どうもたんたん(@tantan4423)です。
現在はフリーランスとして活動をしているのですけど、以前は現場で介護職として働いていました。
普段はそんな介護職の働き方に関する悩みを解決する記事を書いています。
先日以下のようなツイートをしました
人材紹介という仕組みが破綻するという発言があるけど、転職する際にエージェントを使うので逆に人が殺到する
行った先の施設への不満が溜まってエージェントを利用して転職することもあるし
介護業界の負の側面が解消されない限りは人材紹介は生き残るんだよね
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) September 28, 2021
人材紹介という仕組みが破綻するという発言があるけど、転職する際にエージェントを使うので逆に人が殺到する行った先の施設への不満が溜まってエージェントを利用して転職することもあるし介護業界の負の側面が解消されない限りは人材紹介は生き残るんだよね
このツイートをするきっかけとして以前以下のような発信を見たからです。
予想というか、ほぼ確信だけど、 遅くても3ヶ月後には、 介護業界の人材不足はほぼ解消されるはず。 というか、人があふれる。 そして、 介護業界の人材紹介という仕組みは、 ほぼ壊滅する。
これをみて、「うーんそうか?」と思いました。
この発信自体が、コロナ問題で不況に陥って介護業界に人が流れてくるという主張だと思っています。
そうなってくると逆に人材紹介会社は更に儲かると考えるのが普通だと思っています。
ここら辺のことを記事にして掘り下げていきたいと思います。
この記事の目次
介護系の人材紹介会社は不況の時は儲かるチャンス
僕自身のサイトでは人材紹介の会社の紹介をしているのですけど、ここ最近のコロナ騒動で登録する人が増えています。
実際に今回の不況になった時はリストラや倒産などで介護業界に人が流れる可能性は大いにあります。
しかしその転職の際に介護施設やハローワークなどから応募をするわけではなくて人材紹介会社を利用します。
この先ほど書いた人材紹介が破綻するという主張は
・転職の際にエージェントを利用しない
・転職した人材が離職する際に転職エージェントを使わない
・転職した人材が長く介護業界で働く
という前提に置かれているので、なかなかそうなるとは言い難いです。
あと人材紹介会社はこの不況の時に転職が活発化する時に当たって、広告費にお金を割いて人材を囲いに行こうとします。
その中で倒産したりリストラされた人がエージェントを使わずに転職するのか?というのは疑問に感じます。
介護施設よりも人材会社の方がマーケティングや人材を集めるためにお金も使っています。
そう考えると今回のコロナを見ても介護業界に人は来るかもしれないけど、先に人材会社が囲ってしまう可能性も高いです。
消滅するどころか、勢いを増すのではないか?と思っています。
転職をする人の心理をもっと考えた方がいい
結構人材会社の批判は多いのですけど、個人的には「そういうことじゃなくね?」というのは感じます。
というのも、それが転職をしてしまう人の心理の部分を無視していることになるんですよね。
「なんで転職エージェントを使うのか?」「なんで派遣になってしまうのか?」ということは考えていますか?
エージェントを使うのは理由があるからです。
その辺を考えないから人手が外に流れたり、派遣に取り込まれるのではないか?と思っています。
この項目では転職する人の心理について解説します。
・転職の際にエージェントを使うのは介護業界を信用していないから
・後ろ盾がないとブラック労働に晒されてしまうから
・人材紹介会社批判は労働者のニーズを無視している
転職の際にエージェントを使うのは介護業界を信用していないから
僕を含め、派遣をしているのは多くの介護施設をそこまで信用していないからです。
僕自身も正社員で働いていたこともあったのですけど
- 定時に帰ってはいけない雰囲気
- サービス残業の横行
- 休日出勤をする
- 有給休暇が取れない
- 全然施設が職員を守ってくれない(利用者や家族に忖度)
みたいなことがあって「全然大切にされていないな」と感じていました。
介護派遣をしている人の中には僕みたいに施設に雇われていた事が一種のトラウマみたいになっているケースもあります。
すべての施設がそうではないと知っているのですけど、それほど僕たち労働者の中では介護施設は信用できないと思っている人は多いです。
なので人材紹介会社を使っている事で安心して働けている人は多いです。
実際に派遣の場合はトラブルがあった時も間に入ってくれますし、理不尽から守ってくれます。
最悪職場を変えることもできます。
なので人材紹介会社が無くなったら困る労働者も多いと思います。
僕は逆に人材紹介会社を通して職場を探した方がいいと思っています。
逆に会社を通さない方が施設が何をしてくるかわからなくて不安ですよね。

