どうもたんたん(@tantan4423)です。
保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
単純に給料が低いと不安になるんだよ
・自分の大切な人に安心して生活させてあげられない
・将来を見通せない
・自分の仕事に誇りが持てない
そういう悔しい思いをしている介護士を多く見ている
それなのに「専門性が低い」とか言って追い込むのはどうかと思う
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) September 24, 2020
単純に給料が低いと不安になるんだよ
・自分の大切な人に安心して生活させてあげられない
・将来を見通せない
・自分の仕事に誇りが持てない
そういう悔しい思いをしている介護士を多く見ている
それなのに「専門性が低い」とか言って追い込むのはどうかと思う
上記のツイートを掘り下げつつ、介護士に対して「専門性が低い」とさらに追い込んでしまうのは辞めようと言う事について書いていきたいと思います。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
介護士の多く人は追い込まれている事実について

実際に介護現場で働いていると多くの介護士が心身ともに追い込まれているという人は多く見ます。
最近介護士による高齢者への事件が増えているのですけど、これも介護士が追い込まれて起こしてしまったと考えられます。
もちろんどんな事があろうと犯罪はアウトなんですけど、この人たちが充分な給料をもらって心地いい環境で働けいたらこんなバカなことはしなかったと思います。
この項では介護士が追い込まれる要因に関して書いていきたいと思います。
給料が少ないので大切な人に安心して生活させてあげる事ができない自己嫌悪感がある
僕自身も地方で月に15万円の給料で働いていた時期がありました。
その時は自分の生活を回すことで精一杯で、自分の大切な人をお金によって幸せにしてあげられる自信はなかったです。
今では副業が上手くいって生活に困らないくらいの額のお金をもらう事ができて、一緒に住んでいる彼女にお金の面で困らせることは減りました。
介護士にオススメの副業に関しての記事がありますので副業に関心がある介護士の方は一度目を通してもらえるといいと思います。

多分月収15万円の時代に今のような生活を彼女に与える事はできなかったと思います。
自分の生活が苦しくなってしまうのは別にまだいいのですけど、自分の大切な人をお金がないことで苦しめてしまうのはさすがに自己嫌悪に陥ってしまいますよね。
多分この感情を持っている介護士さんは多いと思いますし、男性介護士の方は特に強い自責を持っているのではないか?と思っています。
「世の中お金じゃない」と言う人はいますけど、実際にお金があることによって解消される問題は多いので90%ぐらいはお金だと思っています。
お金がないことによるストレスは半端じゃないです。
将来を見通せない事への不安がある
介護士は「手に職」と僕はこのサイトでも書いているのですけど、手に職でもお金の面で不安は解消されていないです。
10月に処遇改善によって介護士の給料が8万円上がるのですけど、条件として勤続10年というものがあります。

だったらこの処遇改善が入るまでの10年はどうすればいいのでしょうか?
毎月誰かを幸せにできない金額の給料をもらい続けないといけませんか?
僕もそうなんですけど、若い時ほどお金が必要なんです。世の中少子化と晩婚化が社会問題になっていますけど、そりゃ若者の給料が低いと結婚するのもためらいます。
先ほど書いたように介護士の手取り20万円も行かない給料で結婚しようだなんて普通に賢い若者は考えません。
「気持ちがあれば大丈夫」なんてことはありません。
結局介護士は少ない給料で将来を見通す事ができずに自己嫌悪に陥っていると思います。
給料が低いので自分の仕事に誇りが持てない
この資本主義の中では『お金がある=信用がある』ということが絶対です。
実際に労働者である介護士も雇われているお金を持っている経営者の命令には逆らえないです。
これは結局お金を持っていてお金をもらうためにはお金を持ってる人に対して忠順になる必要があるからです。
そうなるとお金を持っている人が人間として上という構図になってしまいます。
そしてその給料すら他職種よりも低くて家族を持って満足な生活を与える事ができない介護士は自分の仕事に価値がないと思うのは当然です。
実際にお金をたくさんもらえるのは信用があるとこの資本主義の世の中にはなっていて、給料が低い介護士は信頼がないとなってしまいます。
いくら高齢者の生活を支援するプロフェッショナルで尊い仕事でもその仕事の価値とそこで働いている人間の価値を評価してくれません。
僕が言うのもあれですけど介護士の仕事は今の給料から10万円上乗せしてもいいほどの価値があると思います。
単に介護の仕事は正当に評価されていないだけです。

