どうもたんたん(@tantan4423)です。
5年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
『認知症だからしょうがない』
という介護士がいるけど
自分が認知症の人から暴力や暴言受けた時に同僚から同じこと言われたらどう思うか?
とか考えたことあるのかな?
そんな言葉投げつけられたら普通に絶望して辞めちゃうよ。
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) August 18, 2021
『認知症だからしょうがない』
という介護士がいるけど
自分が認知症の人から暴力や暴言受けた時に同僚から同じこと言われたらどう思うか?
とか考えたことあるのかな?
そんな言葉投げつけられたら普通に絶望して辞めちゃうよ。
上記のツイートを深く掘り下げつつ、『認知症だからしょうがない』と割り切ってしまうことはよくないということに関して書いていきたいと思います。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
自分が認知症の人に被害を受けていないからしょうがないと言えるのか?

施設で認知症の方を介護をしていると、認知症の方によって理不尽を受けることは多いです。
- 暴言
- 暴力
- 理不尽な言動
をする人を多くみて「病気だからしょうがない」と被害にあった介護職員に泣き寝入りするようにいう人がいますけど結局他人事なんですよね。
自分がもし被害にあっても割り切れるのか?
他人が被害にあった際に管理側が「それ認知症」と割り切って相手にお咎めなしみたいな対応をすることが多いです。
更に酷いことに「認知症への適切なケアができていないから」とその職員を攻める施設があります。
逆に聞きたいのですけど、自分なら相手に暴力や暴言で心身的にダメージを理不尽に与えられた時に割り切れるのでしょうか?
結局物事を判断する管理職はその人に直接関わることも少なくて被害を受けていないからそんな悠長なことを言っているだけです。
もし自分にも同じ事があったら絶対に許せないと思うんですよね。
認知症って別に犯罪おかし放題の免罪符な訳ではないですからね。

介護者を守ってくれない環境は崩壊する
結局他人事だから綺麗事を言って職員の責任にしてしまいますけど、そんなことをする職場が長く維持することはできないです。
- 認知症患者から職員を守れない
- 職員が転職する
- 人が集まらなくて他の職員への負担が増える
- 事業運営が不可能になる
管理側からしたらよくある話で些細なことかもしれないです。
しかしそのような張本人からしたら相当なことですし、目の前の犯罪行為を見逃してしまう施設を見放すのは時間の問題ですね。

一人の認知症患者を庇った際の被害が大きすぎる
中の利用者を守るのはいいですけど、その一人を守ったところで何が得られるのでしょうか?
その人を退所させて新しい人を入所させたほうが離職率を下げる事ができますからね。
どこの施設も定員いっぱいで入所待ちがいる中で適切な施設での生活ができない方は出て言ってもらう方がいいのではないでしょうか?
家族からしたら良くないことかもしれないですけど、行為が行為なのでしょうがないと思います。

「認知症だから」で許してしまう行為は介護施設を無法地帯にさせる
実際に認知症だからと言ってなんでも許してしまうというのは施設の治安が悪化してしまいます。
何が起こったとしても責任を問われずに「運が悪かった」と言えてしまいます。
そんな環境で働いている身からしたらたまったものではないです。
もし自分が利用者から暴力を振るわれたら「あなたの対応が悪い」と言われてしまいます。
責任を取ることはできないかもしれませんが、被害者を泣き寝入りさせるのはどうか?と思っています。
実際に介護施設で働いて感じることとしては「一般社会とは隔離されている」ということです。
福祉とは一般社会で生活できない人に支援をすることを目的に行っているのですけど、責任の所在がないというのは問題があります。
ましてや被害者側に責任を押し付けるのは流石にどうにかしているのではないか?と思っています。

