どうもたんたん(@tantan4423)です。
5年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
介護の給料やボーナスで「低いけど他の介護施設よりマシ」という感情はあまり持たない方がいいです
低いと思った事は事実だし、その低い中でどう生活するのか?工夫したり、転職するなりのポジティブに捉えるべき
実際に他の業種や施設よりマシじゃないから悩んでいるわけだし
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) October 27, 2021
介護の給料やボーナスで「低いけど他の介護施設よりマシ」という感情はあまり持たない方がいいです
低いと思った事は事実だし、その低い中でどう生活するのか?工夫したり、転職するなりのポジティブに捉えるべき
実際に他の業種や施設よりマシじゃないから悩んでいるわけだし
上記のツイートを掘り下げつつ「介護士が下をみて満足する現象について」書いていきたいと思います。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
待遇が良くない現実から逃げてしまう理由

「他の施設はもっとひどいよ」みたいなことを言って納得させようとするベテラン風な人がいますけど、そんな人は無視してください。
他の業種に関する情報が不足している
基本的に介護業界に長く勤めている人というのは同じ施設で長く働いているからベテランな訳であって、市場に精通していません。
そうですよね。転職して他の施設で働いた経験が少ないとかずっと前の出来事なら信憑性がないですからね。
なかにはそんな言葉を真に受けて「それならまだいいかな?」と思われる人がいます。
でもそれって今感じている「ここはひどい」という感情を無理やり押さえつけているだけでなんの解決にもなりません。
常に外をみてマシな場所に身を移すことが求められています。

下を見ることによって安心感を覚えようとしている
人間の弱いところなんですけど、自分が追い込まれると自分より弱いものをいじめたり、弱い人と比べて「僕はまだ大丈夫」と無理やり納得しようと思ってしまうものです。
なので給料が低くて環境が悪い介護施設ではいじめみたいな低俗な問題が起こってしまいます。
お金も時間もないと人間普通に悪さをしてしまいますからね。
それが他人をないがしろにするということです。
なので「他の施設はもっとひどい」というのもいじめではないですけど、自分より下がいるのを見ることによって安心するあまり良くない感情ですよね。
実際にそうでもしないと普通に現実を受け入れるのは残酷ですし、不安しか覚えませんからね。
ちなみに僕の場合はもう将来が真っ暗になって自分を責めるタイプでした。
それほど介護士の仕事から受けるストレスは大きいように感じます。

人間は悪質な環境で給料が低い現実に耐えきれないようにできているから
- 低賃金
- サービス残業
- 有給使えない
- 休日出勤
ということを普通の人が見たら「ヤバイじゃん」と思うのは当然だと思います。
しかし中で働いている人は自分がヤバイということを認めたくないので、「でもやりがいがあるから安くてもいいんだよ」みたいに思考を捻じ曲げてしまいます。

これを「認知的不協和」と心理学な世界ではいうのですけど、都合の悪い事実を捻じ曲げて「でもやりがいがあるからいいんだよ」となっちゃうのが人間です。
ということは介護士の過酷な環境と給料を受け入れたくなく気持ちを書き換えてしまうのです。
「他の施設はもっとひどいよ」というのもそれの一種ですよね。だって他の施設がいくら大変だろうと今辛いことは変わらないですからね。

介護士が理不尽を受け入れて誰が得なのか?

介護士が理不尽を受け入れることによって介護士の仕事によって恩恵を受ける人が得をします。
単純に理不尽=介護士への人件費や設備投資に対してお金を抑えることになりますので安くサービスを提供できたり利益を受けることができます。
まぁビジネスを僕もしているので経費の削減は儲けるためにはめっちゃ大事ですからね。
でも経費である介護士の労力を抑えられて搾取されてしまうのはあまりよくないと思われています。
まず圧倒的に介護士を使っている側が得です
経営側は介護士の労働力を安く買うことによって利益を最大化することができます。
だからこそ給料を抑えたり、残業代を払わなかったりします。
特に介護は国から決められた補助金しか入らないので儲けるためには客に多く来てもらうよりも人件費を抑えたほうがいいと思います。
普通に自分たちで利益をあげられるところでは人件費や設備投資をするとそんぶん利益が上がりますけど介護ビジネスにおいては損失でしかないです。
なので節約をします。
その節約に関して介護士が受け入れることは非常に都合のいいことなんですよね。
辞めずに低い給料で働き続けてくれるのは本当に嬉しいです。
なのでその思惑通りの介護士が動くのは都合がいいんですよね。

お客側にとっても非常にお得
介護士の人件費が低いことによってその分設備投資をすることもできるんですよね。
それすらせずに利益を全部持っていく施設も存在しますけど、設備投資して利益を際断言する有料老人ホームもあります。
設備投資ができれば高い入居金を払ってくれる人が多いですし、
結局人件費はビジネスをする上では抑えたいところです。
それで満足度の高いビジネスを作るために設備投資をして価値を上げて単価を上げるのはまぁ当然ですよね。
あと単純に人件費が安くて運営できたら単価を下げられるのでお金を持っていない客からしたら嬉しいですよね。
その分中の環境は悪化しやすいですけど、そこは経営側からしたらあまり関係ないですからね。

