少子高齢化の影響もあり、現在日本では深刻な労働者不足に悩まされています。
特に介護業界では年々増加する高齢者の数に伴って必要とされる介護士の数が増えています。
中には介護士が足りないことによって、介護施設に入所できない高齢者や経営が厳しくなってしまう施設の数も増えています。
これは介護業界だけの問題ではなくて、介護職以外の仕事をしている人でも無関係とは言い難いです。
このまま介護士が増えないことによって介護離職の問題や労働人口の減少から生産性の低下につながってしまいます。
もし自分が高齢者になった時に介護を受ける事ができなくなってしまう可能性も高いです。
本記事では「介護士不足の原因」「どのような対策をすればいいのか?」ということを中心に解説していきたいと思います。
- 介護士不足の社会的背景の解説
- 介護士側の立場で部分での介護士不足の問題の解説
- 介護士不足を解消するための対策方法の解説
- 現在国が行っている介護士不足解消の政策について
- 現場の介護士がどのように介護士不足の問題に向き合えばいいのか?
この記事の目次
介護士不足の原因とは?

介護士不足の原因とされているのは以下の通りです。
・介護士採用が困難になっている
・高待遇で介護士を集める事ができない
・雇った介護士もすぐ辞めてしまう
・介護士が長く働ける環境が作られていない
・介護士の仕事に関する悪いイメージがついている
それでは以下より解説していきます。
介護士採用が困難になっている
多くの介護施設が介護士確保に関して苦戦をしています。
介護労働安定センターが実施した、平成29年度 「介護労働実態調査」の結果 では66.9%の事業所で介護士不足を感じています。

実際に僕自身も介護士としていろんな介護施設に行ってきたのですけど、どの施設も人手不足に悩まされていました。
「なぜ介護士の確保がここまで困難になっているのか?」という原因をさらに以下にて掘り下げていきたいと思います。
少子高齢化で労働人口が減っている
介護業界の労働人口に限らずに少子高齢化の影響で労働人口は減っています。
平成30年版高齢社会白書『高齢化の現状と将来像』では27.7%が高齢者の世の中になっているというデータがあります。

生まれてくる子供よりも歳をとって高齢者になる人が多いので、介護士に新しくなる人よりも介護を必要とする高齢者が増えていきます。
介護士自体の数が増えなくても時代の進歩によって介護士の数が間に合わなくなってしまいます。
国も介護施設をどんどん建てていく方針を取っているので、介護施設は増えるけど介護士が増えずに人手不足という状況に陥っています。
多くの仕事の中で介護士を選ばない
少子化によって働き手がどんどん少なくなる中で、これから働き始める人が介護士を選んでくれるのか?という問題もあります。
今現在若者の人気の仕事の中でも「介護士」という表記は出ていません。
僕もまだ26歳と若者ではあるのですけど、あまり「介護士をしたい」という言葉を聞くことはないです。
逆に「介護士をするなんて凄いね。僕は出来ないよ」ということを言われることの方が多いです。
少子化の中でこれから苦しくなる介護士の仕事の人気がないというのは非常に厳しいと感じています。
高待遇で介護士を集める事ができない
介護士の仕事をする上でのネックに「給料の低さ」を挙げる人は多いです。
「介護の仕事には興味はあるけど低収入なので他の仕事をする」という人は多くみてきました。
仕事を選択する上で給料の高さは非常に大切にする部分であって、いくら介護士が素晴らしい仕事だろうと給料が伴っていないと集まりにくいです。
介護士の給料が低いのは介護施設の資金繰りの厳しさにあります。
多くの介護施設は国からの補助金に頼った運営をしています。
そして現在国からの補助金は抑えられて経営をする上でギリギリになっている施設も多いです。
介護職員の給料を上げるどころか存続危機にある施設が多いのが事実です。
雇った介護士もすぐ辞めてしまう
介護士を雇ったとしても長く続かないケースが多いです。
実際に僕は最初の施設に3年働いたのですけど、多くの人が1年も持たずに辞めていました。
介護士はなかなか続けるのが難しい仕事であるということは伝えたいです。
新人教育の環境が整っていない
介護士の退職者として一番多いのが新人から若手の離職です。
何故そのような事が起こってしまうのかというと「新人の教育環境が整っていない」という事が挙げられます。
人手不足の現場なので新しく介護士を雇っても現場はギリギリで回しているので新人に教育する時間がないのです。
「入ってきた1ヶ月しか経たないのにすぐ独り立ちをさせてしまう」みたいな施設もあります。
多くのことを教わらないままシフトに入れられてしまって戸惑っている人は多いです。
もちろん知識もスキルもない状態なので失敗も相次いで、周りからの批判も多くなって追い込まれてしまいます。
新人を雇うなら長期的に育てる意識を持つべきだと感じています。
また指導方針が人によってバラバラで混乱してしまうということも多いです。

