どうもたんたん(@tantan4423)です。
僕は現在26歳で5年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し現在は老健に勤務していましたが、今は出版のために一旦お休みしています。
その辺のことについては別の記事で解説していますのでもし良かったら読んでみてください。

これからのキャリアとしては近いうちに都市部に再び戻るつもりです。
かいご畑で実務者研修の資格を無料で取得して国家資格である介護福祉士を取得するつもりです。
かいご畑に関しても詳しく解説している記事がありますので良かったら読んでみてください。

先日以下のようなツイートをしました。
ニュースでネタがないのか芸能人の結婚や覚醒剤と桜の会の事ばかりしているけど、時間があるなら僕らの生活に直結する介護や保育の現状を伝えて欲しいと思っているし、せっかく増税したなら、もう少し介護士や保育士の給料が上がるような仕組みを作って、これからある社会問題の対策をして欲しい
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) December 1, 2019
ニュースでネタがないのか芸能人の結婚や覚醒剤と桜の会の事ばかりしているけど、時間があるなら僕らの生活に直結する介護や保育の現状を伝えて欲しいと思っているし、せっかく増税したなら、もう少し介護士や保育士の給料が上がるような仕組みを作って、これからある社会問題の対策をして欲しい
今回は上記のツイートに関して解説していきたいと思います。
最近は芸能人の結婚や麻薬や政治家の不祥事のことばかりニュースでしています。
もっとこれから将来に起こる深刻なことを国民に周知して欲しいという思いでこの記事を書きました。
はっきりいってもっと影響力のあるメディアだからこそこの介護や保育に関する問題定義をして欲しいと思っています。
この記事の目次
政治家や芸能人の不祥事のニュースが取り上げられすぎでは?
僕は基本的には彼女が家にいる時間以外はテレビを見ないのですけど、たまにテレビを見る時間があります。
その時にニュースが流れるのですけど最近のニュースを見ると
・沢尻エリカ容疑者の話
・芸能人の結婚に関して
・桜を見る会の話
をひたすら無限ループしている状態で「またかよ!」といううんざりしています。
ネットでも結構多くの人が桜を見る会に関して怒っている人がいます。
確かにあまりよろしくない話だとは思うけど、いつまでこの話をニュースでも国会でも引き延ばしているんだと思っています。
国会に関しては僕らが払っている税金で開催されていますし、その国会議員の給料も国民のお金です。
そのお金に釣り合うことなのか?ということが桜を見る会の執着の仕方を見ると思ってしまいます。
それよりももっと話し合って世の中を変えていくことにお金と時間を使って欲しいというのが僕個人の願いです。
マスメディアもこの話題を出せば数字を出せるのを味を占めていますけど、これも公共の電波の乱用ではないか?とも思っています。
もっと生産的な話し合いや報道をして欲しいと心から願っています。
解決すべき問題は山積みなのにそれを桜の会にここまで使うのははっきりいって勿体無いというかもっと仕事をして欲しいと個人的に与党にも野党にも思っています。
介護の将来の問題をもっと取り上げて欲しいと思う理由
僕個人は介護業界のことについて発信をしているのですけど、はっきり言って将来必ず訪れるであろう介護に対して危機感を持っていない人が多いと感じています。
先日の小藪さんのポスターで炎上して取り消しになったのも現実を受け入れようとしない人の意見が多かったからです。
今回の小藪さんのポスターの件でクソだと思ったのは一部のクレームに屈して取り下げてしまったという厚労省の対応
それで多額のお金が無駄になっただけではなくて、せっかく大切な問題定義だったのに国が無かったことにしたということ
もうそういう一部の声に忖度するの辞めて欲しいと思うよ
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) November 29, 2019
この案件を見ても「危機感を持っている人は少ないんだな」と感じましたし、それを簡単に取り下げた厚労省に関しても失望しました。
