どうもたんたん(@tantan4423)です。
保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
「介護業界の悪い印象」というのは9割ぐらいは介護施設を運営している経営者やそのさらに上で統括している国の責任な訳であって、介護士の人間性とかを出して「イメージ悪い」とか言ってしまうのは浅はかすぎる
悪い印象を払拭するのは介護士じゃなくて経営者とかの役割だから深く考えなくていい
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) November 17, 2020
「介護業界の悪い印象」というのは9割ぐらいは介護施設を運営している経営者やそのさらに上で統括している国の責任な訳であって、介護士の人間性とかを出して「イメージ悪い」とか言ってしまうのは浅はかすぎる
悪い印象を払拭するのは介護士じゃなくて経営者とかの役割だから深く考えなくていい
今回は上記のツイートに関して解説していきたいと思います。
介護士のイメージを作っているのは介護士よりもその介護士を管理する側だと思っています。
・介護士のイメージの悪さは介護施設によるもの
・介護士が無理にイメージ回復のため頑張ることはどうなのか?
・介護士個人に責任転嫁することに関して思うこと
それでは以下より解説していきます。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
介護士のイメージ低下する理由は労働環境の悪さです

介護士の悪い印象といえば介護士虐待とかで議論になったりしますけど、このようなケースは非常に稀です。
そもそも介護虐待は介護職よりも家族内で起こることが多いわけですし。
そして実際に介護士のイメージで介護虐待をあげる人って実際にそこまで多くないです。
どちらかというと
- 給料が低い
- 労働環境が悪い
- 人間関係が悪い
みたいなものが多くて「よく介護士やっているな」みたいな声が多いように感じます。
そういう意味では上記の3つに関しては介護士個人よりかは介護士を抱える側に問題があるのではないか?と思っています。
具体的にいえば以下の通りです。
・給料が低い→給料を払わない事業所が悪い
・労働環境が悪い→労働環境を悪くさせている事業所が悪い
・人間関係が悪い→ストレスを与えたり、理不尽なコミュニケーションをする上司などを放置する事業所が悪い
以下より上記の事について解説していきます。
給料が低い→給料を払わない事業所が悪い
介護士といえば「給料が低い」という印象を持ってしまう人は非常に多いように感じます。
給料が低いというのは言ってしまえば事業所側が低い給料を支払っているからなわけです。
まぁ言ってしまえばたくさん給料を払ってくれる場所に身を置いていない介護士の責任でもありますけど。
それでも給料が低い施設は数多く存在します。
介護士の給料が低いというのは事実です。
実際にこのようなイメージを与えたのは給料を払わない事業所や補助金の少ない国の責任ではないか?と思っています。
自助努力でなんとかできる範囲ではあります。
しかし業界全体に低賃金というイメージをつけてしまったのは介護士個人の責任とは考えづらいですね。

労働環境が悪い→労働環境を悪くさせている事業所が悪い
介護士のイメージとして「過酷な労働環境」というものが多いのではないでしょうか?
これに関しても介護士に対して過剰に労働を強いている現状があります。
労働環境は給料と違って事業所の努力で解決させることができます。
・人手不足なら業務の量を減らす
・人手が不足している中で無理な引き受けはしない
・お金にならない案件は引き受けない
などで労働環境をコントロールできます。
社会福祉法人とかになると非常にこのような対策がしづらいのはあります。
それでも労働環境をよくするための努力が見られない施設は論外だと思います。
介護現場で業務改善のためのロボットや電子機器が普及していない理由に関して別の記事で解説していますので良かったら読んで見てください。

人間関係が悪い→ストレスを与えたり、理不尽なコミュニケーションをする上司などを放置する事業所が悪い
「介護現場女性の職場で人間関係が悪い」みたいなこともよく言われています。
と言われてもそれは別にしょうがないことではないです。そもそも
・理不尽なコミュニケーションをする職員を野放しにしている
・ストレスを与える環境で働かせている
・いじめなどの問題に対して厳しく対処できていない
という施設側のマネジメントの問題な部分も大きいです。
実際に僕の以前いた施設でとある管理職の人が10人ぐらいの人をパワハラで退職に追い込むみたいなことをしていました。
しかしその管理職はお咎めなしで今現在もその職場で働いています。
こういうケースだとその職員に厳重な注意や処分をしていれば退職した介護士も減っていたと思います。
その人を現場に置くだけで人材不足になるリスクを抱えてしまっているのです。
女性の職場だからと言って「介護職はそういうものだ」と開き直っている部分もあります。
しかし女性とか関係なくずさんな管理が人間関係の問題を起こしているという意識は必要なんじゃないか?と思います。

