どうもたんたん(@tantan4423)です。
5年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
介護士をしていると利用者の問題行動に遭遇して「どうしたらいいのか?」と考える事がよくあります。
今回の記事では以下のことについて解説していきたいと思います。
- 介護現場の暴言・暴力実態(実際の声)
- 守られない介護士
- 暴力・暴言から身を守る為の方法論
順に解説していきたいと思います。
この記事の目次
介護現場の暴言・暴力の実態

僕自身は運良く利用者の酷い暴力や暴言に遭遇したことはないのです。
しかし、他の職員の話を聞く限り「酷い目にあった」と話を聞いた事がありました。
つい先日もセクハラをされた若い職員の話を聞いて記事にしました。

このように介護施設での介護士の人権問題は深刻だと考えていいと思います。
①「認知症だから」で許されている無法地帯な施設が多い
個人的に問題だと思っていることは理不尽に人間トラブルを犯す利用者に対しての制裁が少ないように感じます。
背景として認知症を患っていることもあって「認知症だからしかたない」と片付けてしまう施設も多いです。
逆に問題を起こした利用者側が不服で訴えた時に介護施設側が負けて賠償を命じられる可能性もあります。
なので泣寝入りする介護士が多いように感じます。
福祉の仕事は社会的な弱者を支援する仕事で利用者側が守られているのですけど、それが過剰になって「何をしても客だからいい」みたいな事があります。
いくら病気だとしても介護施設は生活をする場であって世の中時って話せないと感じています。
しかしどのような行動を起こしても「病気だから」「高齢者だから」みたいな事で許されてします。
このような背景から無法地帯になっている介護施設は多いように感じます。

②実際に現場で働く介護士の声
普通の不穏なら、対応が出来ます。
しかし、暴言・暴力や徘徊や大声をあげるなどの不穏になると…。
なかなか、対応ができなくなってしまいます。自分の心が弱くて、不穏になるのを見ると泣きたくなります。
対応ができるのか、どうしたらいいのか。など不安になり怖くなってしまいます。このような不穏時には、どうゆう対応をしたらいいのでしょうか??
介護職員
「顔を殴られたり首をぐっとつかまれたり、内出血になったりはよくあります。」暴力を受けるのは、入浴の介助にあたる時が多いといいます。
例えば、認知機能に衰えがないある男性を介助した時。
服を脱がせようとすると、突然、殴る蹴るの暴行を繰り返し受けました。
これらの話を聞いて「これうちの施設にもある」と思った介護士さんは多いと思います。
これらの行動をしたとしても利用者さんはお咎めなしで、逆に「介護士のケアが悪いからだ」みたいなことを言いだす人がいます。
③良いケアを提供できたから被害を受けないわけではない
こういう利用者は言ってしまえば通り魔的なものなので放置して良いケアを提供したところで被害を被ってしまう方は多いです。
以前入浴介助の時に首を締めた利用者が逮捕された事がありました。

これに対しても介護士が悪いと言う批判が来ましたけど、「あなたなら平穏に済ませられたの?」と思っちゃいます。
結局他人事だから好き勝手言えるんでうよね。
どっちにしても理不尽な利用者とそれを助長させる環境を構築している施設側に問題があるように感じます。
守られない介護士の人権とは?

最初に言ってしまうと介護士の人権を守ろうとしている介護施設はあまり多くないです。
と言うのも福祉の仕事ということもあってどうしても利用者の利益が優先されてそこで働く介護士のことまで手が回らないという現実があります。
多くの施設が「仕方ないこと」で泣き寝入りさせる事が多い
先ほど書いたように利用者から一方的な暴言や暴力を浴びせられた人に対してのケアというか対応ができていない施設が多いです。
認知症の症状としてもパニックになってうっかり手を出してしまったみたいな認識が強いので「仕方ないこと」で処理される事が多いですね。
とはいえその人が被害にあったことは事実です。
理不尽に被害だけ受けて何も保証をされないというのはいかがなものだと考えています。せめて
- 問題を起こした利用者を対処させる
- 身体拘束・薬によって鎮静させる
みたいな対応はとってもいいと思います。

