どうもたんたん(@tantan4423)です。
僕は現在28歳で6年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤めたのち独立しました。
独立後に仕事が落ち着いたことがあり、再び介護施設で夜勤専属として日々奮闘しています。
介護夜勤の仕事について知りたい方は解説した記事がありますので、よろしければ一読してみてください。

先日以下のようなツイートをしました。
介護施設内での業務改善や効率化が進まず手書きの記録などいつまで経っても非効率で時間がかかって、職員の労力を無駄遣いする施設は結構多い
よく業務改善の話が出ると一部の職員から反対の声が必ずと言っていいほど出てくるけど、そういう声は無視して押し進めないといつまで経っても苦しいまま
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) August 3, 2022
介護施設内での業務改善や効率化が進まず手書きの記録などいつまで経っても非効率で時間がかかって、職員の労力を無駄遣いする施設は結構多い
よく業務改善の話が出ると一部の職員から反対の声が必ずと言っていいほど出てくるけど、そういう声は無視して押し進めないといつまで経っても苦しいまま
上記のツイートを掘り下げつつ、「業務改善が進まないのはルーチンワークのせい」ということについて書いていきたいと思います。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
業務の効率化が進まない介護現場

数多くの職種でも電子化を取り入れて効率化して人手不足を補おうみたいな動きは積極的に行われています。
しかし多くの介護現場を回ってきて感じたのはその流れとは逆行している介護現場の姿でした。
実際にどのような状況になっているのかというと
- いまだに紙媒体に依存している
- 効率化せずに長時間労働でカバーしている
数多くの職種でも電子化を取り入れて効率化して人手不足を補おうみたいな動きは積極的に行われています。
しかし多くの介護現場を回ってきて感じたのはその流れとは逆行している介護現場も多かったです。
いまだに紙媒体に依存している
紙媒体での仕事は非常に労力を取られてしまいます。
- 保管場所を取るので必要な時に探すのも大変
- 記録するのに時間がかかる
- コピーみたいな事がしづらい
書類の管理や作成に時間を取られてしまうことで本来介護士がすべきである現場の利用者に関わる時間を削ってしまうことに繋がっています。
機械に疎い介護士が多いので導入したところでうまく使いこなせないので反対勢力によって阻まれてしまうこともあります。
しかし僕が今いる施設では記録はiPadを使っているのですけど記録の時間が大幅に減少されています。
例えば夜間の記録をする時に全利用者共に入眠してた時にiPadなら一括入力で1分で終わるみたいな事があります。
しかし手書きだと数十分かかったりして時間の無駄にしている施設は多いです。
記録業務は介護職員の負担が多いのでそこを削除していかに利用者様のケアに充てられるか?を考えていく必要があるのではないでしょうか?

職員が長時間働くことで人手不足をカバーしようとしている
電子化や定期的な効率化への議論をせずに「人が長時間働けばできる」という考えを持った施設は数多くあります。
介護現場でサービス残業や休日出勤を求められる事が多いのは、業務の効率化が進まずにマンパワーに依存していることも大きく関わっています。
しかし残業に対してお金を払わない施設は違法になってしまい、中の人間が外に訴えかけたら大きな損害を生みつつ離職に繋がる最悪なケースも考えられます。
特に今は働き方について世間から厳しい目を向けられていることもあってなかなか企業の横暴も通りづらい世の中になっています。
だからこそ電子化を取り入れて人のすべきことを減らしていくのがいいと思います。
何故か人の稼働時間を減らすことに対して否定的な考えが根強く残っているのが介護業界であってなかなか効率化が進まないのが現状です。
はっきり言って記録や保存に関しては機械の方が圧倒的に機械の方が精度が高いので任せた方がいいと思います。
しかしそこの判断ができずに感情を第一に考えてわざわざ非効率の方を選んでいる介護施設をみて先はないと感じる事が多いですね。

