どうもたんたん(@tantan4423)です。
5年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
フリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てて現在は介護職と二足の草鞋になっています。
さて、先日以下のようなツイートをしました。
結構施設によっては「介護職員の人権がない」みたいな話をよく聞く
・介護職を守らない
・待遇が悪すぎる
・利用者様とのパワーバランス
・過度な期待求められるものばかりが上がって、その分のリターンが少なく感じる
リターンが低くてリスクの高い仕事は人が集まってこなく、いなくなってしまう
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) December 10, 2021
結構施設によっては「介護職員の人権がない」みたいな話をよく聞く
・介護職を守らない
・待遇が悪すぎる
・利用者様とのパワーバランス
・過度な期待
求められるものばかりが上がって、その分のリターンが少なく感じる
リターンが低くてリスクの高い仕事は人が集まってこなく、いなくなってしまう
今回は上記のツイートについて深掘りして記事を書いていきたいと思います。
はっきり言ってみんな介護士に期待しすぎです。
そして期待をするならその分のお金を払うべきです。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
介護業界は世の中の風当たりが強い

先日以下のようなツイートをして共感を集めています。
介護士になるとなんか普通の人間以上の規律が急に求められる
・人よりもとにかく優しくないといけない
・何をされても怒ってはいけない
・連休を取ってはいけない
・定時で帰ったらいけない
本来なら当たり前の権利が介護士になった瞬間消え失せるのヤバすぎないですか?
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) December 9, 2021
最近のブログ記事では毎回言っているのですけど、介護業界は最近風当たりが強う異様に感じます。
- やけにピックアップされる介護士虐待(家庭内虐待の方が数十倍あるのに)
- 介護側に不利な裁判結果(安易に訴えようとする家族が増える懸念)
- 「言ったもの勝ち」な利用者や家族の増加(個人的観測)
これらの事案について以下より解説していきたいと思います。
家庭内虐待より少ない介護士虐待が数多く取り上げられる
もちろん介護士虐待は絶対に許されることではないですけど、その介護士虐待よりも圧倒的に家族からの虐待が多いです。
どっちも許されないことですし、どんどん法で裁いていくべきですけど、最近は介護士の虐待が増えていることを主張している報道が多い気もします。
しかし高齢化社会で介護士が見る高齢者の数が増えている以上これは仕方ないのものだと思います。
介護職は低賃金で過酷な労働環境なので犯罪が起こりやすい環境であるのはあります。
なのでこういう事件が起こった時に次に活かすような対策をしてほしいです。
- 知識が足りない
- 倫理観がない
- 深呼吸をしよう
とかそういう問題ではないのです。それで解決するのならそもそも誰も介護士虐待を起こしてないです。
いまだにそのような認識と対策しかできないのは介護士側からしたら非常に辛い部分があります。

介護業界に不利な裁判結果が多い
世の中の介護士を見る目みたいなものがキツイという話をしましたけど、司法の観点でも「介護士キツイな」と思うような出来事は多いです。
- 転倒事故に対して2000万円の請求(職員がマンツーマンでついていないから)
- 誤嚥に対して職員に賠償請求(マンツーマンでついていなかった)
みたいな感じです。その他にも基本利用者側が訴えたら勝つみたいな感じになっています。
もちろん遺族からしたら嬉しいことかもしれませんけど、あまりにも目先の利益しか見えていないというか先のことを考えていない判決だと思わざるを得ません。
- 判決によってケアの幅が狭まる(実際に誤嚥の事件後おやつの提供が中止になった施設がある)
- 施設側が利用者を選ぶようになった(老健とかは別)
- 介護士になりたくない人が増える。介護士を辞める
介護に関しては国の治安維持の役割があるわけ今回のような判決で萎縮されるのではないか?と思っています。
実際に僕自身もあまりリスクのあるような働き方は避けようと思いましたし、少し独立を意識してきました。
それほど介護士からしたらキツイものがあったと思います。

利用者側が「言ったら勝ち」状態になっている
結局、介護士の立場が弱くなって利用者側が強くなってパワーバランスが偏ると無法地帯になるんですよね。
「私のいうこと聞くよね?嫌だったら老人虐待で訴えるけど」みたいな感じで。
実際にこのような方の対応で困っている施設は多いと思います。
実際にどの施設にも一人は対応が難しい家族がいると思います。
なので今回みたいに利用者側がさらに強くなるような判決が出てしまうと行動がエスカレートする可能性があります。
そういう意味でも悪質なクレーマー家族による介護施設の負担も増えて業務圧迫につながり、ケアの質が低下することにも繋がると危惧しています