犯罪をしている人に「人間らしい暮らし」を保証する意味はあるのか?
それをいうと「人間らしい暮らしが保証されない」みたいなことを言いますけど、そもそも普通なら犯罪行為になる暴言や暴力をしている時点でアウトです。
いくら病気だといえども、被害を受けた側からしたら暴力を振るわれたという事実は変わらないです。
だからこそ然るべき対応は取るべきです。病気がそうさせたなら薬で押さえつけることもありです。
一番いけないのは問題を解決させずに「仕方ない」で流してしまうことです。

過剰な顧客意識で介護者の人権を軽視した運営をする施設が多い
福祉の仕事だからかもしれないですけど、過剰な顧客意識をもっているところは多いですね。
他のサービス業会だといくら客でも暴力や暴言があった客に対しては「出禁」を言い渡す事ができます。
しかしなぜか介護業界に関してはどんな問題を起こしたところで「出禁」「退所」みたいな対応ができないのはどうかと考えています。
もちろん人の命を預かる仕事ではあります。
それでも中には問題行動を起こした時点で対処させる介護施設も中には存在します。
「仕方ない」と言って流す施設ははっきり言って論外だと思います。

介護施設が利用者をしっかり選ぶべきです
問題が起こした利用者を対処させることによるメリットとしては
- 中の利用者に危害を加えて責任問題にならない
- 介護職員が嫌になってやめない(離職防止)
- トラブルの対処に時間を取られなくなる
という事があります。
資本力がある介護施設は普通に不利益になるような利用者は最初の面接で弾いたり、問題が起こったら退所させる対応を取っているイメージです。
逆に福祉法人が運営している施設ではなかなかこのようにいかずに野放しになっていることも多いです。
どっちにしても過剰な顧客意識によって被害を防いだり、適切な対応ができていない事実があります。

暴言・暴力から身を守るために介護士にできる事

暴言・暴力のある利用者に対して介護士が出来ることはした方がいいと思います。
一番ダメなのは「病気だから仕方ない」で流すことだと思います。
その方への対応方法を見直す
- 「暴力や暴言を浴びせられているのは自分だけ?」
- 「普通に対応できている人と自分との違いは?」
みたいなことはやっぱり考えたほうがいいと思います。
中には「男性だからイラついた」みたいな理不尽なことがあるかもしれないですけど、対応一つで治ったら楽ですよね。
人によって利用者の状態や行動が変わっているということは介護士同士でのケアの統一ができていない証であってもっと正しいケアについての情報共有は必要だと感じています。
とはいえ結構どこの施設でもケアの基礎はしっかりしていて、利用者側に問題がある事が暴力に走ってしまう事も多いです。
結構ちゃんとケアできる介護士が被害にあったみたいな話も聞きますからね。
でもできるケアは最大限にする必要はあるように感じます。
その利用者のケアをしないようにする(関わらない)
僕の場合は一度も暴言暴力の被害にはあっていないのですけど、意味もわからない嫌われ方をしたことはあります。
- 男性
- 背が高い
という特徴があって相手も手を出そうと思わないみたいなこともあるように感じます。
あと意識しているのは不穏な利用者さんに対しては基本的に近くで関わらないようにはしています。
「それはケアの放棄だ」と思われるかもしれません。
もちろん危険性のない人に対してはケアにいきますが、衝動的な行動が多い人に関しては関わったとしても火に油をそそぐ事があります。
それなら時間によって解決させたほうがいいこともあります。
あとは複数人でケアに行くとかしたほうがいいです。
責任感が強い人ほど「自分でなんとかしないと」みたいなことを思ってしまいますが、その責任感が命取りになって大怪我に繋がってしまいます。
だからこそ「危ないな」と思ったら助けを呼ぶか、離れるなどして対応するのがいいと思います。
施設で対応できない症例だと疑う
そもそもですけど、すぐ手が出るような人は介護施設での生活は向いていないと思います。
介護士に多大なる被害を与える上にその他の利用者の生活を脅かす結果になりますからね。
実際に自分でうまく言葉で伝えられない認知症の方とかは、体調が悪いということでうまく伝えられずに手が出てしまうというケースも存在します。
そういう時は医療機関に相談してみるのがいいと思います。
体調が良くなったら気持ちも静まったりすることもありますし、逆に興奮しがちの人は精神疾患みたいなことも疑えます。
認知症は病気だからこそしっかり医療の手を借りて穏やかに生活できるようにして行くべきだと思っています。
経営者・管理者に報告して対応を求める
利用者の暴力や暴言に関しては個人の努力で解決できる範囲を超えていることも多いです。
その際は自分一人で抱え込まずに、管理者や経営側に相談して対応してもらうのが一番です。
ちゃんとした施設ではしっかり以下のような対応をしてくれる事があります
- しっかり調査した上で退去を求める
- 利用者が抜けても新しい利用者が入るけど介護職がやめたら新しい介護職が入るのは難しい
- 問題行動があった時はしっかり家族に伝える
これらの対応をしてくれる施設は中にもあるので、そういう施設は長く勤める価値がある施設だと思います。