想像以上にハードな仕事であるから
中途で介護職を始めた人に多いのですけど、想像以上に介護士の仕事がハードで折れてしまう人は多いです。
新卒の場合は他の業種と比べることもないのでがむしゃらに頑張ることができます。
しかし介護士は他職種からの転職組が多いので以前の職場と比べてしまう事が多いです。
そうなると「以前の仕事の方が良かった」と思う人もいます。
それほど介護士の仕事はシフトが不規則で人と直接関わる関係でストレスの度合いが他の仕事とは比べられないほどになっています。
この介護士の仕事の理想と現実のギャップに折れて退職してしまう人は多いです。

介護士が長く働ける環境が作られていない
介護士の仕事に関してはその気になれば定年後も続ける事ができる仕事です。
どの場所に行っても働く事ができますし、必要としてくれます。
でもそれでも離職者が多く出てしまうのは「長く働ける仕事ではない」ということです。
それは本人の体力や気力的な問題でもあるのですけど、労働環境の問題でもあります。
腰痛などの怪我で介護の仕事が出来なくなる
介護士の職業病として最初に想像できるのは「腰痛」です。
僕自身も介護士になってから2度ほど腰痛で仕事ができなくなり休業を経験しました。
腰痛に関しては気をつけていたのですけど、肉体仕事ということもあって避けて通れないです。
中には腰痛がひどくなって、介護の仕事を辞めざるを得ないみたいな人もいます。
それだけではなくて、生活をすること自体が困難で次の転職先を見つけられないみたいな話も多くあります。
肉体労働だけではなくて、ストレスのたまりやすい仕事というのも体調不良や怪我につながりやすいです。

人間関係の悪化や過酷な労働環境で鬱になってしまう

介護士の人間関係は「退職理由」でも一番多い原因になっています。
介護士は女性社会ということもあったり、収入が低くて過労気味な仕事なので大きなストレスが発生しやすいです。
そのストレスが人間関係にヒビを入れてしまう事があります。
実際に僕の周りでも多くの職員が精神的に辛くなって辞めてきました。
介護士の人間関係の対処法に関しては別の記事で解説していますのでご活用ください。

評価体制が整っていなくて頑張った分の対価がない
介護士は仕事の成果が数字として出てこない仕事です。
なので介護士の能力を評価する基準みたいなのがなくて、主観的なものになりがちです。
その上、介護施設の資金繰りの厳しさで給料という形で還元する事ができません。
給料アップは「評価された」という実感を得やすいです。
しかしそれがないとモチベーションを保ちながら働くのは難しいです。
「頑張ってもいい思いができない」という思いが介護士の退職につながるのではないか?と思っています。

介護士の仕事に関する悪いイメージがついている
悲しい事実ですけど世の中の「介護士」という仕事に対するイメージは悪いです。
「介護士は底辺だ」みたいな話ではなくて「介護士の仕事はしたくない」というものです。
給料が低くてキツくて危ない仕事をしたいと思う人は少ないです。
実際に介護士として働いている僕も働いていて「確かに介護士は人を選ぶ」と感じています。

低賃金で過酷な仕事であるという認知がされている
若者の中でも大卒の人とかはなかなか介護業界に入ってくることはないです。
大学卒業して手取り15万円ぐらいの仕事をするなんて高い学費を払ったリターンとしては低いと感じるのも仕方ないです。
人が職業選択をする上で給料は避けて通れないです。
その上介護の仕事は「3K(汚い、危険、きつい)という印象が強いです。
給料安いのに危険で汚くてきつい仕事を進んでしたいとは思いません。
それほど介護の仕事は職業選択する中で最初の段階で外されています。

ブラックな経営をしている介護施設が多い
あと介護施設の中には違法的な労働環境の元介護士を働かせている悪質なところもあります。
・残業代を支払わない
・有給を取得させない
・過大な責任を負わせる
介護士の悪いイメージは「ブラックな職場が多い」ということが多いです。
経営が厳しいから職員に必要以上に頑張ってもらわないと成り立たない施設は多いです。
中には職員のことをしっかり考えて経営をしている介護施設もあるのですけど、結構多くの施設が悪質な労働環境になっています。
日常的に介護職員の人権を侵害される機会が多いです。
そういう悪質な環境から抜け出した人が「介護士はひどい仕事だ」と言って今の悪い印象が定着したのではないか?と思っています。
ブラック介護施設の特徴について別の記事でまとめていますのでご活用ください。

介護士不足で行うべき対策とは?

