どうもたんたん(@tantan4423)です。
僕は現在27歳で5年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをしています。
でも時期には現場復帰するつもりです。
かいご畑で実務者研修の資格を無料で取得して国家資格である介護福祉士を取得するつもりです。
かいご畑に関しても詳しく解説している記事がありますので良かったら読んでみてください。

先日以下のようなツイートをしました。
「介護職のなり手が少ない」「介護はやりがいのある仕事です」というニュースだけど、普通に給料低くて選択肢からはなから外れている事実に気づいて欲しい
そんなに足りなくて困っているなら今の介護職の年収より200万ぐらい上げたら一気に解決するよ
やるべき事をしてないから当然の結果
— たんたん(深井竜次) (@tantan4423) October 14, 2020
「介護職のなり手が少ない」「介護はやりがいのある仕事です」というニュースだけど、普通に給料低くて選択肢からはなから外れている事実に気づいて欲しい
そんなに足りなくて困っているなら今の介護職の年収より200万ぐらい上げたら一気に解決するよ
やるべき事をしてないから当然の結果でしょ?
今回は上記のツイートに関して解説していきたいと思います。
よくニュースで介護職の人手不足について話されていますけど、普通に考えたら「そりゃ当然だよな」とか思ってしまいます。
介護職の転職する理由について知りたい方は別の記事でまとめていますのでもし良かったら読んでみてください。

この記事の目次
介護職をしたくないという若者は非常に多い

なんか世の中では「介護職はこんなに素晴らしい仕事なのに・・・」とか「なくなっては困る仕事なのに・・・」という意見があります。
介護職で実際に現場で働いている身からしても、素晴らしい仕事で必要であることは感じています。
しかし世間一般的には「介護は素晴らしいけど自分はしたくない」という人が大半を占めています。
理由としては「介護職として幸せに生活できるビジョンが思い浮かばない」からです。
先日手取り15万円がネットで話題になりましたが、手取り15万円ぐらいの介護職はそこら辺中にいます。
「介護職になる=低所得者になる」ということなので、そんな未来に進んでなりたいと思う人は稀だと思います。
それなら「魅力的ではないけど高い給料がもらえる仕事をした方がいい」と思う人が出てくるのも当然です。
給料が少ない仕事は基本的に人が集まってこないですし、現実的にお金の問題に直面した時に仕事を続けられなくなってしまいます。
他職種に転職しようと思っても介護職から他職種に転職するのは非常に難しいと感じています。
そうなってしまうと低収入のままキャリアを終えてしまう可能性も高いのが現実です。
そういう未来を危惧して介護職を避けようと思う人が出てきても当然の結果ではないでしょうか?

介護士不足の解決方法はお金しかないと断言する理由

悲しい事実ですが、介護職の給料を引き上げたり他の仕事が全てロボットに取られたりしない限り介護士不足の問題は解決しないと思っています。
最近国も処遇改善して頑張っているのも給料を上げないと介護職確保は難しいと感じているからです。
実際にどんな綺麗事を言ったところで生活ができなかったら働くことすらできなくなるわけです。
この項目では「介護職不足を解消するのに給料を上げるべきか?」「介護職の給料が低いとどのようなことが起きてくるのか?」ということに関して解説していきます。
・お金がないことで好きな介護の仕事を辞めざるを得ない人は多い
・給料の低さがネックでハナから職業選択に入っていないから
・給料の低さが人間関係の悪さに繋がっているから(結果退職)
お金がないことで好きな介護の仕事を辞めざるを得ない人は多い
介護職を始めた人の多くが昔から介護の仕事をしたくて専門学校に入って夢を実現したという人もいます。
僕の場合は成り行きで介護業界に入ってきたのでそうではないのですけど、介護の仕事を心から愛している人もいます。
しかし好きだけでは食べていけないのです。
介護の仕事をしていると収入が低い問題にぶち当たってしまいます。
実家で生活しているなら可能かもしれませんが、結婚して子供ができたりしてお金が必要になってくる場面はあります。
その時に手取り15万円の収入で何ができるのか?という話です。
実際に僕の同僚も生活が苦しくて他職種に転職しました。
好きだった仕事なのにお金の問題で諦めざるを得ないという状況は本当に勿体無いと感じてしまいます。
ここでしっかり生活できるだけの給料を払う経済力があったらこの人材を失わなくて済んだはずです。
まずは簡単に離職できないように長く働いて生活ができる業界でないと、厳しいと感じています。

