どうもたんたん(@tantan4423)です。
6年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立ててつつ夜勤専従として日々奮闘しています。
先日以下のようなツイートをしました。
介護職って「出来ません」って言ったらいけない雰囲気あったりします
「出来ない」ということは情けない事という自分たちを責めてしまうから事実できないのに無理にしようとするのは悪循環
基本人手不足という経営側が原因でできないのにしれっと介護職員の力不足に持って行くところマジでずるい
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) March 21, 2022
介護職って「出来ません」って言ったらいけない雰囲気あったりします
「出来ない」ということは情けない事という自分たちを責めてしまうから事実できないのに無理にしようとするのは悪循環
基本人手不足という経営側が原因でできないのにしれっと介護職員の力不足に持って行くところマジでずるい
そもそもみんな介護士に対する期待や求めるものが払っているお金に対して高すぎます。
介護士も弱音吐いたら負けみたいなのあまり良くないと思っています。
ということで今回はしっかり「できない」と言える介護士になろうということをこの記事で伝えられたらいいと思っています。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

安い給料なのに「出来ない」と言うのが許されない世界

介護の仕事って他の仕事となんか違うと感じる事があります。
本来は給料をもらって仕事をしている部分では労働者と一緒なので給料が少ない=その分責任がないという事です。
そういう概念を超えて給料以上のことを求める傾向があって、仕事として破綻していると感感じられます。
責任の大きさと給料が釣り合っていない
介護士の場合は普通の人より給料が低いのに責任は相当大きいという矛盾を抱えている業界なんですよね。
手取り15万円程度で人の命の責任を取るなんて出来ないと感じています。
人の命というとても大きなものを取り扱っている人の責任が手取り15万円レベルはその人たちの命もすごく軽く見られているのではないか?と思ったりしています。
介護士に偉そうに人権について説いているのに介護士の人権を無視しているあたり福祉を名乗る資格はないと思ったりしています。

責任の重さから断ることができない
でも人の命を預かっていることには変わらないので介護士は基本的に業務を拒否したり増える仕事に対する拒否は退職ぐらいしかないんですよね。
そもそも給料関係なくしっかり労働者側が「出来ません」と言えない環境だと労働環境はどんどん崩壊していきます。
なのであまり良い風潮ではないと思っています。
何を言われても「利用者のため」という言葉で絶対にしないといけない気にさせるのは結構罪なことだと思います。

「出来ない」が言えないので要求はエスカレートする

そもそも「出来ない」が言えないことによって相手がいいと思ってどんどん要求をしてくることがあります。
なのでどっかで拒否しないと負担だけ上がって給料も上がらないみたいな労働者からしたら何も得しない状況が生まれます。
出来ないが言えないので業務改善ができない
介護の仕事に関しては仕事を増やそうと思ったらどんどん増やすことはできるんですよね。
- 毎日レクリエーションを介護士がするようにする
- 毎日会議の時間を設けることにする
- 毎日利用者のリハビリを介護職が付き添うようにする
みたいな感じで業務の負担を上げることは誰にでもできるし簡単なことなんですよ。
でも介護現場のダメなところは増やすだけ増やして他の業務を削ったりいらない業務をなくすなどの効率化が下手くそということなんですよね。
現在の介護現場の忙しさや労働環境の悪さは業務だけ増やして業務改善をして負担を減らしていくという事をセットでしていないという事です。
提供するケアに関してはいくらでもしたいことはあります。
でもそれを全部したいという欲張っているところがどうなのだろうか?と思ったりしています。

介護士を何でも屋だと思ってしまう人が多くなる
介護職は以前に増してするべきことは増えているような気がします。
それを「ニーズが増した」とか言っていますけど、それは単なるワガママでしかないです。
そしてニーズが増したなら利用者からもっとお金を取るべきです。
しかしそれをしないし「払わない」という人に対してサービスの質を上げるのは普通無理な話です。
しかも介護サービスに関しては普通に世の中の需要があるわけなので値下げしたりする意味はないです。
しかし国の制度の仕組み上施設が利用者から多くのお金をもらうことができないので価格は上げずにサービスの質を上げろみたいなのがまかり通ってしまいます。
介護士に対して「何でも屋」みたいに思っている人が多いからですよね。
それに対して「介護士にできるのはここまで!!」と線引きするのは非常に大切だと思っています。

結果負担が重くなり歯止めがきかずに離職に繋がる
「できない」が言えないことによって要求はエスカレートして介護士にかかる負担は大きくなっています。
ただでさえ給料が低くて割りに合わない仕事なので業務が増えたらさらに割りに合わなくなります。
そして普通に優秀な人材は割りに合わないことはしたくないのでどんどん介護職を辞めていきます。
僕自身も正社員で働く事を辞めているのも完全に割りに合わないからですよね。
派遣なら求められることが決まった業務をこなすことで時給で自分の納得した給料をもらえるのは大きいです。
でも正社員の場合はそうは行かずに休日出勤やサービス残業をさせられたりみたいな割りに合わないことが多いですね。
そして施設が貧弱なことが多いので介護士を守ってくれないみたいなことが普通にあります。
単純にするべきことができていないんですよね。

施設側が外部に対して出来ることと出来ない事をはっきりすべき
介護職が「できません」が言えないのはそりゃ雇われの身なので分かります。
しかし施設側が言われる事をなんでも受け入れて「なんでもやります」ってなってしまっているのはどうなんでしょうか?
施設からしたら介護士不足なわけであって利用者を守るより介護士を守ったほうが長続きするはずなんですけどあまりそうは思っていないようですよね。
顧客意識が強すぎて下で働いている職員を軽視しすぎではないか?と思っています。

介護施設の人手不足は当然の結果です
そんな施設はどんどん人がいなくなってしまいます。それで「人が足りません」と言ってしまうのは違うのではないか?と思います。
介護士は給料が低いからただでさえ集まりにくいです。
それでも集まってきてくれた人たちに対してもう少し誠意を持って経営して行かないと簡単に人手不足で運営できなくなってしまいます。
なので理不尽をできるだけ施設でブロックしていく必要があります。
できることとできないことはしっかり伝えて納得できなかったら利用してもらわないみたいな対応はもっとしたほうがいいと思います。
介護派遣なら「出来ない」を伝えやすい
僕の場合は出来ないことは出来ないとちゃんと言えます。
- 残業しろ
- 会議に出ろ
- 休日に出勤してくれ
みたいなことを言われたらとりあえず派遣会社に連絡して対応してもらうことができます。
あくまで派遣の場合は外部の人材なので理不尽に対して出来ないと言いやすいかもしれません。
それで納得できないなら契約を切って他の施設で働けばいいと思います。
その他にも派遣にはメリットがたくさんあります。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ
・「出来ない」が言えないことで負担はどんどん上がっていく
・「出来ない」と言えない環境は間違っている
・そもそも経営側が仕事量をしっかりコントロールする必要がある
・嫌ならすぐ転職したほうがいい
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。