どうもたんたん(@tantan4423)です。
5年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをしています。
でも時期には現場復帰するつもりです。
かいご畑で実務者研修の資格を無料で取得して国家資格である介護福祉士を取得するつもりです。
かいご畑に関しても詳しく解説している記事がありますので良かったら読んでみてください。

先日以下のようなツイートをしました。
【介護職の賃金アップが必要な理由】
・給料水準が低い
・人手不足である
・離職率を下げるため
・専門性が高い仕事であるから「財源が・・・」とかいう人がいるけどこの福祉分野に関しては結構優先的にお金を使わないと国は滅びる
長期的な視点を持って考えた方がいい
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) October 14, 2021
【介護職の賃金アップが必要な理由】
・給料水準が低い
・人手不足である
・離職率を下げるため
・専門性が高い仕事であるから「財源が・・・」とかいう人がいるけどこの福祉分野に関しては結構優先的にお金を使わないと国は滅びる
長期的な視点を持って考えた方がいい
上記のツイートに関して解説していきたいと思います。
介護職の給料に関して経済的にも厳しいこともあって消極的である介護施設があります。
実際に国の補助金が少ないのと、介護保険でカバーできる範囲が狭いこともあって、「給料を上げたくても上げられない」施設もあります。
この記事では昨今の介護現場の状況とそれに合わせた介護士への賃金を上げるべき理由について解説していきたいと思います。
この記事の目次
介護現場を取り巻く現状について・・・

介護業界だけではなく多くの業界が人手不足に悩んでいる
介護業界に限らずではあるのですけど、少子高齢化の影響で働き手の数は年々減少しています。
なので大企業を除いてほとんどの業界も人手の確保に関しては苦労をしている状況です。
その中で介護業界においては2つの側面で苦しくなってきます。
・少子化によって働き手が少なくなる(介護専門学校の入学者減少、介護福祉士受験者減少など)
・高齢化によって多くの人が介護職のお世話になる
そう考えると他の業界に比べて少子高齢化の影響をもろに受けやすいのが、介護業界になります。
「介護職員が増えないのにサービスを提供しないといけない高齢者が増える」という状況になっています。
高齢化社会によって社会は崩壊する恐れがある
令和元年に内閣府が発表した高齢社会白書では、現在の高齢者(65歳以上)の割合は全体の28.1%というデータが出ています。
この影響がどのように介護職に影響しているのか?といえば具体的に以下のようなことが起こっています。
・一人の介護職がみる高齢者の数が増加する
・施設はたくさん作られるけど、中で働く介護職の数が足りていない
・サービスを受けられない『待機老人』の数が増えている(特養では100人以上の待機がある)
しかもこの状況はこれからさらに悪化すると言われています。
こちらも内閣府のデータで2065年に2.6人に一人は高齢者になるとも言われています。
このような状況がこれから続くということで今のまま働き手が減って、高齢者が増えてしまうと業界自体がパンクしてしまう可能性すらあります。
言ってしまえばこの状況は国の大きなピンチであると言っても過言ではありません。
同じ人手不足でも働く旨みが少ない介護業界は避けられる
「それなら頑張ってたくさん介護の担い手を増やせばいいじゃん」と思うかもしれませんが、それは今の所上手くいっていません。
というのも介護という仕事をすることに関しての、旨味が少なくて介護の仕事を敬遠する人も少なくありません。
この旨味が少ないというのは具体的に書くと
・給料水準が低すぎる
・肉体労働で心身ともにきつい
・休みが取りづらい
・勤務が不安定
という部分があります。
いくら世の中に必要な仕事と言っても自分自身の生活の安定に繋がらない仕事なら「したくない」と思うのも当然だと思います。
これらの問題を解決できない限り、人手を集めるのは難しいと思っています。
最近人手確保するためにあらゆる手を打っているところがありますけど、上記の問題を解決して新規参入者を増やさない限り業界はきついのは変わらないと思っています。
※ちなみに中には働きやすくて待遇の良い施設も存在します。
良い施設の見極め方は、介護士が働きやすい施設の一番の特徴は経営者の腕が良くて資金繰りをしっかりしているところである理由に解説しています。