介護士は経営側から利益を奪いとる意識が必要
利益を奪い取るというのは介護士が安く買い叩かれないということですね。
安く買い叩かれそうになったら拒否するか、転職して現場を回せない状況にして採用にお金をかけて高い給料を払ってお金を使わせるということが大事だと思っています。
結局利益を求めているから人件費を抑えてくるわけなので、人件費を上げざるを得ない状況を作ってしまうことが大事です。
特に国の配置基準を満たせないと破綻してしまうので、ダメなところはどんどん辞めて良い待遇のところに転職するようにするべきです。
離職が進むとその分採用や用意する給料を上げるなどしてお金を上げないといけないので、今いる人材を高い給料でつなぎとめるほうが得という状況ができます。
結局労働者も経営者も両方お金が儲かるみたいなのは今の所介護では厳しいので労働者である介護士からしたら経営から利益を奪いとるのは大事だと思います。

想像もつかないホワイトな環境と給料が払われている施設も存在する

中で長い時間働いているとその世界しか知らないので自分が知らないところで
- 高い給料
- サービス残業なし
- 福利厚生の充実さ
で働いている介護士も存在します。
しかし世界が狭いので近くの悪い例しか見れずに「他はもっと悪い。うちはまだマシ」みたいなこと言っちゃうんですよね。
同じ場所で働き続けていると感覚が麻痺する
個人的には同じところで長く働くこと自体よくないことだと思います。理由としては
- 視野が狭くなる
- 他の施設が何をしているかわからない
- 井の中の蛙になってしまう
- 上を目指せない
ということですね。
「現状に満足する」ことに関して結構肯定的に捉える人が多いですけど、仕事に関してはとにかく視野を広く持っておいたほうがいいと思っています。
僕自身も最初に3年特養に勤めていたのですけど、当たり前だと思ったことが転職して全然当たり前じゃなかった事が多かったですね。
結局施設によって与えられる待遇は全然違いますし、どんな人がいるかによって環境や働きやすさは全然違います。
しかし同じ施設で働いてしまうと「介護はそんなもんだ」と思い込んでしまうのが非常に危険なところですね。
世の中は広いので今あなたがいる施設よりいい待遇の施設も数多くあります。

視野が狭くなると下しか見れなくなる
視野が狭いと今いる自分の環境がいいものじゃないといけないので、下を見て「僕のいるところはいいんだ」と思い込むようになります。
それは悪質な環境で働いていると起こりやすくなりますね。
先ほど書いたように給料が低くてきつい仕事をしていると、思考がねじ曲がって「安いけど楽しい」と考えてしまう人間の傾向が働いているのではないか?と思っています。
自分の選んだ選択が長い期間働いていると「間違っていなかった」という感覚を持ちたくて今の環境を肯定してしまいます。
だからこそ同じ施設でずっと働くことに関しては反対な立場を取っています。
同じところにずっと働く人が多い施設は働きやすいという観点があるのですけど、言ってしまえば思考が停止してしまうんですよね。

だからとりあえず何年かを目安にして働く環境を変えてみる事がいいと思っています。
理不尽を受け入れた上でするべきは転職

当サイトは基本的に、数年スパンで転職することをオススメしています。
というのも転職することによって悪質な環境から逃げられるだけでなく、知見を広げられるのが大きいですね。
転職をすれば理不尽を受け続けなくて済む
何か働いていて「この職場なんか違うな?」というのは結構あると思います。
この感覚は長く働いていると、慣れてきてだんだん薄れていくのですけど、この感覚は大切にしたほうがいいです。
というのもこれから介護士の人口を増やしていきたい時にはどんどん新しい人材を入れていく必要があるわけで似たような違和感を抱く人が出てくるからです。
しかし長く働いているとどんな理不尽でも「それがウチだから」みたいに真剣に考えていないということはあります。
腐った施設というのもあって、そういう施設に当たってしまった時はすぐ転職したほうがいいです。
嫌だと思う環境で働き続ける意味はないですし、他にもたくさん働ける施設はあるわけですし、転職すればいいと思います。
自分に合う施設はそこまで最初に違和感を抱かなかったりします。

介護士の転職はガチャである
先ほど書いたようにたくさんの介護施設がこの国には存在するので介護士の転職はガチャガチャだと思っていただいていいと思います。
自分の求めている条件を満たしてくれるかは実際に働いてみないとわからないですし、そこは実際に引いて見ないと何が出るかわからないガチャと同じようなものだと思います。
一応事前の条件がありますけど、それが本当に現場で実践されているか?というのは別で単純に自分と相性の悪い人間が職員にいたりしたらそれで無理になったりします。
なので大事なのはその職場で適応できるのか?というところよりも自分が適応しやすいようにガチャを多く回して数を打っていくことです。
あいにく介護業界はたくさんの求人があるので、そこまで施設を渡り歩くための負担は少ないように感じます。
経歴に傷がつくこと事を気にする人もいますのでそういう場合は派遣を活用するのがいいと思います。

転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ

・現実から目を背けたい介護士は多い
・給料が低くてきつい仕事は受け入れられないから考えを捻じ曲げる
・同じ施設で働くと視野が狭くなる
・転職はしたほうがいい
やっぱり転職を勧めているブログでもありますので、「転職をして視野を広げろ」というのが大事だと思います。
わざわざ理不尽を受け入れて「他はもっと大変」みたいな事言わなくて済むようしたほうがいいです。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。