どうも現役介護士のたんたん(@tantan4423)です。
僕は現在25歳で4年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し現在は老健に勤務しています。
これからのキャリアとしては近いうちに都市部に再び戻るつもりです。
かいご畑で実務者研修の資格を無料で取得して国家資格である介護福祉士を取得するつもりです。
かいご畑に関しても詳しく解説している記事がありますので良かったら読んでみてください。

この記事では2019年に起こった介護士や介護に関わる社会的問題と事件に関してまとめました。
※この記事を更新した後も事件や問題が出てきたらどんどん追記していきたいと思います。
この記事の目次
グループホームで利用者が介護職員の首を絞めて逮捕される件
※参考のニュース記事が削除されていますので下記の僕の解説の記事を読んでいただけると嬉しいです。
入浴介助中に利用者が介護職員の首を絞めて逮捕された事件です。
普通にこの事件を聞いて「ちゃんと警察が動いて逮捕してくれてよかった」と思いました。
実際にこういう事件に対しては施設が隠蔽することが多いですからね。
「認知症だからしょうがない」とかいって高齢者は何をしてもいいという無法地帯になることが多いです。
しかしこの事件に対して「介護士のケアが悪いからだ」みたいな事をいう人がいましたけど普通に考えておかしいですよね。
そこの考えは別の記事でまとめていますので一緒に読んでいただけると嬉しいです。

秋田県の特養でインフルエンザが集団感染して四人の入居者が亡くなった件
今年の冬は本当にインフルエンザが多く拡大した年でした。
介護施設で生活している高齢者からしたら免疫が弱いのでインフルエンザは死に直結する病気になってしまいます。
なので介護施設でも日頃から感染予防をしています。
しかしそれでも防ぎきれるものでもなくて、外部からの面会や業者が多く入ってくる介護施設において感染を完全に予防するのは難しいと感じています。
そのなかで秋田県の特別養護老人ホームで四人の利用者がインフルエンザの施設での集団感染によって犠牲になってしまいました。
この事件で介護施設で働く僕も日頃からの感染予防に関しは徹底的に行って利用者だけでなく、自分も守っていけたらいいのではないか?と思っています。

妻が夫に自分のした介護に対しての文句が原因で介護殺人を犯してしまった件
在宅介護の末介護者が殺人や虐待を起こしてしまうケースが多くなっているように感じます。
その家族を見ていると背景には
- 周りに頼れる人がいなかった
- 毎日介護ばかりで心が落ち着かない
- いまだに家族が介護をしないといけない強い思い込み
があるように感じています。
とはいえどんな理由があろうと殺人は許されることではないので、逮捕された妻が悪いと言うことには変わりません。
今回の事件から在宅の介護において大切なのは
- 家族は鼻から面倒を見ないと宣言する
- 施設に入る事が当たり前な時代と言うことを理解する
- 在宅介護をする際には複数の人がチームになって負担が傾かない
と言うことは大事ですね。
自分の人生には自分で責任を見るべきですし、家族であろうと自分の老後を投げて任せてしまわないようにしたらいいと思います。
事件について深く考察した記事もありますので、読んで見てください。

介護施設「あずみの里」ドーナツが原因が死亡した事件で准看護師に有罪判決が出た件について
以前から介護関係者の中では注目していた事件に判決が出ました。
この事件では介護士関係の署名が60万近く集まったほどのものですけど、判決は有罪でした。
判決が及ぼす社会的影響を考えると介護業界も衰退したのかな?と考えられた事件でした。
食事介助での事故や誤嚥に関しては結構介護師の身近な問題で、これから似たような事があれば介護士は犯罪者にされるのを考えると大変だと感じました。
これは刑事事件として検察側が訴えたものですけど、はっきり言って介護現場を崩壊させたいのかな?と思いました。
施設側と家族側とは示談が成立している中での起訴だったので、なかなか納得できませんね。
この事件が原因で介護職の離職が進んだり、これから介護職になろうと思っている人が「犯罪者にされるなら辞めよ」と言う事が普通にありそうですね。
僕自身も現在介護の仕事がなくても生活できるので、少し心が揺らいだほどでした。

福岡県博多区の「リリーゆたか」で職員の一斉退職が起こった
※この元ニュース記事は削除されていますので、下記の僕が書いた記事を読んでいただけると嬉しいです。
昨年の鹿児島の施設で一斉退職して、そのまま運営して利用者が亡くなったという事件がありました。

最近、介護施設だけでなく障害者施設や保育所などの各福祉関連の施設で一斉退職の話をよく聞きますね。
先日「ガイアの夜明け」で保育士が運営会社と戦った結果、一斉退職した話もありました。
なので待遇の悪い施設でこのような職員の動きはどんどん活発してきて悪質な施設が淘汰されるのではないでしょうか?
利用者からしたらかわいそうな話ですけど、しょうがない事だと思います。
結局人手不足の介護施設において人手が一番大事なわけであってその人材をないがしろにする施設には先がないと感じた事件でした。

この事件に関する考察もありますので、よかったら読んでいただけると嬉しいです。

厚労省が介護職の平均賃金が30万と発表する
このニュースをみて最初に思ったことは「こんなにもらうわけないでしょ?」と思いましたが、まぁその通りですね。
単に賃金の高い役職付きの人や、比較的賃金の低い地方の施設を調査に踏まえていないとか普通にありそうですね。
5000以上の施設が今回の調査に答えていませんからね。
賃金の調査に応じないと言うことは自分の施設で払っている給料が低いとか違法的な給料体系の可能性もありますからね。
あと単純に平均よりも中央値を見たほうがいいとこれの調査を見て感じました。
平均の場合は一部の高所得者が平均を高く押し上げているので、あまりデータを見るにあたって平均よりも中央値を見た方がリアルが感じやすいです。
このニュースに関して僕が思ったことは別の記事でまとめていますので、良かったら読んでください。

介護保険料が年に10万円を超える
介護保険料の増額は多くの40代以上の方や、経営者にとっては大きな痛手になっていますね。
とはいえ介護士視点から考えれば、この額が増えることによって介護士の給料が増える可能性も上がるので嬉しいというのが本音でしたね。
この社会保険料の増額はこれからも避けては通れないです。
少子高齢化が進んで支える側が減って支えられる側が増えているのでしょうがないところもあると思います。
この流れでリストラも大企業で進んでいるのでこの人材が介護業界に流れてくれればいいなと思っています。

これからも介護のニュースの記事を書いたらこの記事に追記していきます。
今年になって介護に関する事件やニュースも多くなったような気がします。
今年は介護士からすると大きな改変である処遇改善が10月に施行されます。

それに加えてこの記事を書いている4月から有給が義務化されて有給が取りにくい介護士には非常に嬉しい環境になりましたね。

どっちにしろこれからの介護業界からは目が離せないですね。
これから高齢化も進んできて社会状況も変わってくるのでその社会において介護士の役割は非常に大きいと感じています。
ということでこれにて終わります。またニュースの記事を書いたらこの記事に追記していきますので、また読んでいただくと嬉しいです。