どうもたんたん(@tantan4423)です。
保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
介護士不足以上に最近深刻だと思うのは優秀な人材を育てる環境がないということ
目の前のシフトを回すことに精一杯なことが多い
優秀な新人がいたとしても、長年働ける環境じゃないから辞めてしまう
結果多くの人材から選ぶのではなくて残った人が管理の仕事をする事になる
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) June 9, 2021
介護士不足以上に最近深刻だと思うのは優秀な人材を育てる環境がないということ
目の前のシフトを回すことに精一杯なことが多い
優秀な新人がいたとしても、長年働ける環境じゃないから辞めてしまう
結果多くの人材から選ぶのではなくて残った人が管理の仕事をする事になる
今回は介護施設には優秀な管理者が少ないという問題について記事を書いていきたいと思っています。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
介護現場の労働環境が改善されない現実

介護現場の労働環境が悪いのは現場の人間や管理者側の労働法への意識が低いのではないか?と思っています。
介護業界に違法労働が蔓延している
現在は多くの労働現場で違法な労働をさせて社会的に制裁を受けている会社が多い中で老ど違法を無視することは不可能です。
実際に鹿児島の施設ではそのことに不満を持ってほとんどの職員が退職して事業運営できなくなりました。

しかし介護現場では日々当たり前にサービス残業をさせたり有給消化をたいした理由もなく拒否したりしています。
労働環境の問題を放置していると崩壊する
そういう問題を野放しにしていると鹿児島の施設みたいに多くの介護士が退職して事業運営ができなくなってしまいます。
そうならないためにも管理者が先陣切って
- 残業代を申請するようにしっかり伝える
- 有給消化をさせる
- これらでシフトを組めなくても職員に無理させない
というのは大事なことだと思います。
「出来ないことは出来ない」と言える人材が必要
そもそもシフトが回せない問題についても有給を取らない想定の人員配置が間違っているのでしっかり人事に伝えるべきです。
できない場合は「もうできません」としっかり上の人間に伝えるのも大事かもしれません。
それぐらいしないと他の施設や他職種に人員が流れてしまいます。
給料が少ないならその分労働環境を整えてあげるぐらいはしてあげたいですよね。
介護施設で優秀な管理者が育たない環境がある

よくよく感じるのは介護業界での優秀な人材が少ないということです。
こういうことを書くのは頑張っている介護士に失礼だとは思っています。
それでも本来得られたはずの優秀な人材を自ら手放していると感じることが多いです。
職員の管理がずさんな施設が多い
「介護士はブラックな仕事」というのはあながち事実です。
「そんなのは間違ったイメージだ」という中の介護士の声もあります。
しかし実際に介護施設で働いて辛い目にあった人は数多く存在します。
その原因としては「介護施設の職員の管理がずさんである」ということです。
しっかり各職員を管理して、離職防止のための策を次々出せているのなら介護士の離職率は低くなると思います。
他の業界から見たら「あり得ない」と思うような労働環境を作っている介護施設は多いです。
※「働いてはいけないブラック介護施設の特徴」について別の記事で解説していますのでご活用ください。

優秀な介護職が離れる管理とは?
実際にどのような管理をすると介護士は離職をするのでしょうか?
具体的には以下の通りです。
- 労基法を無視した働き方を放置する
- 現実的にできないことを精神論で押し付ける
- 大きな責任に対して適切な対価を払わない
- 部下に責任を押し付ける
- 泣き寝入りをさせる
- 問題が起こったときに揉み消そうとする
結構上記のようなことが、日常的に行われている施設は多いです。
「人手不足」や「収益が少ない」という構造的な問題もあるかもしれませんが、「なんとかしたい」という意識が低い施設は管理の質が低いです。