後ろ盾がないとブラック労働に巻き込まれるから
単純に今まで施設に自分の身を任せていたけど、それだと心許なくて逆に自分を追い込んでくるから労働者側も考えたと思います。
「上に政策あれば、下に対策あり」みたいに考えて後ろ盾を介護施設から人材会社に変えたんですよね。
僕自身もブログで「介護派遣会社は自分を守ってくれる」と言っているのですけど、本当にそうなんですよね。
夜勤の休憩がなくて、その時間外を付けないという主張を施設がしてきたことがありました。
しかしそのことをすぐ派遣会社に連絡したら残業代を付けてくれましたし、夜勤の休憩時間を確保できました。
このように外部からの目があることによって自分の働き方も大きく変わります。
その部分に関しては感謝をしている人が多いです。
でもそのことを考えずに「公費をとっているから悪質だ」とか言って、批判しながら搾取を続けているのはクソだと思っています。
最初から健全な運営をしていれば人材は離れずに済んだわけです。
そういう現状があるので施設を信用できない介護士は多いのではないか?と思っています。
介護に関しては派遣は非常にいい選択だと思っていますし、同じ派遣仲間でも満足度は高い声が多いです。
派遣のメリットに関しては別の記事で解説していますので、もし良かったら読んでみてください。

人材紹介会社批判は労働者のニーズを無視している
「人材紹介会社に関しての批判」に関しては、違法の国もありますけど、日本では合法です。
公費が流れるという意見は真っ当ではあります。
でもこの人材会社が無くなった所で後ろ盾がなくなった労働者が搾取されるだけではないか?とは思っています。
この中抜き分が無くなったところでその分を労働者に還元するのか?という疑問はあります。
普通に考えたら「人件費抑えられてラッキー。これで役員報酬と株式配当に当てようか」となって終わりではないでしょうか?
結局介護士の数は増えずに、搾取される構図も変わらないというのがあります。
派遣が無くなったら介護士をする人自体減ってしまうかもしれませんね。
結局「なぜ人が介護派遣に集まるのか?」ということを考えられていないと感じることは多いです。
その行動原理を考えないと人材会社に集客で負け続けると思いますね。
介護業界の負の側面が解消されない限りは人材紹介は潰れない

介護業界での人材紹介が存在して拡大しているのは、それほど介護業界の負の側面が大きいからです。
その負の側面が大きくて信頼が置けないということが考えられます。
国が規制をすればいいかもしれませんが、こんなに拡大した業界を規制して潰した際の経済的なマイナスが大きいです。
公費を人材紹介に流したくないなら、介護士が不満なく働ける施設を作って自分たちで集客を頑張るべきです。
それをせずに「人材会社が悪い」と言っているのは意味がないです。
何も後ろ盾がない状態でブラックな介護現場にいく勇気はない
そもそも人材会社に後ろ盾になっていることが派遣であることのメリットの一つです。
しかしこの後ろ盾というのは本来介護施設が果たす役割です。
本来は強い味方のはずの介護施設が違法労働をさせたり、いざという時に切り捨てるみたいな残酷な事をしたから逃げたのです。
これらのことが全国の介護施設で行われたので、介護施設を信用しない人が「それなら人材紹介の方が自分を守ってくれる」と思って流れたわけです。
その部分を無視して派遣を批判して潰そうとしているのはどうか?と思っています。
派遣が台頭してきたのは介護業界が情けないからです。
実際に介護施設よりも派遣会社の方がしっかり守ってくれますからね。
介護士に対して守るどころか泣き寝入りさせるところも多いです。
そういうことの積み重ねで信用を失っているのではないか?と思っています。

人材紹介の存在が抑止力になっている部分もある
実際に介護派遣が間に入っているおかげで介護施設側もその職員に無茶を強いることはないんですよね。
無茶をさせてしまったらすぐ派遣会社に報告が行って注意されたりしますからね。
そういう意味でも多くの人からしたら抑止力になっている役割もあります。
本来はあまり正常な状態ではないのですけど、仕方ないと思います。
逆に良い施設が増えてきたら、必要なくなるのもあります。
なので人材会社を壊滅させたいならすべての施設が信頼における職員に優しい施設である必要があると思っています。
転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
先述しましたが、派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

おわりに・・・
基本的に僕自身は「今の介護業界の状態なら転職エージェントは使った方がいい」と思っています。
自分で探すのは不安ですし、第三者の目があるのは大事です。
また多くの介護施設に人を送り込んできた実績があるのは大きいです。
時代によってどうなるかは分からないですけど、基本的に介護の人材紹介の需要は尽きることはないと思っています。
なかなか世の中は複雑で、外から見たら「介護業種に人が集まるから人材業者は破綻する」とか思うかもしれません。
しかしなぜ人材紹介を使うのか?というユーザー(労働者)側の事を考えるべきです。
なんか介護施設視点の話でしかこの話はされないのですけど、人材会社を使うのは求人を探している人です。
その求人を探している人たちが人材紹介を利用する理由を介護業界が潰してあげないといけません。
普通に人材紹介を利用した方が給料が高いというだけで、人材会社を利用しない意味がなくなってしまいます。
その介護職の不安の種を人材紹介会社が解決しているからユーザーが多いのです。
個人的にこの問題は「介護業界の介護士を大切にする心が欠如していたから起こっている」と思っています。
なのでこの問題は相手を批判するだけでなく、労働者の信頼を得る方向に向かってほしいと思っています。
最後にお勧めの人材紹介会社(エージェント)を紹介します。
もし良かったら登録して見てください。
・【2019年】現役介護士がオススメする介護派遣会社ランキング|人気大手会社の人材派遣会社の口コミ評判|高時給・お得なサービスも紹介します