少ない介護士を多い認知症を守るためにするべきこと

介護士の数は2025年に40万人近く足りなくなると言われています。
一方で高齢者の数は増え続けていて、働く側が貴重な存在になっています。
たくさんいる認知症患者のうちのたった一人の問題をかき消す為に少ない介護士を犠牲にするのはどうなのかな?と思います。
この項目では「介護士を守るために何ができるのか?」ということを書いていきます。
具体的には以下の通りです。
- 問題を起こす入居者は退所させる
- 介護施設に過度な期待はしない
- 施設側や管理者側が「仕方ない」と諦めない
それでは以下にて解説していきます。
1.問題を起こす入居者は退所を検討してもいい
残酷な話ですが、そういった利用者を退所させても新しい人を入れたらいいです。
職員が再び働けるようにした方がいいと思うのは僕だけでしょうか?
介護士の代わりはなかなか見つからないですけど開いた部屋の穴はすぐ埋める事ができます。
責任が取れないのなら、せめて利用停止という処分を受けてもいいと思います。
「家族が困る」とかありますけど、介護士側も理不尽に暴力や暴言のはけ口にされて困っています。

2.介護士側はあまり施設に期待しない方がいい
そう考えれば利用者を守るメリットは全くないですけど、犯罪行為をする利用者を援護するのがホスピタリティなのでしょうね?
僕自身もこのような対応をする施設は他の問題が発生した時はもう転職を意識しますね。
そう言う対応をすると言うことに対しては他介護職からしたら働きにくい職場なので無理して勤めて被害にあうわけにはいかないですからね。
自分を守る為には大事なことですね。
実際に施設では事を大きくしたくないという思いがあるので、なかなか対応してくれないということもあります。
前セクハラをした利用者がいたのですけど、その事を「家族が悲しむから」とか言って報告すらせずにもみ消した最悪な人もいました。
そういう意味でもあまり施設や上司に期待するのは難しいと思います。
あくまで自分の身は自分で守る事を意識した方がいいと思います。

3.管理者や施設側が諦めてはいけない
「認知症だからしょうがない」って非常に思考停止の言葉ですよね。
目の前の問題に対して無責任に逃げていることですからね。
介護側が言う言葉ならまだ分かります。
介護職を管理する側が利用者の悪事を許してしまうのはどうなんでしょうか?
認知症だろうが問題な行動は問題ですし、その問題を放置したことによってその職員が辞めたり施設に対して訴えてくるみたいな事があります。
そうなってくると逆に損をしますけど、大丈夫なのでしょうか?

泣き寝入りさせるような出来事が増えると介護士になりたい人が減る

実際に暴力や暴言を受けた介護士は多いのですけど、その多くが泣き寝入りしています。
ネットでも数多くの被害の声があります。
今は簡単にそのような声にたどり着く時代です。
そういう声を聞いて「介護士はヤバイ」と思って介護士になろうと思う人も減る可能性もあります。
実際には施設によって全然違うのですけど、やっぱり悪い施設や介護士が目立ってしまいます。
またサービス残業や暴力や暴言など人間の尊厳が傷つけられたと思っている人が多いのも事実です。
実際に介護士の仕事をして僕は楽しいと感じますけど、人気のない仕事というのも納得はします。
若者も最初から介護士という就業選択をしていないことも多いです。


過剰に利用者を援護する施設からは離れたらいい

僕が派遣として働いているのは対応が悪い職場からすぐ離れるという目的があります。
過剰に利用者を援護する施設は職員がいても理不尽な目にあう事が多いのでそういう施設を見極めるためにも最初は派遣で入り込んだ方がいいと思っています。
介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ・・・

- 認知症だからしょうがないわけではない。
- エスカレートするだけなので解決にもならない
- その利用者を退所して新しい利用者を入れた方がいい
- 結局他人事だから雑な対応になる
- ホスピタリティの過大さ
働く側からしたら本当に理不尽な出来事に対して不誠実な対応はその職場にい続ける必要はないと思ってしまいますね。
今は人手不足で労働者が職場を選ぶ時代なので、特に若い人に対してこのような態度をしてしまうと簡単に転職をしてしまいますからね。
職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。
事業所として事業をしていく為にはリスクへの対処や不安因子の除去はしっかりしていく事が求められるのではないか?と感じました。