どうも現役介護士のたんたん(@tantan4423)です。
僕は現在25歳で4年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し現在は老健に勤務しています。
これからのキャリアとしては近いうちに都市部に再び戻るつもりです。
かいご畑で実務者研修の資格を無料で取得して国家資格である介護福祉士を取得するつもりです。
かいご畑に関しても詳しく解説している記事がありますので良かったら読んでみてください。

今回は多くの介護士が「介護士がイメージアップしたら給料上がる」という勘違いについて書いていきたいです。
目次
イメージアップ=給料アップは理想論にすぎない
先日以下のようなツイートをしました。
よく思う事なんだけど業界のイメージがアップしたら給料が上がって労働環境は良くなるのだろうか?
その根拠が示せていなくて、あくまで理想論なんじゃないか?と思ってしまう。
もしそれが本当ならイメージ悪いけどホワイトな労働をして稼いでいる人達の事をどう説明して良いか分からないんだよね。
— たんたん/派遣切りされた人 (@tantan4423) January 21, 2019
よく思う事なんだけど業界のイメージがアップしたら給料が上がって労働環境は良くなるのだろうか?
その根拠が示せていなくて、あくまで理想論なんじゃないか?と思ってしまう。
もしそれが本当ならイメージ悪いけどホワイトな労働をして稼いでいる人達の事をどう説明して良いか分からないんだよね。
なんか多くの介護士が「介護士の給料が低いのはイメージが低いから」という思いをもっているかもしれないですが、そんなことはないです。
逆にそう思い込むことによって都合の良いように搾取されてしまう事にもなってしまうのでこの考え方は改めていただいた方がいいと思います。
頑張れば誰かがみてくれて自分にリターンが必ずもらえるというのはあくまで理想論です。
上記のツイートについて深く掘り下げて、どのようにすれば介護士の給料を上げていただくのか?という事について書いていきたいと思います。
介護士の給料は国が危機感を感じることによって上がる
いくら現場の人間が仕事を頑張ったところで仕事を評価して給料に反映してくれる国はそんな事分かってくれません。
どちらかというと、介護士の給料が低い事によって問題が起きた方が「これはやばい」となって給料が上がる可能性の方が高いです。
なぜそう僕は考えるのかというと以前ニューヨークのゴミの収集員が給料や労働環境の悪さからストライキを起こしたことがあります。
その時にストライキを起こした事によってゴミを回収しない街は数週間で街はゴミで溢れかえってしまいました。
その状況に危機感を覚えた政府は急遽ゴミの収集員の給料を上げて今ではゴミの収集員は多くの若者が将来なりたい仕事になっています。
介護士の給料を上げるための手段ってイメージアップよりかは人がいないことや給料を払わない事によって起こる問題の深刻さを伝える方がいいのではないか?と思っています。
介護士の場合もゴミの収集員と同じようにいなくなってしまうと、高齢者の命を脅かされるので待遇改善せざる得なくなります。
このようにいかに危機感を感じてもらえるように行動した方が待遇は上がりやすいです。
逆にイメージアップしたら給料上がるって何を根拠に言っているのでしょうか?
それってあくまで理想論ではないでしょうか?
世の中にはイメージが悪いけど高い給料をもらっている人がいる
「イメージアップすれば全体の給料が引き上がる」と主張している人はイメージが悪い仕事をしていて給料が高い人はどう説明するのですかね?
- 参議院議員(政治に与える影響は少ない)
- 野党(政治に与える影響は少ない)
- 銀行員(いつか機械に仕事を取られるかも)
- テレビ関係
- 週刊誌の記者や編集者
みたいな実際に人の役に立っているか分からないところか人の不幸にさせている仕事をしている人の給料が高いのは何故なんですか??
それらの仕事をしている人は介護士よりもイメージがいいのですかね?
逆にこれらの仕事よりも介護士の仕事はイメージが悪いと思っているのですかね?
なので給料が高い=イメージがいい、プロフェッショナルではないということは普通に考えれば分かることだと思います。
そして介護士の給料が低いのは介護士の給料が低くてもそこまで困った問題が国や国民からしたらそんなに大きな影響がないということです。
なのでもし中の介護士が頑張ってイメージアップに努めたとしても給料アップに繋がるとは限らないです。
逆に頑張ってくれたら「今の少ない給料でも頑張ってくれるとはいいね」と思われて終わります。
イメージアップのために頑張っても報われるどころか経営者を喜ばす搾取の構図ができるだけ
もし自分が経営者としてどんな介護士に働いて欲しいか?ということを考えたことはありますか?
僕の場合は自分に入る利益を最大化したいので
- いかに人件費を削って行くのか?
- 少ない人件費でいかに多くの利用者をみれるのか?
- 少ない給料で最大限働いてくれる人
- 文句を言わない人
- 辞めない人
を求めているわけです。そういう時に少ない給料でも頑張ってくれる人を増やしたいです。
なので「イメージアップだ」と言って頑張って働く人は経営側からすると都合のいい駒にしかならないです。
待遇を良くして欲しいと思いながら実は改善を遠のいているだけです。
都合のいい存在にわざわざ給料を上げる必要もないですし。
イメージアップのために頑張ることが逆に給料を上げなくて済む状況になるので必要以上に頑張らない方が良いということになります。
なので「介護士の給料を上げるにはイメージアップするしかない」というのは間違いです。
逆に介護士側は強気に行った方がいいのではないか?と思っています。
搾取されないような具体的な行動に関しては別の記事にまとめていますので良かったら読んでみてください。

介護派遣では搾取されずに働くことができる
実際に介護業回は人手不足ではあるのでどこの園も喉から手が出るほど欲しいです。
そうなってくると派遣という働き方がとても美味しくなります。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
委託している人に不利益を被る形になるので介護施設もあまり強気に出る事ができません。
実際に介護士の派遣をしている人ってそこまで多くなくてなかなか派遣という文化が薄いので理解してくれないところはあります。
しかし派遣会社に雇われているので自分のことを守ってくれます。
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。
介護派遣で働くメリット・デメリットを現役派遣介護士が徹底解説します
僕自身も保育士をしている時に派遣として働いていたら介護士という仕事をせずに保育士で働き続けていたかもしれないです。
次から現役介護士がオススメする派遣会社や転職サイトを紹介していきます。
現役介護士がオススメする絶対に登録しておきたい2つの介護派遣会社
僕自身が非常にオススメしているのは
- かいご畑
- きらケア介護派遣
です。これら二つの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い

- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀

まとめ・・・
「介護士の給料はイメージが良くなったら良くなる」と思っている介護士の人が多いのでこの記事を書きました。
僕の書いたことは意識低い系の意見かもしれないですけど、本当に介護業界を良くしたいのなら意識の低い行いをした方がいいと僕は思っています。
思った以上にやりがいや高い意識を利用して搾取してやろうと思っている人が多いです。
少しでもこの記事が心地よく働ける事や給料が上がるための行動ができたら嬉しく思っています。