませんでしたか?」みたいなことを聞かれることが多いです。
世の中的には「自ら進んで派遣をする」という人は珍しい存在のようです。
僕の場合は「稼げれば働き方はどうでもいい」と思う人なので、気にしないですけど周りの目を気にしがちな人はあまりオススメできません。
ローンとかもなかなか組めないです。
僕も先日車を購入したのですけど、ローンを組まずに一括で購入しました。
②絶対にボーナスが欲しい人
介護派遣で働いているとボーナスをいただくことはないです。
中には数万円のミニボーナスみたいなものを支給する派遣会社もありますがごく一部です。
ボーナスは働くに当たって大きな活力になっているのも事実です。
その分月給が低くなってボーナスが支給されてもそれで派遣とトントンみたいなことがあります。
またボーナスは事業所が勝手に調整して減らすこともできます。
介護職のボーナスは他職種に比べて低いです。
それでもボーナスが欲しいという人は正社員で働いた方がいいと思います。

③住宅手当、出産関係などの福利厚生が欲しい人
介護派遣でも以下のようなものはあります。
- 交通費支給
- 厚生年金
- 社会保険
はっきり言ったら普通の会社員の福利厚生とそこまで変わらないと思います。
でも人気のある「住宅手当」みたいなものは派遣では支給されません。
それらが欲しい人は正社員で働いた方がいいと思います。
とはいっても、住宅手当を支給する介護施設はあまり多くはありません。
介護派遣として働くメリット

ある程度派遣のことを理解していただいたと思います。
「別にそんなややこしいことせずに就職すればいいじゃん?」って思うのが普通かもしれません。
しかし都内の施設では社員の半分が派遣社員という現実があります。
その人たちは何かしらのメリットがあって働いていると思います。
雇用形態が不安定だと思われますけど、それ以上に大きなメリットがあるに他ありません。
というわけで前置きが長くなりましたが、メリットとデメリットを書いていきたいと思います。
具体的なメリットは以下の通りです。
- パートや正社員より稼げる事が多い
- 残業がなくて、あったとしてもしっかり残業代をつける
- シフト固定をする事ができる
- 人間関係で振り回される事がない
- あらゆる施設で経験を積む事ができる
- 面接対策や転職に時間がかからない
- 掛け持ちや副業ができる
- 有給を全消化できる
- 福利厚生が意外に充実している
それでは以下の項目から解説していきます。
①パートや正社員よりも多くの時給をいただくことができる
多くの派遣社員が派遣として働く理由としては時給が高いという事があります。
正社員で働いていると自分の給料を時給換算することはないので実感はないかもしれないです。
でも実際に計算をするとその土地の最低賃金並みの事が多いです。
基本的に正社員ってボーナスと残業によってなんとか成り立っている部分があって基本となる基本給があまり高くありません。
介護派遣で時給1500円以上は普通にある
しかし派遣では介護職員初任者研修の資格を持っている僕ですら都内で1500円の時給で働く事ができています。
もし介護福祉士の資格を持っていたら1600円以上もらう事だって可能です。

地方に行くと額も変わってくるかもしれないですけど、都市部なら派遣で働いた方が給料が高いというケースは多いです。
もちろん派遣会社によって額は違ってくるかもしれないです。
しかし派遣の場合は施設に雇われるより働いた時間への対価は高いです。
派遣を利用するなら案件の多い都内で探した方がいいと思います。
ちなみに控除内で働く場合も派遣だと時給が高いので少ない日数働けばいいのでいいですね。

②残業がほぼなくて、あったとしてもしっかりつけてくれる
派遣で働いていると残業をすることはほぼありません。
就業終了時間が近くなってくると帰る準備が始まって時間と同時に職場を出るのが通常です。
普通に施設に雇われるとサービス残業の強要も
多くの施設では就業開始時間や終了時間を曖昧にしてサービス残業をさせているところがあります。
実際に僕自身も施設から残業代を申請しようとしたら「それはできない」とか言われた事があります。
その時は「それなら労基に行って確認してきますね」と返したら付けてくれました。
それでも多くの人がそれを受け入れてただ働きをしていることも多いと思います。

