どうもたんたん(@tantan4423)です。
保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
介護士以外が介護業務をするのも看護師以外が看護業務をするのも管理者以外が管理業務をするのもスペシャリストとして辞めた方がいい
人手不足だからといって「なんでもできるようにしよう」は器用貧乏しか生まないし、人材の無駄遣いになる
ニーズを履えたら優秀な人材を有効に使えないことがある
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) October 18, 2021
介護士以外が介護業務をするのも看護師以外が看護業務をするのも管理者以外が管理業務をするのもスペシャリストとして辞めた方がいい
人手不足だからといって「なんでもできるようにしよう」は器用貧乏しか生まないし、人材の無駄遣いになる
ニーズを履えたら優秀な人材を有効に使えないことがある
今回は上記のツイートをしていきます。
介護施設は人手不足から看護師が介護業務に入ったり、介護士が相談業務を受け持つみたいな広く仕事をする現象があります。
でもこれは単に人手不足でそうなっているだけであるべき姿じゃないと思っています。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
介護士の仕事量が年々増えている

介護士の仕事量が増えている理由としては以下の通り。
- 人手不足
- ニーズの高まり
- 要求を断れない性質
業務改善がほぼ意味をなしていなくて、仕事量だけが増えて現場の介護士が疲弊しています。
年々介護士に求められるものが増えて疲弊している
最近の介護現場を見ると非常に介護士に対して多くの期待というか要求が増えているように感じます。
- 怪我は絶対に許さない
- リハビリ
- 多くの症状を持つ利用者を受け入れる
- 喀痰吸引の資格を取って吸引と胃瘻の管理
もちろん中で生活をする利用者からしたら生活の満足度を高める意味と社会福祉的な役割があるとは思います。
しかし、それは一方的に求められているだけなんですよね。
というのも普通なら多くの要求をすることはその分多くお金を払ってやってもらうという風になっています。
しかし介護の場合は介護士や施設への利益がないまま仕事だけが増えるみたいなケースがあります。
それが国主体のサービスの弱みであると感じています。
介護側の労働量をコントロールできない環境なんですよね。
業務の効率化とは程遠い業界だと感じています。

人手不足によって与えられる仕事の量が増えていく
労働環境の悪さと給料の低さによって人手不足の介護施設が多いのです。
人が辞めていったらその辞めた人の抱えている仕事が他の職員に降りかかってきます。
そうなってくるとただでさえ忙しい介護士が更に忙しくなって疲弊してしまいます。
これはどの業界でも言えることですけど、低賃金で過酷な労働条件の介護士は非常に離職率が高いです。
離職率が高いので降りかかってくる仕事の量が多かったり、受け入れる利用者の数を調整する結果になって利益が下がってしまいます。
- 人手不足
- 仕事量が増える
- 退職者が出る
- 更に仕事量が増える
という負のサイクルにはまってしまいがちなのが介護業界です。

線引きができない介護施設が非常に多い問題
これは施設側の問題ではあるのですけど、社会福祉として介護サービスを提供している異常なかなか「できません」ということが難しいです。
本当なら現場の状況を見てできないことは断ったり別料金をもらって利益にしていくことを考えるべきです。
しかし「はいできますよ〜」とか担当ケアマネや相談員が現場の状況を見ずに言ってしまって負担が増えていくというケースが多いです。
結構介護業界を見ていると「いい顔したい」という管理者や受け入れ業務をする人でいるので本当に現場は困っています。
はっきり言ってしっかり線引きして断れる施設なら介護士も疲弊せずに済むと思っています。
今の介護業界にたりないのは「断る力」だと思っています。

マルチタスクの増大で器用貧乏な介護士が増える

介護士に対して「何でも屋」を求めるニーズが最近高いのですけど個人的には器用貧乏な介護士を増やしてしまうのではないか?と思っています。
「何でも屋」みたいに多くの業務を引き受けているだけなので、本来介護士がしなくていい仕事も多く含まれています。
それを見ていると「少ない人材を無駄にしている」という感覚があります。
人手不足の穴を埋めるために多くの種類の仕事を抱えてる介護士
結局人手不足のために一人が多くの業務を抱えている状況が良くないと思っています。
先ほど書いた負のサイクルのせいで目の前の仕事をこなすのが精一杯の状況です。
なので、目の前の利用者が見えなくなることが多いです。
あと単純に仕事の種類が増えるのはいいことだと思われがちですけど、本来はその人がするべき仕事じゃなかったみたいなケースも多いです。
人手不足だから他の介護士や職種の仕事を請け負っているだけなので、その介護士の適性などは無視されているんですよね。
そしてその仕事が人にやらされている仕事という部分が行き着く先が器用貧乏という中途半端な人材ということがあります。
こんな環境に身を置いていると、スキルも経験も重ねられませんし、精神的に参ってうつ病になる介護士さんも少なくないです。

仕事量が多いと一つの仕事のクオリティーが下がってしまう
多くの仕事を抱えている介護士がいますけど、一つ一つのクオリティーは下がってしまうのはしょうがないと思います。
逆に高いクオリティーで多くのことをこなせる人は仕事を減らしたらその一つの領域で神がかりの結果を出すと思います。
とは言ってもそんな優秀な人材は本当に少ないので、多くの人は多すぎる仕事量でダウンしてしまいます。
そして多くの仕事を平均的にこなすことを求められるわけであってその人の強みを生かした仕事ができないという問題があります。
これからはスキルの掛け合わせで個人の強みを出して稼いでいく時代に突入する中で平気的な仕事をできる人よりも突出した人が優遇されます。

必要ない雑務は外注・機械化する

介護士はスペシャリストであるべきです。
しかし現状は人手不足で多くのタスクを抱えて介護士という仕事の専門性を発揮できなケースが多いです。
この問題を解決させるためには『外注・機械化』を進めていくのがいいと思います。
- 掃除業務
- ユニットでの自炊など
- 記録業務
- 送迎など
- 洗濯業務
などに関してははっきり言ったら介護士の仕事ではないと思います。
それよりも直接的に利用者に関わる時間を増やしてケアの向上を進めていったほうがいいと思います。
でこれらの業務に関しては機械化や外注を行なって介護士がしなくても現場が回るようにしたほうがいいと思います。
- 掃除→掃除員・ルンバなど
- ユニットの自炊→食事の外注
- 記録業務→手書きではなくてタブレットで
- 送迎→介護タクシーなど
- 洗濯業務→洗濯員・業者を使う
ここに書いていあることを行なっている施設は多いと思いますけど、逆に全て介護士がやっている施設があるのも事実です。
いかに介護士が利用者に集中できる環境を作れるのか?ということが大事です。
でも現状は昔ながらのアナログに頼って業務改善ができない施設が多いです。

介護士に過大な仕事を与える介護施設からは離れよう

僕自身は派遣をしていて、過大な仕事からは逃げている感じです。
僕みたいに「介護は好きだけど、大変なのは嫌だ」という人にはオススメです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ

・介護士の仕事は増えている
・線引きができない施設の性質が疲弊させている
・介護士の仕事の一部を外注や機械化を進めるべき
介護士の仕事にスペシャリストとしての役割を求めるのならば、仕事量を少なくして集中させることが大事だと思います。
そうじゃないとただ単にきつい仕事ですからね。
そういう仕事は退職して自分にあった仕事を探すことが大事です。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。