どうもたんたん(@tantan4423)です。
5年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをしています。
でも時期には現場復帰するつもりです。
かいご畑で実務者研修の資格を無料で取得して国家資格である介護福祉士を取得するつもりです。
かいご畑に関しても詳しく解説している記事がありますので良かったら読んでみてください。

先日以下のようなツイートをしました。
よく「職員の都合は利用者には関係ない」という指摘をする人がいるけど、それって綺麗事でしかないです。
この言葉が言えるのはしっかり職員の労働環境を整えて理不尽に働かせていないというのが大前提があるから
素晴らしいこと言ってても負担が重くなって辞めてしまったらマジで意味ないんだよね
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) September 14, 2021
よく「職員の都合は利用者には関係ない」という指摘をする人がいるけど、それって綺麗事でしかないです。
この言葉が言えるのはしっかり職員の労働環境を整えて理不尽に働かせていないというのが大前提があるから
素晴らしいこと言ってても負担が重くなって辞めてしまったらマジで意味ないんだよね
今回は上記のツイートに関して解説していきたいと思います。
・まずは介護職を大事にするべき
・いくら素晴らしいことを言ってもついてくる人がいないと何もできなくなる
・労働環境を整えている施設のみが言える一言
それでは以下より解説していきます。
この記事の目次
【結論】介護職から搾取している施設が「利用者主体のケアを」という資格はない

利用者主体のケアは施設の環境が大事」
・介護職の給料の標準が他の施設より高い
・労働環境が安定している(サービス残業なし)
・いざという時に職員を守れる体制がある
上記のような施設なら「利用者主体のケアを」と言ってもいいと思います。しかし
・給料がとにかく低い
・サービス残業がある
・ハラスメントや犯罪行為に対して泣き寝入りさせる
みたいな施設は「利用者主体のケアを・・・」という資格はないと思っています。
そもそも上記のような悪質な施設は介護職と労働契約を結んで、利用者を受け入れてサービスを提供する価値すらないと思います。
実際に介護士のサービス残業は今でも横行しています。

まずは労働環境を整えるところから
「利用者主体のケア」よりもまずはそのボロボロな労働環境と腐った風潮をかき消す事が大前提ではないでしょうか?
多くの施設が介護職から搾取する事で経営が成り立っている事自体がおかしな事で、やるべきことをせずにさらに精神論で追い詰めるのはいかがでしょうか?
ブラックな介護施設の特徴に関しては別の記事で解説していますので、もし良かったら読んでみてください。

精神論だけでは介護の質は上がらない理由

そもそも精神論だけでは介護の質は上がりません。
理由としては以下の通りです。
・優秀な人材は労働環境が良くて給料がいいところに転職してしまうから
・介護職の数が増えないと質を上げる事ができない
・精神論が蔓延する施設には人が離職しやすい傾向がある
以下より上記の事について解説していきます。
理由① 介護職の優秀な人材は良いところに転職してしまうから
そもそも「優秀な介護職が欲しい」という施設の願いとは裏腹に優秀な人材は精神論には従いません。
・優秀なので上司が言っている事が間違いだとわかる
・基本的に論理的な人が優秀になるので、そんな人が感情論で動かされるわけがない
・数字が観れるので給料が低かったり、データが悪いと転職してしまう
という事があります。
そもそも介護職で優秀な人材が「利用者のために!」とか言いながらサービス残業をさせるような施設に長く居続けるわけがありません。
介護施設もたくさん存在してその中で自分にとって都合のいい施設を選びます。
優秀なので「給料を多く払っても来て欲しい」という施設は多いです。
そういう意味では精神論が蔓延する施設では安っぽい精神論でしたがってしまうような人しか集まらないです。
あと優秀な人材を「手に入れる」ではなくて「育てる」という意識が必要ではないでしょうか?

理由② 介護職の数が増えないと質を上げる事ができない
そもそも勘違いされて居るのですけど「介護の質」のことを「介護職個人の能力」と置き換えている施設が多いです。
しかし基本的には介護の施設とはその施設に在籍する介護職の人数のことです。
一人でできる事は限られているわけですし、今にマンパワーを確保できるのか?という事が幅広い介護を提供できるのか?繋がっています。
しかし現状は人が集まらないので、一人一人の介護職への負担や要求を上げることによって質を上げようとしています。
せめて機械化を進めて効率化して質を上げる方向ならいいのですけど、あまりそれをしない介護施設は多いですよね。
なので基本は「いかに介護職を施設が囲えるのか?」という部分であります。
人手不足の施設はいくら職員が頑張っても提供できるサービスには限界がありますし、幅が狭いです。
そこを精神論でねじ伏せにいこうとしますが、それをしてしまうと人材が余計に離れていきます。
特に若い人材からしたら老害的な精神論が嫌いなので、結構すぐ離れていきます。
若い人材を確保できないと将来的に安定した施設運営すら怪しくなります。

理由③ 精神論が蔓延する介護施設には人が離職しやすい
先ほど書いたように精神論といってもそれはあくまで主観に過ぎません。
あくまで個人の考えを他人に押し付けて来ているわけなので、居心地は非常に悪いです。
結構地方の施設に多い現象ではあるのですけど、人の入れ替わりが激しい施設はとにかく排他的で根拠のない精神論が蔓延しています。
そして年齢層も高くて若い人材がどんどん他の施設に転職しています。
介護施設を見ても
・若い職員が非常に多い施設
・若い職員が全くしない施設
・様々な年代層の職員が滞在する施設
があって基本的に若い人が多い施設は労働環境的にもホワイトで電子化も進んで非常に働きやすい現場になっています。