はっきり言ってこの国の介護リテラシーはものすごく低くて全然現実を見れていないと思っています。
ものすごく偉そうなことを書いていますけど、それほどメディアも国も本気で介護の問題に対して考えずに啓発を行なっていない結果だと思います。
・現実を受け入れていない人が多い
・多くの人に将来に起こる問題を知るべきだと思っているから
・早めに対策を打たないと地獄の未来が待っている
現実を受け入れていない人が多い
介護の問題は親が存命の場合は基本的に訪れます。
人間いつ死ぬかわからないですし、死を意識せずに生きている人が多いのも事実です。
小藪さんのポスターを見て「これは不謹慎だ」とかインタビューで答えた高齢の方がいましたけど、自分は死なないとでも思っているのでしょうか?
実際に介護が必要な場面になった時に困るのは自分ではなくて自分の身の回りにいる家族や友人です。
人は死ぬ生き物です。その死に方や自分じゃ何もできなくなった時のことを将来関係してくる人に話すのは当然の行為です。
もっと現実を受け入れて欲しいですし、もしもの時に備えられる体制を作るべきです。
そのためには介護に対してのリテラシーを高める必要がありますし、それをメディアや国は積極的に啓発するべきです。
今回のような動きが出てきて取り下げるみたいなことを見ると国民の介護リテラシーは低いと感じましたし、そこまで国も本気で取り組んでいないということがわかりました。
「お気持ち」というのに屈せずにそこは根気強く伝え続けることが大事ではないでしょうか?
多くの人に将来に起こる問題を知るべきだと思っているから
・在宅介護での虐待
・高齢者の自動車事故
・介護に伴う貧困化
これらの問題は将来誰にでも訪れる問題です。
俳優の高嶋政宏さんは父親の介護をするにあたって、介護保険の存在を知らずに相続する遺産を使い切ってしまったという話がありました。
この話でもそうですけど介護に対する知識をある程度仕入れをしておかないと大きな損をしてしまいます。
これはお金を持っている高嶋さんだからよかったものの普通の人がこれをしてしまったら破産してしまいます。
実際に介護をするにあたって仕事をやめて貧困化して結果虐待につながるというケースも多いです。
介護を将来するにあたって、多くの問題が山積みです。
みんなが老後に備えた貯金ができるわけでもないです。
その時に介護リテラシーがなかったりしたら死活問題です。
終末期の延命に関しても本人は望まないのに意思疎通が取れないから延命処置が取られるみたいなこともあります。
自分の幸せな最後を迎えるためには現実を受け入れて先のことを真剣に考える必要があると思っています。
そしてもっと多くの人が介護しやすい環境を作っていくために国は頑張るべきです。
桜を見る会で何ヶ月も時間を使う暇もお金もないと思っていますね。
早めに対策を打たないと地獄の未来が待っている
在宅介護で貧困に陥ってしまうとか家庭内虐待が在宅介護で起こったり相続でもめて泥沼化するみたいな話は出てくるので早めの対策を打つべきです。
お互いが元気のうちにこれからのことを話し合うべきだと思います。
それがお互いのためになります。
介護を軽視して介護生活を始めた人は基本的に後悔します。
そして今は介護職が不足していて、その介護職も給料が少なくて避けている人もいる状態です。
介護職が不足したら施設に入れたいのに入れることができずに在宅で介護をすることになります。
そして在宅介護のために仕事を辞めることになって介護が中心の生活になって生活や人生が破綻するケースもあります。
介護生活が終わった後には自分自身が介護される側に回って、その時にお金がないということも想定されます。
基本的には在宅介護はせずにプロの介護職に介護を任せたほうがいいと思っています。
しかしそれをするほどの介護職の数は揃えられていません。
なので介護職を魅力に感じる給料や労働環境の良さを作っていく必要があります。
しかししているのは桜を見る会の犯人探しを国会でしているあたり残念でありません。
介護職の給料を上げないと社会が破綻する
僕は介護職の給料を上げないと社会が破綻すると思っています。
その辺のことは別の記事でも解説していますのでもしよかったら読んで見てください。