介護士の大幅な賃上げを今すぐ行うべき理由

介護士の大幅な賃上げをするべき理由としては第一に『介護職の給料が低すぎるから』ということです。
中には生活保護以下で「働かない方がいいのでは?」と思ってしまうような給料をもらって働いている人もいます。

その他にもこの給料の低さによって多くの不都合な問題が起こってきます。
これらの問題も賃上げをすることで解決する可能性も高くなります。
賃上げをするべき理由に関してもっとこの項目では掘り下げて解説していきたいと思います。
・介護士の給料水準が低いから
・介護現場は深刻な人手不足であるから
・離職率を低くするため
・専門性の高い職種であるから
介護士の給料水準が低いから
はっきり言って介護職の給料の水準は低いです。
僕自身も現場で働いてる経験から「もっと給料を上げても良くない?」と感じることがあります。
それほど自分のしている仕事に関して「価値のあること」だと感じている人が多いからです。
実際に先ほどの項目で書いたように、介護職が不足をすると社会は崩壊につながるわけです。
そうならないように日頃から頑張っているのが介護職です。
多くの人が介護を気にせずに働けるのは介護職の存在があるからです。
介護職がいなくて施設に入れないと、介護離職をして自分のお金を使って親の介護をしなくてはならなくなります。
そうすると親子共々崩壊してしまいます。
そうならないためのセーフティー的な位置にいる介護職の給料が低いとそのセーフティーの範囲も狭くなってしまいます。
普通に考えて給料が低い仕事にわざわざ就く人はなかなかいません。
優秀な人であればなおさらです。
若い人とかはこんなに不景気な世の中でどう生き残っていくのか?ということを考えています。
特に給料の高さは安定さを職場に求めます。
そうなってくると自然に介護は選択肢から外されてしまいます。
その辺のことに関しては別の記事で解説しています。

介護現場は深刻な人手不足であるから
介護現場は現状では人手不足が深刻です。
僕の見てきた施設でも人手不足によって以下のような弊害がありました。
・その日のシフトを埋められずに休日出勤する職員が毎日いる
・有給申請しても「人手不足で」と言われて却下される
・定期的に部署内移動をして人手不足をなんとかする動きがある
この現状は僕の働いた施設じゃなくても多く起こっています。
この人手不足の原因としては「新しく介護職をする人が少ない」「介護職が他職種に流れる」というバブルパンチが大きいです。
実際に僕の職場でも給料が低いことが原因で離職をした同僚を多く見てきました。
その話を詳しく知りたい人は別の記事で解説していますのでよかったら読んで見てください。

「優秀な人材がいない」という声もありますけど、低賃金のせいもあって当然ではないか?と思っています。
人が集まらなければ今いる介護職員に負担が集中してその負担に耐えきれなくなってさらに人が辞めるこの負のループに入っています。

確かに給料以外の原因で退職する職員もいますけど、この問題も元をたどると給料の低さが起因になっていることも多いです。
給料が低いから人が集まらずに離職して負担が大きくなってストレスがたまり人間関係が破綻する。
この流れは本当に大きいです。
「給料があれば人手不足が解決するわけではない」みたいに言われることが多いですけど、それはお金の力を軽視しすぎています。
人は思った以上にお金に心身ともに動かされる生き物です。
離職率を低くするため
介護職の離職に関しては深刻な問題です。
・結婚して家庭を持って収入を上げるために他職種に転職する
・新人で入った職員が職場の雰囲気についていけずに離職
・人手不足による忙しい日々から抜けたくて離職
この仕事をしていると「好きなだけじゃ食っていけない」という言葉の意味を強く感じさせます。
好きで仕事を始めた人でも、気持ちが折れてしまうケースは多く見てきました。
しかしこれらの人たちも介護業界が潤ってその利益が介護職に還元させるのなら離れることはなかったかもしれません。
給料が高ければその給料をモチベーションに働く人も出てきます。
仕事が辛かったとしてもその報酬があれば人間やる気が出るものです。
その中で給料も低い状態でモチベーションを持って働くのは難しいように感じます。
好きな人でも続けられない仕事に未来があるようには思えません。
その辺のことに関して記事を書いていますのでもしよかったら読んでみてください。

