どうもたんたん(@tantan4423)です。
5年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
介護士はブラックな環境で働き続けているのは精神的な弱さではなくて、お金の勉強が足りていないのもある
協調性をやけに主張したがるけど、そんなの必要なくて与えられた業務だけ取り組めば良いし、それ以外の仕事を要求したら断って良いよ
まず一番にお金を仕事の指標におかないときつくなる
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) July 19, 2020
介護士はブラックな環境で働き続けているのは精神的な弱さではなくて、お金の勉強が足りていないのもある
協調性をやけに主張したがるけど、そんなの必要なくて与えられた業務だけ取り組めば良いし、それ以外の仕事を要求したら断って良いよ
まず一番にお金を仕事の指標におかないときつくなる
上記のツイートを掘り下げつつ、『介護士のお金のリテラシーを高めることがブラックな環境を改善する理由』について解説していきたいと思います。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
ブラックな環境は介護士のお金のことを真剣に考えられていないからこそ発生する

僕が「介護士はお金のリテラシーが低い」と主張する理由としては多くの介護現場に溢れる悪質な環境にあると思っています。
- サービス残業
- 有給を取得させない
みたいなことは明らかに労働者の本来得るべきであった利益を泥棒される同然の事です。
普通に普段からお金の事を考えて行動している人間がこのような環境に身を置く訳ないです。
なのでお金のリテラシーの高い人はどんどん介護職を離れていって逆にお金への意識が低い介護士が残って搾取され続けるという構図ができてしまいます。
お金の話をする事を悪い事だと思っている介護士
介護士に限らない事なのですけど、日本人ってなんかお金の話をする事を嫌う傾向があるように感じます。
僕が今まで勤めてきた介護施設では
- 給料の話
- お得なサービスや節約方法の話
- 投資に関する話
- 収入アップに関する話
- 副業の話
- 貯金の話
はだいたい出てこないです。
出てくるとしたら「介護士は給料低いよね〜」みたいな話ばっかりです。
上記したお金の話をする事は基本的にタブーとされていますよね。
学校でもお金に関するリアルな授業があるわけでもないですし、いまだに貯金信仰が強すぎて投資の話が出てもこないと言うのはどうかと思っています。
結構情報を集めたり勉強をしていると知らないと損をするお金の話はあふれています。

サービス残業は明らかに損する行為であるのに継続して行われている
そもそもサービス残業や有給を消化しない行為を誰にも止められていないのにしている人がいますけど普通に「何考えているの?」と思っちゃいます。
サービス残業をする時間が多ければ多いほどその介護士の時給は下がってきます。
みていると都道府県の最低賃金を下回っているケースだって存在しています。
それを普通に受け入れているということが損をすると言う行為に対して危機感を感じていないです。
最低時給以下の労働って言ってしまえば、人間として扱われていないと言うことになります。
そういう介護士が多く存在しています。
サービス残業をやめて有給をしっかり消化して初めて労働者という人間の地位が確保されるという意識を持つべきだと僕は思っています。
介護士にサービス残業が横行する理由も別の記事で解説していますのでご活用ください。

損得で考えられない人がやりがいの搾取をされる
「損得で考えてはいけない」とかいう人がいますけど、損得で考えてはいけない人は歩い程度のお金を持った人間に限ると思います。
そして介護士の方はそのある程度のお金をもらっているのでしょうか?
僕には到底介護士が損得で考えなくてもいいほどお金をもらっているとは思えません。
特に労働者という資本家から使われているものとしては損得を一番にして考えるべきです。
逆に損得を考えずに明らかに損だと分かる要求を受け入れてしまうのは、単なるバカです。
何も美しくもないですし、単にバカな人が割りに合わない事をさせられているとしか考えられないです。

意識の高さと給料は比例しない
そして介護士を雇う側からしたら損得で考えられる人は非常に厄介な存在なので、「損得で考えるな!」という指導をするのです。
- ホスピタリティー
- プロ意識
- 福祉の心
- 資質
みたいに言ったりしますけど、目の前の出来事に関して損得を考えて行動できない人を増やすための洗脳とすら僕は考えています。
まずは目の前の出来事とお金を結びつけるように考えた方がいいと思います。
それができないと永遠に割りに合わない事をさせられ続けます。

時給換算する癖をつけて労働を考えた方がいい

「時給脳」とよくからかわれることがありますけど、その時給脳を持っていない労働者はいつまでたっても搾取され続けます。
自分のもらっている給料に納得できるのか?が大事
一番大事なので自分が今のもらっているお金に納得して働くことです。
- やりがい
- 感謝
- 笑顔
みたいなもので今の職場を評価するのではないです。
自分のしている仕事と自分の能力・相場を理解して今の仕事が割りにあっているか?と考え続けるべきです。
安く買い叩かれないように立ち回ろう
結局、相手はいかにしてあなたの労働力を安く買い叩くかということを経営をする以上考えるので逆に安く買い叩かれないか?という事を考えるべきです。
そういう意味でも時給の感覚を身につけて、その時給を下げないために
- サービス残業をしない
- 有給を消化する
- 収入を複数化する
ということをするべきです。
介護士が身につけておきたいお金の知識一覧