介護施設で優秀な人材が入らず育てられない

介護現場を見ていると「優秀な人材が入らなくて育たない」施設は多いように思えます。
就職の時点で若い優秀な人材が介護士にならない
中には優秀な介護士さんも多いのです。
しかし「介護士になりたい」という人自体がそこまで多くないのです。
絶対数が少ないので、その中に優秀な人材の数も少なくなってしまいます。
実際に見ていても大卒の新卒で介護士になるという人はなかなか少ないです。
こういうことを言うと失礼ではありますけど、なんだかんだで学歴はある程度の優秀さを保保証するものであるのも事実です。
受験をしている人の場合は「大学に合格するために勉強という努力ができる人」ということになります。

優秀な人材がいても辞めてしまう
介護士になった人で優秀な人材がいたとしてもその人が長年介護士で働くのか?と言う問題もあります。
優秀な人材なら今より高い収入の仕事に転職する可能性もあります。
そもそも介護職はただでさえ新人の離職が多い仕事です。
人が辞めて人手不足になっている状態で良い管理ができる人材を根気強く教育するのはなかなか難しいです。
人手不足で残った人が自動的に管理の仕事をする
人手不足のせいで自動的に能力の有無関わらずに責任者になってしまう傾向があります。
その人が現場志向から抜け出せない時は大変です。
「私が現場の時はこれくらいしたからお前もしろ」みたいな管理者の横暴が多いのは介護職の特徴かもしれないです。
現場から変えていくためには外部の研修会に参加して管理者に必要な能力や他の管理者との情報共有をする必要があります。
しかし管理者であるはずの人間が現場に駆り出されたりみたいな事があるとなかなか現場思考から抜け出せなくなってしまいます。
管理者には適性があると思っていて、現場で優秀な介護士が管理者になって良い管理者になれるとは限りません。
管理者として必要な知識を身につける暇がない
介護士は人手不足に悩まされる業種なので、優秀な管理者を育てる時間がないというのも問題です。
僕の現在の派遣先の介護施設では施設長が定年を余裕で超えています。
管理者の教育的なシステムが構築できないため後継者がおらずに退職できないという問題が起きています。
体調を崩してしまったなどの理由で退職してしまうと充分な教育を受けないまま施設長になってしまう人が出てきます。
現場と管理者で求められるものは全然違う
特に現場上がりの人だと現場で求められる能力と管理者で求められる能力が違うので困ってしまう事が多いです。
本当なら現行の管理者が次の管理者候補を発掘して育てて自分の仕事を任せられる状態にしておく事がベストなのです。
しかし、管理側と現場側ともに業務に追われて教育する暇がないと思います。
そうなってくると優秀な管理者が生まれづらい構図になってしまうのもしょうがないような気がします。
解決策は他職種からヘットハンティングするか、時間をかけて管理者を育てること

そもそも介護施設の管理職が育たない(育てない)問題については一回ブラック化した場合は資金を投入しないと改善は難しいと思っています。
ブラックな労働環境に在籍する人は少ないですし、優秀な人材はその場に居続ける理由がないので転職します。
そうなってくると自分の施設で管理者を育てるより他職種や他の施設の優秀な人材をヘットハンティングするのが早いと思います。
そういう人材なら育成の暇がなくてもいいですし、少しいい給料を提示すればきてくれます。
介護業界は以外に優秀な人材が安い給料で働いてる現実があるので、いい人材を発掘したらどんどんヘットハンティングをかければいいと感じています。
転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

さいごに・・・
一応対策でヘットハンティングと書いたのですけど、そもそも人手不足で研修すら参加させてもらえない施設で他の施設の情報がわかるはずもないんですよね。
研修会に参加すれば中には安い給料で働いている人がいるのでその人にヘットハンティングを仕掛けるのが現実的ですが、それができないなら結構積んでいるのではないか?と感じます。
介護施設は資金繰りが大変なので一回退職ラッシュになったらもう取り返しがつかなくなってしまうかもしれないですね。
だからこそ優秀な人材が育ちにくい環境にあると思っています。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。