派遣会社が入ることで労働基準法違反ができなくなる
でも派遣会社が間に入ってくれているので労働法違反をすることはできません。
もし残業があった際には、15分から通常の時給の1.25倍をつけてくれます。
正社員だと定時が過ぎてから記録を書いたりするところもあります。
行事準備や委員会によって残業をせざるを得ないことは多いです。
残業代をつけてくれなかったりすると単なる働き損ではあります。
それがまかり通ってしまうのが介護業界でもあります。
派遣社員なら残業をする際には絶対に確認してくれますし1時間以上の残業は基本要求することはありません。
よく介護現場である「みんな忙しそうで残業」ということもありません。
何かを言ってくる方がいれば派遣会社に報告して注意してもらったなどの対処をしてもらえます

③シフト制の仕事で労働時間の自由がある
介護派遣のいいところとして、自分の労働日数や期間や場所を自由に変えられるという事があります。
- 昼間にやりたい事(本業、家事、介護)がある人は夜勤専従として働ける
- 趣味を優先させたい〜バンドマン・ハンドメイドアーティスト兼務の方がいる
- 複数の施設を掛け持ちをしたい
- 副業に力を入れたい
多くの人が事情があって正社員として働ける訳でもないです。
各個人のライフスタイルによって働き方を変えられるのが派遣のいいところだと思っています。
自分の時間を自分で管理して好きなように振り分けていきたい方には正社員みたいにスフト生で時間がバラバラの勤務をするのは負担です。
働く曜日や日にちや時間を指定できるので先を見通した上での労働がしやすいのも派遣のいいところだと思っています。
上記のように残業することもないので時間を有効活用したい人ほど派遣を選ぶ感じです。
僕の場合は夜勤専従という仕事を月に8回働いて後の時間でのんびりした生活を手に入れてその上で副業に取り組んでいます。
時間を作ることで副業の伸ばしていけるのでそういう働き方もありです。
介護士にオススメの派遣に関しての記事もありますので、良かったら読んでみてください。

介護派遣で働いていると「忙しいから」という理由で自分のやりたいことを先回しにする必要もないです。
僕の場合は仕事が忙しくなくなったので自分の好きな時に好きなことをする事ができて非常に満足しています。
ちなみに夜勤専属なら通常の給料に加えて夜勤手当がつくようになって美味しい仕事になっています。
僕も夜勤専従で一回30000円の仕事をして事もあって月の出勤が8回で済むようになりました。
夜勤専従の仕事内容に関しては別の記事がありますので一緒に読んでみてください。

④人間関係が嫌になったら職場を変わることができる
介護派遣は施設の状況によって理不尽に切られる事もあります。
逆に自分の理想の働き方と異なっていた時に契約を更新しないという事ができます。
介護士は激務や薄月給の事があって人間関係が悪化しやすい現実があります。
実際に多くの介護士が現場の人間関係に悩んで仕事を辞めてしまったということは結構ありました。
施設に直接雇われる働き方をしているともしトラブルがあってもやめる事が許されなかったりします。
なのでやめようとするとあらゆる手を使って引き止めに入ってくるので次の行動を起こしづらい事もあります。
そういったリスクを避けるためにも介護派遣で自分の好きなタイミングでその施設での勤務を辞められるほうがいいと思っています。

