どうも介護士ブロガーのたんたん(@tantan4423)です。
介護職として働いている人で一つぐらいは職場や利用者様に対して愚痴を言いたくなることはあると思います。
僕自身も介護施設で働いている時は
- 「10分に1回コールを対応をするのは大変」
- 「こんなに頑張っているのに手取り15万円いかないなんて酷くない?」
- 「職場は介護士を守るどころか、いざと言うときに責任転嫁するなんて最低」
みたいなことを思って働いていました。
実際に上記のことは介護士として働く上でネックになる部分で、これらのことが理由で退職する職員も多いほどです。
なので介護士の不平不満や愚痴に関してはしょうがないと思っています。
先日以下のようなツイートをしました。
愚痴って何も生まない
介護士で「やめたい」ってツイートしてる人いるけど、別にやめればいいやんと思う
別にやめたところで誰も困らないし、自分で選んだならそれでいいと思う
給料低いのが不満なら転職したり副業すればいい
会社や政治に投げすぎ
基本国や会社は助けてくれないよ
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) May 10, 2021
愚痴って何も生まない
介護士で「やめたい」ってツイートしてる人いるけど、別にやめればいいやんと思う
別にやめたところで誰も困らないし、自分で選んだならそれでいいと思う
給料低いのが不満なら転職したり副業すればいい
会社や政治に投げすぎ 基本国や会社は助けてくれないよ
今回の記事では「介護士の不平不満や愚痴が絶えない理由」に関して解説していきたいと思います。
この記事の目次
介護士の不平不満・愚痴が絶えない理由

介護士の不平不満や愚痴が絶えないのは個人的には仕方がないと思っています。
というのも介護士の労働環境は非常にストレス性が高い仕事です。
具体的にどのようなことかと言うと以下の通りです。
- 給料の水準が低くて生活が厳しくなっているから
- 労働基準法違反の環境で働いているから
- 認知症対応が理不尽な事が多いから
- 介護施設が介護士を守ってくれないから
この不平不満に関しては介護士の転職理由と重なる部分があります。
介護士の転職理由とその後の面接に関してのテクニックや考え方が知りたい方は以下の記事を読んでみてください。
給料の水準が低くて生活が厳しくなっているから
介護士の給料は他職種に比べて低い傾向があります。
『求人ボックス』を参照にすると、介護福祉士の平均年収が303万円になっています。
全国的な平均年収は国税庁の民間給与実態調査によりますと440万円になります。

その開きは実に100万円以上になります。
新卒の段階ではそこまで大きく変わらない事が多いです。
しかし経験年数を重ねても介護職の場合はそこまで大幅な昇給がありません。
その分大きな開きになってしまいます。
特に若い間は結婚や出産という重要なライフイベントがあります。
そしてこれらにはお金がかかりますので、将来を見据えて介護職を辞めて他の仕事にいくケースも多いです。
好きで始めた仕事を経済的な理由で続けられない人は多くみましたが、介護職はその数が多いように感じます。
給料を低く設定している以上、現場の介護士から不平不満や愚痴が出てくるのはしょうがないと思っています。

労働基準法違反の環境で働いているから
【介護士のサービス残業について】
僕もこれまで何度もサービス残業をしていたこともありますし、定時で帰る職員を尋問する管理職に遭遇したことはあります
介護士に対しての人権侵害は全国各地で行われていて、そんな施設を生き残らせる意味ってないのではないか?とか思います
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) March 16, 2020
サービス残業が横行している施設はいまだに多く存在しています。
僕もこれまで何度もサービス残業をしてきましたし、定時で帰る職員に尋問する管理者もみてきました。
このような環境で働いていてはそりゃ愚痴が出てきても仕方ないです。
「嫌ならやめろ」とかいう人もいますけど、それ以前の問題な気もしますね。
違法行為をしているわけで、まずは裁かれるべきだと思いますし、正当化する意味はないと思っています。
とは言え、違法行為をする施設に残っている事がさらなる被害者を生むので、遭遇したらすぐ辞めた方がいいと思いますね。
その施設が違法行為(サービス残業)を強いている場合は愚痴を言うのは当然だと思う
それでも、その職場にいる限り違法行為をする施設が生き残ってさらなる犠牲者を生むので、そんなところに労働力を提供してはいけない
鬱になっても責任なんか取ってくれない以上自分で自分を守るしかないんだよね
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) March 16, 2020

認知症対応が理不尽な事が多いから
僕も認知症対応に関しては非常に頭を悩ませていました。
人それぞれで対応が違いますし、理不尽に手を出せれたり暴言をはかれることもありました。
もちろん僕の力不足の部分もあったのですけど、「理由なき暴力で介護職は悪くないたまたま居合わせたのがその介護」というのも多いです。
しかしそれらの行為でも「介護士の行動が悪かった」と思わないといけないのです。
「利用者の問題行動はすべて介護士の責任」になってしまうのは普通にキツイんですよね。
逆に今まで気難しいと言われていた人が自分の対応で穏やかになった時は達成感を感じます。
それでも、どうしようもない理不尽を受ける事が多いのでそれがストレスになってしまうことは多いです。
本来は自分の怒りの感情や攻撃性は自分の責任です。
しかし介護の場合はその考えは間違ったものとされます。
その現実とのギャップで苦しんでいる人は多いです。
無法地帯状態になっている介護施設も多くて、介護士側が報われないということも多いです。

