どうもたんたん(@tantan4423)です。
保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
介護職の非正規率が都市部で高くなっている情報を聞いて、単に貧しくなったという話ではなくて、正社員で介護職をする事のコスパの悪さに気付いた人が派遣に移ったのではないか?と思っています
サービス残業をするような職場で働いている正社員は派遣よりも時給が低いケースはたくさんありますね
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) November 5, 2020
介護職の非正規率が都市部で高くなっている情報を聞いて、単に貧しくなったという話ではなくて、正社員で介護職をする事のコスパの悪さに気付いた人が派遣に移ったのではないか?と思っています
サービス残業をするような職場で働いている正社員は派遣よりも時給が低いケースはたくさんありますね
今回は上記のツイートに関して解説していきたいと思います。
非正規化が進むことが貧困を示唆する声がありますけど「介護業界ではそうではない」という主張をこの記事でしていきたいと思います。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

介護現場は非正規職員によって支えられている

厚生労働省の調査では、介護職の非正規率が41.0%と非常に高い割合を出しています。
総務省の調査による全体の38.2%を上回る結果になっています。
全国平均の38.2%という数字も3人に1人以上が非正規職員ということで高いのですけど、介護職の40%超えは驚異の数字ではないでしょうか?
半分近くの人は非正規で働いています。
僕も派遣なのでその一人ですけど、確かに非正規の職員は施設によっては半分以上を占めていることもあります。
この事について社会学者の舞田敏彦さんもツイートされていました。以下の通りです。
介護職員の非正規率。
都市部で高い。教育,文化,福祉… 成熟社会の象徴である職業の非正規化(待遇悪化)が止まらない。 pic.twitter.com/NcN7Y58Gnu
— 舞田敏彦 (@tmaita77) November 3, 2019
確かに非正規の人は体感的にも多いと感じていますけど、今回書きたいことはそのデータを元に「もっと給料上げろ!」とか「正社員を増やせ!」とかそういう話ではないです。
僕自身介護派遣を逆に推し進める人間の一人として「これは正社員で働きたくない介護職が増えているのでは?」と思いました。
あくまで推測での話ですが、聞いてくれるとありがたいです。
介護職が非正規になる理由

僕は不謹慎にも働く人はみんな契約社員になった方がいいと思っています。
イギリスでは非正規の人の方が多いですし(同一労働同一賃金のため)
自分で出勤日数を調整できる方がいいと思っています。
僕自身も26歳にして派遣で非正規人生を謳歌していますけど、介護職が非正規になる理由は全然わかるんですよね。
具体的な理由としては以下のようなことがあります。
・正社員だろうと待遇がいいわけではない
・正社員だとサービス残業のリスクがある
・逆に派遣の方が効率よく稼げることが多い
以下より上記の事について解説していきます。
介護職は正社員だろうと待遇がいいわけではない
僕自身が地方の特養で働いていた時は手取り15万円以下ということもありました。
みんなが目指している正社員という働き方をしても手取り15万円という生活保護並みの水準になるなら雇用形態そこまで関係ないというのが実感です。

地方で年収400万円クラスの介護職は非常に少ないですし、それなら年収300万円以下でもいいから楽に働きたいと思うのもありだと思います。
あと子育てや家事の関係で時短勤務がしたい人は正社員で働くのは難しいと思っています。
正社員の特権である福利厚生も介護業界では派遣での福利厚生ともそんなに変わらないです。
家賃補助とか払ってもらえるところもそこまで多くないので、正社員のいいところはボーナスがあるぐらいですけど、その分基本給が抑えられてしまいます。
実際に派遣界隈では「給料の話をしてはいけない」という話があります。
なぜかというと月給だけでいると派遣の方が高いことは多いからです。
その辺の話は別の記事で解説しています。

待遇のいい施設で働けたならいいのですけど、多くの施設は待遇に問題があります。
派遣と正社員の待遇の違いはそんなに変わらないというのは実際に両方働いてみて感じることですね。

正社員だとサービス残業のリスクがある
サービス残業が横行している介護施設は非常に多いように感じます。
人手不足でするべきことは多いけど残業代を払うぐらい余力のある施設は少ないです。
なので消化しきれない業務は残業代の発生しない仕事になってしまいます。
しかし非正規で働く事によって時間による契約になっているのでサービス残業を要求することが基本できません。
僕の場合は派遣で他社の管理になっているのでそう簡単に無下に扱うことができないので、介護業界に蔓延しているサービス残業の波から逃れることができます。
そもそも残業代を払おうとしない企業が経済力のなさや補助金の少なさ関係なく運営する資格はないと思います。
それでも事実として悪しき風習として違法労働が残っているのでそれから逃れる手段として派遣を選ぶのは合理的な判断だと思っています。