ルーチンワークが効率化を阻めている

介護の仕事は比較的ルーチンワークになりがちなところが多いです。
- 介護をする時間を厳密に決まって同じ作業の繰り返しになる
- 同じ作業を繰り返すとそれ以外の行動ができなくなる
- 新しい効率化への動きに対して懐疑的になる
- さらに楽になる業務改善も新しく始めることの初期の負担を恐れて反対をする
ルーチンワークをすることによって、効率化を遠ざけて消耗戦に入ってしまいます。
なのでほどほどに新しい風を入れて変化することに慣れさせる必要があると思っています。
新しいことへの挑戦は既存の介護職員の負担が大きいと思われている
例えば電子化をする事を検討している際に
- 職員が使いこなせるか?
- どのように教えるのか?
- できない人がいたらどうするのか?
みたいな話って本当に必要ないです。
そもそも今の時代タブレットやパソコンが使えない人間は仕事する資格はないです。
比較的に歳を食った人でも、そこは受け入れないと現状の解決にはなりませんよね?
そもそも仕事はできない事にどんどんチャレンジしてできるようになるという過程で成長していくものです。
使いこなせないならその時に対処すればいい
使いこなせない人がいたらその時に対処すればいいです。
それが嫌な人はやめていただいて逆に電子で記録していることを売りにして魅力を感じる若い職員を入れたらいいのではないでしょうか?
実際に今僕が働いている職場でも全ての職員がタブレットを使いこなしています。
実際に効率化に関しては見切り発車をしたところであとで優秀な職員が調整してなじませてしまうのでもう少しそこで働く介護士の事を信用してもいいと思います。
特に電子化に関しては効率化する事は明らかな事ですし、人手不足で悩んでいる介護施設が取り入れない意味はないです。

同じことを繰り返しているほうが楽であると思い込んでしまう
これも勘違いなんですけど、今している慣れた業務を繰り返している方が楽という思い込みはあります。
確かに今までやってきたことが体に染み付いているとなかなかそれを変えることは精神的には難しいです。
しかし実際に変化を加えたとしても数ヶ月したらまたルーチンワークに組み込まれるので、そこまで大きな負担はないと思っています。
そもそも人件費を使ってタブレットすら数ヶ月で使いこなせない人材を受け入れる事自体が微妙な気もします。
それより手書きで時間が取られることの深刻さは考えた方がいいと思います。

介護業界を良くしたい人はどんどん転職をして視野を広げるべき

僕自身何回も転職していろんな施設を巡って情報発信をしたり情報を集めているので普通の介護職員よりもいろんな視点を持っています。
まだ介護業界は発展途上である
現在介護は介護保険が施行されてまだ20年も経過しない発展途上の職種だからこそ、様々な視点を持って現場を変えられる人材を揃えていく必要があります。
そしてそれが世の中も求めている人材です。
だからこそ一箇所の施設で働き続けるのではなくて転職を積極的に行なって、知見を広めていい施設のやり方をいろんな施設で取り入れていく事は大切です。
常に介護業界は変化をしているので介護士も変化すべき
今回の電子化の効率化にしても現在行なっていない施設も多いです。
外から来た人間が「良い施設ではタブレットで記録して記録時間を大幅に削っている」という風に伝えていく事が大事だと思います。
だからこそこれからはいろんな施設や業種での経験をもった人間が価値を発揮する為にも転職市場に繰り出していくべきだと考えています。

派遣で働く事によって様々な施設の経験と知見を得られる

先ほどの項目で転職を繰り返して良い施設や悪い施設の知見を得ていく事が大事だと書きました。
しかし転職をするのは非常に労力がいるのでそれでためらってしまう人は多いような気がします。
なので僕は派遣という働き方をして多くの施設を回る事ができるようにしています。
特にまだ経験年数が浅いこともあるのでとにかくいろんな施設で働く事が大事だと判断しました。
その経験をいつか正社員で働く施設に還元できればいいのではないか?と考えています。
どっちのしろ介護職の転職市場で経験している施設の数が多ければ多いほど欲しい施設が多いのも事実です。
そのほかにも派遣にはメリットが多くあります。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
委託している人に不利益を被る形になるので介護施設もあまり強気に出る事ができません。
実際に介護士の派遣をしている人ってそこまで多くなくてなかなか派遣という文化が薄いので理解してくれないところはあります。
しかし派遣会社に雇われているので自分のことを守ってくれます。
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

現役介護士がオススメする絶対に登録しておきたい3つの介護転職エージェント
僕自身が非常にオススメしているのは
- かいご畑
- マイナビ介護職
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です。これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
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大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

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時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

まとめ:変化を嫌う人は時代の進歩で淘汰されていく

今のところ施設に変化を加える人間は既存のシステムの破壊を恐れて排除するところが多いです。
介護施設は閉鎖的なところが多いので、そうなってしまうのも分かります。
しかし人手不足はどんどん深刻になっていきますし、マンパワーでなんとかするのではなくてテクノロジーによる恩恵を取り入れた方が早いです。
そういう意味でも過度なルーチンワークへの依存は変化を受け入れない体制になってしまうので程よく変化を入れていく必要があると感じています。
そういう意味でも若い介護士さんは転職は積極的に行なっていくべきです。
かいご畑 では優秀なコンサルタントが新人にとって働きやすい職場を紹介してくれますし、資格取得の支援が充実してるのでオススメです。
資格取得が無料のサービスはいつ終わるのか分からないので、登録してみる事をオススメします。
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