専門性の高い職種であるから
僕個人的には介護の仕事は本当に繊細な仕事で誰でもできる仕事ではないと思います。
実際に多くの人が長く続けることができずに離職していますし、誰でもできる仕事ならもっと人は殺到しています。
・認知症対応(常人以上のコミュニケーション能力)
・身体介護(入浴、移乗、排泄、食事)
・記録業務
・イベントなどの計画、実行
これらの仕事を全部掛け持ちしているのが介護の仕事です。
ちなみにこれは普通に役職がついていない人が行うものです。
管理者になると現場にも入りながら指揮をとったり家族などのコミュニケーションや多くの書類と向き合う必要があります。
その仕事を「誰でもできる」と言ってしまうのは本当に分かっていないというのは感じます。
代わりなんてどこにもいない仕事です。

現在行なっている介護職に対する賃上げとは?
2019年10月より介護報酬改定により、介護職員の賃金が上がりました。
この中の「特定処遇改善加算」では、10年以上現場で働いたの介護福祉士を対象に、平均で月8万円の賃金を上げることになりました。
言ってしまえば徐々に介護士の給料に関しては国が意識して上げているところではあります。
今回の場合は勤続10年という条件がついていますけど、この範囲は徐々に広がっていくと思います。
実際に介護職がいないと国の抱える大問題である「少子高齢化」に対してなすすべがないです。
なのでこの現状を考えると介護職の賃金の未来は明るとは思っています。
ただ現状ではまだ足りないと思っています。
普通に介護の仕事はハードであるのは事実でありますし、相当な待遇があって検討する余地が出てくると思います。
介護職は国や介護施設に依存しない働き方を模索した方がいい

個人的には介護職の待遇に関しては国や施設がもっと頑張って欲しいと思っています。
しかしそれと同時に努力するのは国や施設だけではなくて介護士個人もするべきだと思っています。
・スキルや知識を身につけて高い収入を提示してもらえる人材になる
・副業などを始めて収入源を分散させる
・貯金や投資をして資産を作ってお金に働いてもらう仕組みを作る
・転職をして自分の市場価値を確かめる
これらのことは国や施設の動きに関係なく自分の収入を上げるための行動です。
今と同じような働き方を続けていて給料が上がるのを待つより、自分で稼ぎに行ったほうがいいです。
給料はもらうものではなくて自分で稼ぐものです。
僕の場合はこの「自分でなんとかする」ということを強く意識して副業や転職や節約をして資産を作る方向に舵を切りました。
介護の仕事は僕が生きている間はなくならない仕事ではあります。
その強みを後ろ盾にしてどんどんチャレンジして稼ぐための行動は続けたほうがいいと思っています。
副業に関しては経験から元にオススメ記事を書いていますので、良かったら読んで見てください。

転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ
・介護職の賃上げを行わないと安心して暮らせる国にならない
・多くの介護業界の問題はほとんどお金で解決する
・国や施設に頼るだけでなくてセーフティーネットを作ることを意識する
介護職の賃上げに関しては将来また行われると思います。
しかしそれがいつになるのかに関しては不明です。
そのいつかを待つのは個人的に時間が勿体無いと思っています。
その間に色々自分で生活の安定のためにできることはしたほうがいいです。
転職も本当いいと思います。
現状職員に還元することを頑張っている施設もありますし、働きやすいところもたくさんあります。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。