どうもたんたん(@tantan4423)です。
5年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
「人手不足でなかなか有給が取れない」という介護職員はとても多いはず
でもその人手不足は施設側の問題であって介護職員が背負うべき問題ではないんだよね
有給は職場の状況関係なく取れるし、それを阻止する権利はどこにもないです
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) August 4, 2020
「人手不足でなかなか有給が取れない」という介護職員はとても多いはず
でもその人手不足は施設側の問題であって介護職員が背負うべき問題ではないんだよね
有給は職場の状況関係なく取れるし、それを阻止する権利はどこにもないです
「有給が取れない…」介護士さんからは、時にこんな不満の声を聞くことがあります。
仕事を休んでも賃金が発生する「年次有給休暇」の取得は、本来労働者の権利として定められています。
実際にはその権利が守られていない現実もあるようです。
今回はそんな介護士さんに向けて「有給休暇をいかに全消化して行くのか?」ということについて書いていきます。
※有給に関しては取れる場所で働く事が大事です。介護士の転職のノウハウを先に知りたい方は、【保存版】『介護士の転職基礎』の完全ロードマップ【全部無料です】をご活用してください。
この記事の目次
多くの介護職員が有給を満足に取得できていない

有給休暇を申請できずに悩んでいる介護士さんは多いです。
実際に僕が介護士をしていた時も有給の消化だけではなくて休日に出勤している方も多かったですね。
同期の介護士も似たような感じで、なかなか休むことが難しかったですね。
介護士が有給を取得できない理由に関しては以下のようなことが挙げられます。
- 慢性的な人手不足で休むことができない
- 責任感の強さから休みを取得することができない
- 周りの介護職が休みを取っていないからなかなか休みを取れない
上記の3つの理由に関して以下より解説していきます。
①慢性的な人手不足で休むことができない
介護職は慢性的な人手不足で介護士不足によって待機高齢者が増えてしまっていることが社会問題となっています。
現場でも介護士の不足は深刻でとにかく退職する介護士さんが多くてなかなか人材が定着しないということがあります。
実際に僕の周りでも給料が低くて近くの工場に転職した先輩がいました。

原因としては介護士の仕事の状況が非常に厳しい状況に置かれているからです。
具体的には以下の通りです。
- 薄月給
- 激務
- 人間関係が悪い
このような問題が重なった結果人手不足になってなかなか勤務を回せないという問題が多く出てきました。
介護施設側の言い分も人手不足で困っているのは事実なので分からなくもないです。
それでもあくまで労働者と介護施設側の問題は切り分けた方がいいと思っています。

②責任感の強さから休みを取得することができない
介護士の方が残業をやめたり有給を取得できないのは「自分がいないとケアに悪影響がある」という強い責任感を持っておる方は多いです。
本当に素晴らしい話ですけど、別に介護士が仕事を数日休んだとしても関係ないですよね。
「私がいないと職場が崩壊する」というのは勘違いした責任感です。
そもそも介護士が一人有給を取得ぐらいで崩壊する施設は既に崩壊しているのです。
介護士も給料をもらって仕事をしている労働者です。
だからこそ権利である有給を使って風通しのいい職場づくりを積極的に作っていくことが組織の一員としてするべきことなのかな?と思っています。
責任感が強い介護士の方には以下の記事を読んでいただきたいと思います。

③周りの介護士さんが休みを取っていないから難しい
「周りの介護士が休みを取っていないから私も取れない」という同調圧力に悩まされている介護士さんは多いです。
そういうのは職場が意図して「休んだらいけない」という空気を流して都合の悪い有給取得を回避しようとしているだけです。
職場からしたら有給なんて使ってもらわない方がたくさん出勤してもらえるから嬉しいです。
なので責任を重くさせて逃げられないようにするという戦法を取ってくることが多いです。
なので介護士はそんな同調圧力は無視して誰かがその空気を壊す必要があります。
特に上司が積極的に休む姿勢を見せたら部下も有給を積極的に使うようになります。
大切なのは休む意思です。

2019年4月から年に5日の有給休暇の取得が義務化された

2019年4月から年に5日の有給休暇の取得が義務化しました。
有給休暇を5日間与えられない事業所に対して年に数万円の罰金を課せられるというものです。
なので保育現場でもどんどん有給を取得する流れが出てくると思います。
そうしないと罰則を受けてしまいますからね。
そういう意味では保育現場が今よりもっと休みやすい空気になると思います。
とはいえ年にたった5日しか取らせない保育所もたくさん出てくるとは思います。
しかしこれをきっかけにどんどん休みやすい環境を作って5日だけでなくて全消化できるようになればいいなと思っています。
ちなみに昨年Twitterでアンケートを取ったのですけど、多くの人が満足に有給を消化できていないというデータが出ました。
@介護士各位へ
有給取得義務化されて2ヶ月経ちますけど有給取れてますか?
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) June 1, 2019