介護士の悪いイメージを払拭するのは介護士ではありません

介護士のイメージの悪さに関しては90%ぐらいは介護施設やその管轄する国の責任といっても過言ではないです。
それをなぜか介護士の虐待の事件とかがあると「介護士のイメージ」みたいな感じになります。
それはただ単に介護士という属性ではなくて、犯罪を起こすやばい人が介護職に付いていただけの特殊なケースです。
実際にアイドルが大麻を所持して捕まったというニュースを聞いて「アイドルはみんな大麻をしている」みたいに思うのでしょうか?
なのでこういう稀なケースはイメージではないんですよね。
しかしその稀なケースでイメージを定着させられてしまうのが介護業界なんですよね。
でも実際には、介護士の悪いイメージは「労働としてどうなのか?」という部分があります。
・悪いイメージで介護士の人間性をあげる人は少ない
・多くの人は介護士の仕事に対して感謝をしている
・介護士のイメージが悪いのは介護士の価値を正しく施設側が伝えられていないから
上記の項目について以下に解説していきます。
悪いイメージで介護士の人間性をあげる人は少ない
そもそも介護士のイメージを介護士じゃない人に聞いたりしてみると
・低賃金
・悪質な労働環境
・とても大変な仕事
・女性が多くてドロドロ
みたいな声が多いですね。
介護虐待や介護士の個人の人間性について触れる人は非常に少ないです。
多分の他の人でも同じことを思っている人が多いと思いますし、逆に「よくやっているね」みたいな人が多いです。
先ほども書いたようにこれらの問題に関しては介護士個人でどうにかできるものでもないんですよね。
実際にこれらのイメージに関しては真実なので僕たち介護士も同じことを思っています。
そういう意味では非常にテレビなどのメディアは介護士からしたら、人間性を強く非難するような感じなので非常に憤りを感じています。
テレビに関しては以前の介護虐待の特集で僕が軽くNHKを燃やすみたいなことをしました。
実際にこのNHKを批判したツイートは1000以上のいいねを獲得してこの記事単独で2万回読まれました。
実際にこのように介護士の人間性をイメージ定着させるメディアの存在が施設側の責任を薄れさせているのは問題だと思っています。

多くの人は介護士の仕事に対して感謝をしている
実際に介護サービスを使っている人のほとんどの人は介護士に感謝しています。
中には非常に高いものを安い値段で求める系のクレーマー気質の人もいますけど、介護士の仕事を評価してくれる人は多いです。
しかしその介護士に対して給料や労働環境という意味でリスペクトできていないのは介護施設なんじゃないか?と思っています。
このような態度なので退職者が出て、「介護士はやめとけ」という人が出てくるのも当然です。
僕自身もどちらかというと介護士一本の仕事に絞るのはあまりお勧めしません。
介護士の仕事と並行して別の生業を作っていくのが非常にお勧めですね。
それほど努力に対してのコスパが悪いと思っています。

介護士のイメージが悪いのは介護士の価値を正しく施設側が伝えられていないから
・給料が低い
・労働環境悪い
・人間関係悪い
という働くにあたって重要なことがどれも欠如している施設が多いとそもそも良いイメージを持ちませんよね。
「介護士は奴隷なんだな」と思う人は多いと思います。
そしてその実際にこのような運営をしているので擁護のしようもありません。
価値を正しく伝えられないどころか、中で働く人に不満を与えてしまっていること自体もうダメだと思っています。
ここで給料を一気に上げるとかのことを多くの施設がしたら世間の介護士のイメージも変わります。
結局ブランディング意識が低すぎることが今の介護士のイメージに繋がっているのではないか?と思っています。

介護士はそこまで業界のイメージを意識しなくてもいい

そもそも介護士が「介護士のイメージが悪い。私たちが頑張らないと」と思う必要ないです。
介護士のイメージが悪いのは個人よりかは介護士を抱える側のせいですからね。
いくら介護士が頑張ったところで今まで通りの環境で働かせていたら意味ないです。
逆に介護士が良い行いをして発信をして多くの介護士を集めたところで経営がゴミだと、「イメージが良かったのに実際はクソ」みたいなケースになります。
それなら「介護施設はクソ」って最初からいっていたほうがいいと思うんですよね。
そういう意味では介護士が頑張ってイメージを回復させる行為は意味ないというかイメージ詐欺みたいになって不幸な人を増やします。
結局経営の部分が成熟しないと不幸な介護士を増やすことには変わらないです。

介護士はいかに自分が満足できる環境に身を置くことができるのか?ということを考えたほうがいい

介護士として働くにあたって「介護士のイメージアップをしたい」といって奔走する意味はないと先ほど書きました。
というかそもそも自分たちが介護士の仕事をしていかに楽しく生きられているのか?ということを見せるほうが大事です。
そして今はだんだん「ゆるく働こうぜ(生きよう)」みたいな価値観が広がっています。
そういう意味でも自分で働き方を選択をするべきです。
僕自身派遣という働き方をしているのですけど、派遣だからこそ余裕を持って働けたり生活にいい影響を及ぼしていると考えています。
派遣にはその他にも多くのメリットがあります。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
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以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ

・介護士のイメージの悪さは介護施設によるものなので経営方針の見直しに舵を切るべき
・介護士が無理にイメージ回復のため頑張ることは逆に経営側に業務改善の意識を持たせないことにも繋がる
・介護士個人に責任転嫁している時点でその施設はオワコンである
労働問題的に介護士はネガティブな印象を与えているのは実際に介護士以外の人の話を聞いて感じます。
なので変に頑張るように経営に変化させざるを得ないみたいな状況にしたほうがイメージも変わるんじゃないか?と思います。
そういう意味では転職は非常に効果的な方法なんじゃないか?と思っています。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。