この項目では実際にどのような流れで社会が崩壊するのか?ということを説明したいと思っています。
ポイントは以下の3つです。
・在宅介護によって貧困に陥ってしまう
・介護職不足がさらに進んで介護虐待が増える
・結果治安の悪化につながる
それでは解説していきます。
在宅介護によって貧困に陥ってしまう
在宅介護をするのは別に悪いことではないのですけど、在宅介護をして家に介護をする人がいることで大きな負担になってしまいます。
・誰かが常に家にいなければならない
・デイサービスやショートステイを使っても家で見ないといけない
・仕事をやめてしまうケースもある(介護離職)
・親に貯金がない場合は子供が出費することになる
実際に介護をするにあたって満足に働くことができずに収入が減ってしまうことは多いです。
個人的にはもう子供は親から自立してダメなら生活保護を受けてもらってそれで施設に入るのもありだと思っています。
冷たい子供だと思われますけど、老後の親の生活まで子供が全て面倒を見る必要もないと思っています。
子供にも子供の生活がありますし、親の介護にお金を使える余裕はあまりないです。
子供が介護で仕事を辞めてしまったら収入がなくなって生活が一気に困窮する可能性が高いです。
ちなみに介護職が少なければそれほど在宅介護を余儀なくされる人が増えます。
一人の介護職で見れる高齢者にも限りがありますし、これから高齢化社会においてはある程度の介護職を確保しないと安心して仕事をすることすらできません。
だからこそ介護職を充実させて安心して働きに出て生活ができるようにしなくちゃいけないです。
介護生活が終わっても自分の人生はまだ続きます。その時にお金がなかったらまた子供に頼らないといけません。
これを続けていたら相当な資産を持っていない限り厳しいものがあると感じています。

介護職不足がさらに進んで介護虐待が増える
最近家庭内での介護虐待の件数増えています。
結構ニュースを見ても家庭内での虐待や殺人で子供が逮捕されるケースが増えています。
しかも高齢者も長生きするようになっているので介護期間が長期化して老老介護になっている家庭もあります。
そのような状況でストレスが大きい介護生活を続けていくのは至難の技です。
介護職というプロですらストレスを抱えて働いているのに長い時間介護に携わるのはなかなか厳しいと思っています。

それを働きながら介護職でもない人がするのは非常に負担が大きいのはわかりきっています。
その結果介護虐待で親が亡くなり子供は逮捕されるというのは非常に元も子もない話です。
このような悲劇を起こさないためにも全ての人が気軽に介護施設に預けて系座的な負担が少ない状態にしないといけません。
そのためにも中で働く介護職の給料を上げて人を集めつつ離職しなくてもいい環境を作っていくことが求められると思っています。
結果治安の悪化につながる
介護職の不足が招く社会の大きな問題は治安の悪化です。
介護によってお金のない人が増えてたらその分精神邸に追い込まれてしまって犯罪に手を染めてしまうことも大いに予想できます。
実際に介護虐待の件数も増えていますし、最近は高齢者の自動車事故も出てきています。
高齢者の自動車事故に関しても事故を起こすような正常な判断ができない人が街にいて運転しているのはおかしな話です。
中には認知症や重大な障害を持っているのに運転しているというケースもあります。
こういう人の中には施設に入れないという背景を持っている人もいます。
そういう人は施設に入ってケアを受けることができれば結果は変わっていたかもしれません。
高齢者が多くなってその中には社会生活が送れない人も中にはいません。
そしてこれから介護職が不足して入れる施設がなかったら本来は施設に入るべき人が施設に入れずに街に溢れるみたいな話もどんどん出てきます。
その結果治安は悪化して僕たちが安心して生活することもできなくなります。

【結論】もっと国民に将来の問題に対して考えさせる機会を与えて欲しい
最初に書いたように国も多くの国民を介護を軽視しすぎているような気もします。
とは言ってもこの世の中を牛耳っていて数が多いのは高齢者ではあるので「未来なことなんか知ったことない。それより今良ければいい」みたいに思っている人は多いです。
実際に少子高齢化に対してずっと前からわかっていたのに放置して今に至っているような国なので、なるべくしてなったと思っています。
しかしこれから生きていく若者や子供に対して安心して生きられる社会を実現していくためにも今がしっかり話し合って対策を打っていくべきだと思います。
数字が取れる桜を見る会の追及や芸能人のニュースという目先の利益に囚われているのではなくて、長い目を見て欲しいなと主張してこの記事を終わりたいと思います。
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