どうもたんたん(@tantan4423)です。
現在はフリーランスとして活動をしているのですけど、以前は現場で介護職として働いていました。
普段はそんな介護職の働き方に関する悩みを解決する記事を書いています。
先日以下のようなツイートをしました。
以前は死んだ目をして介護の仕事をしていた人が、転職して生き生き働いている所を見ると、いかに今残って働いている人が相当な適性を持っているのか?ということが分かる。
そう言うケースを見ていると「介護は誰でも出来る」とは言えないんだよね
出来たとしても続けられないと意味ないからね
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) March 6, 2020
以前は死んだ目をして介護の仕事をしていた人が、転職して生き生き働いている所を見ると、いかに今残って働いている人が相当な適性を持っているのか?ということが分かる。
そう言うケースを見ていると「介護は誰でも出来る」とは言えないんだよね
出来たとしても続けられないと意味ないからね
上記のツイートを掘り下げていきます。
介護の仕事をして感じることとして「介護にはやっぱり適性があるんだな」と言うことです。
それほど合わなくて退職する人も多いです。
そのことについてもっと危機感を持たないといけないのではないか?と思ったりします。
この記事では「介護難易度高すぎじゃね?」的なことを書いていきたいと思います。
介護士が嫌になって退職したいと思う理由と転職の際に役に立つ情報をまとめた記事がありますので合わせて読んでいただけると嬉しいです。

この記事の目次
介護士を辞めた人が生き生きしている件について
僕の友人でも以前介護職をしていました。
同僚のお局と言われる人からいじめを受けて退職したことがありました。
しかし先日たまたま街で会う機会があって少し話していたらとにかく元気だったんですよね。
笑顔で「介護職やめて良かった!!」と言われた時は複雑な気持ちにはなりました。
でも、友人が元気に生きているならそれで良かったと思いました。
この友人の話だけではなく、他の介護士が嫌でやめた人が他職種に転職して人生よくなったみたいな話はよく聞きます。
多分この記事を読んでくださっている方でも身覚えがある話だと思います。
こういう話を聞くたびに「あ〜介護士は誰でも出来る仕事どころか、めっちゃ難しい仕事なんだな」というのは感じます。
そしてその「難しいことをして安い賃金で働くなら他の仕事で働いた方がいい」というのも合理的な考えですよね。
結果的に転職して介護職の時よりも給料も休みの日も増えて虐められるようなこともなくなった。

こういうことを聞くと「何やっているんだよ。介護業界」と思ってしまうんですよね。
そういうケースの積み重ねてせっかくの人材がいなくなってしまいます。
実際に一回出て行った人材はなかなか介護業界に戻らないです。
介護士を辞めて生き生きしている人が多いと言うことはそれほど介護士の労働環境や給料や人間関係の悪さがあるのではないか?と思います。
でこれらを乗り越えた人しか続けられないというのは「どんなマゾゲーなんだ」と思ってしまいますね。
これはどう考えても「誰でも出来る仕事」ではないんですよね。

介護の難易度が高すぎる問題に関して
ていうか個人的には「介護は難易度高すぎるから、もっとハードルを下げるべき」と思う派で、難しくて続けることができずにジリ貧になり続ける人が多くて業界も衰退するわけだし
でも「僕たちはすごい仕事をしている」だけで終わって、逆に人を引き寄せなくなっているのが、非常にもったいない
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) March 6, 2020
「介護は簡単な仕事じゃないぞ(ドヤ)」な人が多いけど、個人的にはそれはあまり良くないのではないか?と思っています。
その理由に関して解説していきます。
難易度高くて給料低いのは地獄でしかないから
そもそもですけど、介護職が難しい仕事であるというのはそこまでいいことではないんですよね。
世の中の多くが「仕事は楽の方がいい」と思っていますし、「出来るだけ楽にたくさんのお金を儲けたい」と思っています。
このコスパの意識を持っている人からしたら給料が安くて難しい介護の仕事をする意味というのがなくなってしまいます。
実際に多くの人が介護業界に入ってきたものの「それなら他の仕事した方がいいじゃん」と思って他職種に転職をします。
実際に介護の仕事はとても難しくて簡単なものだとは言い難いです。
でも僕が続けられていたのは「性に合っていたから」という部分が強いんですよね。
でも性に合っていなかったら早期退職していました。
今はフリーランスですけど、近いうちにまた介護現場に戻りたいという思いが強いのも、僕自身介護の仕事が好きで、そこまで苦痛に感じないからなんですよね。
でも世の中の多くの人が介護の仕事に関して「合わないなぁ」と思って辞めてしまいます。
でこの口コミや声が世の中に反映されて介護職という仕事を選ぶ人が少なくなると思っています。
実際に多くの若者が就職や転職の際に介護職は眼中にないみたいな感じという話を別の記事で解説していますので、もし良かったら読んでみてください。

