どうもたんたん(@tantan4423)です。
保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
今回は僕が男性介護士で良かったと思うことを書いていきたいと思います。
- 介護士が女性の仕事という時代はもう終わった事
- 男性でしかできないことがある事
- 男性の特徴を存分に生かした介護をして欲しい
それでは以下より解説していきます。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
介護士=女性だけの仕事では無くなった

介護士といえば保育士と並んで「女性の仕事」というイメージがあるかと思います。
確かに職場の男女の比率を見ていると女性の方がまだ多いです。
でもここ最近の施設を見ていると男性の介護士さんが多くなってきました。
以前僕が勤めていた東京の有料老人ホームでは男性介護士が全体の3・4割いるような状況でした。
実際に毎年施設に勤めている男性介護士の数は増えています。
このことから言えるのは介護士=女性の仕事ではなくなったということです。
やっぱり仕事柄女性の方が都合のいいことがまだ多いかもしれないですけど、男性介護士は貴重な戦力です。
女性介護士だけの施設での弱点を男性介護士がしっかり補っている所があるので介護業界でも喜ばしいことだと思います。

男性介護士で良かったと思う事

僕自身が男性介護士として複数の施設を歩き回っているのですけど、思った以上にメリットが大きいと感じました。
実際に「男性で良かった」と思う事は
- 入居者様に可愛がられる
- 女性特有の人間関係に巻き込まれない
- 出世の機会が多い
ということがあります。
これら3つについて以下より書いていきたいです。
①入居者様に可愛がられる
多くの施設の入居者様の男女比は圧倒的に女性が多いです。
中には男性嫌いの入居者様もいるのですけど、大体の人が自分の孫感覚で可愛がってくれる人です。
やっぱり女性が多い職業なので、入居者様も女性の職員は見慣れています。
しかし男性はそこまで多くないので、珍しがってくれたり「あなたは優しいから」と言ってお菓子をくれたりすることもあります。
ちなみに原則入居者様から物をもらうのは原則禁止ではあるのですけど、相手の気持ちを考えると難しいことですよね。
結構女性は人間関係が難しいところもあるので逆に男性の方が好きな女性の入居者様がいますね。
僕自身も比較的若い方なのでひ孫や孫みたいに可愛がってもらうことが多いですね。
それが直接介護士としての働きやすさに繋がっているので結構重要なことだと思っています。
②女性のドロドロの人間関係に巻き込まれない
介護士は比較的に給料が安くて過酷な労働状況で働いています。
そこからくるストレスは大きくてそれによって人間関係の歪に繋がってしまいます。
特に女性が多い職場の場合はその中の人間関係で苦労する事は多いと思います。
僕が実際に遭遇した事としては
- 既婚者である女性介護職員が他の男性介護士と不倫しているとデマを流される
- 容姿をいじる
- 利用者様の前で大げんか
職場に負の感情を持ち込むのはどうかと思いますが、どうしようもない事かもしれません。
介護士に限らず保育士でも似たようなことが頻回に起こりますが、男性という立場でいると巻き込まれずに済みます。
本当この点は男性で良かったと思いました。
人間関係が不安な人は現役介護士が職場の人間関係に悩まなくするために行っていることを共有しますを読んでみてください。
③出世の機会が多い
介護士の世界って一般的に言われる年功序列ではないです。
女性が多い職場なのですけど、結婚や出産で現場を離れたり仕事自体を辞めたりすることがあります。
そうなってくると職場を離れる心配の少ない男性が優先的にリーダーや主任に上がったりすることが多いです。
男性であるという理由だけで出世の機会はやってきます。
僕自身も介護士歴4年目という普通なら中堅にもならないこの経験年数で出世はなかなかないです。
しかし男性であるということや普通に仕事をすることができるというだけで出世の案内が来ました。
その時は転職する前段階だったので断らせていただきました。
僕はこの部分に関してはあまり良くないと思っていて
- 本当に優秀な人が出世できていない
- 男女差別ではないか?
- そもそも出世しても給料が上がらないのでポストのなすりつけあいになっている
という点があります。
それでも男性であるというだけで施設の介護に大きく関わる機会が増えてくるので出世したい人からしたらいいことだと思います。
他の業者では全然ありえないことなのですけど、若い時に経験を積めるという点ではいいのではないでしょうか?
男性介護士にしかできない事