実際に多くの介護施設が派遣の応募を出しているので次働く施設に困ることはないので比較的安心です。
⑤あらゆる形態の施設で経験を積むことができる
介護士としてのキャリアを築いていくにあたって多くの施設での経験をしておいたほうがいいと思っています。
基本的には最初は結構きつめの介助が多い施設で短期間で介助の基本を身につけることをオススメします。
中には一つの施設で複数の事業をしているところもあります。
結局それだと中の人間関係が固定されて一つの施設がしている事しか知らないので視野が狭くなってしまいます。
僕が派遣介護士を勧めるワケもまだ発展途上の介護事業において多くの種類の施設を経験して視野を広げて内部をどんどん良くいくべきだと考えています。
同じ施設に勤めていると、「自分たちのやり方が絶対に正しい」と思い込んでしまって成長を妨げてしまう部分が多いです。
逆にあらゆる施設での経験を持っていたら自分の仕事探しに選択肢を広げる事もできます。
中身のあるキャリアを築いていきやすいところがいいところだと思っています。
ちなみに派遣での業務でも実務経験に入るので、介護福祉士を受けるために必要な3年・540日の従業期間を満たす事ができます。
介護福祉士の資格取得に必要な実務者研修の費用を負担してくれる親切な派遣会社がありますのでこの記事の最後に紹介したいと思います。

⑥派遣は原則面接が禁止なので仕事に就く際のハードルが低い
派遣の場合は労働者派遣法によって面接をすることは禁止されています。
労働者派遣(紹介予定派遣を除く。)の役務の提供を受けようとする者は、労働者派遣契約の締結に際し、当該労働者派遣契約に基づく労働者派遣に係る派遣労働者を特定することを目的とする行為をしないように努めなければならない。
派遣される予定の会社はどのような人が派遣されてくるかを特定してそれを合否の判断にしてはいけないということです。
- 面接
- 履歴書
- 施設見学と言って、個人情報を聞き出す行為
これらは全部禁止です。
といっても三つ目のことに関しては結構行なっている派遣会社が多いのです。
お互い初めてあってそのまま仕事を始めることは不安なので施設見学はあるかもしれませんが原則はそういう事はしなくていいです。
しかし顔合わせの際に派遣会社の人がいるのでその時に個人情報を聞き出そうとすると止めてくださるので比較的安心です。
案外そこのところを知っていない介護施設が多いので注意の必要なところだと思います。
⑦掛け持ちや副業と掛け合わせて収入アップを狙える
介護派遣のいいところシフト制の仕事なので自分の休みたい曜日や時間を指定できることにあると思っています。
比較的働き方の自由度が高いのでその間の時間を使って他の施設との掛け持ちや副業をする事が可能になってきます。
僕の場合は副業でネットビジネスをして月に20万前後を稼ぐことに成功しています。
もちろん他の施設の夜勤専従を組み合わせて月に40万円を稼ぎ出す事も十分に可能だと思っています。
掛け持ちに関する話は別の記事に書いてありますのでよかったら一緒に読んでみてください。

派遣をすることによって時間を作り出す事ができますので自分の挑戦してみたい副業をしてみて収入アップに繋げる事ができます。
オススメの副業は時間を切り売りせずに上限がない労働とは違った形の副業です。具体的に言えば
- アフィリエント
- 物販
- 趣味を生かして自分の能力に値段をつけて売る
というものです。
掛け持ちを僕がオススメしないのは労働は一回きりのお金をもらうシステムだからです。
収入が低くて仕事量が多い介護士には体力的にキツイと思うからですね。
僕がやっているアフィリエントに関しては僕が文章を書くのが好きという部分と書かなくても収益が発生する趣味が仕事になったパターンです。
なので派遣によって作った時間は自分の好きなことを収益化するための時間に使ってみたらいいのではないか?と思っています。

