どうも現役介護士のたんたん(@tantan4423)です。
僕は現在25歳で4年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し現在は老健に勤務しています。
これからのキャリアとしては近いうちに都市部に再び戻るつもりです。
かいご畑で実務者研修の資格を無料で取得して国家資格である介護福祉士を取得するつもりです。
かいご畑に関しても詳しく解説している記事がありますので良かったら読んでみてください。

今回はキラキラ介護士であり続けるリスクに関して記事を書きます。
目次
キラキラ系は搾取されやすい現実
先日以下のようなツイートをしました。
キラキラ介護士って経営者からするとめっちゃ都合のいい存在なんだよね
安い給料でもアホみたいに働いて利益を出してくれるから
そりゃ経営側はやりがいを強調しますよ
バカなのはそれに乗せられて割りに合わない労働をする事
— たんたん/戦略的介護派遣 (@tantan4423) January 18, 2019
キラキラ介護士って経営者からするとめっちゃ都合のいい存在なんだよね
安い給料でもアホみたいに働いて利益を出してくれるから
そりゃ経営側はやりがいを強調しますよ
バカなのはそれに乗せられて割りに合わない労働をする事
ネットで見るとキラキラ系介護士は忌み嫌われる存在になっているのですけど、実際には介護施設にいる介護士の半数以上はキラキラ系だと思っています。
そしてその介護士たちはそのやる気や高い意識を介護施設に利用されて搾取されているのではないか?と考えています。
上記のツイートに関して掘り下げて考えていきたいと思います。
イメージアップで喜ぶのは搾取する側
介護士のイメージアップとか言って「意識高くプロ意識を持って」という改善案があるのだけど、そういうところが介護士のイメージを下げているんだぞ。
それって単に『給料は安いけど意識高くてたくさん働いてくれる都合のいいコマ』という評価だから。
頑張りの方向性が違う。
— たんたん/戦略的介護派遣 (@tantan4423) January 19, 2019
よく介護士界隈で給料の低い問題になると「介護士のイメージをあげようそうすれば給料も上がる」という主張が出てきます。
確かに介護士の仕事ぶりが認められていないから給料が低いと考えるのは分かるのですけど、別にイメージの悪い仕事で高い収入を得ている人もいます。
- 定期的に不祥事がある国会議員
- 大災害を引き起こした東京電力
- 過労で自殺に追い込んだ電通
そう考えるとイメージと収入は比例しないということは言えます。
そもそも介護士の給料が低いのはイメージが悪いからではなくて、国がお金を介護士に払いたくないからなんですよね。
そしてもし仮に介護士のイメージが良くなったとしても、給料を上げなければ『質の高い介護士を安いお金で使い倒せる』と喜ぶだけです。
そうなってくると逆に「安いお金じゃ動かない介護士」というマイナスなイメージを付けたほうが危機を感じて給料をあげるのではないでしょうか?
自分の能力を高めて収入を上げようとすると、使い勝手のいい介護士にしかならない可能性の方が高いです。
自分が国や介護施設を運営した時を考えても、安い人件費で利益を最大化したいと考えた時に、お金は払わずに良い人材を欲しいと思いますよね?
単に人を使う側を喜ばすことでしかないんですよね。イメージアップって。
ほとんどの介護士は搾取されている
そもそもほとんどの介護士は現在少ない給料で必要以上に働かされている現状があります。
他の業種と比べてもサービス残業をしているという声も多いですし、逆にその残業を正当化する声が介護士の中で出ているぐらいです。
介護士は結果が数字として出ない分、頑張りが対価として払われないシステムなので、搾取されるケースが多くなっています。
そうなってくると意識の高いキラキラ系介護士は無意識のうちに消耗してどこかで精神的に参ってしまって鬱になってしまうケースがあります。
介護士に鬱になったりする人って本当に真面目で真剣に介護に取り組んでいる人がほとんどです。
なぜ意識の高い人が鬱になってしまうかというと理想と現実のギャップを感じてしまうからなんですよね。
- イメージアップのために頑張る
- しかし頑張った分の対価がない
- 対価が低い=自分の価値がない
- プラス人間関係や過酷な労働環境で心身ともに疲労
- 鬱になる
- 退職
結構このサイクルで真面目な介護士さんが再起不能になってしまう事が多いです。
