どうもたんたん(@tantan4423)です。
5年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
底辺というのが低所得者を指すなら介護職の大半は底辺かもしれない。
もし仮に介護士が底辺だとしてそれは完全に国の責任だと思うし、責めるべきは国や政治家や官僚でしょ?
勝手に自分たちの承認欲求を満たすために介護士を利用しないで欲しい
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) August 12, 2020
底辺というのが低所得者を指すなら介護職の大半は底辺かもしれない。
もし仮に介護士が底辺だとしてそれは完全に国の責任だと思うし、責めるべきは国や政治家や官僚でしょ?
勝手に自分たちの承認欲求を満たすために介護士を利用しないで欲しい
今回は介護職が底辺だと言われるのは給料をしっかり払わない施設や国のせいである理由について書いていきたいです。
- 国のさし加減で介護士の給料は決まっている
- 介護士個人がいくら頑張っても給料をしっかりもらえない
- 底辺=給料が低いという定義なら国がしっかり給料を渡さないせい
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
介護士の給料は国に依存している

介護士の給料は国に依存しているので、介護士が底辺ならそれは国の責任と言ってもいいと思います。
介護士の給料は低く設定されている
介護士の給料は利用者様の入居金や介護報酬になっています。
その中で2000年に施行された介護保険制度によって介護報酬は低い額で設定されています。
この事によって介護士の給料は低くになっているという事です。
この事実は「個人や企業が頑張ったところで財政面は改善しづらい」ということです。
国が絡んでいる以上、介護施設が儲けを出すのが難しいのです。

処遇改善はアップしている
ちなみに介護報酬とは、事業者が利用者に介護を提供したときに、その対価として事業者に支払われるお金の事です。
その介護報酬はサービス毎に設定されています。
基本的なサービス提供に使うお金と事業所のサービス提供の仕方や利用者の状況等に応じて加算・減算される仕組みになっています。
この介護報酬の低さを補うために処遇手当の引き上げをしていています。
来年の10月ある業界経験10年の職員に月8万円を支給するという話もこの介護報酬を補うためです。
この処遇手当に関しては別の記事で詳しく書いていますので良かったら一緒に読んでみてください。

介護報酬と処遇手当の額を決めているのは国です。
この事実から介護士の給料の多くは国に依存していると言っても仕方ないと思います。
介護士個人がいくら頑張っても給料は上がらない現実

介護士の給料が上がらないのは介護報酬が少ないという事と処遇手当の額が足りていないという事が原因です。
介護士の頑張りと給料は関係ない
その流れの中で介護施設に所属している介護士がいくら仕事を頑張って評価をされる結果を出しても大きく給料を上げる事ができないという事です。
頑張ったとしても国から入ってくるお金が少ないと施設側も頑張った職員に対して十分な対価を支払うことができません。
中には高級有料老人ホームみたいに入居者様から高額な入居金や利用料をもらうことによって運営しています。
施設はお金周りがいいのでその分介護士の給料に反映されます。
しかしそうじゃない施設においてはそもそも施設側がもらっているお金が多くないのでその分の還元ができないといのが現実です。
そして介護士に対しても「見返りを求めるな」という風潮があるのも事実です。

働き方を工夫することで稼ぐこともできるが・・・
能力があってもなくても介護士は多くのお金をもらえる為のシステムが整っていないので頑張っても仕方ないというのはあります。
介護士が給料を増やすためには
- 副業を始める
- 夜勤を多くこなす
というぐらいしか方法がありません。
介護士として雇われている以上仕組み上多くの給料をもらうことができないです。

国が介護士への支援が低いから介護職は底辺と言われる

よく「介護職は底辺」と言って介護士を見下す人がいますけど、介護士が無能だから給料が低い訳ではないのです。
単に給料の大部分が国のさじ加減で決まってしまう性質上、介護士の能力なんて関係ないのです。
底辺=給料が低いと定義するなら介護士を底辺にさせたのは介護士個人ではなくて国のせいであると断言します。
国が絡んでいる以上個人でどうにかできる範囲をはるかに超えていて、介護士個人の責任にするのは無理があります。
そして国が介護士の給料を低く設定しているという事は介護士の仕事に価値がないと考えている他ありません。
しかし介護士がいないと高齢者の最後の住みどころを用意することすらできずに、高齢者の生活を脅かされてしまいます。
他の仕事と違って生死に強く関わってくる仕事です。
もし皆様の家族が介護の必要になった時に、介護士がいないと仕事を辞めて介護をしないといけなくなります。
それをしなくていいように介護士がいるのです。
もう少し国を運営する側は介護士という仕事の重要性について学んでから政治をするべきです。
転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

【結論】介護職が底辺なのは国の責任

他の仕事なら「自分の給料が低いのは自分の能力が低いから」という事になるかもしれないですけど、介護士の場合は違います。
介護士が無能だから給料が低いのではなくて、優秀でも無能でも給料が低いような仕組みなっているのです。
それを個人のせいではなく、介護士の給料を払う側の国の責任であるのは間違い無いと思います。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。