⑧有給を取る際のハードルが低い
介護士に限らず多くの会社では有給申請を出すだけで嫌な顔をされることがあります。
「みんな頑張っているからお前だけ休むのは許さない」と言ってくる輩がだいたいいます。
派遣の場合だと雇用主が派遣会社になるので施設の判断で有給を却下する事は基本的にできないです。
介護施設の場合はシフト制になっているので月末にタイムシートをFAXする際に休んだ日に有給をいれて印鑑を押してもらえばいいです。
1日働い分の給料が上乗せになって美味しいです。
僕の前にいた施設ではほとんどの介護士が有給を使用せずに消滅するまで持ち続けていた人がいました。
しかし、さすがにそれはバカがする事です。
有給は働かなくても給料がもらえる権利で、施設側も毎月払う給料から有給分の給料を差し引いて支給しています。
その有給を最大限活用するためには派遣という仕事を選択する事ができます。
逆に正社員で働く人も定期的に有給を消化できるように強い意志を持って戦っていく必要があると思います。
僕が正社員時代の時も普通に毎月有給使っていました。
結局責任感が強い人が損をするシステムが有給なので余計なことを考えずにどんどん消化していく事が大切だと思います。
有給消化については別の記事で書いてありますので良かったら読んでみてください。

【追記3/6追記】
有給休暇が年に5日取得することが各事業所で義務化されることになりました。
なので正社員の方も有給を取りやすくなりました。
しかしまだ全消化できるかどうかはよくわからないです。
しかし派遣なら無理なく全消化できるので有給に関しても派遣のほうがまだ分がある感じです。
有給の義務化に関して考えたことを記事にしていますので良かったら読んでいただけると嬉しいです。

⑨実はある程度の福利厚生が整っている
派遣って福利厚生が整っていないイメージがあるかもしれないですけど原則は
- 社会保険
- 厚生年金
- 交通費支給
はだいたいどこの派遣会社もあります。逆に以下のような
- 育児休暇
- 出産休暇
- 住宅手当
- 扶養手当
は派遣では受ける事ができない事が多いですが、場所によってはそこらへんの手当がある事が多いです。
最近は、住宅手当てではないのですけど家賃の安い寮を用意してくれる派遣会社もあります。
しかし、男性の場合は①②はないですけど、③④に関しては別に派遣の時給が高いので補える部分ではあります。
逆に家族を持たずに住宅ローンを組まないみたいな生き方を選択する方はこれらの福利厚生のありがたさを感じないかもしれません。
逆に高額の家賃補助がある場合は検討した方がいいかもしれないです。
その分副業を使って稼いで補う事もできます。
介護士の正社員はそもそも給料の水準が低いです。
激務で時間と体力が残らないので副業という選択肢を取ることすらできません。
なので多少の福利厚生は諦めても派遣で高額案件をこなしてストレスをフリーにした方が個人的にはいいと思っています。
派遣介護士は介護士に多い搾取されるような働き方から逃げることができる
以上が派遣介護士をするメリットでした。
派遣を選択する人は自分の時間を大切にしている人です。
不当に施設から時間を奪われたくないという気持ちがあります。
僕自身もやっぱり仕事も好きではあります。
しかしその好きという気持ちを利用してどんどん介護士から時間を奪っていく介護施設のあり方に疑問を感じました。
少し施設から距離を置いた方が相手も介護士から搾取してくるケースも減ってくるということで今の働き方に落ち着きました。
特にこの働き方については派遣に対して理解を示してくれている施設の存在が必要ではあります。
そこのところは派遣会社が仲介しているので基本的に問題があった時は派遣会社に報告して問題を解決させていくことができます。
多くの介護施設は人手不足が深刻で職員を無下にする事が自らの首を締める事にもなるので、労働者有利に交渉する事ができます。
しかし正社員として働くと施設に直接雇用させてどんどん搾取しようとしてきます。
ブラックが比較的多い介護業界において直接雇用をされる事はリスクでしかないと思っています。
なので「やりがいの搾取」を受けないために派遣として働く事は全然ありだと思います。