これ以上介護士を追い込むのは辞めるべき理由

よく介護士が施設で事件を起こすとよく「介護士の質が低いのが大きな問題」と言う人がいますけど、とりあえず一回介護移設で働いてそのレベルを実感すればいいと思います。
このように現状を知らずに思い込みのただの主観で物事を言う人が介護業界に大きな影響(悪い意味で)を与えてしまう人がいます。
それをしてしまうと多くの人が介護サービスを利用できずに国難に陥ってしまいます。
介護士の離職が増えて介護に携わる人が減ってしまう
まぁそうですよね。客や経営者が追い込まれている介護士に対して「専門性がない」と追い討ちをかけたらそりゃ潰れますしバカバカしくなります。
そもそも「専門性ってなに?」と思うわけです。
経営者や客が言う専門性って『わがままを全部受け入れろ』につきるのではないでしょうか?
そもそも現場で働いている介護士よりも客や経営者が専門性を語れるほど介護に対して学び続けていて高い知識があるのか?と言われたらそうではないです。
単に自分の思う通りに介護士に動いて欲しいだけです。
介護じゃなくてもそうなんですけど、結局客や経営者側が過剰な要求によって現場が疲労してしまいます。
そんなどんなにやっても「まだまだ足りない」というのを続けていくと普通に優秀で賢い人はバカバカしくなりますよね。
実際に介護士になる若者の数は増えてはいないですし、僕自身も少しフェードアウトして副業をして介護施設に依存しない働き方をしています。
普通に考えて割りに合わないことをさせられてしまえばその分離職も多くなります。

介護士が減ってしまえばその分介護サービスを満足に受けられなくなってしまう
介護士の離職が増えてしまうとそのぶん、十分な介護サービスを受ける事ができなくなってきます。
そりゃそうですよね。介護士が少ないと言うことはその分その介護士が見れる利用者の数も限りがありますし。
介護士が少なくなると言うことはその分施設の数も少なくなって介護施設に入るべき高齢者も介護施設に入れなくなるという問題も発生します。
はっきり言って自業自得ではありますね。
自分たちがわがままを求めすぎた挙句介護士を離職させてしまったわけですから、しょうがないです。

「専門性が低い」と感じるのは介護士の待遇が悪いから

「介護士の専門性が低い」というのがもし確かな事実だとしたらそれは介護士の待遇が悪いからです。
そもそも介護士全体でいえば人手不足なわけですから、その分手厚い介護ができずに質が低いというのは普通にわかりますよね。
そして給料が低くてきつい仕事に誰がつくのか?と言われたら普通は嫌ですよね。
僕自身が介護士なのでこのようなことを言うのはどうかと思いますけど、普通にこれから働こうと思う学校を卒業した人が介護を選ぶのか?と思います。
人がいなければその分ケアの質が下がるのは当然ですし、個人の努力じゃどうしようもないですよね。
なら待遇をあげて多くの優秀な人材を集めれば介護の質も上がります。
何か違ったことを言いましたか?
介護士も割りに合わない労働は断固拒否すべき

はっきり言って介護士は割りに合わないと思ったら転職を検討すべきです。
悪質な環境がいまだに残っているのはその施設でその理不尽を受け入れている人がいるからであり、その人たちに甘えているだけです。
介護業界のホワイト化のためには雇用を流動化させて、「悪いことをするとすぐ転職する」という状況を作ることです。
東京などの多くの施設があるところの介護を見ると結構介護士は簡単に退職して違う施設に行って働くという事が積極的に行われています。
理由としては
- たくさん施設があるから、一つの施設に固執する意味はない
- いろんな施設が自分を快く受け入れてくれる
- 高い給料を払ってくれる施設が数多くある
と言う事です。転職が流動化すればその分お金を持っている施設が高い給料で介護士を受け入れると言う事があります。
実際に僕自身が東京で派遣で働いているときは手取りで30万近くもらっていました。
そして職場環境も地方にいる時よりも全然良かったです。なので介護士で不満を持って働いている人は都市部で働けばいいのではないか?と思っています。

都市部では多くの介護士が転職を繰り返して自分の満足いく施設に勤めていますし、多様性のある人が多いので働きやすいと感じます。
介護派遣で働くことで僕は楽に働けるようになった

僕自身は上京して派遣で働きましたけど、心身ともに楽に働く事ができ精神的にも金銭的にも安定してきました。
派遣で働いたおかげで時間の余裕が生まれて副業に取り掛かって収益をあげる事ができました。
僕自身が副業で生活に困らないほどの収益を上げられたのは派遣という働き方を選んだことは大きいと思います。
介護派遣のメリットとしては以下のことがあります。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ

・介護士に「専門性が低い」と追い込むのは逆効果
・すでに介護士はできることはやっている
・給料が低くて環境が悪い介護職を選ぶ人は少ない
・介護士にできることは転職を積極的にして雇用の流動性を作ること
最後に書いたように介護現場のホワイト化や介護士自身の給料を上げるためには雇用の流動性を上げることが大事だと思います。
逆に転職をした人に支援金を渡すような世の中になれば介護業界もずいぶんましになると思います。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。