このようにして意識の高い介護士はボロ雑巾のように使い捨てられます。
介護業界に対する期待は捨てた方がいい
逆に長く働き続けられる人ほど仕事に対してやりがいや目標みたいなのを掲げずにお金をストイックに稼ぐために働いている人が多いです。
実際に僕も介護業界のイメージアップとかそういうのはどうでもいいと思っている人間です。
別に介護施設や業界や国に対して対して期待もしていないです。
なので余計なことを考えずにお金のための労働をしています。そうすれば理想と現実のギャップに苦しむこともありません。
実際に僕自身複数箇所の介護施設を行っていますけど、介護士を辞めたいなんて一度も思った事がありません。
僕の場合は極端かもしれないですけど、変に期待して病んで仕事をやめるより、意識低くても働き続けた方が世の中のためなんですよね。
長期的に働き続けられることを考えて少しゆるく働くのがいいのではないか?と思っています。
介護士の頑張りの方向性が違うのが問題
介護士のイメージアップの為に奔走しているキラキラ系介護士なんですけど、もう少し頑張りの方向性を変えたほうがいいのでは?と思います。
先ほど書いたようにイメージアップしても必ず収入が上がるわけでもないし、逆に使い勝手のいい駒のように使われる未来が待っています。
それなら介護士の給料が低いことによってどのような問題が起きるのか?ということを伝えられる為に意識低く働いた方がいいんじゃないか?と思います。
介護の仕事は必要な仕事です。
その必要な仕事の給料が低いことによって、大きな問題が起きたら国も「これ以上問題が起きなように給料を上げて質を上げてもらわないと」という方向になります。
正社員で働いているとなかなか分からないことですけど、派遣で働いていると人手不足が深刻な施設は正社員よりも良い待遇を用意してくれることは多いです。
施設も国も本当に困ったらお金をたくさん払ってでも介護士を確保しようとします。
「それなら給料上げろよ」と思うかもしれないですけど、正社員とかは今の給料で働き続けているのでそりゃそのままです。
介護施設を運営する側からして一番避けたいリスクは人数不足で事業自体が運営できないという事態です。
それを避ける為にも少しでもいい条件を出して新しい人材を確保しようとします。
そう考えれば介護士が頑張ることはイメージアップというよりも給料払いの悪い施設からは即離脱して人手不足に困る施設で働く事かもしれません。
キラキラに囚われずノンストレスで働きたい人は派遣がオススメ
介護士という仕事が好きでまだ続けたい人は働きやすい環境で働くことが大事です。
実際に介護業回は人手不足ではあるのでどこの園も喉から手が出るほど欲しいです。
そうなってくると派遣という働き方がとても美味しくなります。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
委託している人に不利益を被る形になるので介護施設もあまり強気に出る事ができません。
実際に介護士の派遣をしている人ってそこまで多くなくてなかなか派遣という文化が薄いので理解してくれないところはあります。
しかし派遣会社に雇われているので自分のことを守ってくれます。
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。
介護派遣で働くメリット・デメリットを現役派遣介護士が徹底解説します
僕自身も保育士をしている時に派遣として働いていたら介護士という仕事をせずに保育士で働き続けていたかもしれないです。
次から現役介護士がオススメする派遣会社や転職サイトを紹介していきます。
現役介護士がオススメする絶対に登録しておきたい2つの介護派遣会社
僕自身が非常にオススメしているのは
- かいご畑
- きらケア介護派遣
です。これら二つの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い

- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀

まとめ・・・
仕事に対してやりがいを求めるのは素晴らしいことではあるのですけど、頑張れば給料が上がるという考えは安易すぎるのではないか?と考えています。
介護施設の形状今現在稼げていなければ国が処遇改善を行わない限り給料は増えないです。
それはイメージアップより危機感を持たせる方が効果的ですし労力も少ないです。
イメージアップに奔走して結局いいように使われて消耗するのは本末転倒だと思います。