派遣の中抜きについての批判に関して

「派遣がコスパいい」みたいな話をするとよくある話として「派遣は中抜きして介護施設のお金を抜いている」みたいな話もあります。
確かに派遣を使うことによって人件費を圧迫してしまうと言う部分はあります。
実際に派遣を雇いたくて雇っている介護施設は少ないです。
でも多くの人が介護施設で働くよりも派遣で働く方がいいと思っているのです。
そもそも働いている人からしたら自分の都合のいい方がいいです。
そもそもそれが困るなら派遣会社より多くの給料を払えばいいだけです。
中抜きの話は基本経営側の都合の話であって僕たち介護士が考える話ではないです。

派遣介護士のデメリット

最初の項で介護派遣をべた褒めしたので「お前が派遣だからだろ!!」と思われるかもしれです。
なので以下からデメリットも書いていきますけど、これらのデメリットは勘違いが多いです。
派遣の高額な給料と時間の余裕を持ってすればこれらのデメリットは簡単に解消できるものだと最初に言っておきます。
- ボーナスがない
- 地方では派遣が浸透していない
- イメージが良くない
①ボーナス(賞与)がない
派遣が時給が高いのはボーナスがもらえないという事が大きいかもしれないですね。
多くの人がきつい労働や責任を背負ってまで手に入れたいものがボーナスです。
これが欲しい人からしたら派遣社員は物足りないかもしれないです。
とは言っても僕は夜勤専従をしていますけど、年収が360万円ぐらいでボーナスを含めた正社員よりも多くの額をいただく事ができています。
ボーナスの認識としては毎月の給料を低くする口実に過ぎなくて、ボーナスなら景気が悪い時にすぐカットできますからね。
基本給に関しては下げることは減額できないのでボーナスに含めて調整できますからね。
ボーナスに関しても基本給が高くて毎月安定している給料があればもらう必要もないです。
その基本給を下げてボーナスにして支給しています。
そしてそのボーナスもその年によって額が変わってくるので毎月ボーナスがない高い基本給をもらえる方が安定していると思います。
実際にボーナスをカットされたら介護士は生きていけません。
働くにあたって毎月もらえる給料を上げていくことの方が大事で、その給料から差し引いてまとめて支給されるボーナスをありがたがる風潮はどうかと思っています。
僕の場合は副業をしてそのボーナス分を補っています。
介護士にオススメの副業に関しては別の記事で解説していますので読んで見てください。

②地方は派遣という働き方を知らないため風当たりが強い
これは地方で働いている時に感じたことなのですけど、地方の施設では派遣という文化があまりありません。
なので今回ここまで書いた派遣のことをあまり理解しないうちに派遣の応募をして意識の違いでトラブルになるケースは多いです。
はっきり言ったら労働派遣法を理解しないまま派遣を採用しようとした派遣先の落ち度ではあります。
基本的に派遣は労働者にとって都合のいいシステムです。
【労働者にとって派遣は都合のいいシステム】
▶︎嫌になったら他の派遣先に行く事ができる
▶︎会社内の時間外の行事も免除される
▶︎経験を積めば積むほど良い案件を紹介してもらえる
▶︎多くの現場でスキルを身に付ける事ができる
▶︎会社の都合のいいように動かす事ができない(すぐ辞める為)— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) September 30, 2018
逆にここまで考えて派遣という仕事をしている人は少ないかもしれないです。
感じている以上に多くのメリットを受けています。
そのこと知らずに「派遣は使い勝手のいい労働者」と思っていると痛い目をみます。
地方の場合は派遣社員のお金や時間へのストイックさを理解していないえす。
なので「何でもしてくれる」と思っていますけど、派遣社員は必要以上の動きはしないです。
そこでトラブルになって派遣社員が会社のコミュニティーで孤立するようなことは結構あると思います。
基本地方では「誰か一人が得する」状態を非常に嫌います。
みんな同じじゃないと気が済まないのでその人に対して攻撃する傾向があります。
派遣社員は施設に直接雇われている人じゃないのでそういう問題が起きた時の派遣会社との信頼関係に関わりもう二度と派遣してもらえなくなってしまいます。
当の派遣社員に関しては別に他にいろんな施設があるので働き先に困ることはありません。
それでもやっぱり派遣に対しての理解が深い方が面倒臭い事も少ないのでいいと思います。
派遣をするなら都市部の方がいいと思います。