給料の低さがネックでハナから職業選択に入っていないから
これは中で介護職をしているとなかなか気付きにくいかもしれませんが、今の新卒や転職者の中で介護職という選択肢はハナから外れています。
結構、他職種で転職したい人の相談を聞く機会が多いのです。
そのときに、「介護職はどう?」と言うと「それでも給料低くてキツイとよく聞くから嫌だなぁ」という反応が返ってきます。
多くの話を聞いていると介護職は最初から選択肢に入っていないことがわかります。
よく聞く理由として以下のようなことがあります。
・給料が低い
・将来性がない
・キツイ
確かに普通に優秀な人やこれから未来がある人がなかなか収入が低い介護の仕事を始めるのか?と言われたら微妙なところです。
収入が低いということはその分選択肢が狭くなってしまいます。
その選択を選ぶ挑戦者はなかなかいません。
あと若い人で介護職に入ったけどすぐ転職してしまうケースも多いですね。
給料の低さが人間関係の悪さに繋がっているから(結果退職)
介護職の退職理由で「人間関係」が一番多く占めています。
・給料が低い
・労働環境が悪い
・人間関係が悪い
という3拍子を持っているのですけど、これは給料が低くて人手不足ということが、労働環境や人間関係の悪化に繋がっているのではないか?と思っています。
実際に給料が低いと言うことは生活が苦しくなるということです。
そうなってくると生活でのストレスは大きくなってくるわけで、そこから他人に強く当たってしまうと言うことになってしまいます。
実際に介護職でいじめをしている人はプライベートでも生活が苦しいみたいなこともありますし、お金がないストレスが大きいのではないか?と思っています。

労働環境の悪さに介護職は泣き寝入りしないといけないのか?

ここで少し話を変えて、もうすでに介護職をしている人に向けて書いていきたいです。
基本的に介護職になって組織に適応しようと思ったら泣き寝入りする場面は多いです。
認知症の人に暴力を振るわれたり、セクハラをされても何も問題にならずに施設側がもみ消すことも多々あります。
でも施設に自分の生活を握られているのに反発することもできないと思っています。
しかしそんなことはないです。
介護職の場合は転職もしやすいので、そこまで一つの施設に固執する意味はないのではないか?と思っています。
・介護職は泣き寝入りしなくていい
・中には給料も労働環境もいい施設が存在する
・転職や副業を生かすことで心地よく働ける
【結論】泣き寝入りしなくていいです
介護職がいくら特殊な仕事だとしても泣き寝入りする意味はないです。
先ほど書いた暴力にしてもセクハラにしても証拠を残して施設に対して対応を求めてダメなら労基か警察に届け出ればいいと思います。
まぁそもそもそんな職場は存在価値がないと思っているので、もう職場に来なくてもいいと思います。
結構外に問題を出したくなくて泣き寝入りをさせようとする施設がありますけど、そう言う施設ほどもっと大騒ぎしてことを大きくしてもいいのではないか?と性格の悪い僕は思っています。
まぁ個人的な意見ですけど、泣き寝入りさせるような施設はすぐ逃げ出したほうがいいと思います。

中には給料や労働環境に満足できる施設も存在します
介護施設も悪質な施設だけではなくてしっかり利益を還元して労働環境改善のために日々頑張っている施設があります。
実際に僕が東京の施設に勤めていた時も施設の設備もよくて労働環境も人間関係もよかったように感じました。
正社員の人の給料水準も高かったので、職員の満足度は比較的高い職場だったと感じています。
なので介護士の場合は転職を繰り返して自分の合う施設を探していく必要があるのではないか?と思っています。
給料に関しても施設によって様々なので手当たり次第探してみるのがいいと思います。
個人的に都市部で働いたほうがいいと思っています。
地方と都市部では埋まらない賃金格差がありますからね。

転職や副業を生かして生活に余裕を持たせることで心地よく働くことができる
僕が介護職でも今ストレスが少なく働けているのも副業で本業以上の収入を稼いでいるということが大きいですね。
その他にも介護職の場合は転職先がたくさんありますし、介護職としてのスキルを持ってさえいれば自分の理想の職場を探しやすいのではないか?と思っています。
結局転職と副業に関しては自分の頭でしっかり考えて行動することで収入を最大化することができます。
特にお金の問題は本当に自分の暮らしに大きな影響を与えます。
人間関係も破壊してしまいますし。
そうならないためにも普段からスキルや知識を蓄えて備えることが大事ではないでしょうか?
介護職が副業をしたほうがいい理由に関しては別の記事で解説していますのでもしよかったら読んでみてください。

介護派遣で働くことでいろんな施設を巡ろう

僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

この記事のまとめ

・介護職不足は給料を上げれば、ある程度はましになる
・気持ちだけでは食べていくことができない
・介護職として転職や副業などの対策はどんどんしたほうがいい
介護職に嘆いているならまずは給料を上げるという一番シンプルで効果的な施策をすればいいのにとは思います。
それをせずに「やりがい」とか「素晴らしい仕事」とかいう時点でどうかと思います。
そんなお花畑みたいなことを言っているからどんどん介護職をやめる人や始めようと思えない人が多いと思います。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
個人的にオススメは【きらケア派遣】 がオススメです。
詳しい情報をまとめた記事もありますのでもし良かったら読んでみてください。