人間関係が悪いと定評があればしたい人がいなくなる
給料や難しい仕事ということに加えて人間関係が原因で仕事辞めた人は多いです。
この給料や業務内容や人間関係の問題が重なって耐えきれなくなった人の嘆きの声は非常に多いです。
ツイッターとかでもこのような嘆きの声が結構な頻度で出てきます。
介護士として限界がきました。私の精神はぼろぼろです死ぬ事しか考えてません。早く、楽になりたい。自分が分からなくなりました。#介護士#拡散希望 pic.twitter.com/oTZRnQchjM
— ストロング芸人 (@pM9ZO7HAA3Xl45u) March 1, 2020
僕自身もここまでなるまで介護の仕事をする意味はないと思っていますし、人間関係の問題に関しては完全に施設の不手際な部分は多いです。
実際にいじめをして退職に追い込む「お局」みたいな人もいますけど、そういう人たちを長く在籍させているのは問題があります。
そういう人間関係までも救いがない状態でどうするんだ?とは思っています。
なので個人的には介護士を38万人集める以前の問題な気がしてならないですね。
お局に関してまとめた記事がありますのでもし良かったら読んでみてください。

「難しい仕事をしている自分」というのは単なる自己満足に過ぎない
こんなこと言うと介護士の方に怒られるかもしれませんけど、「難しい仕事をしている」というのは事実ですけど、それを主張するのは自己満足でしかないんですよね。
介護士が難しい仕事ということは多くの人が知っています。
でもこの「難しい仕事」という面と給料と人間関係の面があって「イメージが悪い」と括られているんですよね。
別に介護士が舐められているとかではなくて「そういう仕事はしたくないよね」ということです。
なので逆に「介護士は誰でも出来る仕事だよ」と言った方がいいと思っていますし、もっと仕事も簡単になっていろんな人が続けられる方がいいと思っています。
結局難しくて低賃金みたいな仕事だと人が集まらずに破綻してしまいます。
別に自分の仕事が難しいということをいうのはいいのですけど、それはあくまで経済的に潤って人材も多い仕事の場合です。
人がいないところで「俺たちは難しいことをしている」と言っても「それじゃ辞めとくわ」となって終わりです。
大切なのは「介護職やってみようかな」と思う人を増やすことであって、自分たちの存在意義を主張することではないです。
ていうか多くの人が介護士の仕事を認めています。
一部の分かっていない人に目を向け過ぎているのではないでしょうか?
実際に入り口が広いということが介護職の強みなのにそれを生かしきれていないように感じます。
そして介護士は難しい仕事と主張するのは逆に介護士になりたい人を遠ざけているような気がしますね。
介護職の辞めるときの対応は考えた方がいい
不満を持って辞めたのは事実だけど、最初は「この施設で働きたい」と思って来てくれたので「来てくれてありがとう。またいつでも戻ってきて」と言えるのか?は非常に大事
辞める職員への配慮が欠けてしまうと、二度と戻ってこない上に「介護士は底辺。性格もクソ」みたいなネガキャンが始まる
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) March 6, 2020
職場に不満を持って辞めたという結果はありますけど、最初は「この施設がいい」と思って入ってくれた人材なわけです。
その人材に対して「来てくれてありがとう。いつでも待っているよ」と言える施設はどれぐらいあるのだろうか?
それができない施設が多ければ多いほどその人が介護業界に戻ってこなくなりますし、「介護職はゴミ」みたいな発信をします。
実際に今の介護業界のイメージの悪さにしても、理不尽な目にあって辞めた人からの口コミという部分もありますし、それが新規参入者へのハードルになります。
この恨み節をいかに軽減できるのか?ということにリソースを割かないといけないのですけど、そこまで行き届いている施設は少ないです。
介護士のイメージが悪いのは嘘ではなくて本当です。
そもそもこの「介護士のイメージの悪さ」というものを勘違いしている人は多くて「認められていない」みたいな物が多いです。
実際には多くの人が介護士の働きぶりを認めていて「給料が少ないのはおかしい」と思っています。
どちらかというと「働いている人に対してのリスペクトがない」みたいな物が多いです。
一回介護士を辞めた人が戻ってこないのも、介護施設にひどい扱いをされたみたいなことが多いです。
なので介護士のイメージは「労働者からしたらブラックな環境」ということにつきます。
それを変えたいなら、「給料を上げる」とか「人間関係のトラブルを防ぐ施策を打つ」とか「サービス残業はさせない」とか「有給をしっかり取らせる」みたいなことをするべきです。
そこに目を背けたままイメージを変えると言っても難しいですし、結局表面だけみたいな感じになります。
ちなみにブラック施設の特徴に関して詳しくまとめた記事がありますのでもし良かったら読んでみてください。

転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
先述しましたが、派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

おわりに・・・
実際に「介護士を辞めて良かった」という声を聞くたびに僕は胸が痛くなるのですけど、その気持ちは全然わかります。
他の仕事をした方が人間として扱ってくれることもありますし、評価もしてくれます。
この事実に関してもっと介護業界は真剣に考えた方がいいと思います。
人を集めるということは他職種から人材を引き抜くということになるわけで、その他職種と比べて良い業界だと思ってくれなくてはいけないです。
経営者が思っている以上に労働者はお金に拘っていますし、理不尽に扱われることを吉としていません。
介護士の「イメージが悪いのはみんなが誤解している」みたいな意見がありますけど、そんなことはないと思います。
給料が低くて、労働時間も長くて、いじめなどの問題もありふれている
そういうことがあって退職する人がいる以上当然のことだと思っています。
仕事へのハードルに関してももっと下げる努力をするべきだと思いますし、下げられていないダメな部分を「介護士としての資質」とか言って誤魔化すのは辞めて欲しいです。
介護業界は人手がいてこそ成り立つ業界です。
その人材が長く働ける環境を作ることに経営者だけでなくて中で働く僕ら介護士にも求められると思っています。
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