どうもたんたん(@tantan4423)です。
保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
はっきり言って子供が親の介護をする時代じゃないから親が富豪じゃない限り施設に入ってもらった方が家族みんな幸せになる
「老後に子供にみてもらう」という考え方自体が時代遅れだし、子供ももう親孝行とか言って介護しなくていいよ
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) February 4, 2021
はっきり言って子供が親の介護をする時代じゃないから親が富豪じゃない限り施設に入ってもらった方が家族みんな幸せになる「老後に子供にみてもらう」という考え方自体が時代遅れだし、子供ももう親孝行とか言って介護しなくていいよ
今回は上記のツイートに関して解説していきたいと思います。
最近在宅介護の末に介護殺人に行き着くケースが社会問題になっています。
これは在宅介護の限界がきていることは明らかですね。
こんな現実なので今回の記事では「無理に親の介護はせずに介護サービスを利用すべき」ということを主張したいと思います。
・在宅介護には限界がある件について
・子供は親の介護をする必要はないと思う件
・親も子供からの介護は期待しない方がいい
それでは以下より解説していきます。
在宅介護に関するまとめ記事もありますので良かったら読んでみてください。

この記事の目次
在宅介護が現実的ではない3つの理由

今でも家庭内で親の介護をする家庭があるのですけど、はっきり言って相当な余裕がない限りはしない方がいいと思います。
最近ある家庭内での介護虐待に関しても介護で追い込まれて共倒れしたケースが多いです。
共倒れをするならもういっそのことどこかの施設に預かってもらった方がいいと思います。
施設に入れないみたいな問題に関しても、「もう誰も見る人がいない」と突っぱねることで緊急的に施設に入居することもできます。
そもそも在宅介護は今の時代では現実的な方法ではないです。
そう考える理由としては以下のようなことがあります。
・金銭的に余裕がある家が少なくなっている
・子供が仕事をやめて介護するのはリスクが大きすぎる
・行き着く先は家庭内虐待・殺人である
以下より上記の事について解説していきます。
金銭的に余裕がある家が少なくなっている
この記事を読んでくださっている方はもし親が介護が必要になった時のお金を親側が蓄えていますか?
この蓄えの中にはあなたがもし介護することになった時に被る損失を補充するぐらいの額はありますか?
個人的に今の働く世代の親世代でここまでお金を蓄えて在宅介護をさせてその介護をした子供のこれからを保証できるお金を持っている家庭は少ないように感じます。
ひどい場合には貯金を全くしていない状態で在宅介護を希望してしまうケースです。
このケースで在宅介護をするとなると子供側からの負担が出て来ます。
はっきりいってしまうと子供側は親の介護に関してお金を払う必要はないと思っています。
自分自身の介護費用は自分で準備すべきですし、そうじゃなければ生活保護や年金で利用できる施設に入るべきです。
ここでお金のない親が子供にお金を求めてしまうとこれからがある子供の未来を奪ってしまう結果になってしまいます。
それは不毛ではないでしょうか?
そしてこのお金のある親というのはこれから減ってくると予想されますので、在宅介護は現実的な話ではないのではないか?と思います。

子供が仕事をやめて介護するのはリスクが大きすぎる
よく在宅介護のために子供が仕事をやめて介護するみたいなことがありますけど、これは非現実的です。
そして子供は介護のために仕事を辞める必要はないです。
仕事をやめないとできない介護ならもうこれは在宅介護は不可能な状態であって、もう諦めて施設に入ってもらった方がいいと思います。
ここで誤解を恐れずに言ってしまえば、子供のこれからの人生の方が親のこれからの人生の数百倍大事です。
なので仕事をやめて介護のみをする生活にするのは大反対の立場です。
今の社会では介護離職に対する保証がしっかりされていない以上、親の介護であろうが仕事を辞めるのは違うのではないか?と思います。
あと自分以外の人も積極的に関われない状況で少ない人が介護に携わるのは孤立を深めてしまいます。
そういう意味では在宅介護のために仕事をやめたり介護ばっかりするような生活は大きなリスクでしかないです。
行き着く先は家庭内虐待・殺人である
家庭内虐待や介護殺人は高齢化で高齢者が増えているのでこれより増えていくと予想されます。
先ほど書いたように少ない人数で介護に関わってしまうと事件に繋がってしまう可能性があります。
それだと共倒れ状態になってしまうので、誰も得をしません。
それなら親を施設で預けてしまった方がお互いのためになります。
もちろん僕が知らない壮絶な部分がまだあるとは思いますけど、実際に在宅介護の末に自分で抱えてしまって鬱になってしまうことも多いです。
在宅介護からの施設入所でも「最後まで自分で見れなかった」という罪悪感を抱いている家族も多いです。
なのでハナから在宅介護という選択を無くしてしまうのがいいと思います。
もちろん受けれる介護施設も介護士の少なさで限られているかもしれないです。
でも変に在宅介護を始めてしまうとズルズルいってしまうので、在宅介護はなしの方向でいってほしいですね。
子供と親といっても別の人間なので介護をする必要なんてないと思うのですけどね(実際は裁かれるが)
そのストレスから高齢者虐待につながることもあるので無理は禁物です。