「利用者主体のケア」は介護職のメンタルの安定が必須である理由

そもそもですけど利用者様のケアをするのは介護職員です。
その介護職員を施設側が精神論で追い詰めてどうするんだ?と思ってしまいます。
介護職員が利用者様に質の高いケアをする上では介護職自体のメンタルの安定は不可欠です。
理由としては以下の通りです。
・メンタルが安定していないと利用者に対して何をするかわからない
・そもそもみんな利用者主体のケアをしたいと思っている
・介護施設が人員や労働環境の問題を解消できない限り、何も変わらない
上記の事について以下に解説していきます。
理由① 介護職のメンタルが安定していない事が不安要素
介護職がメンタルが安定していないことで懸念されることは以下のような事があります。
・介護職が利用者を虐待してしまう
・他の職員といざこざを起こしてしまう
・立場の下の職員をいじめてしまう
「介護職は女性の職場だから」とかいって人間関係の問題がよく取り上げられます。
しかしそれは女性だからというわけではなくて仕事のストレスが非常に大きいのではないか?ということです。
実際にストレスの少ない仕事をしている介護施設では人間関係で退職する人というのも非常に少ないです。
ストレスが人に与える影響で職場というコミュニティーを壊したらり大きな問題を起こしてしまう要因になります。
そういう意味では介護職のメンタルをケアした上で利用者に関われる環境を職場が用意すべきではないか?と思っています。

理由② 介護職はみんな利用者主体のケアをしたいと思っている
そもそも「利用者主体のケア」というのはどの介護職も理想として掲げています。
しかしそれをするための人員や労働環境を職場が提供できないから困っているのです。
なのでその介護職に向かって
・「利用者が最優先なんだ!!」
・「利用者の尊厳を尊重しろ!!」
・「思いやりのある介護をしろ!!」
とか言われても「だったらもっとしっかり環境を用意しろ!!」としか思えないんですよね。
人員がいないという問題ははっきりいって介護職の問題ではないですからね。
あくまで経営や人事が下手なのを現場が尻拭いしているだけです。
やるべきことをしていない施設に関しては「利用者ガァ〜」とか言いますので本当にタチが悪いと感じています。
そんなことをしているから好きで介護職を始めた人がどんどん辞めていくのではないか?と思っています。

理由③ 介護職は現状で苦しいのにさらなるタスクを与えたら壊れてしまう
現状でも介護職は非常にギリギリの状態で仕事をしています。
その中で最近の介護への風潮としては「もっと質を上げろ」というニーズです。しかも
・介護に対する補助金を増やすわけでもない
・介護サービスの価格を上げるわけでもない
・ただ単にきつくなるだけの業務
という介護職がただ単に搾取されるような感じになっています。
最近は介護職に対する世間の風当たりも強くて介護施設や職員を訴えたら勝てるボーナスタイムに入っているぐらいです。
そんな状態で誰が好んで介護職をして頑張って働こうと思うのでしょうか?

ダメな介護施設ほど職員に精神論を押し付けてくる
ちなみに経験上ダメな施設ほど「利用者が・・・」とか「やりがい・・・」とかみたいな精神論を押し付けてくる印象です。
人でもお金もない状態では介護職に頑張ってもらうしかないです。
しかしその対価も払えないので無理やり鼓舞させて働かせようというのが見えてきます。
介護士がブラックな職種と言われるのもこの搾取の構図が普通に成り立っているからです。
介護職への搾取がなくなったら多くの介護施設は業務が回らずに破綻してしまいます。
それも言ってしまえば自業自得です。
実際に口で理想を語るのはただですし、それで頑張って働いてくれるなら安いものだと思います。
とはいえそんな施設には優秀な介護職は集まらないし、人に言われたことしかしない主体性のない人しか残らないです。
長期的にどっちが得か?は明らかだと思います。
ダメな施設はすぐ転職する方がいいです
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特にもうすでに崩壊している介護施設もあるので、そういう施設で働く意味は本当ないと思います。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
いくらでもいい施設はあるので何回も転職するうちに自分にあった施設を探せばいいと思うますね。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ
・利用者主体のケアは介護職のメンタルあってこそできる
・精神論が蔓延る施設では介護の質は一生上がらない
・どの介護職も利用者主体のケアをしたいけどそのための環境が整っていない
介護職は「感情労働」と言われて居るので現場では非常に多くの感情論や精神論が出てきます。
しかし人の命を扱うからこそできることとできないことの区別をしてできるサービスを提供すべきだと思っています。
でも最近はニーズだけが一人歩きしてキャパオーバーしているように感じます。
しかし介護職も労働者であって嫌なものは嫌ですし、介護施設側がしっかり介護職を留めるための努力を怠ったらすぐに人はいなくなってしまいます。
個人的も介護職はダメな職場だと判断したらすぐ転職でいいと思います。
施設はたくさんあるわけなので、その中で自分に合う施設を探せばいいと思っています。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。