先ほどまでは介護士が不足する原因について解説しました。
しかしこれで終わりだとこの記事を書いた意味がないので、考えられる対処法について解説していきたいと思います。
具体的な解決策は以下の通りです。
・介護士を高待遇で迎え入れる
・業務改善を行い介護士の負担を少なくする努力をするべき
・評価体制を徹底して頑張った介護士が報われるようにする
以下より解説していきます。
介護士を高待遇で迎え入れる
元も子もない話ですけど「人件費」が増えれば介護士が多くきます。
介護職に興味があるけど収入の不安があって避けている人を多く集める事ができます。
それほどお金は大きな力を持っています。
どんなに辛い仕事でも給料が高ければ我慢する事ができますし、モチベーションを維持することもできます。
給料を上げることで優秀な人材が入ってくる事もありますし、介護業界は盛り上がります。
なので介護施設の運営がしやすいように国からの補助金や処遇改善をあげることは必ず必要だと思っています。
また現在働いている介護士も給料アップするのなら離職する事も減っていきます。
結婚や子育てでお金が必要になったら介護職ができないという人も多いので、こういう層を守れるのはお金の力だと思っています。

業務改善を行い介護士の負担を少なくする努力をするべき
介護士の仕事はハードです。
肉体労働をする上に認知症対応など精神的に負担が大きい仕事内容です。
なので出来るだけ介護士の負担が少なくなるように積極的に業務改善は行っていくべきです。
・記録を電子化して記録にかかる時間を軽減させる▶️手書きの介護記録の弊害とは?現役介護職が徹底解説します
・行事の数や委員会活動も絞る
・会議の数は必要最低限にして短い時間で終わりようにする▶️介護施設の「無駄な職員会議」を無くすためにできる事を解説します
・新しく職員を雇って負担軽減させる
上記のようなことは積極的に行っていくべきです。
一人の介護職員に負担が集中してしまうと心身ともに疲弊して離職することにもつながります。
いかに介護士の負担を下げていくことが、介護現場を守ることにつながります。

評価体制を徹底して頑張った介護士が報われるようにする
介護士の仕事に適切な評価体制がなくて、「頑張るだけ無駄」という状況は介護士のモチベーションを奪っていきます。
なのでいくつかの項目で評価基準を作って、その中で優秀な仕事をした人に手当てや昇給を与える事が大事です。
今の状態だと優秀な介護士が力を発揮できる環境になっていません。
評価体制が曖昧なことと対価がないのは優秀な人材を他職種に流してしまう結果になってしまいます。
結局「お金」が大事なんですよね。
介護士不足の問題の根底を見るとお金である事が多いです。
なのでしっかり優秀な働きをした場合には対価を与えられる体制を作った方がいいと思っています。
今現在介護士不足解消のために行われている対策とは?