子供が親の介護をすることで生じる犠牲

先ほどから書いていますけど子供は親の介護をする必要はないと思います。
そもそも子供だって自分たちの生活があるわけなので親とはいっても他人に自分のお金や時間を注ぐ必要はあるのでしょうか?
非常に残酷な考え方かもしれませんがそれほど現実的に介護に関しては考える必要があると思っています。
在宅介護をする上で生じる「子供側の犠牲」について
・子供側が時間やお金を犠牲にする構図になっているから
・親側は自分の問題を他人に押し付けているだけであるから
・子供側の損失を親が補える場合はありかも?
上記の3つの事について以下に解説していきます。
子供側が時間やお金を犠牲にする構図になっているから
もし親側が貯金が少なかったりしたらその分子供が介護費を出す必要があります。
・毎月の食費
・介護用品を買うお金
・通院などに関して(交通費など)
そして子供が仕事辞めてしまったケースだとその人に経済的にも時間的にも負担が偏ってしまいます。
かといって子供からしたら介護というくじは誰もひきたくないものですので、みんなで平等に負担ということは少ないです。
最近老老介護という言葉がよく聞かれるように介護者の高齢化でお互い収入源が年金のみみたいなケースもあります。
このような状態でお互いが健康を保った上で介護を行なっていくのは非常に難しいのではないか?と思います。
もし結婚して家族がいる人からしたら子供のこともありますし、自分の親の介護に時間もお金も使えないということもあります。
しかし親が介護施設に入ってしまえば家族の生活が守られます。
それほど在宅介護は子供自己犠牲を前提にしたものなので、できるだけしない方がいいと思います。
親側は自分の問題を他人に押し付けているだけであるから
親と子供は言ってしまえば別の生物みたいなものです。
そして介護の件に関しては家族の問題みたいに捉えられていますけど、ある程度自分で備えておく問題です。
貯金がないのに在宅介護希望とかできるわけがないです。
子供は別に親の介護をする為に生まれたわけではないですし、拒否をする権利があります。
しかし子供が優しいのでしているのであって、それは愛情というよりかは親が子供に搾取をしている状態です。
本来なら自分でなんとかするべき問題を子供に押し付けているだけです。
言ってしまえば親が自立していないからこそ子供に経済的にも身体的にも負担を強いてしまうわけです。
子供は介護ロボットじゃないわけなので、「できない」と言って身を引けばいいと思います。
みんなできないなら市町村に相談すればある程度の解決策を導き出してくれると思います
子供側の損失を親が補える場合はありかも?
これは一定の富裕層で介護をしてくれた子供に対して大きな相続を残しているケースはいいと思います。
お金があればその分ヘルパーを使ったりしながらストレスを軽減したりできますし、何かの目的のために介護をした方が以外に精神衛生上的には良さそうです。
それほどの財力があれば在宅介護は全然ありだと思います。
でもほとんどの人が資産を残さずに親とある理由から介護を強いたり、介護をしないといけないと思わせていることが問題なのです。
親を介護施設に預けたからといって親不孝というわけではないです。
そもそも親側は子供に対して見返りを求めてはいけないと個人的には思っています。
子供からしたらそんなこと知ったこっちゃないですからね。
子供は早いうちに親に自立を促さないといけない

少し話を変えると先ほど「子供は親の介護をしなくてもいい」ということを書いたのですけど、その際に大事なのは「親に自立してもらう」ということです。
僕自身介護現場にいてよくあることなんですけど、自分の子供に依存してしまっている利用者がいるんですよね。
- 定期的に自宅に連絡をする
- 召使いのようにお使いを頼む
- いつも帰らせてほしいという
僕たちは別に仕事なのでいいのですけど、家族からしたら依存的な親ほど大変なものはないです。
そうなってしまうと介護生活で自分の生活を蝕んでくる可能性があるので程よく突き放すこと大事です。
「僕は介護はしないです。自分のことは自分で備えてください」みたいにです。
これは冷たいと思われるかもしれないですけど、逆に親に自立してもらった方が健康に気を使ったりいろいろ気をつけて生活するようになります。
逆に「僕が全部するから」なんて言ったらもういつでも認知症になる準備が整ってしまって一気に負担がかかってしまいます。
なので相続は放棄した上で自分の人生を生きてもらうように子供から突き放すことが大事です。
それで親は親の残りの人生を楽しく生きてもらうように子供からある程度の突き放しは必要だと思います。
この記事のまとめ

・在宅介護には限界があるので諦めた方がいい
・子供は親の介護をする必要はない。国の社会保障に任せよう
・親も子供からの介護は期待しない方がいいし、子供は親を自立させるために突き放すべき
介護士をしていると在宅介護の大変さを感じます。
僕たちは仕事でしているのでいいのですけど、家族からしたら生活の一部ですからね。
ちなみに介護士をしていたら介護が必要になった時にどのような行動をすればいいのか?という知識がつくので、非常に助かります。
そういう意味では一回は介護現場で「介護とは何か?」ということを知った方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
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- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
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