介護職員が有給休暇を全消化する方法

どうすれば「有給休暇を全部取得できますか?」という質問があるのですけど、それは非常に簡単で有給の申請をして当日出勤しなければいいです。
それ以上もそれ以下のこともないです。
申請したら何を言われても絶対に折れずに「休みます」を言い続ければいいです。
①有給申請は相当なことがないと拒否できないです
そもそもですけど相当な理由がない限りは申請された有給を拒否することはできません。
よく「有給申請したら却下された」とかいう人がいますけど、それは許さないです。
有給は時期を延ばすことはできても却下できない仕組みですからね。
人手不足とかは理由になりません
よく有給を申請すると「人手不足だから無理」みたいなことを言う人がいますけど、それはあくまで保育所側の身勝手な都合です。
その身勝手な都合に対してこっちが妥協する必要は全くないです。
人がいないのは人手を補充していない保育園側のせいです。
そもそも有給というシステムがあることは知っているわけなので誰がいつ有給を使ってもいいように人員を揃えるのは当然です。
逆に一つの日にみんなが休むようなことがあって人員が補充できない場合は閉園するぐらいでいいと思います。
行事と被れば、時季変更権が利用はできる
保育園の行事の日に有給が使えないということはあります。
それは保育園側が「時季変更権」を使用して「その日は行事があってどうしても休まれては困ります」というもとで他の日に有給をずらすということができます。
しかし行事といっても全然シフトの変更によって補えるものならば時季変更権を使用できないです。
なので本当にどうしようもないパターン以外では使えないです。
②有給は与えられるものから「自分で勝ち取るもの」と意識を変えたほうがいいです
そもそもなんですけど「有給が取れない」というのに非常に違和感があります。
有給は与えられるものではなくて権利であって自分でその権利を行使しているだけです。
なので有給は取れるのが当たり前のものでその権利を誰にも阻害できないというのが普通です。
僕の場合は絶対に有給を全て使うのですけど、そのことを何か言われた時は主張します。
なんか給料を職場からもらっているから有給も職場から与えられると思っていますけど違います。
有給は国から与えられていて有給を取得されない介護施設は法律違反で罰せられてしまいます。
なので「有給が取れない」のではなくて「使おうとしない」というのが正しいですね。
ちなみにこれを却下されたら労働基準局に報告すればいいです。
裏技としては却下した際に「ボイスレコーダーでその発言録音させてください」といえばだいたい通してくれます。

③何を言われても折れなければいいです
僕自身も有給を取る際に文句を言ってくるひとでなしに遭遇したことはあるのですけど、別にこっちは間違ったことはしていないので胸を張ればいいと思います。
逆に「そんなことを本当にしてもいいですか?法律違反ですよ?」ぐらいの感じで言ったほうがいいと思います。
実際に特別な理由なく有給申請を断ることは不可能ですし、それを把握していれば何も言われても「この人は反社会的な人なんだ」ぐらいでいいです。
何を言われても折れなかったら絶対に有給を使えます。
そしてこういう相手からしたら面倒臭い人になってしまったらこれからはもっと楽に有給を取れるようになります。

介護士でホワイトな働き方をしたい人は転職を重ねてホワイトな施設を探し当てることが大事
よく介護施設や保育所で転職をしようとすると「◯◯さんが変わるのは子供(利用者)が困る」みたいな話をするけど
いなくなって困る人にはいなくならないように素晴らしい待遇を用意しないと
「ちょっとしか出せないけど頑張って」って普通に考えたら舐めてるし、淘汰されるべき
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) August 4, 2020
個人的にはもっと介護士は転職を重ねて市場を流動的にしたほうがいいと思っています。
そうしたほうが人材を施設が薄月給で縛りつけるような形で抱えなくて済むし、当たり前のことが当たり前にできない介護施設が淘汰されていいと思います。
介護施設を利用する立場からしても「介護士が変わるのは困る」とか言ったりしますけど、それはしょうがないことだと思います。
介護士は技術職なのだからもっと資本力のある場所が高い賃金出して引き抜き合うみたいなシリコンバレー式になればいいのではないか?と思ったりしています。
もうスキルの掛け合わせの時代でどんどん個人の市場価値を高めて給料もあげるのが大事だと思っています。

派遣で働けば施設との有給の攻防はなくなる
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

ちなみに覇権の場合は有給を早く消化したほうがいいです。その理由として「時給交渉」があります。
時給交渉のことについて詳しくまとめた記事がありますので良かったら読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

もっと積極的に有給を取っていこう

介護士の方は責任感が強くてとても頑張って日々の仕事をしておられます。
なのでもっとその仕事のパフォーマンスを上げるためにもしっかり休むべきだと思います。
誰も疲れ切った介護士の顔なんか見たくないと思います。
だからこそ多くの介護士が有給を使えるように自分から積極的に全部使えるような意識を持っていいと思います。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。
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