先ほど「人手不足への理想の解消方法」について解説しましたが、国も別に何もしていないわけではないです。
介護が崩壊してしまうと多くの国民に悪い影響を与えてしまうので、しかるべきタイミングで対策を打ち出してくれます。
そういう意味では介護士の仕事は将来性があります。
具体的には以下のような政策や制度です。
・再就職準備金貸付事業
・修学資金貸付制度
・介護職員処遇改善
・外国人労働者の活用
上記のことについて以下より解説していきます。
再就職準備金貸付事業
離職した介護職員を対象に、再就職準備金の融資があります。
厚生労働省では以下のような文章が出ています。
とても大事なところなので前文引用します。
離職した介護人材の再就職準備金貸付事業とは
介護職としての知識や経験をお持ちの方が、再び介護の仕事に就くことをサポートするための貸付制度です。
介護のお仕事に復帰するための費用について、最大20万円(一部地域では40万円)をお貸しします。
2年間の介護職員の業務に従事することにより、返還が全額免除されます。
貸付対象費用について
介護の仕事への再就職に関するものが対象です。
例えば・・・
○子どもの預け先を探す際の活動費
○研修参加費、参考図書の購入
○敷金・礼金や転居に伴う費用
○通勤用自転車・バイク等購入費
○介護ウェアなどの業務用被服費 等ご利用条件について
貸付対象者は、次の(1)~(4)の基準を全て満たす方となります。
1.介護職員の業務に1年以上の実務経験をお持ちの方(介護事業所等での勤務の方)
2.次のいずれかに該当する方
・介護福祉士の資格を持っている方
・実務者研修施設において実務者研修を修了した方
・介護職員初任者研修を修了した者(すでに廃止されている介護職員基礎研修、1級課程、2級課程のいずれかを修了している者でも可)
3.介護保険サービス事業所等において介護職員等として再就職した者
4.介護職員等として再就職する日までの間に、あらかじめ都道府県福祉人材センターに氏名及び住所等の届出を行い、かつ、実施主体が定める再就職準備金利用計画書を提出した者
以前介護職をしていた人が介護業に再就職するときに支援を受ける事ができます。
この制度のおかげで介護職への再就職のハードルが下がります。
是非ご活用して欲しいです。
実施主体は、都道府県社会福祉協議会等となります。
上記に関するお問い合わせ先は以下のお問い合わせは以下の書式をダウンロードして確認してください。
都道府県社会福祉協議会等 お問い合わせ先一覧[XLS形式:18KB]
修学資金貸付制度

介護福祉士・社会福祉士養成校に通っている間に5万円、入学時と卒業時に20万円を借入することできます。
融通してもらった資金は、国家資格に合格して介護職で5年働けば返済する義務がないので、安心して活用する事ができます。
再就職準備金貸付事業もそうですが、きちんと勤め上げれば返済が不要になる仕組みが用意されているのは嬉しいポイントといえるでしょう。
介護福祉士等修学資金貸付制度について 介護福祉士等修学資金貸付制度について【厚生労働省】
介護職員処遇改善
介護職員の給料を上げるための国の政策です。
ここ直近では2019年10月から「10年経験がある介護士に毎月8万円の処遇改善を出す」という事で大きな話題になりました。
支給されたお金は必ず介護職員の賃金に上乗せすることが義務になっています。
「この支給に条件をつけるのはどうなのか?」という声もありますけど、「継続的に実施する」という声明もあるので期待できます。
介護職員処遇改善に関しては別の関連記事で解説していますので良かったら読んでみてください。


外国人労働者の活用
現在介護士不足の問題に対して白羽の矢に立っているのが外国人労働者です。
結構現場の介護士から批判が集まっていますが、仕方ない事だと思います。
それでも人手がいたら現場が助かるのも事実ですし、あまり人種で差別するのはどうかとも思っています。
できれば介護士の給料をあげて自ら進んできて欲しいと思ったりしています。
それ以前に今の介護士の給料水準で外国人労働者も介護士として働くのか?という疑問はあります。

これから介護士はどのように働いていけばいいのか?

介護士不足の問題は社会や施設の問題ではあるのですけど、介護士からしたら関係ない話でもあります。
人手不足を理由に残業を増やされるのも、お金がないからと言って残業代を払わないのは許されない事なのは変わらないです。
なので介護士もしっかり策を練って搾取されないように立ち回る必要があります。
そのために大事なのは転職だと思います。
転職を活用して収入アップや労働環境を良くしていこう
介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
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・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ
- 介護士不足が深刻になっている理由は「増える高齢者と増えない介護士」
- 介護士を始める人はいるけどそれと同等以上に介護士を辞めるケースが多い(新人に多い)
- 人手不足と資金不足に介護施設が陥って、中で働いている介護士を搾取する形になって、労働としての介護士のイメージが悪化する
- 解決策としては「お金を出す事」
- 介護士不足の対策は国でも打っていて少しずつ介護士を取り巻く環境はよくなっているけど、実感できていない
- 介護士個人で考えれば少しでもましに働けるように転職を駆使すべき
介護士不足の問題は非常に根が深くて解決をするには国の動きが必要不可欠です。
そのために政治家を排出するとかそういう動きがもっと活発化すべきだと思っています。
その上で介護士は自分が損をしないための行動をする事が大事です。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
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- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。
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