③イメージが悪い・安定性がないと思われている
派遣社員というと不安定というイメージがあると思います。
確かに多くの施設を渡り歩いて働く事に対して安定性がないと思われる方が多いかもしれないですね。
特に家族のいる方は同じ場所で働いてキャリアを積み重ねて行く方が安心感があると思います。
しかし会社に求めることって自分の欲しい給料を払ってくれることだと思います。
介護派遣の場合は自分の欲しい額をコントロールして稼ぐ事ができます。
そもそも介護職自体が人手不足すぎてどこも介護士が欲しい状態自体が労働者からしたら非常に安定している状態だと思っています。
なので逆にどんどん介護士に対する対価が高くなっている状態で転職をしない方がリスクだと思っています。
実際に年収350万円を超えて時間に余裕を持った介護士さんは何人ぐらいいるのでしょうか?
逆に家族がいる人ほど時間のコントロールがしやすい派遣で家族との時間を作って欲しいとすら思っています。
『結婚したから仕事頑張らないとな』という人一定数世の中にいるけど、逆に家族がいるからこそ仕事へのウェイトを落とすべきでしょ?
なんか方向性おかしくない?
普通ならそんなに働かなくても生活できるぐらいの家族手当みたいのを上げてたくさん出勤しなくていいようにするとかあるでしょう?
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) September 26, 2018
結婚して守るべきものがあるからこそいつでも駆けつけられる環境を整えた方がいいと思うのは僕だけでしょうか?
正社員と派遣とは世間の考え方が違ってくるので人の目を気にしすぎる人は正社員になったほうが精神的にも安定すると思っています。

ちなみに介護派遣を利用する人は派遣先で給料の話をしない方がいいです。

これは派遣をする際に気をつけておきたいことですけど、できるだけ給料の話はしない方がいいと思っています。
理由としては毎月の給料が普通に正社員でフルで入っている人より多いことが発生するからです。
うっかり給料の話をして自分の給料の話をしているとその派遣先で「私たちは派遣よりも給料もらっていない。それはおかしい」と言うことで仕事へのモチベーションが下がってしまうことがあります。
案外その怒りが派遣である自分に飛んでくる可能性があります。
お金の話に関しては人の感情が左右されやすいので気をつけた方がいいと思います。

介護派遣をバックレたいときはどうすれば良いのか?

介護派遣を利用している人の中には契約中に構わずに派遣先にこないというバックレを起こしてしまう人もいます。
しかしできるだけこの行為は信用をなくしてこれからいい案件を紹介してくれなくなるので絶対にしない方がいいです。
介護派遣は人の信用によって給料が変わってくるのでできるだけ信用を集めて時給交渉をした方がいいですね。
そもそも人として契約を破棄するのはあってはならないことです。
派遣だから自由ということはないです。

ちなみに今の派遣先が合わない場合は契約を更新しなければいいだけです。

【裏技】有給と時給交渉をかけ合わせると成功しやすい

派遣の場合時給交渉ができる派遣会社が以外にあります。
僕自身も何回か時給交渉をして成功させた経歴があります。
その時のコツとしては働き始めてから入る有給を素早く全消化することです。
有給を全消化すればいつでも辞めることができます。その時に時給交渉をしてみてください。
あなたが本当に優秀で必要とされる人材なら時給が上がります。時給が百円上がるだけでも全然違いますから。
時給交渉と有給の解説に関しては別の記事で解説しています。