関係機関に報告する
上記のように施設の人に然るべき対応を取らない場合には
- 労働基準監督署
- 弁護士の無料相談
- 警察に通報
に絶対に相談してください。
結局介護施設はブラックボックスで施設からしても問題を外に出したくないという気持ちがあります。
そしてその施設が悪質な利用者さんを受け入れ続けているわけとして、多くの職員が泣き寝入りしたことがあります。
なので第三者に介入させて、「泣き寝入りしない」という姿勢をみせていくことが大事です。
このような対応が上層部の意識改革に繋がります。
ちなみにブラックな施設の特徴も別の記事で書いていますのでこの記事を参考に転職も検討したほうがいいと思います。

一番の解決方法は問題の多い利用者を受け入れ続けている介護施設からは離れる

上記した対応方法がありますけど一番は問題を野放しにするような施設からは離れたほうがいいです。
普通に過剰な顧客意識によって介護士の人権を無視した営業をしている介護施設は無くなるべきです。
わざわざそんな施設の歯車になって働く意味もないです。
僕たちもお金がもらえるから働いているわけですし、職業選択の自由もあります。
その施設じゃなくてもたくさんの施設があなたを受け入れてくれます。
その時ような状態で今勤めている施設に依存する意味はないと思っています。
実際に介護士の転職は他の施設に比べて楽ですし、多くの移設が人手不足で悩んでいます。
なので介護士に寄り添った運営をしてくれる施設にめぐり逢うまで転職し続けることも可能です。

介護派遣なら問題のある施設や利用者を避けて働くことも可能

実際に介護派遣で働いていると大変な方がいたり施設の対応がイマイチな場合があります。
そういう時には先ほど書いたように転職することも選択肢に入れておくことも大事です。
派遣では履歴書に傷をつけることもなくいろんな施設を探す事ができます。
それ以外にもいろんなメリットがあります。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
委託している人に不利益を被る形になるので介護施設もあまり強気に出る事ができません。
実際に介護士の派遣をしている人ってそこまで多くなくてなかなか派遣という文化が薄いので理解してくれないところはあります。
しかし派遣会社に雇われているので自分のことを守ってくれます。
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ

少し長くなりましたのので今回の記事をまとめました。
- 多くの介護士が利用者の暴力や暴言に悩んでいる
- 無法地帯の介護施設が多い
- 泣き寝入りしないように行動を起こすべき
- 対応がよくない施設からは離れたほうがいい
結局最初の職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。