どうもたんたん(@tantan4423)です。
5年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
介護士側も施設側も自分たちが提供しているサービスを安売りしている事が問題なんだよな
安いと思ったら「補助金増やさないと明日から営業辞めます」みたいにしっかり施設と介護士を守る姿勢をとって安売りしないようにすべき
安売りしてきた結果、世間にも国にも客にも舐められてしまった
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) August 21, 2020
介護士側も施設側も自分たちが提供しているサービスを安売りしている事が問題なんだよな
安いと思ったら「補助金増やさないと明日から営業辞めます」みたいにしっかり施設と介護士を守る姿勢をとって安売りしないようにすべき
安売りしてきた結果、世間にも国にも客にも舐められてしまった
今回は上記のツイートを掘り下げて記事にしていきます。
結論を先に言いますと「介護施設はもっと介護サービスに対してもっと高い金額を国や国民から負担してもらうように要求すべき」と言うことです。
それでは以下にて解説していきます。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
現状の介護サービスはお金をもらわなさすぎる

現状介護サービスをしている介護施設はお金を全然もらっていないように感じます。
というのもそれは介護士の給料が低いと言うことから介護事業が儲からないものだと言うことを教えてくれています。
介護施設運営では価格を上げたり設定するという利益の上げ方ができないので非常に辛いのが現状です。
以下より詳しく解説していきます。
補助金の額が非常に低くて利益が少ない
介護業界の巡るお金が少ないのは税収が減っていると言うこともあるのですけど、国の「介護保険制度」に依存していることが大きいと思います。
その介護保険制度においては利用する国民が良心的な値段で介護サービスを受けることができるように設定された負担です。
でもその分介護施設は値段を落として利益が減ると言うことになるので補助金の額を合わせて上げていくべきです。
しかし介護事業への補助金は少なくて下げられる可能性も少子高齢化の影響であります。
介護施設運営をしているところをみると、「社会福祉法人」が多いのは非営利な組織です。
そういう団体が多く運営している時点で介護事業は利益が出しづらい傾向があると思います。

オプションなどで追加料金を利用者側に請求していいと思う
個人的には介護施設の収益を上げるためには、ケアごとのオプションのお金を設定することがいいと思います。
先述した社会福祉法人では非営利の団体なのでそう言う行為ができないので
- サービス付き高齢者住宅
- 有料老人ホーム
でそういうオプションのシステムを導入できるのでオススメです。
そもそもですけど、全ての人が同じお金を払っているのに一部の人が要求が多かったらその人にケアが集中してしまうのは不平等です。
なのでその不平等をお金を使って埋めていくのはありな考えだと思います。
介護度でケアのレベルが違いますけど、精神的に依存的な介護度が低い人とかいますので、そういう人へはケアが集中するので別料金をいただいた方が職員も本人も納得できます。
僕自身が介護施設を運営するとしてもオプションのシステムは入れます。
その分質の高いケアを受けられるのでいいと思います。
「お金は払わないけど、高いケアを受けたい」というのは通用しないと思います。

介護施設側がサービスを安売りすると現場が疲弊する

介護施設が相手の要求をお金も取らずに受け入れている施設が数多くありますけど、あまり良くないです。
相手が要求して来たときには「こういうサービスには別途お金がかかりますけどいいですか?」という風にサービス料をとった方が健全です。
はっきり言ってサービスの価値を知らずになんでも無料でやってもらえると思っている人が利用料の安い施設ではあります。
そしてそれを飲んでしまって現場にしわ寄せがいくのです。
相手の要求を対価なしでどんどん飲んでいる
この問題に関しては、はっきり言って窓口になった
- 相談員
- ケアマネ
- 管理職
の人間がいい顔したくて「なんでもできますよ〜」という感じに対応しているのが原因です。
言ってしまえば管理職側の人間のビジネス感覚のなさが介護現場を疲弊させているのです。

ここで有料オプションのシステムがあれば要求されたときに「この場合は毎月○円負担が増えますけど大丈夫ですか?」とできます。
この話をすると「それじゃ利用者に失礼」とか言う人がいますけど、介護事業もビジネスです。
社会福祉法人みたいに「利益を気にしない」みたいな施設があるから勘違いしますけど、民間で運営している以上利益を求めるべきです。
利益を求めるのを嫌う傾向のせいで多くの現場の介護士を不幸にしているという現実をもっと考えた方がいいと思います。