介護施設が介護士を守ってくれないから
これは実際に僕の同僚が守ってくれなくて追い込まれたというのをみて感じた事です。
もちろん中には介護職員のことを大切にしている施設は多く存在しています。
それでも介護士を自分のビジネスの道具にしか考えておらずに「安いお金で多くの労働力を提供してもらおう」としか考えていない経営者も多いのも事実です。
この事がはっきり見えるのは「トラブルに巻き込まれた介護職への対応」で一発でわかります。
具体的には以下のような対応をした時は注意が必要です。
関連の記事もあるので良かったら読んでみてください。
・利用者のセクハラが発見されたら全力で隠そうとする施設
【事実】女性介護職員にセクハラをした男性利用者への施設の対応がひどかった
・「あなたの対応が悪い」と介護士の責任にする施設
【クズ施設】暴力に対して介護職に泣き寝入りさせた上で責任を追求する施設が多い
・家族への報告をしない施設
・暴力に関しても「認知症だから仕方ない」と切り捨てる発言
普段はいろんな要求を介護士にするのにいざという時に問題を大きくしたくないと動かない施設は注意が必要です。
そのような対応をしていたら信用も失いますし、愚痴が溢れる腐った職場になってしまうのもしょうがないです。
介護士が愚痴や不平不満を言っても現実は変わらない

介護施設や国に対して愚痴が溢れるのはしょうがないという話を先ほどしました。
しかし、愚痴を言ったところで意味はないです。
時間の無駄でしかないです。
愚痴や文句を言って変わるなら介護業界も既に正常な業界で人がたくさん離職することもないと思います。
国や介護施設は介護職の要望をすぐに聞いてくれない
介護士がいくら「給料を上げろ」とか「僕たちに優しくしろ」と言っても基本的には聞く耳を持たないです。
今の待遇や環境で働いて施設に利益を与え続けているわけなので、「嫌ならやめれば?」で終わってしまいます。
介護業界は低い給料や悪い労働環境でも構わずに働いている善人のおかげで成り立っています。
その人たちが愚痴を言っていても「どうせ辞めない」と思われているから、変わる必要はないんですよね。
給料をあげたりサービス残業を禁止しても利益は減るだけですから、経営側のメリットはないわけです。
それよりも「これ以上ひどいならみんな一緒に退職するから」と危機を煽った方が明らかに効果的です。
経営側からしたら一気に多くの職員が退職する方がダメージが大きいです。
基本的に経営者vs労働者という構図を作らない限りは悪い環境の職場では意味がないです。
愚痴を言うなら行動して改善を促した方がいいです。
それを「なんか悪い」と思っている人は、自分だけ退職すればいいです。
結構介護施設は巧妙に介護士が辞めないように良心に訴えかける洗脳みたいなことをしていますので、なかなか抜け出すのは大変だとは思います。

改善されるのは自分が引退したあとになる可能性も
ブラック施設を生き残らせるというのは、これからも自分と同じ思いをする介護士を増やすことにもなります。
社会人になるまで教育費など数千万の莫大なお金がかかっています。
その人材を数ヶ月とかで鬱にして潰してしまうのははっきり言って社会悪です。
いくら介護が社会貢献になる仕事とは言っても、大きな損失を社会に与えているのは変わらないです。
なのでブラック施設を辞めて、経営できないように追い込むのはこれからの世代のために僕たちがするべきことだと思っています。
そして改善されることを願って愚痴や不平不満を言っているかもしれませんが、改善されるのはいつかわかりません。
自分が退職した後かもしれません。
それなら今できることをした方がいいと思います。

逆にネガティブな人間関係を構築するので損します
個人的に愚痴を言い合うだけの人はできるだけ少ない方がいいと思います。
ネガティブな方向に持っていかれるし、「この人も同じだから自分は間違っていない」と行動しない自分を肯定する結果になります。
職場に関して不満を持ったらまずするべきことは環境を変えることです。
それをせずに愚痴を言って慰め合っているのは時間の無駄以外の何者でもありません。
あと愚痴ばかり言っている人は自分のいないところで自分の悪口を言ってる可能性もありますし。
自分も知らないうち他者の否定をしていることも多いです。
愚痴は何も生まないどころかネガティブな人間関係を作っている事があります。
人生においてネガティブな人間関係は不毛です。
愚痴を言いあわないとやっていけない事自体が異常だと知っておいた方がいいと思っています。
愚痴を言う日々ならすぐ転職することをオススメします

愚痴を言いたくなる気持ちは非常にわかりますけど、僕も以前までは職場の愚痴を同僚を言い合っていました。
しかしそんなことをしたって時間の無駄ですし、話し相手にもネガティブな情報を与えてしまって申し訳ないと気がつきました。
そんなことをする力があるなら転職する力に使った方がいいと思っています。
逆に愚痴を言っている人ほど転職しないのは、愚痴を言って満足しているからなんですよね。
でもそれは現実逃避でしかないです。
今の職場に不満があるなら転職でいいと思います。
ちなみに介護士を辞めた人と結構会うのですけど、彼らは生き生きしています。
嫌な環境から逃げる事ができる人は自分の満足する環境を手に入れられる可能性は高いですからね。

【実体験】僕は派遣で転職をしたことで人生変わった

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ

・介護士が愚痴を言うのはしょうがない
・しかし愚痴には生産性がない
・愚痴を言って変わるなら今の介護業界の惨状はない
「愚痴を言うのはしょうがないけど意味がないから転職する力に変えた方がいいよ」と元も子もないことを書きました。
経営側が言っている「嫌ならやめろ」は真実です。
人を大事できない施設なんて辞めてしまえばいいと思っています。
後個人的には就職した段階で転職の意識は持って働いた方が精神衛生上いいと思っています。

労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。