どうもたんたん(@tantan4423)です。
5年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
介護給料が安いのも問題だけど、その安いなりに楽な仕事ならまだ納得できる人は多い
全然そんなことはなくて、中には「給料50万円でも絶対にしたくない」と思っている人が結構いるぐらい大変ということなんだよね
キツくて安いほどやばいことはない
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) July 12, 2021
介護給料が安いのも問題だけど、その安いなりに楽な仕事ならまだ納得できる人は多い
全然そんなことはなくて、中には「給料50万円でも絶対にしたくない」と思っている人が結構いるぐらい大変ということなんだよね
キツくて安いほどやばいことはない
以前から別の記事でも書いているのですけど、介護士の仕事は「割りに合わなさすぎるのでは?」と感じています。
もう少し仕事の難易度を下げるか、給料をさらに上げるべきではないか?と思っています。
そうでもしないと本当に続かない仕事です。

介護士の仕事を始めて続けるハードルが高い

長く続けるためには介護士のスキル以外の適性が強く求められる
介護士の仕事をしていた時に感じたのは、続けるためには「適性がある」ということでした。
具体的には以下のような感じです。
- 低い給料でも生活できる生活力
- 相手の行動に対していちいち腹を立てないこと
- 優しすぎない
- 背負っているものが少ない方がいい
- ストレス耐性が高い
- 良い意味で他人に関心がない
一般的に言われている「介護士の適性」である
- 人を思いやる気持ちがある
- 向上心がある
- 奉仕の心がある
みたいなものは、長く続ける上ではそこまで重要ではないです。
というのも介護士の仕事は理不尽なことが多くて、ストレスのかかる場面が非常に多いからです。
僕も何度も介護士として優秀だった上司が心を病んだり、生活に困ったりして職場を追われた人を見てきました。

高いストレスに対しての対価が悪い
仕事が大変すぎて鬱になってしまう人もいる介護士の仕事で手取り20万円ももらっていない人が多いのは問題です。
身を投げ捨てて社会の福祉の貢献のために働いた結果、ボロボロの心身と手取り20万円以下の給料は「これはやってられない」と思うのも当然です。
中には手取り15万円以下で、介護士の仕事をしている人が「ワーキングプア」に陥ってしまう人も多いです。
ワーキングプアとは、「働く貧困者」という意味で、フルタイムとして働いているものの十分な所得を得られず、貧困状態にある就業者を指します。
貧困とは失業している状況下で陥るものという認識が一般的ですが、実際にはフルタイムで働いていても所得水準が低いため貧困層から抜け出せないという労働者も多いのが実情です。
個人的には「それなら働くのをやめて生活保護を受けた方がいいのではないか?」と思ったりします。
中には生活保護より安いお金で働いている介護士もいるぐらいです。

「お金を積まれてもしたくない」という人は案外多い
特に僕の周りの若い友人と話していると「自分には介護はできない」と言われることは多いです。
先日、友人と介護士の仕事の話をしていた時に、「50万円積まれても絶対に介護士はできない」みたいな事を言っていました。
その友人の中では介護士の仕事は月収50万円でも「割りに合わない」と感じているようでした。
大袈裟なような気もするのですけど、それほど「何があっても介護はしない」と強い気持ちを持っている人は案外多いです。
ましてや今の低賃金で介護士をわざわざ選ぶ理由にならないのは分かります。
高い給料でも大きい責任感やストレスは給料が高くても避けたいです。
ちなみに最近は日本人の中で「出世意欲の低下」が起こっているとの調査結果がありました。
このような世の中なので「ストレスの大きな仕事」は給料問わずに避けられてしまうのだと思っています。
介護士の仕事はもっと減らした方がいい

介護士の今の給料の水準で、今のきつい仕事をさせているのは搾取でしかないと思っています。
「給料が安い=責任が軽い」ものです
日本の福祉は介護士の絶え間ない努力で保たれているのですけど、その努力に見合った給料を渡すべきです。
本来給料はその責任に沿った額を渡すべきです。
「介護士の給料が低いんです=人の命が軽い」です
しかし介護士の仕事の責任は「他人の命」です。
他人の命を背負っている人の給料が手取り15万円というのは、他人の命も舐められたものだと感じてしまいます。
現状の介護士の状態は「安いお金で思い責任を背負わされている状態」です。
介護士から搾取をしないと成り立たないのが今の介護業界の現状です。

「良いサービスを安く」は末端にしわ寄せがいく
介護士のするサービスを利用する客や経営者や国からしたら「安いに越したことない」からいいことです。
でもその一方で介護士は割を食っています。
もう少し介護士もお金という対価の意味を考えてもいいのではないか?と思っています。

今の給料水準のままなら、これまでのように頑張りすぎなくていい
介護士の給料が手取り15万円以下なら手取り15万円相当だと意識する仕事をすればいいです。
給料の以上の仕事をして給料を上げる足がかりにするならそれでいいです。
しかし、給料以上の働きをすることによって給料に対しての労力はどんどん増えていきます。
「頑張れば頑張るほど辛くなる」というのが介護の世界では当然のようにあります。
今は特に求められることが多いので、給料を上げないままそのニーズに応えようとして介護士の仕事を圧迫してしまいます。
なのでその求められるものをどこかで歯止めをかけるべきだと思っています。
特に介護は頑張ったからと言って組織の売り上げに繋がるわけではなくて、国に収益が依存しているので頑張れば末端にしわ寄せがいきやすいです。

介護士は「労力と時間とお金」をもっと考えて働くべき
もう少し今の仕事に対して「割りに合うのか?」とか「将来的にどう繋がるのか?」ということは考えてもいいと思っています。
単に言われた事を頑張ってこなすだけでは、生活も良くならないし辛い仕事なのは変わらないです。
そして「自分が頑張る事でどのような影響を及ぼすのか?」ということも考えましょう。
もし自分が頑張って残業をたくさんしていたら、後輩は「定時に帰れない」と思ってしまうかもしれません。
【補足】「引き算」を意識した経営が求められる
そもそも介護の仕事は給料に対しての労力やストレスが大きいので割り合っていません。
割りに合っていないからこそ、多くの離職者が毎年出ています。
なので業務改善をすることで職員を留めることができます。
そもそも介護施設の仕事の組み立て方が「できることは全部する」みたいな足し算の考えられ方が多いです。
しかし従業員や労働時間は限られているので、多くのことをしようとすると全部中途半端で質の低いサービスになりがちです。
なので出来るだけ「しない」ということを重ねて本当に大事な部分にリソースを割けるようにした方がいいです。
特にニーズが多いので、そのニーズに全部答えるのではなくて一部にニーズに特化した作りが求められます。
そのためには「しない」ということを意識した方がいいです。
大事なのは「たくさんする」ではなくて「少なくして集中する」ということです。
転職をすることで介護士の労働環境は大きく変わる

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ

- 介護士の仕事は給料に見合っていない
- 介護士の給料が高くなっても「したくない」という人はたくさん存在する
- 介護士の仕事はもっと楽にするべき
- 中の介護士は忙しいけどすべてのサービスが微妙な介護施設は多い
- 大事なのは「足し算」ではなくて「引き算」である
介護士の労働環境の悪さは多くの人が知っているので、それで避けたいと思っている人が多いのも仕方ないです。
実際に介護士をしていたときも「介護士の仕事は給料に見合っていない」と感じていました。
僕の場合は転職をして働き方を変えたら、なんとかなりました。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探すことで緩和されます。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。