介護士に期待されていること自体は嬉しいが・・・

介護士に期待してくれるのは嬉しいのですけど、「これぐらいやって当たり前」という風に高い質のケアをしてもらおうという考えはどうかと思っています。
結局日本人によくあるケースではなるのですけど「求める質が高い割りにお金を払わない」というのを当たり前にしています。
なので「日本という土地は治安がいいけど働くことが嫌」みたいな外国人の方の話もよく聞きます。
同様の背景で今政府が推し進めている外国人労働者もそこまで集まってこないのではないか?と思っております。
理由については以下の記事で解説していますので良かったら読んでみてください。

基本的に期待度が高いので働く側は消耗しやすいです。
そして対価もないのでそのストレスを発散する手当がないというのが保育士や介護士の問題だと思っております。
質の高いものを求めるのなら対価を渡すべき

「お金は精神安定剤」と言われるほどいくら大変な仕事でもお金があればストレスをかけないということがあります。
介護士の仕事でも10万円給料が上がったら精神を病む人が激減すると思います。
それほどお金の持つ力は大きいと思っております。
国が介護士の給料をコントロールできる立場ではある
介護士の給料基本的に国がコントロールできる立場であると当ブログでは何度も伝えております。
介護保険の関係上、国が介護施設への補助金も決まっていますし、利用者側が施設に払っているお金を引き上げることは非常に難しいです。
多くの人に安く介護施設を使って欲しいということで利用料を下げるのはいいのですけど、逆に補助金を上げる必要があります。
しかし最近の様子をみると少子高齢化で社会保障費が増大しています。
なのでなかなか介護施設に対しての補助金を回すことが難しくなっているのではないか?と思っています。
しょうがない部分もあるかもしれないですけど、もう少し頑張っていただきたいと思っています。

給料を上げないのに「質を高めろ」は無理な話
国側も「介護士の質を高めたら給料上げる」みたいな感じになっているのですけど、はっきり言って逆です。
介護士の質は個人の能力というよりかは充実した介護サービスなので人を集める必要があります。
なので、給料を上げて多くの人材を集めたら介護サービスが充実するのであって、給料を上げずに人を集めようとしないのに質を上げろというのは無理な話です。
すぐ介護士に対して精神論を語りたがる人がいますけど、もう少し現実をみて発言すべきです。
精神論で質を上げられるなら今頃苦労していません。

介護施設側もどこかで線引きをするべき

はっきり言って介護施設がどの高齢者も受け入れるみたいなことをしている限り厳しいものがあるのではないか?と思っています。
実際に今有料老人ホームなどの裁量権のあるところでは、しっかりスクリーニングしています。
- 厳密な審査(調査)
- 集団生活に悪影響を与える性格や行動がある人は受け入れない
- 暴力暴言のある人には受け入れない
- 問題行動を起こしたら入居金を払い戻して退去してもらう
- 別途のケアには追加料金をつける
- 家族に対しても調査を行う
- クレーマーには退所してもらう
はっきり言って「やりすぎでは?」と思いますけど、今はこれぐらいして客をコントロールしたほうがいいと思います。
最近はどの人も介護施設に入りたい人がいるわけなのでわざわざ問題のある利用者や家族を受け入れる必要なんてどこにもないです。
なので自由度の高い有料老人ホームの介護現場の治安は非常にいいです。
逆に自由度が少ない老健や特養は非常に悪いですね。
あくまでお金を払ってサービスを受けている時点で平等です。
変に高圧的な人に対して媚びる必要はないと思います。

派遣で働くことで過酷な労働からの脱却ができる

派遣のいいところは以下の通りです。
僕自身も実際に働いていて、この部分のメリットが大きくて正社員に戻るつもりはないです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
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解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ

・日本はお金を払わないのにサービスの質を高めろという要求がある
・もう少しお客側を厳密に審査したほうがいい
・これからは客をコントロールする経営も大事
・現状は「言ったもの勝ち」になっている
はっきり言って今の介護士を取り巻く国の環境や経営者側の意識の変化のなさから介護士として雇われで働くのはきついと思います。
しかし中には経営や客の選別をしっかりしていて働きやすい職場もあります。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
実際に介護の仕事を辞めたいと思った時にはすぐに転職エージェントに登録して転職活動をすべきです。
個人的にオススメなのが【きらケア介護派遣】 です。
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解説記事もあります。
【きらケア介護派遣】口コミ・評判・メリットを現役介護士が解説する
それでは終わります。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。