介護現場の労働環境は悲惨
介護現場の労働環境が悲惨という話は非常に有名な話ですし、僕のこのブログでも散々書いています。
この労働環境が悪いのは介護事業が儲からないものであるのと、儲けようとしないということが原因です。
儲けようとしないとか儲からない業種は中に対して還元されないということなので、多くの人を幸せにしていない事業ということです。
利用者は安く使えていいかもしれないですけど、その分人件費が抑えられているので、介護士の質が下がって良いケアを受けられないということはあります。
昔から「安かろう悪かろう」という言葉があるように介護事業も安く提供する代わりに質が下がるのはどうしようもないです。
この質というのは一人一人の質よりも必要な人員を確保できていないから、安定したケアを受けることができないという意味です。
以前いた特養なんて1日に60人近くの利用者を2人の看護師が見ていたみたいなことがありました。
そして働いている人の給料も下がって不幸になりやすいです。
言ってしまえば稼ごうとしない民間団体なんて存在価値ないです。
質の低いサービスを提供して働いている人に還元されないならない方がましですからね。

どのようにして安売りして疲弊する現場を良くできるのか?

個人的には3つの方法があります。
・質の高いサービスには追加料金を取るべき
・国に対して補助金を上げるためのデモ・ストライキを行う
・介護士側がサービス残業を頑固拒否する
以下にて解説していきます。
質の高いサービスを求めるのなら追加料金を取るべき
先ほどから何回も書いていますけど、有料老人ホームとかでは積極的に有料オプションを導入すべきです。
この有料オプションは施設が稼ぐためという役割以外に介護士側が納得してサービスを提供する役割があります。
要求が多い利用者に対しても「この人はお金を払ってサービスを買っているんだ」となっていれば納得してケアに入れます。
逆に利用者側でもお金を払っていたら後ろめたい思いもなくサービスを受けれます。
そもそもみんな一律でお金をもらっているのに人によってケアに入る時間が全然違うのはおかしな話です。
訴えが多い人だけ同じ値段で手厚いケアを受けられるのは明らかにおかしいです。
どれくらいおかしいかと言えば美容院で4000円のカットを受けているのに「髪を染めろ」と言われてその価格のままカラーもするぐらいおかしいです。
介護に関しては商売という考えが非常に薄いですけど、介護サービスとして提供するならしっかり適切な価格設定とメニューを用意すべきです。
もう少し銭ゲバになってもいいと思うんですよね。

国に対して補助金を上げるためのストライキ・デモを行う
介護施設に対しての補助金が非常に少ないという問題があるのですけど、これに関しては解決方法があります。
それは見出しに書いていますけど、多くの介護士が仕事を休んでデモやストライキに参加すればいいです。
はっきり言ってこれ以上の効果的な方法は考えられません。
これは利用者を困らせる歩法でタブー扱いさせていますけど、僕は別にいいと思っています。
利用者が困るのは介護士に対して給料を低く設定している施設と国の責任ですし。
そもそも人の命を預かっている人間の給料を低くするのはよくないです。
給料が低いということは責任が少ないということです。
多分3日ぐらいデモをしたら急遽補助金を上げてくれると思います。それほど介護士はいなくなったら社会が回らないほどのダメージなります。

介護士側がサービス残業を断固拒否する
そもそも介護士からしたらサービス残業をする意味も義務もないので仕事が終わらなくても帰ればいいんです。
僕は仕事終わっていなくても帰りますし(基本的には終わって手を余らせている)
そもそも経営状態は人手不足に関しては介護士からしたら関係ない話です。
介護士は時間で労働契約を結んでいるわけですし、時間が来たら進み具合関係なく帰るか残業代を請求すればいいと思います。
でもそれをサービス残業をしてしまうと経営側が勘違いしてしまいますし、どんどん介護士に依存した軟弱な経営になっていきます。

サービスを安売りしない施設に勤めるのは派遣でいろんな職場をめぐるのがいい

僕は生涯派遣でいいと思っているのですけど、正社員で働きたい人はいろんな施設を巡って働いてみて自分のいいと思う施設に就職した方がいいです。
何も情報なしにいきなり正社員で働くことなんてメリットは何もないですし。
そういう意味では派遣はいいです。いろんな施設を経歴書に傷を与えずにめぐることができますし。
派遣のメリットは他にもたくさんあります。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ

・介護サービスを安売りするな
・窓口業務をする管理者や相談員などがしっかり線引きをすべき
・稼ごうとしない施設は存在価値がない
そもそも介護施設にビジネス的感覚を持った人が少ないのは大きな問題だと思います。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。