逆に派遣の方が効率よく稼げることが多い
先ほど書いたように派遣の方が正社員より給料が高いので「派遣先で給料の話をするのは辞めておいた方がいい」という話も聞きます。
実際に僕も夜勤専従で都市部で月に11回働いていた時は普通に高い水準でした。
夜勤専従は介護職の働き方の中で比較的時給の高い働き方なので、あまり比べるのもよくないかもしれないですけど、それでも正社員の人より毎月の給料は高かったです。
働き方次第では派遣の方が給料が高くなることは多いです。
強者の中にはWワークを駆使して年収500~600万円を稼いでいる人もいます。
個人的にはWワークはお勧めできませんが、選択肢としてはありではないか?と思っています。

このように時給が高いこととWワークがしやすい点から正社員よりも年収を高められるポテンシャルがあるのではないか?と思っています。
実際に僕も介護派遣で働いて、副業をする時間を確保したので、年収を大幅に高める事に成功しました。
副業に関しての情報が知りたい方は以下の記事を読んでいただけるといいと思います。

「介護職の非正規=貧困」ではないと思う理由

よく非正規社員のことを貧困の象徴みたいに扱う人が多いけど、介護職の場合は正社員で働いている人の方が経済的にも困っているケースが多いと感じます。
逆に非正規で生活に困ってる人の声より正職員で生活に困っているという声を多く聞きます。
その理由についてこの項目では解説していきます。
・家庭を持っている人が多い(共働き)
・副業(掛け持ち)をしている人が多い
・敢えて非正規という働き方を選んでいる
※介護派遣のオススメの記事に関しては別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

家庭を持っている人が多い(共働き)
非正規職員の方の背景を見ると多くの人が家庭を持っている人が多いです。
家庭を運営するにあたって二人ともフルタイムだと困ることが多いので、片方が非正規で時短勤務をするという人は多いです。
非常に合理的な判断だと思います。
この国には便利な制度である「扶養控除」があるのでその扶養控除ギリギリの103万円以下に抑えるという方法を取っている家庭もあります。
なので非正規の人が全員自分一人でその収入で食べているわけではなくて、もう一人メインの収入源を稼ぐ人がいるケースです。
基本的に一人暮らしするとか専業主婦の形態を取っている世帯よりも明らかに裕福な生活はしていると思います。
基本共働きをして一緒に生計を立てた方が安いお金でいい生活をすることができます。
なので基本的に低収入だと言われている介護職ほど結婚した方がいいと思います。
その辺のことは別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

副業(掛け持ち)をしている人が多い
僕みたいなケースです。
若い人が非正規で働いている場合は何かしら裏でメインの仕事をしている可能性は高いです。
・バンドマン×介護士
・ハンドメイド×介護士
・他の施設でWワークする介護士
介護職以外の収入源を持っている人は比較的に正社員で一本で食べている人より高い収入をえている可能性があります。
もちろん自分の好きな事に専念したいから時短勤務やシフト固定ができる非正規という働き方を選んでる人がいます。
非正規という働き方は融通が効きやすいというのが非常に大きいです。
逆に時間に色々制限のある働き方で不規則な勤務をしていたらなかなか副業に取り組めないので合理的な考えだと思っています。

敢えて非正規という働き方を選んでいる
家庭を持っっている人にしても副業をしている人にしても「敢えて非正規という働き方を選んでいる」という事です。
別に「正社員で働きたいけど、非正規に甘んじてる」というわけではないです。
正社員で働く事で自分の人生がうまく回らなくなると自分の頭でしっかり考えて洗濯しているだけです。
実際に非正規の介護職の人を見ていてもそこまで貧しい感じはないですし、本当に救うべきなのは正社員でキツキツで働いてもない低賃金の人ではないでしょうか?
「非正規=貧困」というのは給料が低いという観点から「貧困の温床」とされてきましたけど、かといって正社員がいいというのは大企業思考すぎないか?と思ってしまいます。
実際に正社員でも生活苦しい人は多いですし、正社員は「定額働かせ放題プラン」みたいに考えている経営者はいます。
介護職の場合は個人的には派遣とかで働いた方が割りのいい仕事だと思っています。
それを自らの主体で選んでいるわけなので、別にいいのではないか?と思っています。

派遣という働き方はコスパいいと思う

僕は当サイトではひたすら派遣のコスパの良さについて話しています。
実際に僕自身が派遣で働いて収入も上がって自由な時間も増えたのは事実です。
介護職として社会に貢献するのもいいのですけど、働きすぎるのも嫌ですし自分の心地いぐらいの働き方を実現したい人です。
そういう意味では自分の働き方を調整できる派遣は僕みたいな人間には最適な働き方だと思っています。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ

・非正規になるのは正社員がコスパが悪いと思っているから
・「正社員=安定」の時代は終わった
・考えて非正規をしている人は貧困にはならない
そもそも非正規が非正規には訳があるからですし、みんなが正社員になりたいわけではないです。
特に介護職で正社員で働くことのメリットはいい施設に働かない限り難しいと思っています。
そのために転職を駆使して自分に合う環境を探すべきです。
いい求人があれば正社員で働けばいいと思います。
そうじゃなければ派遣で働いた方が使った労力に対しての収入がコスパ良くなります。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。