最初は大手の介護派遣会社を利用した方がいいです。

介護派遣会社と言っても数多く存在します。
なので「どの介護派遣会社を選んだらいいか分からない」という人が出てきてもおかしくないと思います。
その時に参考にしてもらいたいのが『大手の介護派遣会社を利用する』ということです。
理由としては以下のようなことがあります。
- 求人数が大手の方が多い
- 非公開求人が豊富である
- 案件を選べるので他の派遣会社に移動しなくてよくなる
ということがあります。
大手ならその派遣会社一つでいろんな種類の施設に行くことができます。
都市部の方なら派遣会社を変えなくてもその派遣会社で完結することが多いです。
しかし中小の派遣会社は案件数が少ないので、いろいろ選ぶ際に不便な思いをすることがありますね。
家から遠くなったりみたいなのは普通にきついですよね。
その辺のことを別の記事で解説していますので良かったら読んでみてください。

介護派遣会社には複数登録してリスクヘッジしよう

僕の場合は派遣会社を複数登録して各派遣会社を比較検討しています。
そうしていると急に単価の高い案件が紹介されます。
そうなった時にすぐにその案件に移ることができます。
派遣の強いところは流動性の高さです。
それを最大限生かすためには複数の会社に登録してリスクを分散しましょう。

契約の更新に関しては必ずしないといけないのか?

基本的に「この施設自分と合わないな」と感じた時は契約を更新せずに他の施設に移ることが可能です。
それを変にためらう必要はないです。
正社員の場合は辞める際にはいろんなしがらみや引き継ぎの関係がありますが、それがないのが派遣のいいところです。
契約を更新しなかったら別の派遣先を紹介して働き始めること可能です。

ちなみに僕は派遣で最小限に働いてゆっくりするという働き方をしています

この記事を書いている僕も毎月夜勤を7~8回のみをして生活しています。
言ってしまえば月の半分以上が休みの状態になっていて、一種のセミリタイアをしている感じです。
夜勤は単価が高いので7回ぐらい夜勤をしたら最低限度の収入を得ることができます。
それに加えて僕自身はその暇な時間を使って副業でアフィリエイトをしています。
そのアフィリエイトが波に乗って今は毎月50万円以上の収入が入ってくるようになりました。
このように労働時間を調整する役割を派遣は持っています。
そして派遣の場合は厚生年金や社保を使うことができるのでフリーランスの弱いところを補うことができます。
とにかく労働時間のコントロールをしつつ優位な社会保障を受ける体制を整えられるのは強いですね。

介護派遣のメリット・デメリットまとめ

いかがだったでしょうか?
介護派遣に対して悪いイメージを持っている人が多かったのですけど、実際に常勤と派遣と両方の働き方をしてみて現実は全然違うことを思い知らされました。
今回書いた介護派遣をするにあたって知ってほしいメリット・デメリットをまとめると。
- 時給が高い
- 残業なし
- 自由な働き方
- 人間関係に困りにくい
- いろんな施設で経験が積める
- 働き始めるハードルの低さ
- 掛け持ちと副業で収入アップという戦略が取れる
- 有給を取りやすい
- 最低限の福利厚生が整っている
- 住宅手当や出産関係の福利厚生がない
- ボーナスがない
- 都市部じゃないと理解が薄くて仕事の数が少ない
- 世間的にイメージが悪い
介護派遣は登録する派遣会社や派遣先の介護の方針によって働きやすさは全然変わってきます。
福利厚生の充実さやアフターフォローに関して個人的に使って満足した派遣会社を紹介していきたいと思います。
転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

さいごに・・・

今回は介護派遣の比較からオススメの派遣会社について書きました。
個人的に今介護士として働くのなら絶対に介護派遣だと思っています。
それぐらい介護業界はブラックな労働を強いられているという現実があって、それから抜けられる手段であると思っています。
僕自身も派遣として働いて、介護の仕事を楽しむことができています。
時間を作ることができたので以前と比べていろんなことに挑戦することができるようになりました。
なのでこの記事を読んだ方はぜひ派遣会社に登録してストレスの少ない働き方を実現してほしいと思います。
各地域の派遣情報に関しては以下の記事から読むことができますので確認してみてください。
【関連記事】介護派遣|地域別
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。