お金の知識というよりかはお金の使い方や作り方みたいなことです。
これは先に結論をいってしまうと
- 生活費を下げろ(家賃を落とせ。通信費を落とせ。余計な出費はするな)
- 社会保障を使った方法(失業保険を最大限受け取れ。職業訓練校。家賃補助制度)
という感じです。
以下より解説していきます。
生活費を下げるための手法

基本のことは上記の記事に書いてあります。
生活費を下げればその分生活するために必要な金額が下がってその額を労働で稼げばあとは働かなくていいということです。
僕自身も生活費は月に10万円以下ないぐらいなので10万円稼げればいきていける状況ではあります。
このような状況を作れば割りに合わない労働はする必要はないですし、10万円稼げればあとは家でゴロゴロしていればいいのです。
正社員の介護士は月に20日以上働いていますけど、そんなに働かなくても生活費を下げればいきていけるのです。
実際に僕の場合は月の半分近くは休日になりますし、その多い休日を使って構築した副業が本業を超えたのでもう労働をしなくていい状態になりました。
そう言う意味でも割りに合わない労働をしないためにも稼ぎたい額を逆算して出勤日数を調整する事を多くの介護士はするべきだと思っています。
扶養補助の関係でパートをしている方と同じような理屈です。

社会保障に関する知識
社会保証の知識を仕入れる事で『退職をしても全然生きていける』という絶大なる安心感を手に入れることができます。
僕自身もここら辺の知識は非常に薄くて退職後の不安を感じていたこともありました。
しかし派遣を始めて派遣のベテランであるA1理論さんから派遣として生き残っていく術としての社会保障についての話を聞いて一気に解消されました。
特に重要な事をまとめると
・家賃補助制度の申請
【参考記事】失業者への家賃補助制度(住居確保給付金)について役所で詳しく聞いてきたので要点をまとめます!
・失業手当について
【参考記事】失業保険(雇用保険)の給付期間中は『あり得ないボーナスステージ期間』!
・職業訓練校について
【参考記事】職業訓練校とは?
家賃補助と失業手当に関しては実際に定期的使って人生賢く生きているA1理論さんの記事を、職業訓練校に関してはエン転職さんの記事をリンクしています。
ここら辺に関しては意外に知らない人も多いので僕よりも実際に場数を踏んだ人の記事やプロの意見を参考にしたほうがいいです。
これらの社会保障を正しく使えれば人間は死ぬことはありません。
そしてこの安心感が今いる悪質な環境から抜け出すために大切なことだと僕は考えています。
お金に関する知識を身につければ割りに合わない仕事からフェードアウトできる

先ほど書いたことにプラスして投資の話を書こうと当初は思いましたけど、投資は手に入るお金を最大化するための手段で成功するとは限らないところがあります。
それより誰でもできる
- 節約
- 社会保障の活用
に関しては仕組み化したり知識をいれておくだけで安心に繋がります。
そして節約して失業保険や生活保護のみで生活できるように持っていくことができればいつでも仕事を辞められる状態を作ることができます。
別に収入を増やす努力をしなくても現状あるシステムを使うだけでいいのでそこまでハードルは高くありません。
このようなお金の知識や節約方法を身につければ悪質な環境から逃げることができます。
悪質な環境から逃げる介護士が増えればそういう施設は次第に潰れていきます。
悪質な施設を生き残らせているのは無知な介護士が多いからです。

転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ

この記事のまとめを以下に書いていきます。
- お金の損得で考えられない人が多いとブラック化する
- 自分のしている労働に時給換算して納得したら続けるべき
- 節約をまずしろ
- 社会保障の知識を頭に入れることで安心感を覚える
- お金の知識を得ることで悪質な施設を無くすることができる
という感じです。ちなみにブラックな施設の特徴をまとめた記事もありますので良かったら読んでみてください。

なので介護士が今からすべきことは介護の知識やスキルを身につけることよりお金の勉強をして最低限自分を守れる体制にしておくことです。
その安心感があって始めて仕事に集中できますし、余裕のあるケアをすることができると思っています。
ちなみに今の施設が合わずに転職したい人には転職サイトを使う事を僕はオススメしています。
かいご畑 は優秀なコンサルタントと豊富な案件数であなたの理想の条件と合致した施設を見つけ出すことができると思います。
資格がない人は無料で資格が取得できる制度もあるので、介護福祉士を持っていない方には非常にオススメできます。
いつ資格取得の無料制度が終わるか分からないですので、登録してみる事をオススメします。