男性介護士で良かったと思うことを書いていったのですけど、客観的に見て男性介護士にしかできないことを書いていきます。
男性と女性は得意なことやできる事が全然違います。
なので男女比率が均等に近い施設ほどいい感じに役割分担ができているのではないか?と思っています。
実際に男性介護士に任せた方がいい事としては
- 力仕事
- 地域や家族関係での連携
- 男性入居者への対応
という事があります。以下より詳しく書いていきたいと思います。
①力仕事はお手の物
入居者様からも女性介護士さんからも頼られることは多いですね。
- 体重のある入居者様の移乗介助
- 行事の際の飾り付けの準備
- 高いところにあるものをとる
- 物品の準備(車椅子、介護ベットなど)
女性だとなかなか大変なことでも男性なら力があるので簡単に解決する事が多いです。
もちろんそれはプレッシャーや仕事量が増えたりするという心配もあるんですけど、人に頼られるっていいですよね。
男性であるだけで感謝されるというのは結構働く上でもいい事なのではないかと思っています。
介護士って入居者様と関わる以外の仕事も多いですし、力仕事が必要とされることって多いんですよね。
その時に男性介護士がいることによって仕事の進みはスムーズになります。
そういった意味でも力仕事を任せられる男性の存在は施設からしても大きいと思っています。
②地域や家族との連携の際に困ることが少ない
実際に地方に行くとまだ「男尊女卑」の世界は生き残っています。
介護施設の運営は地域や家族のしっかりした関わりなしでは継続する事ができません。
そういう時に「男性じゃないと頼りない」と昔ながらの考えを持っている地域の人や家族は結構障害になります。
前に勤めていた施設では地域が関係してくる行事に関してはその橋渡し役として男性が選ばれる事が多かったです。
本当はよくないことではあるのですけど、協力関係がしっかりしないと仕事にならないのです。
そういう意味でも男性介護士がいることによって連携をスムーズにする事ができますし、男性に舐められるみたいなこともなくなります。
③男性の入居者さまへの対応がしやすい
逆も然りなんですけど、女性で男性に対応してほしくないという人がいるように女性に対応してほしくない入居者様は多いです。
実際に自分が介護される立場になって見ても若い女性に自分の恥ずかしい姿を見せたくないという思いがあります。
基本的に同性が介護した方がスムーズに行く事が多いので、入居者様の願望に応えやすくなります。
そういう意味でも入居者の中では少数派でもあるのですけど細かなニーズも汲みとれる体制になっているのは大きいと思います。
あとは昔の男性は亭主関白というか女性を下に見ている人もいるので男性がいることによって介護職の平穏が保たれるということもあります。
あとは少ないですけど暴力行為をする入居者様をその力強さで制御することも可能です。
介護はマンパワーが必要。男女関係なくいろんな人が介護をしていただきたい

実際に介護施設に男性が増えてきたのは、昔ながらの介護士=女性というイメージも崩れてきているからだと思います。
しかし介護士不足は今現在も深刻なのでもっと多くの人に男女関係なく介護士を経験して欲しいと思っています。
なので「男性だけど介護ってどうなのかな?」と思っている方はどんどん積極的にチャレンジしていただければ嬉しいと思います。
実際に介護士で働きたいと思った方に僕が勧めていることは派遣で働くことです。
転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

さいごに

男性介護士は施設からしたら貴重な人材です。
多くの施設が多くの男性介護士を望んでいます。
興味のある方は一回働いてみるのもありだと思います。
案外面白い仕事ですよ。